JPH1175339A - スピンドルモータ - Google Patents
スピンドルモータInfo
- Publication number
- JPH1175339A JPH1175339A JP23434197A JP23434197A JPH1175339A JP H1175339 A JPH1175339 A JP H1175339A JP 23434197 A JP23434197 A JP 23434197A JP 23434197 A JP23434197 A JP 23434197A JP H1175339 A JPH1175339 A JP H1175339A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball bearing
- spindle motor
- housing
- hub
- height
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スピンドルモータにおいて、ハブ台の高さ寸
法精度を維持したままでスピンドルモータの薄型化とコ
ストダウンを実現したものである。 【解決手段】 上ボールベアリング外輪3と下ボールベ
アリング外輪5の間に円環状のワッシャ2を設けること
で、スピンドルモータの組立途中にて上,下ボールベア
リングに予圧を印加することができ、ハブ台の高さ寸法
精度を維持したままで、ハブ台の高さ調整ワッシャを削
減することができ、スピンドルモータの薄型化とコスト
ダウンを実現することができる。
法精度を維持したままでスピンドルモータの薄型化とコ
ストダウンを実現したものである。 【解決手段】 上ボールベアリング外輪3と下ボールベ
アリング外輪5の間に円環状のワッシャ2を設けること
で、スピンドルモータの組立途中にて上,下ボールベア
リングに予圧を印加することができ、ハブ台の高さ寸法
精度を維持したままで、ハブ台の高さ調整ワッシャを削
減することができ、スピンドルモータの薄型化とコスト
ダウンを実現することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高容量のフロッピー
ディスクドライブに用いられる薄型のスピンドルモータ
に関するものである。
ディスクドライブに用いられる薄型のスピンドルモータ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスピンドルモータは図4に示すよ
うに、ハウジング1の一部を内側に突出させて突部2を
設け、2個のボールベアリングの外輪3,5を前記突部
2に当接し、上ボールベアリング内輪4とハブ台7の間
にはプリント配線板8上のセット取付基準面9からハブ
台上面までの高さ寸法を調整するために高さ調整ワッシ
ャ10を設けていた。一般に高容量のフロッピーディス
クドライブに用いられるスピンドルモータには、セット
取付基準面からハブ台上面までの高さ寸法精度及びハブ
台上面の面振れ精度、シャフト外周の非繰り返し振れ精
度が要求されるために、ボールベアリングには予圧が必
要でかつボールベアリング外輪3,5とハウジング1、
ボールベアリング内輪4,6とシャフト11とは、接
着,焼きバメ,圧入等で固定する必要がある。例えば2
個のボールベアリングの外輪を予めハウジングに接着,
焼きバメ,圧入等で固定して、ボールベアリング内輪
4,6の内周面に接着剤(図示せず)を塗布した後に上
方より高さ調整ワッシャ10を装着したロータ部を挿入
して、ハブ台7上部と下ボールベアリング内輪6を予圧
印加装置(図示せず)によって接着が完了するまで保持
して組立を完了する工法であった。
うに、ハウジング1の一部を内側に突出させて突部2を
設け、2個のボールベアリングの外輪3,5を前記突部
2に当接し、上ボールベアリング内輪4とハブ台7の間
にはプリント配線板8上のセット取付基準面9からハブ
台上面までの高さ寸法を調整するために高さ調整ワッシ
ャ10を設けていた。一般に高容量のフロッピーディス
クドライブに用いられるスピンドルモータには、セット
取付基準面からハブ台上面までの高さ寸法精度及びハブ
台上面の面振れ精度、シャフト外周の非繰り返し振れ精
度が要求されるために、ボールベアリングには予圧が必
要でかつボールベアリング外輪3,5とハウジング1、
ボールベアリング内輪4,6とシャフト11とは、接
着,焼きバメ,圧入等で固定する必要がある。例えば2
個のボールベアリングの外輪を予めハウジングに接着,
焼きバメ,圧入等で固定して、ボールベアリング内輪
4,6の内周面に接着剤(図示せず)を塗布した後に上
方より高さ調整ワッシャ10を装着したロータ部を挿入
して、ハブ台7上部と下ボールベアリング内輪6を予圧
印加装置(図示せず)によって接着が完了するまで保持
