JP2002218700A - モータの取付機構及びモータの取付方法 - Google Patents

モータの取付機構及びモータの取付方法

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JP2002218700A
JP2002218700A JP2001006121A JP2001006121A JP2002218700A JP 2002218700 A JP2002218700 A JP 2002218700A JP 2001006121 A JP2001006121 A JP 2001006121A JP 2001006121 A JP2001006121 A JP 2001006121A JP 2002218700 A JP2002218700 A JP 2002218700A
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motor
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vicinity
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JP2001006121A
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Inventor
Daisuke Higuchi
大輔 樋口
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、中心軸CLの垂直度を容易に
向上させることを可能とする。 【解決手段】 モータ用ベース基板11における軸受取
付用開口部11aの近傍を変形可能とする複数個の調整
穴11cを、軸受取付用開口部11aの周囲を取り囲む
ようにして設け、上記モータ用ベース基板11における
軸受取付用開口部11aの近傍を上記調整穴11cを介
して変形させることによって、回転軸21又は軸受体1
2,13の中心軸CLの垂直度を調整可能とし、各構成
部品の製作精度及び組付け精度を大幅に向上させなくて
も、最終的には、モータ用ベース基板11における軸受
取付用開口部11aの近傍を変形させることによって、
極めて高精度な垂直度を容易に得るようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸又は軸受体
を、基準面に対して所定の垂直度を有するように組み付
けるモータの取付機構及びモータの取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、回転軸を支持する軸受体が、モ
ータ用ベース基板に装着された構造のモータが広く知ら
れている。このような構造を有するモータにおいては、
上述したモータ用ベース基板に軸受取付用開口部が形成
されており、その軸受取付用開口部内に軸受体が挿通・
固定されている。また、モータ全体を取り付けるあたっ
ては、適宜の固定手段を用いて上記モータ用ベース基板
がメイン基板側に固定される。
【0003】一方、このような構造のモータの組付け、
及び取付けを行うにあたって、基準面に対する回転軸の
垂直度を高精度に出すことが一般的に要求されている。
その場合には、各部品の加工精度を高め、特に上述した
モータ用ベース基板と、軸受部材との接触面における平
面精度を高めるとともに、各部品どうしの組み付け作業
の精度を向上させることが、通常行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各部品
の加工工程等を考慮すると、平面精度などの部品精度を
高めていくには、事実上限界がある。例えば、上述した
モータ用ベース基板は、通常、ロール状の素材からプレ
ス加工によって作製されているが、その場合には、ロー
ルの方向に反りが出てしまい、平面度が出し難くなる。
平面度を高度に出すために、材料表面に対して面打ちな
どの工程を施すことも考えられるが、その場合には工程
数が大幅に増大し、設備も大掛かりになってしまう。
【0005】一方、軸受体側に関しては、例えば、焼結
工程により軸受体を製造する場合において成型後の戻り
が発生することなどを考慮すると、軸受体側の平面精度
