JP2577506Y2 - 磁気ディスク駆動装置 - Google Patents

磁気ディスク駆動装置

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JP2577506Y2 JP1993041413U JP4141393U JP2577506Y2 JP 2577506 Y2 JP2577506 Y2 JP 2577506Y2 JP 1993041413 U JP1993041413 U JP 1993041413U JP 4141393 U JP4141393 U JP 4141393U JP 2577506 Y2 JP2577506 Y2 JP 2577506Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回転可能に支承された
ハブ台に磁気ディスクを装着して回転駆動させる磁気デ
ィスク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、FDDモータ等に用いられる磁
気ディスク駆動モータでは、磁気ディスク(メディア)
載置用のハブ台が、ロータケースの回転中心部分に配置
されている。例えば図10に示されたFDDモータのよ
うに、モータの基板1側に組み付けられたステータ組2
に対して、ロータ組3を積層状に組み付けた構造のもの
においては、コア巻線4が装着されたステータ5が、固
定ネジ6によりモータ基板1側に締め付け固定されてい
るとともに、上記固定ネジ6によって軸受ホルダー7の
固定が行われており、これにより上記ステータ組2が構
成されている。一方回転軸8の先端部側には、磁気ディ
スク載置用のハブ台9が圧入により嵌着されているとと
もに、このハブ台9の外周部に、有底円筒状のロータケ
ース10がカシメにより結合されている。このロータケ
ース10の外周部には、駆動マグネット11が環状に装
着されており、これにより上記ロータ組3が構成されて
いる。そしてこのロータ組3における回転軸8が、上記
ステータ組2の軸受ホルダー7内に挿入されている。
【0003】このとき上記ハブ台9は、磁気ディスク
(メディア)の回転振れ等を防止するために、例えば真
鍮等の切削体を用いて高精度に仕上げられているととも
に、このハブ台9の磁気ディスク載置面には、例えばフ
ッ素の固体潤滑剤がコーティングにより被着されてい
る。この固体潤滑剤は、FDDユニット内に装着された
磁気ディスクを位置決めする際における滑り摩擦抵抗を
低減するとともに、耐摩耗性の向上を図るためのもので
ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところがこのようにロ
ータケース10を、中間部材すなわちハブ台9を介在し
て回転軸8に取り付けるようにした従来構造の磁気ディ
スク駆動装置においては、ロータケース10の組付け精
度を出し難いという問題がある上に、ハブ台9自体の材
料費及び加工費が高くなっており、また軸方向に所定の
厚みを要することとなるため、モータの扁平化、薄型化
を行い難いという問題がある。
【0005】そこで本考案は、簡易・安価な構造で、良
好な組付け精度を得ることができ、しかも薄型化を図る
ことができるようにした磁気ディスク駆動装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1にかかる磁気ディスク駆動装置は、回転軸と一
体に回転するように支承されたハブ台保持手段の中央部
分に、磁気ディスク載置用のハブ台が配置されていると
もとに、上記ハブ台保持手段に、前記ハ ブ台上を滑るよ
うに載置された磁気ディスクに係合して位置決めするチ
ャッキ ング手段が設けられた磁気ディスク駆動装置にお
いて、上記ハブ台保持手段の回転中心部に、前記回転軸
が接触しつつ嵌挿される取付穴が貫通形成されていると
ともに、当該取付穴の外周側に前記チャッキング手段が
設けられ、前記ハブ台は、金属板のプレス加工により
記ハブ台保持手段とは別体に形成され、上記ハブ台保持
手段の取付穴形成部分を軸方向の一方側から覆うように
配置された構成を有している。
【0007】また請求項2にかかる磁気ディスク駆動装
置は、請求項1に記載した磁気ディスク駆動装置におい
て、ハブ台保持手段が、ロータケースである構成を有し
ている。
【0008】さらに請求項3にかかる磁気ディスク駆動
装置は、請求項1に記載した磁気ディスク駆動装置にお
いて、ハブ台保持手段における取付穴の開口縁部に、軸