して組立を完了する工法であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、ハブ台,ハウジング,上ボールベアリング
等の寸法精度がハブ台高さに影響するために、高さ調整
ワッシャが複数種類必要となるし、上述した工法では事
前に部品寸法を測定して、装着すべき高さ調整ワッシャ
を決定しておく必要があり組立工程が煩雑となりコスト
アップにつながる要因となるとともに、スピンドルモー
タの薄型化の制約となることがあった。
の構成では、ハブ台,ハウジング,上ボールベアリング
等の寸法精度がハブ台高さに影響するために、高さ調整
ワッシャが複数種類必要となるし、上述した工法では事
前に部品寸法を測定して、装着すべき高さ調整ワッシャ
を決定しておく必要があり組立工程が煩雑となりコスト
アップにつながる要因となるとともに、スピンドルモー
タの薄型化の制約となることがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、ハブ台に圧入されたシャフトに接着剤を
塗布し、上ボールベアリング,円環状のワッシャ,下ボ
ールベアリングを順次挿入して、予圧印加装置(図示せ
ず)によって、上,下ボールベアリングに予圧を印加し
ながら接着固定を完了した後、ハブ台の高さ寸法出し治
具(図示せず)によって、所定ハブ高さ寸法でハウジン
グに前記上,下ボールベアリングの外輪を接着固定して
組立を完了する。
めに本発明は、ハブ台に圧入されたシャフトに接着剤を
塗布し、上ボールベアリング,円環状のワッシャ,下ボ
ールベアリングを順次挿入して、予圧印加装置(図示せ
ず)によって、上,下ボールベアリングに予圧を印加し
ながら接着固定を完了した後、ハブ台の高さ寸法出し治
具(図示せず)によって、所定ハブ高さ寸法でハウジン
グに前記上,下ボールベアリングの外輪を接着固定して
組立を完了する。
【0005】上記手段によって、ハブ台,上ボールベア
リング,ハウジングの寸法バラツキに関係なく、精度良
いハブ高さ寸法を実現でき、上述した高さ調整ワッシャ
を削減することができるので、スピンドルモータの薄型
化とコストダウンが実現できる。
リング,ハウジングの寸法バラツキに関係なく、精度良
いハブ高さ寸法を実現でき、上述した高さ調整ワッシャ
を削減することができるので、スピンドルモータの薄型
化とコストダウンが実現できる。
【0006】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するために本発
明は、プリント配線板と、前記プリント配線板に固定し
たハウジングと、前記ハウジングによって保持した2個
のボールベアリングと、前記ボールベアリングの外輪に
当接した円環状のワッシャと、前記ボールベアリングに
よって回転自在に支承したハブ台を有する構成としたも
のである。
明は、プリント配線板と、前記プリント配線板に固定し
たハウジングと、前記ハウジングによって保持した2個
のボールベアリングと、前記ボールベアリングの外輪に
当接した円環状のワッシャと、前記ボールベアリングに
よって回転自在に支承したハブ台を有する構成としたも
のである。
【0007】また、さらなる薄型化を行うために、プリ
ント配線板と、前記プリント配線板に固定したハウジン
グと、前記ハウジングによって保持して尚かつ内輪より
外輪が大きい高さ寸法を有し、外輪どうしが当接してな
る2個のボールベアリングと、前記ボールベアリングに
よって回転自在に支承したハブ台を有する構成としたも
のである。
ント配線板と、前記プリント配線板に固定したハウジン
グと、前記ハウジングによって保持して尚かつ内輪より
外輪が大きい高さ寸法を有し、外輪どうしが当接してな
る2個のボールベアリングと、前記ボールベアリングに
よって回転自在に支承したハブ台を有する構成としたも
のである。
【0008】このように上,下ボールベアリングの外輪
の間に円環状のワッシャを設けたものでは、途中組立の
工程にてボールベアリングに予圧の印加を完了できるの
で、ハブ台,上ボールベアリング,ハウジングの寸法精
度に関係なく、高精度のハブ台高さを実現できるととも
にハブ台の高さ調整ワッシャを削減してコストダウンが
実現できる。
の間に円環状のワッシャを設けたものでは、途中組立の
工程にてボールベアリングに予圧の印加を完了できるの
で、ハブ台,上ボールベアリング,ハウジングの寸法精
度に関係なく、高精度のハブ台高さを実現できるととも
にハブ台の高さ調整ワッシャを削減してコストダウンが
実現できる。
【0009】また内輪より外輪が大きい高さ寸法を有す
るボールベアリングにおいては、上,下ボールベアリン
グの外輪どうしを当接した状態で予圧を印加した際で
も、外輪に対する内輪の沈み込みもしくは飛び出しが発
生しても、上,下ボールベアリングの内輪どうしが接触
することはなく、請求項1で述べた円環状のワッシャを