を上げることにも限界がある。更に、これらのモータ用
ベース基板、及び軸受体を互いに組み付けるに際におい
ても、そのときの組付け力等によってモータ用ベース基
板側に歪みが発生することがあり、組立誤差を生じやす
い。このように、単に、部品精度や組付け精度を向上さ
せるのみでは、高コスト化を招来する割には、中心軸の
垂直度等の精度を大幅に向上させることは困難になって
いる。
【0006】そこで本発明は、簡易な構成で、中心軸の
垂直度を容易に向上させることができるようにしたモー
タの取付機構及びモータの取付方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のモータの取付機構では、モータ用ベ
ース基板における軸受取付用開口部の近傍を変形可能と
する複数個の調整穴が、軸受取付用開口部の周囲を取り
囲むようにして設けられ、上記モータ用ベース基板にお
ける軸受取付用開口部の近傍を上記調整穴を介して変形
させることによって、回転軸又は軸受体の中心軸の垂直
度を調整可能としており、そのような構成に基づいて、
各構成部品の製作精度及び組付け精度を大幅に向上させ
なくても、最終的には、モータ用ベース基板における軸
受取付用開口部の近傍を変形させることによって、極め
て高精度な垂直度が容易に得られるようになっている。
【0008】また、請求項2記載のモータの取付機構で
は、前記請求項1記載の軸受体に、ステータコアが取り
付けられ、そのステータコアを介して上記軸受体が軸方
向に押圧されていることによって、前記モータ用ベース
基板における軸受取付用開口部の近傍が変形されている
ことから、垂直度の調整作業が容易に行われるようにな
っている。
【0009】さらに、請求項3記載のモータの取付機構
では、モータ用ベース基板におけるベース固定部の近傍
を変形可能とする複数個の調整穴が、上記ベース固定部
の周囲を取り囲むようにして設けられ、上記モータ用ベ
ース基板におけるベース固定部の近傍を上記調整穴を介
して変形させることによって、前記回転軸又は軸受体の
中心軸の垂直度を調整可能としており、そのような構成
に基づいて、各構成部品の製作精度及び組付け精度を大
幅に向上させなくても、最終的には、モータ用ベース基
板におけるベース固定部の近傍を変形させることによっ
て、極めて高精度な垂直度が容易に得られるようになっ
ている。
【0010】さらにまた、請求項4記載のモータの取付
機構では、モータ用ベース基板における軸受取付用開口
部の近傍を変形可能とする複数個の調整穴が、軸受取付
用開口部の周囲を取り囲むようにして設けられ、上記モ
ータ用ベース基板に対して軸受体が装着された状態にお
ける上記回転軸又は軸受体の中心軸の垂直度の検査結果
に対応して、前記モータ用ベース基板における軸受取付
用開口部の近傍が、上記調整穴を介して変形されている
ことによって、前記回転軸又は軸受体の中心軸の垂直度
が調整されていることから、各構成部品の製作精度及び
組付け精度を大幅に向上させなくても、最終的には、モ
ータ用ベース基板における軸受取付用開口部の近傍を変
形させることによって、極めて高精度な垂直度が容易に
得られるようになっている。
【0011】さらにまた、請求項5記載のモータの取付
方法では、モータ用ベース基板における軸受取付用開口
部の近傍を変形可能とする複数の調整穴を、上記軸受取
付用開口部の周囲を取り囲むように設けておき、上記モ
ータ用ベース基板に対して軸受体を装着した状態で、上
記回転軸又は軸受体の中心軸の垂直度を検査し、その垂
直度の検査結果に対応して、前記モータ用ベース基板に
おける軸受取付用開口部の近傍を、上記調整穴を介して
適宜に変形させることによって、前記回転軸又は軸受体
の中心軸の垂直度を調整し、その後に、上記モータ用ベ
ース基板をメイン基板側に取り付けるようにしているこ
とから、各構成部品の製作精度及び組付け精度を大幅に
向上させなくても、最終的には、モータ用ベース基板に
おける軸受取付用開口部の近傍を変形させることによっ
て、極めて高精度な垂直度が容易に得られるようになっ
ている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、CD、MD、DVD、CD
−ROMなどのような各種メディアディスク(以下、単