方向に起立する円環状の保持部が設けられた構成を有し
ている。
【0009】さらにまた請求項4にかかる磁気ディスク
駆動装置は、請求項3に記載した磁気ディスク駆動装置
において、ハブ台保持手段における円環状の保持部の外
周側に、ハブ台の内周壁が接触するように装着された構
成を有している。
【0010】一方請求項5にかかる磁気ディスク駆動装
置は、請求項1に記載した磁気ディスク駆動装置におい
て、ハブ台における少なくとも磁気ディスク載置面に、
耐摩耗性の固体潤滑剤が被着されているとともに、この
ハブ台の外周及び内周が、前記固体潤滑剤被着面の反対
側の面から固体潤滑剤被着面側に向かってプレス抜きさ
れた構成を有している。
【0011】また請求項6にかかる磁気ディスク駆動装
置は、請求項1に記載した磁気ディスク駆動装置におい
て、ハブ台は、内径部と外径部との間に段部を備えるよ
うにプレス成形された構成を有している。
【0012】さらに請求項7にかかる磁気ディスク駆動
装置は、請求項6に記載した磁気ディスク駆動装置にお
いて、段部が、ハブ台の磁気ディスク載置面に形成さ
れ、その段部を介してハブ台の外径部が内径部と略同一
の高さ若しくはやや高くなるように設定されているとと
もに、上記ハブ台の磁気ディスク載置面が、取付穴の打
ち抜き方向後端側に配置された構成を有している。
【0013】
【作用】そして上記請求項1及び2に記載された構成の
手段によれば、ハブ台保持手 の回転中心部に設けられ
た取付穴が、回転軸に直接接触するように嵌合されるた
め、回転軸に対してハブ台保持手段の取付直角角度が直
接的に出されるとともに、ハブ台が金属プレス加工品か
ら構成されているため、安価で薄型のハブ台が得られ、
その場合においても、ハブ台が良好な精度で取り付けら
れるようになっている。
【0014】また請求項3及び4に記載された構成の手
段によれば、ハブ固定手段が保持部により精度良く高剛
性にて支持されるため、請求項1及び2にかかる手段の
作用・効果が、より一層向上されるようになっている。
【0015】さらに請求項5に記載された構成の手段に
よれば、請求項1及び2にかかる手段の作用・効果に加
えて、ハブ台の打ち抜きが、固体潤滑剤被着面を損傷す
ることなく良好に行われるようになっている。
【0016】さらにまた請求項6に記載された構成の手
段によれば、請求項1及び2にかかる手段の作用・効果
に加えて、磁気ディスクの密着性を妨げるようなバリの
形成が段部により回避されるようになっている。
【0017】一方請求項7に記載された構成の手段によ
れば、請求項6にかかる手段の作用・効果に加えて、取
付穴の周縁に形成されたバリが、ハブ台上に載置された
磁気ディスク側から段部により逃がされ、ハブ台に対す
る磁気ディスクの密着性が良好に維持されるようになっ
ている。
【0018】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。まず図1に示されているように、本考案の
一実施例におけるFDDモータは、モータ基板21側に
組み付けられたステータ組22と、このステータ組22
に対して図示上側から積層状に組み付けられたロータ組
23とから構成されている。このうちステータ組22を
構成しているステータ221には、コア巻線222が装
着されており、上記ステータ221の中心寄りの部位を
軸方向に貫通する固定ネジ223によって、ステータ2
21が、軸受ホルダー224とともにモータ基板21側
に締め付け固定されている。また図2にも示されている
ように、上記軸受ホルダー224内には、軸受225が
装着されている。
【0019】さらに上記ステータ組22を構成する軸受
ホルダー224内の軸受225には、ロータ組23を構
成する回転軸231が回転自在に挿入されている。この
回転軸231の挿入先端部分(図示下端部)は、スラス
ト軸受226により支持されているとともに、軸受ホル
ダー224から突出している回転軸231の先端部分
(図示上端部分)には、有底円筒状のロータケース23
2が一体に回転するように取り付けられている。このと
き上記ロータケース232の回転中心部には、取付穴2
33が設けられているとともに、この取付穴233の開
口縁部に、軸方向に起立する円環フランジ状の保持部2
34がバーリング等の加工により形成されており、その
保持部234が、上記回転軸231に対し圧入により嵌
着されている。すなわち上記ロータケース232は、回
転軸231に対して直接接触するように結合されてい
る。