削除することができるので、さらなるスピンドルモータ
の薄型化とコストダウンを実現することができる。
るボールベアリングにおいては、上,下ボールベアリン
グの外輪どうしを当接した状態で予圧を印加した際で
も、外輪に対する内輪の沈み込みもしくは飛び出しが発
生しても、上,下ボールベアリングの内輪どうしが接触
することはなく、請求項1で述べた円環状のワッシャを
削除することができるので、さらなるスピンドルモータ
の薄型化とコストダウンを実現することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【0011】(実施例1)図1においてハウジング1は
プリント配線板8にカシメ等で固定され、上,下ボール
ベアリング外輪3,5を接着もしくは焼きバメによって
保持しており、外輪3,5には円環状のワッシャ2が当
接して設けられている。上,下ボールベアリングの内輪
4,6はシャフト14に接着もしくは焼きバメにより固
定しており、前記シャフトはハブ台7に圧入等により固
定している。またロータフレーム11はマグネット12
及びメディア吸着用マグネット10を保持するととも
に、前記ハブ台7にカシメ等により固定している。13
は巻線組立で随時通電することで、マグネット12と吸
引反発を発生させることでモータを回転させる。9はプ
リント配線板8上に設けられたセット取付基準面で、通
常銅箔で構成されている。
プリント配線板8にカシメ等で固定され、上,下ボール
ベアリング外輪3,5を接着もしくは焼きバメによって
保持しており、外輪3,5には円環状のワッシャ2が当
接して設けられている。上,下ボールベアリングの内輪
4,6はシャフト14に接着もしくは焼きバメにより固
定しており、前記シャフトはハブ台7に圧入等により固
定している。またロータフレーム11はマグネット12
及びメディア吸着用マグネット10を保持するととも
に、前記ハブ台7にカシメ等により固定している。13
は巻線組立で随時通電することで、マグネット12と吸
引反発を発生させることでモータを回転させる。9はプ
リント配線板8上に設けられたセット取付基準面で、通
常銅箔で構成されている。
【0012】図2は図1の組立途中を示した図で、符号
は図1と同じである。図2においてハブ台に圧入された
シャフトに接着剤を塗布し、上ボールベアリング,円環
状のワッシャ,下ボールベアリングを順次挿入して、予
圧印加装置(図示せず)によって上,下ボールベアリン
グに予圧を印加しながら接着固定を完了した後、ハブ台
の高さ寸法出し治具(図示せず)によって、所定ハブ高
さ寸法でハウジングに前記上,下ボールベアリングの外
輪を接着固定して組立を完了する。ここで円環状のワッ
シャ2を設けているので、組立途中にて上,下ボールベ
アリングに予圧を印加することが可能となり、ハブ台の
高さ寸法出し治具(図示せず)によって、所定ハブ高さ
寸法でハウジングに上,下ボールベアリングの外輪を接
着固定して組立を完了することが可能となる。前述した
手段によって、ハブ台,上ボールベアリング,ハウジン
グの寸法バラツキに関係なく、精度良いハブ高さ寸法を
実現でき、高さ調整ワッシャを削減することができるの
で、スピンドルモータの薄型化とコストダウンが実現で
きる。
は図1と同じである。図2においてハブ台に圧入された
シャフトに接着剤を塗布し、上ボールベアリング,円環
状のワッシャ,下ボールベアリングを順次挿入して、予
圧印加装置(図示せず)によって上,下ボールベアリン
グに予圧を印加しながら接着固定を完了した後、ハブ台
の高さ寸法出し治具(図示せず)によって、所定ハブ高
さ寸法でハウジングに前記上,下ボールベアリングの外
輪を接着固定して組立を完了する。ここで円環状のワッ
シャ2を設けているので、組立途中にて上,下ボールベ
アリングに予圧を印加することが可能となり、ハブ台の
高さ寸法出し治具(図示せず)によって、所定ハブ高さ
寸法でハウジングに上,下ボールベアリングの外輪を接
着固定して組立を完了することが可能となる。前述した
手段によって、ハブ台,上ボールベアリング,ハウジン
グの寸法バラツキに関係なく、精度良いハブ高さ寸法を
実現でき、高さ調整ワッシャを削減することができるの
で、スピンドルモータの薄型化とコストダウンが実現で
きる。
【0013】(実施例2)図3は本発明の実施例2を示
したものである。図3においてハウジング1,ハブ台
7,ボールベアリング外輪3,5は図1,2で説明した
ものと同じであるが、ボールベアリング内輪4,6はそ
の高さ寸法を前記ボールベアリング外輪3,5よりも小
さく設定している。このような構成にすれば、請求項1
で述べた円環状のワッシャを削減できるので、さらなる
スピンドルモータの薄型化とコストダウンを実現するこ
とができる。
したものである。図3においてハウジング1,ハブ台
7,ボールベアリング外輪3,5は図1,2で説明した