に、ディスクという。)の回転駆動装置に用いられるス
ピンドルモータに対して本発明を適用した場合の実施形
態について説明する。
【0013】まず、図1、図2及び図3に示されている
軸回転型のディスク駆動装置用スピンドルモータの全体
構造を説明しておくと、本実施形態にかかるモータは、
固定部材としてのステータ組10と、そのステータ組1
0に対して軸方向に組み付けられた回転部材としてのロ
ータ組20とから構成されている。
【0014】このうちステータ組10においては、図4
にも示されているように、モータ用ベース基板11の広
面積部分に、軸受取付用開口部11aが貫通形成されて
おり、その軸受取付用開口部11a内に、軸受ホルダー
12が挿通するようにして装着されている。この軸受ホ
ルダー12の内部側には、メタル軸受部材又は動圧軸受
部材を構成している略中空円筒状の軸受スリーブ13が
挿入されていて、図示を省略した接着剤により固定され
ている。なお、この軸受スリーブ13は、上記軸受ホル
ダー12に対して、圧入又は焼バメによって接合させる
こともできる。
【0015】一方、上記モータ用ベース基板11には、
ベース固定穴11bが、3箇所にわたって貫通形成され
ている。これらの各ベース固定穴11bには、図示を省
略した固定手段としての固定ボルトが挿通され、それら
の各固定ボルトが、図2の下方等に配置されたメイン基
板(図示省略)側に螺着されることによって、上記モー
タ用ベース基板11がメイン基板側に固定され、その結
果、当該モータ全体の取付が行われるようになってい
る。
【0016】さらに、前記軸受ホルダー12の外周側壁
面に設けられた段形状の取付面には、電磁鋼板等の積層
体からなるステータコア14が嵌着されている。このス
テータコア14に設けられた各突極部には、駆動コイル
15がそれぞれ巻回されている。
【0017】さらにまた、上記軸受スリーブ13の中心
軸に沿って貫通形成された軸受孔内には、上述したロー
タ組2を構成する回転軸21が回転自在に挿入されてい
る。本実施形態における回転軸21は、ステンレス鋼か
ら形成されている。そして、上記軸受スリーブ13にお
ける軸受孔の内周面には、軸方向の2箇所に凸状部分と
して軸受部RB1,RB2が形成されており、それらの
各軸受部RB1,RB2が、上記回転軸21の外周面に
形成された動圧面に対して半径方向に対面するように配
置されている。これらの各軸受部RB1,RB2により
形成されたおける微少隙間内には、潤滑オイルや磁性流
体等からなる所定の潤滑油が注入されており、前記回転
軸21とともに後述するロータケース22が、ラジアル
方向に軸支持される構成になされている。
【0018】上記回転軸21の図示下端部分には、球面
の一部をなすピボット部21aが設けられているととも
に、前記軸受ホルダー12における図示下端側の開口部
には、スラスト板16が取り付けられているとともに、
そのスラスト板16の内部側に、円盤状のスラスト受部
材17が装着されている。そして、上記スラスト受部材
17の図示上側表面に対して、上述した回転軸21の図
示下端側のピボット部21aが点接触するように配置さ
れており、それによって、上記回転軸21の全体がスラ
スト方向に支承されるようになっている。
【0019】また、前記回転軸21の上方突出部分21
bには、薄底の皿形状をなすアウターロータ型のロータ
ケース22の中心ボス部22aが固定されていて、その
中心ボス部22aから半径方向外方に向かって延出する
当該ロータケース22の最外周部分には、環状をなす円
筒状立壁22bが設けられている。そして、その円筒状
立壁22bの内周面に、同じく環状に形成された駆動マ
グネット(永久磁石)23が取り付けられており、この
環状の駆動マグネット23における内外の両周面に沿っ
て形成された駆動着磁面が、前述したステータコア14
の各突極部に対して半径方向外方側から近接するように
配置されている。
【0020】さらに、上述したロータケース22の図示
上面側には、ディスククランプ装置30を構成している
薄円リング板状のターンテーブル31が取り付けられて
いて、そのターンテーブル31上に図示を省略した各種
のディスクが載置されるようになっている。また、この
ターンテーブル31の回転中心位置には、上述したロー