【0020】また上記ロータケース232は、ハブ台保
持手段として設けられており、当該ロータケース232
の中央部分における表面(図示上面)には、磁気ディス
ク(メディア)載置用のハブ台235が載置され固定さ
れている。このハブ台235は、円盤状の金属板をプレ
ス加工して形成されており、当該ハブ台235の中心部
に形成された取付穴の内周壁面が、上述したロータケー
ス232における円環状の保持部233の外周面に接触
する状態にて圧入され固定が行われている。このとき上
記ハブ台235は、前記ロータケース232側に接着剤
等で強固に固定することとしても良い。さらに上記ハブ
台235における磁気ディスク載置面(図示上面)に
は、磁気ディスクの滑りを浪好にするために、フッ素系
等からなる耐摩耗性の固体潤滑剤236が被着されてい
る。この固体潤滑剤236は、数ミクロンから数十ミク
ロンの厚さとなるようにコーティングされている。
た、上記ロータケース232の外表面上には、ハブ台2
35 の外周側に周知構造のチャッキング手段238が設
けられている。このチャッ キング手段238は、上記ハ
ブ台235上を滑動するように載置されたFD( フロッ
ピーディスク)等の磁気ディスクのセンターハブに係合
して、位置決め 固定を行なうものであるが、周知の構造
であるので詳細な説明は省略する。
【0021】一方、上記ロータケース232の外周フラ
ンジ部232aの内周壁面には、駆動マグネット23
が環状に装着されている。この駆動マグネット23
は、前記ステータ組22のステータ221に対し、所定
のギャップを介して対向するように配置されている。
【0022】ここで上述したハブ台235は、例えば図
3(a),(b)のように、定尺あるいは帯状の板材料
235’を用いて、多数同時にプレス抜きして成形され
る。板材料235’としては、鋼鈑、真鍮、ステンレス
板等が用いられる。このハブ台235のプレス成形時に
は、まず図4(a)のように半抜き状態にてプレスが行
われ、ついで図5(a)のように表面に固体潤滑剤23
6がコーティングされた後に、図6(a)のようにして
ダイ装置30にセットされる。そしてまず図6(b)の
ように、上パンチ31により前述したハブ台235の外
周部に相当する部分が打ち抜かれ、ついで図6(c)の
ように、上記上パンチ31の中心部分に配置された穴抜
きパンチ32の下降によりハブ台235の取付穴に相当
する部分が打ち抜かれる。このプレス方法で外径打抜き
と内径打抜きとを別にしても特に問題はない。このとき
ハブ台235の外周は、前記固体潤滑剤236の被着面
の反対側の面から固体潤滑剤236の被着面側に向かっ
てプレス抜きされるとともに、ハブ台235の取付穴内
周も同様に、固体潤滑剤236の被着面の反対側の面か
ら固体潤滑剤236の被着面側に向かってプレス抜きさ
れる。これにより図7に示されているように、ハブ台2
35の外周部においては、固体潤滑剤被着面(磁気ディ
スク載置面)側に「だれ」Aを生じるとともに、固体潤
滑剤被着面の反対側の面に「バリ」Bを生じる。またハ
ブ台235の取付穴内周部においては、固体潤滑剤被着
面(磁気ディスク載置面)側に「バリ」Bを生じるとと
もに、ハブ台235の固体潤滑剤被着面の反対側の面側
に「だれ」Aを生じる。このような方向のプレス成形に
よれば、固体潤滑剤236の被着面に、欠けや剥がれ等
の損傷を与えることなく打ち抜きが良好に行われる。
【0023】このように上記実施例装置においては、ロ
ータケース232の回転中心部に設けられた取付穴23
3の保持部234が、ハブ台235を介することなく回
転軸231に直接接触するように嵌合されている。この
ため回転軸231に対するロータケース232の取付直
角度が、直接的に容易かつ正確に得られる。またハブ台
235が金属板プレス加工品から構成されているため、
安価で薄型のハブ台が得られ、その場合においても、ハ
ブ台235は良好な精度で取り付けられるようになって
いる。
【0024】またハブ台235をプレス成形するにあた
って、図4(b),(c)のように、内径部235aと
外径部235bとの間に段部を形成するように半抜き状
態のプレス成形を施し、その後に、図5(b),(c)
のように固体潤滑剤236をコーティングすこととすれ
ば、これらにより形成されたハブ台235を、図8
(c)及び(d)のようにして装着した場合において、
磁気ディスクの密着性を妨げるようなバリの形成を回避
することができ都合が良い。特に図4(c)のように、
内径部235bと外径部235aとを逆方向の半抜き状