ものと同じであるが、ボールベアリング内輪4,6はそ
の高さ寸法を前記ボールベアリング外輪3,5よりも小
さく設定している。このような構成にすれば、請求項1
で述べた円環状のワッシャを削減できるので、さらなる
スピンドルモータの薄型化とコストダウンを実現するこ
とができる。
【0014】
【発明の効果】上記実施例の記載から明かなように、請
求項1記載の発明によれば、ハブ台のセット取付基準面
からの高さ寸法精度を維持したままで、ハブ台の高さ調
整ワッシャを削減することができるので、スピンドルモ
ータの薄型化とコストダウンが実現できるという特徴が
ある。
求項1記載の発明によれば、ハブ台のセット取付基準面
からの高さ寸法精度を維持したままで、ハブ台の高さ調
整ワッシャを削減することができるので、スピンドルモ
ータの薄型化とコストダウンが実現できるという特徴が
ある。
【0015】また請求項2記載の発明によれば、請求項
1で述べた円環状のワッシャを削減することができるの
で、さらなるスピンドルモータの薄型化とコストダウン
が実現できるという特徴がある。
1で述べた円環状のワッシャを削減することができるの
で、さらなるスピンドルモータの薄型化とコストダウン
が実現できるという特徴がある。
【図1】本発明の実施例1を示すスピンドルモータの半
断面図
断面図
【図2】本発明の実施例1を示すスピンドルモータ組立
途中の半断面図
途中の半断面図
【図3】本発明の実施例2を示すスピンドルモータの半
断面図
断面図
【図4】従来のスピンドルモータの半断面図
1 ハウジング 2 円環状のワッシャ 3 上ボールベアリング外輪 4 上ボールベアリング内輪 5 下ボールベアリング外輪 6 下ボールベアリング内輪 7 ハブ台 8 プリント配線板 9 プリント配線板上に設けられたセット取付基準面 10 メディア吸着用マグネット 11 ロータフレーム 13 巻線組立 14 シャフト
Claims (2)
- 【請求項1】プリント配線板と、前記プリント配線板に
固定したハウジングと、前記ハウジングによって保持し
た2個のボールベアリングと、前記ボールベアリングに
はさまれ、かつ外輪に当接した円環状のワッシャと、前
記ボールベアリングによって回転自在に支承したハブ台
を有するスピンドルモータ。 - 【請求項2】プリント配線板と、前記プリント配線板に
固定したハウジングと、前記ハウジングによって保持し
て尚かつ内輪より外輪の幅が大きく、かつ外輪どうしが
当接してなる2個のボールベアリングと、前記ボールベ
アリングによって回転自在に支承したハブ台を有するス
ピンドルモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23434197A JPH1175339A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | スピンドルモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23434197A JPH1175339A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | スピンドルモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1175339A true JPH1175339A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=16969479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23434197A Pending JPH1175339A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | スピンドルモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1175339A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009284584A (ja) * | 2008-05-20 | 2009-12-03 | Canon Inc | コアレスモータ |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP23434197A patent/JPH1175339A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009284584A (ja) * | 2008-05-20 | 2009-12-03 | Canon Inc | コアレスモータ |
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