タケース22の中心ボス部22aが配置されていて、そ
の中心ボス部22aの外周面側に対して、円筒状の嵌合
キャップ体33が、一体的に回転するように取り付けら
れている。
【0021】この嵌合キャップ体33には、当該嵌合キ
ャップ体33の外周面から半径方向外方側に向かって放
射状に突出する3つのクランプ体34が設けられてい
る。これら3つのクランプ体34は、周方向に120度
の略等間隔をなすように配置されていて、各クランプ体
34の平面略半球状をなす先端作用部34aが、図示を
省略したディスクの中心穴の内周面に圧接することによ
って、該ディスクの中心位置が回転中心と一致するよう
にセンタリングされた状態で保持されるようになってい
る。
【0022】より詳細には、前記嵌合キャップ体33に
は、当該嵌合キャップ体33の外周面から中心側に向か
って半径方向の途中位置まで延在するクランプ取付通路
33bが、周方向の3箇所にわたって半径方向に窪むよ
うに形成されていて、それらの各クランプ取付通路33
b内に、上述した各クランプ体34が往復移動自在とな
るように装着されていることにより、上記嵌合キャップ
体33の内部側に格納された位置と、上述した先端作用
部34aが嵌合キャップ体33の外周面から突出した位
置との間で往復移動する構成になされている。上記先端
作用部34aには、中心側寄りに向かって突出する胴部
34bが一体的に連結されていて、その胴部34bの外
側周囲に圧縮状態で装着されたコイルバネ34cの押圧
力によって、上記各クランプ体34の全体が、半径方向
外方側へ突出するように付勢されている。
【0023】一方、このようにしてディスクを保持して
回転させるにあたっては、上述した回転軸21又は軸受
ホルダー12の中心軸CLが、図示を省略した基準面に
対して予定の垂直度を備えるように取り付けられている
ことが必要であり、そのためには、上述した軸受スリー
ブ13を保持している軸受ホルダー12と、前記モータ
用ベース基板11とが精度良く、直角度を備えるように
組み付けられていることを要する。そこで、本実施形態
では、特に図3に示されているように、上記モータ用ベ
ース基板11に設けられた軸受取付用開口部11aの周
囲を環状に取り囲むようにして、4個の調整穴11c
が、上記モータ用ベース基板11を貫通するように形成
されている。
【0024】これらの各調整穴11cのそれぞれは、平
面略円弧状をなすようにして細長状に延在しており、そ
れら4つの調整穴11cどうしが、周方向において略等
間隔をなすように配置されている。そして、このような
調整穴11cが形成されていることによって、当該調整
穴11cの近傍、すなわち、上記軸受取付用開口部11
aの周囲の領域部分が、容易に変形可能な状態になされ
ている。そして、その軸受取付用開口部11aの近傍
を、上述した調整穴11cを介して適宜に変形させるこ
とによって、前記回転軸21又は軸受スリーブ13の中
心軸CLの垂直度を、以下のように調整可能としてい
る。
【0025】すなわち、実際に、上記回転軸21又は軸
受スリーブ13の中心軸CLの垂直度を調整するにあた
っては、モータ用ベース基板11に対して軸受スリーブ
13を装着した状態に組み付けておき、その組み付け状
態における上記軸受スリーブ13の中心軸CLの垂直度
を検査する。このとき、回転軸21を装着した後に検査
を行うこともできるが、その場合には、当然、回転軸2
1の中心軸CLの垂直度を検査することとなる。
【0026】次いで、上述した垂直度の検査結果に対応
して、前記モータ用ベース基板11における軸受取付用
開口部11aの近傍を押圧し、上記調整穴11cを介し
て適宜に変形させることによって、所望の垂直度を得る
ように調整する。このときの実際の押圧操作は、傾きの
方向を考慮して、例えば、軸受スリーブ13に取り付け
られたステータコア14の一部を、上方側から下方側に
向かって軸方向に押圧することによって行われることと
なる。
【0027】このような押圧による変形操作によって、
回転軸21又は軸受スリーブ13の中心軸CLの垂直度
を調整されたディスク駆動装置用スピンドルモータは、
前述したように、モータ用ベース基板11が、図示を省
略したメイン基板側に取り付けられることによって最終
的に固定される。