態とすれば、板材料235’の元の厚みTに対するハブ
台235の厚みT1 を適宜調整することができ、ハブ台
の板厚管理を任意かつ高精度に行うことができる。
【0025】なお図8(a),(b),(c)及び
(d)における各ハブ台235は、回転軸231に直接
固定されている。また図8(b)及び(d)における各
ロータケース232には、上述した実施例のような保持
部(図1符号234参照)は設けられていない。特に図
8(c)及び(d)における各ハブ台235の磁気ディ
スク載置面(図示上面)は、取付穴の打ち抜き方向後端
側に配置されており、当該磁気ディスク載置面の内径部
と外径部との間に段部235を備えるようにプレス成
形されている。そしてこの段部235を介してハブ台
235の外径部が、内径部と略同一の高さ若しくはやや
高くなるように設定されている。このような図8(c)
及び(d)に示された実施例によれば、取付穴の周縁に
バリが形成されても、ハブ台235上に載置された磁気
ディスク側から段部235により逃がされ、ハブ台2
35に対する磁気ディスクの密着性が良好に維持される
ようになっている。
【0026】また図1に対応する部材を同一の符号で表
した図9に示されている実施例では、ハブ固定手段を構
成する円盤状のハブ支持板237が、ロータケース23
2の軸方向反対側に別個に設けられている。このハブ支
持板237の回転中心部に設けられた取付穴238の開
口縁部には、軸方向に起立する円環フランジ状の保持部
239がバーリング等の加工により形成されており、そ
の保持部239が、上記回転軸231に対し圧入により
嵌着されている。すなわち上記ハブ支持板237は、回
転軸231に対して直接接触するように結合されてい
る。そしてこのハブ支持板237の中央部分における表
面(図示上面)には、磁気ディスク(メディア)載置用
のハブ台235が載置され固定されている。このような
実施例においても、上述した実施例と同様な作用・効果
を得ることができる。
【0027】以上本考案者によってなされた考案を実施
例に基づき具体的に説明したが、本考案は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもない。例えば
本考案は、FDDユニット以外のあらゆる種類のユニッ
トに採用される各種モータに対しても同様に適用するこ
とができる。また固定軸を有するモータに対しても本考
案は同様に適用することができる。
【0028】
【考案の効果】以上述べたように、請求項1、請求項
2、請求項3及び請求項4に記載された構成の磁気ディ
スク駆動装置は、磁気ディスクを滑らせるようにして支
持す るハブ台を取り付けたハブ台保持手段の回転中心に
取付穴を設け、その取付穴を、回転軸に直接接触するよ
うに嵌合して、回転軸に対するハブ台保持手段の取付直
角度を直接的に出すとともに、ハブ台を金属プレス加工
品から構成して、安価で薄型のハブ台を得つつ、ハブ台
を良好な精度で取り付けられるように構成したものであ
るから、簡易・安価な構造で、良好な組付け精度を得る
ことができ、しかも薄型化を容易に図ることができる。
【0029】また請求項5に記載された構成の磁気ディ
スク駆動装置は、請求項1に記載の手段の構成に加え
て、ハブ台の打ち抜きを、固体潤滑剤被着面を損傷させ
ることなく良好に行うように構成したものであるから、
請求項1に記載の手段の作用・効果に加えて磁気ディス
ク駆動装置の信頼性を一層向上させることができる。
【0030】さらに請求項6に記載された構成の磁気デ
ィスク駆動装置は、請求項1に記載の手段の構成に加え
て、ハブ台に対する磁気ディスクの密着性を妨げるよう
なバリの形成を行わないように段部を形成したものであ
るから、請求項1に記載の手段の作用・効果に加えて磁
気ディスク駆動装置の信頼性を一層向上させることがで
きる。
【0031】さらにまた請求項7に記載された構成の磁
気ディスク駆動装置は、請求項6に記載の手段の構成に
加えて、取付穴の打ち抜き方向後端側に配置したハブ台
の磁気ディスク載置面に、取付穴の周縁に形成されたバ
リを磁気ディスク側から逃がすための段部を形成し、そ
の段部を介してハブ台の外径部を内径部と略同一の高さ
若しくはやや高くなるように設定することにより、ハブ
台に対する磁気ディスクの密着性を良好に維持するよう
に構成したものであるから、請求項6に記載の手段の作
用・効果を一層向上させることができる。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例におけるFDDモータの構造