【0028】以上のように本実施形態においては、軸受
スリーブ13や回転軸21等の各構成部品の製作精度及
び組付け精度を大幅に向上させなくても、最終的に、モ
ータ用ベース基板11における軸受取付用開口部11a
の近傍を変形させることによって、極めて高精度な垂直
度が容易に得られるようになっている。
【0029】例えば、次の表1及び図5に示されている
ように、垂直度を調整する前の段階で10分前後あった
垂直度の誤差が、本実施形態にかかる調整操作によっ
て、4分程度の誤差まで容易に向上させられることが判
明した。
【表1】
【0030】一方、図6及び図7に示されている各実施
形態では、モータ用ベース基板11の軸受取付用開口部
11aの周囲を取り囲むように配置された調整穴61c
及び71cの各穴形状が、略矩形状及び円形状にそれぞ
れ形成されている。このような各実施形態によっても、
上述した実施形態と同様な作用・効果を得ることができ
る。
【0031】なお、上述した実施形態では、同一形状の
穴を同一の間隔で設けているが、必ずしも同一形状、同
一間隔である必要はない。但し、全周にわたって変形さ
せることが可能なようになつていることを要する。
【0032】さらに、図8に示されている実施形態にお
ける調整穴81cは、モータ用ベース基板11に設けら
れた3箇所の各ベース固定穴11bの周囲をそれぞれ取
り囲むように設けられている。この実施形態のように、
モータ用ベース基板11のメイン基板に対する固定部分
を、調整穴81cを介して変形させるようにしても、中
心軸の垂直度は、上述した各実施形態と同様にして容易
に得ることができる。
【0033】以上、本発明者によってなされた発明の実
施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもない。
【0034】例えば、上述した実施形態では、CD−R
OMなどの各種ディスク駆動装置用のスピンドルモータ
に対して本発明を適用したものであるが、本発明は、そ
れに限定されるものではなく、ハードディスク、フロッ
ピーディスクなどのような各種メディアディスクを回転
駆動させるモータや、それ以外の多種多様なモータに対
しても本発明は同様に適用することができるものであ
る。
【0035】また、一部の穴については、他の目的で設
けられた既存の穴を利用するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載のモー
タの取付機構は、モータ用ベース基板における軸受取付
用開口部の近傍を変形可能とする複数個の調整穴を、軸
受取付用開口部の周囲を取り囲むようにして設け、上記
モータ用ベース基板における軸受取付用開口部の近傍を
上記調整穴を介して変形させることによって、回転軸又
は軸受体の中心軸の垂直度を調整可能とし、各構成部品
の製作精度及び組付け精度を大幅に向上させなくても、
最終的には、モータ用ベース基板における軸受取付用開
口部の近傍を変形させることによって、極めて高精度な
垂直度を容易に得るようにしたものであるから、簡易な
構成で、中心軸の垂直度を容易に向上させることがで
き、モータの信頼性及び生産性を共に向上させることが
できる。
【0037】また、請求項2記載のモータの取付機構
は、前記請求項1記載の軸受体に、ステータコアを取り
付け、そのステータコアを介して上記軸受体を軸方向に
押圧することによって、前記モータ用ベース基板におけ
る軸受取付用開口部の近傍を変形させて垂直度の調整作
業を容易化したものであるから、上述した効果うちの生
産性の向上をさらに高めることができる。
【0038】さらに、請求項3記載のモータの取付機構
は、モータ用ベース基板におけるベース固定部の近傍を
変形可能とする複数個の調整穴を、上記ベース固定部の
周囲を取り囲むようにして設け、上記モータ用ベース基
板におけるベース固定部の近傍を上記調整穴を介して変
形させることによって、前記回転軸又は軸受体の中心軸
の垂直度を調整可能とし、各構成部品の製作精度及び組
付け精度を大幅に向上させなくても、最終的には、モー
タ用ベース基板におけるベース固定部の近傍を変形させ
ることによって、極めて高精度な垂直度を容易に得るよ
うにしたものであるから、簡易な構成で、中心軸の垂直
度を容易に向上させることができ、モータの信頼性及び
生産性を共に向上させることができる。
【0039】さらにまた、請求項4記載のモータの取付
機構は、モータ用ベース基板における軸受取付用開口部
の近傍を変形可能とする複数個の調整穴を、軸受取付用
開口部の周囲を取り囲むようにして設け、上記モータ用
ベース基板に対して軸受体が装着された状態における上
記回転軸又は軸受体の中心軸の垂直度の検査結果に対応
して、前記モータ用ベース基板における軸受取付用開口
部の近傍を、上記調整穴を介して変形させることによっ
て、前記回転軸又は軸受体の中心軸の垂直度を調整し、
各構成部品の製作精度及び組付け精度を大幅に向上させ
なくても、最終的には、モータ用ベース基板における軸
受取付用開口部の近傍を変形させることによって、極め
て高精度な垂直度を容易に得らるようにしたものである
から、簡易な構成で、中心軸の垂直度を容易に向上させ
ることができ、モータの信頼性及び生産性を共に向上さ
せることができる。
【0040】さらにまた、請求項5記載のモータの取付
方法は、モータ用ベース基板における軸受取付用開口部
の近傍を変形可能とする複数の調整穴を、上記軸受取付
用開口部の周囲を取り囲むように設けておき、上記モー
タ用ベース基板に対して軸受体を装着した状態で、上記
回転軸又は軸受体の中心軸の垂直度を検査し、その垂直
度の検査結果に対応して、前記モータ用ベース基板にお
ける軸受取付用開口部の近傍を、上記調整穴を介して適
宜に変形させることによって、前記回転軸又は軸受体の
中心軸の垂直度を調整し、その後に、上記モータ用ベー
ス基板をメイン基板側に取り付け、各構成部品の製作精
度及び組付け精度を大幅に向上させなくても、最終的に
は、モータ用ベース基板における軸受取付用開口部の近
傍を変形させることによって、極めて高精度な垂直度を
容易に得るようにしたものであるから、簡易な構成で、
中心軸の垂直度を容易に向上させることができ、モータ
の信頼性及び生産性を共に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したCD−ROM駆動用モータの
構造例を表した全体の側面説明図である。
【図2】図1に示されたモータの構造を表した平面説明
図である。
【図3】図1に示されたモータの主要部分を拡大して表
した半縦断面説明図である。
【図4】図1に示されたモータに用いられている本発明
の一実施形態におけるモータ用ベース基板の構造を表し
た平面説明図である。
【図5】本発明による中心軸の垂直度の調整結果の一例
を表した線図である。
【図6】本発明の他の実施形態にかかるモータ用ベース
基板の構造を表した平面説明図である。
【図7】本発明の更に他の実施形態にかかるモータ用ベ
ース基板の構造を表した平面説明図である。
【図8】本発明の更に他の実施形態にかかるモータ用ベ
ース基板の構造を表した平面説明図である。
【符号の説明】
10 ステータ組 11 モータ用ベース基板 11a 軸受取付用開口部 11b ベース固定穴 11c 調整穴 12 軸受ホルダー 13 軸受スリーブ 14 ステータコア 20 ロータ組 21 回転軸 22 ロータケース CL 中心軸 61c,71c,81c 調整穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H605 AA08 BB05 BB10 BB14 BB19 CC03 CC04 CC10 DD09 EA18 EB06 EB21 EB37 EB38 GG04 5H607 AA12 BB01 BB07 BB14 BB17 BB25 CC01 DD03 DD08 DD15 GG09 GG13 JJ08 JJ09 5H615 AA01 BB01 BB07 BB14 BB16 PP25 PP28 SS19 SS55 5H621 BB07 GA01 GA04 GB08 JK01 JK07 JK08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を支持している軸受体が、モータ
    用ベース基板に設けられた軸受取付用開口部に装着さ
    れ、上記回転軸又は軸受体の中心軸が、基準面に対して
    垂直に組み付けられるとともに、 上記モータ用ベース基板には、当該モータ用ベース基板