を表した半横断面説明図である。
【図2】図1に表したFDDモータにおける中心部分の
構造を表した部分拡大横断面説明図である。
【図3】ハブ台のプレス抜きを行う状態を表したもので
あって、(a)は平面説明図、(b)は側面断面説明図
である。
【図4】ハブ台のプレス成形における種々の半抜き状態
を表した側面断面説明図である。
【図5】図4に対応する各ハブ台のコーティング直後の
状態を表した側面断面説明図である。
【図6】ダイ装置によるプレス成形工程を表した横断面
説明図である。
【図7】プレス直後のハブ台を表した横断面説明図であ
る。
【図8】本考案にかかる他の実施例における構造を表し
た横断面説明図である。
【図9】本考案にかかる他の実施例におけるFDDモー
タの構造を表した半横断面説明図である。
【図10】従来におけるFDDモータの構造例を表した
半横断面説明図である。
【符号の説明】
22 ステータ組 23 ロータ組 231 回転軸 232 ロータケース(ハブ固定手段) 233 取付穴 234 保持部 235 ハブ台 237 ハブ支持板(ハブ固定手段)

Claims (7)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と一体に回転するように支承され
    ハブ台保持手 の中央部分に、磁気ディスク載置用の
    ハブ台が配置されているともとに、上 記ハブ台保持手段
    に、前記ハブ台上を滑るように載置された磁気ディスク
    に係 合して位置決めするチャッキング手段が設けられた
    磁気ディスク駆動装置において、 上記ハブ台保持手段の回転中心部に、前記回転軸が接触
    しつつ嵌挿される取付穴が貫通形成されているととも
    に、当該取付穴の外周側に前記チャッキング 手段が設け
    られ、 前記ハブ台は、金属板のプレス加工により前記ハブ台保
    持手段とは別体に形成され、上記ハブ台保持手段の取付
    穴形成部分を軸方向の一方側から覆うように配置されて
    いることを特徴とする磁気ディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した磁気ディスク駆動装
    置において、ハブ台保持手段 が、ロータケースであることを特徴とす
    る磁気ディスク駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載した磁気ディスク駆動装
    置において、ハブ台保持手段 における取付穴の開口縁部に、軸方向に
    起立する円環状の保持部が設けられていることを特徴と
    する磁気ディスク駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した磁気ディスク駆動装
    置において、ハブ台保持手段 における円環状の保持部の外周側に、ハ
    ブ台の内周壁が接触するように装着されていることを特
    徴とする磁気ディスク駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載した磁気ディスク駆動装
    置において、 ハブ台における少なくとも磁気ディスク載置面に、耐摩
    耗性の固体潤滑剤が被着れているとともに、 このハブ台の外周及び内周が、前記固体潤滑剤被着面の
    反対側の面から固体潤滑剤被着面側に向かってプレス抜
    きされていることを特徴とする磁気ディスク駆動装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載した磁気ディスク駆動装
    置において、 ハブ台は、内径部と外径部との間に段部を備えるように
    プレス成形されていることを特徴とする磁気ディスク駆
    動装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載した磁気ディスク駆動装
    置において、 段部が、ハブ台の磁気ディスク載置面に形成され、その
    段部を介してハブ台の外径部が内径部と略同一の高さ若
    しくはやや高くなるように設定されているとともに、上
    記ハブ台の磁気ディスク載置面が、取付穴の打ち抜き方
    向後端側に配置されていることを特徴とする磁気ディス
    ク駆動装置。
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