    をメイン基板側に取り付けるための固定手段が配置され
    る複数のベース固定部が設けられたモータの取付機構に
    おいて、 上記モータ用ベース基板における軸受取付用開口部の近
    傍を変形可能とする複数個の調整穴が、上記軸受取付用
    開口部の周囲を取り囲むようにして設けられたものであ
    って、 上記モータ用ベース基板における軸受取付用開口部の近
    傍を上記調整穴を介して変形させることによって、前記
    回転軸又は軸受体の中心軸の垂直度を調整可能としたこ
    とを特徴とするモータの取付機構。
  2. 【請求項2】 前記軸受体に、ステータコアが取り付け
    られ、そのステータコアを介して上記軸受体が軸方向に
    押圧されることによって、前記モータ用ベース基板にお
    ける軸受取付用開口部の近傍が変形されていることを特
    徴とする請求項1記載のモータの取付機構。
  3. 【請求項3】 回転軸を支持している軸受体が、モータ
    用ベース基板に設けられた軸受取付用開口部に装着さ
    れ、上記回転軸又は軸受体の中心軸が、基準面に対して
    垂直に組み付けられているとともに、 上記モータ用ベース基板には、当該モータ用ベース基板
    をメイン基板に取り付けるための固定手段が配置される
    複数のベース固定部が設けられたモータの取付機構にお
    いて、 上記モータ用ベース基板におけるベース固定部の近傍を
    変形可能とする複数個の調整穴が、上記ベース固定部の
    周囲を取り囲むようにして設けられたものであって、 上記モータ用ベース基板におけるベース固定部の近傍
    を、上記調整穴を介して変形させることによって、前記
    回転軸又は軸受体の中心軸の垂直度を調整可能としたこ
    とを特徴とするモータの取付機構。
  4. 【請求項4】 回転軸を支持している軸受体が、モータ
    用ベース基板に設けられた軸受取付用開口部に装着さ
    れ、上記回転軸又は軸受体の中心軸が、基準面に対して
    垂直度を有するように取り付けられているとともに、 上記モータ用ベース基板には、当該モータ用ベース基板
    をメイン基板に取り付けるための固定手段が配置される
    複数のベース固定部が設けられたモータの取付機構にお
    いて、 上記モータ用ベース基板における軸受取付用開口部の近
    傍を変形可能とする複数個の調整穴が、上記軸受取付用
    開口部の周囲を取り囲むようにして設けられたものであ
    って、 上記モータ用ベース基板に対して軸受体が装着された状
    態における上記回転軸又は軸受体の中心軸の垂直度の検
    査結果に対応して、前記モータ用ベース基板における軸
    受取付用開口部の近傍が、上記調整穴を介して変形され
    ていることによって、前記回転軸又は軸受体の中心軸の
    垂直度が調整されていることを特徴とするモータの取付
    機構。
  5. 【請求項5】 回転軸を支持している軸受体を、モータ
    用ベース基板に設けられた軸受取付用開口部に装着し、
    上記回転軸又は軸受体の中心軸が基準面に対して垂直度
    を有するように取り付け、 上記モータ用ベース基板に設けられた複数のベース固定
    部に固定手段を配置して、それらの固定手段を介して上
    記モータ用ベース基板をメイン基板側に取り付けるよう
    にしたモータの取付方法において、 上記モータ用ベース基板における軸受取付用開口部の近
    傍を変形可能とする複数の調整穴を、上記軸受取付用開
    口部の周囲を取り囲むように設けておき、 上記モータ用ベース基板に対して軸受体を装着した状態
    で、上記回転軸又は軸受体の中心軸の垂直度を検査し、 その垂直度の検査結果に対応して、前記モータ用ベース
    基板における軸受取付用開口部の近傍を、上記調整穴を
    介して適宜に変形させることによって、前記回転軸又は
    軸受体の中心軸の垂直度を調整し、 その後に、上記モータ用ベース基板をメイン基板側に取
    り付けるようにしたことを特徴とするモータの取付方
    法。
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