JP2577504Y2 - 放熱型回路基板 - Google Patents

放熱型回路基板

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JP2577504Y2
JP2577504Y2 JP1993026748U JP2674893U JP2577504Y2 JP 2577504 Y2 JP2577504 Y2 JP 2577504Y2 JP 1993026748 U JP1993026748 U JP 1993026748U JP 2674893 U JP2674893 U JP 2674893U JP 2577504 Y2 JP2577504 Y2 JP 2577504Y2
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JP
Japan
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heat
circuit board
plate
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heat dissipation
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JP1993026748U
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JPH0679196U (ja
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雅章 山本
健造 小林
末美 田中
順二 素谷
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、多層回路基板と放熱プ
レートを積層一体化した放熱型回路基板に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の放熱型回路基板は、図2
および図3に示すように、多層回路基板5の片面にアル
ミ板または銅板等からなる放熱プレート3を接合したも
のである。多層回路基板5は例えばガラスエポキシ基板
7の表面および内部に2層以上の銅箔による回路パター
ン9を形成した構造である。
【0003】この放熱型回路基板1には、LSIなどの
発熱部品11と、他の部品(図示せず)が実装される。
多層回路基板5の発熱部品実装部には図3に示すように
穴があいており、発熱部品11はその穴内で熱伝導性の
高いアルミナ等を混合した接着剤13により放熱プレー
ト3に固定される。これにより発熱部品11の熱は放熱
プレート3に効率よく伝わり、放熱プレート3から外部
に放熱される。また発熱部品11のリードは多層回路基
板3表面の回路パターン9に半田付けにより接続され
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】多層回路基板の場合、
内部の回路パターンなどの関係から、発熱部品を放熱プ
レートに直接固定するための穴が形成できず、発熱部品
を多層回路基板上に搭載せざるを得ないことがある。し
かし発熱部品を多層回路基板上に搭載する構造では発熱
部品で発生する熱を十分放散できず、発熱部品の温度が
異常に高くなるおそれがある。
【0005】本考案の目的は、上記のような問題点に鑑
み、多層回路基板上に搭載される発熱部品の放熱性を改
善した放熱型回路基板を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本考案は、多層回路基板と放熱プレートを積層一体化し
てなる放熱型回路基板において、多層回路基板の表面に
発熱部品搭載用銅箔パターンを設け、その発熱部品搭載
用銅箔パターンと放熱プレートの吸熱部との間に銅バー
を渡し、銅バーの一端を前記発熱部品搭載用銅箔パター
ンに、他端を前記吸熱部にそれぞれ半田付けしたことを
特徴とするものである。
【0007】
【作用】この放熱型回路基板においては、発熱部品は発
熱部品搭載用銅箔パターン上に半田付けまたは高熱伝導
性接着剤により固定される。これにより発熱部品で発生
した熱は、発熱部品搭載用銅箔パターン→半田→銅バー
→半田→放熱プレートの経路で、つまり熱伝導性の良好
な金属を伝わって、効率よく放熱されることになる。
【0008】なお放熱性をより高めるためには、単に発
熱部品の熱を放熱プレートに伝達する経路を設けるだけ
でなく、放熱プレートに多層回路基板の外に位置する放
熱領域を設け、その放熱領域に放熱フィンを取り付ける
と共に、放熱プレート内に吸熱部と放熱領域とを連絡す
るようにヒートパイプを埋め込んでおくことが有効であ
る。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本考案の一実施例を示す。この放熱
型回路基板1は、多層回路基板5と、アルミ板よりなる
放熱プレート3とを積層一体化したものである。放熱プ
レート3と多層回路基板5との接合は、両者の間にロー
フロータイプのプリプレグシートを挟んで加熱、加圧す
ること等により行う。
【0010】多層回路基板5は、ガラスエポキシ基板7
の表面および内部に多層に銅箔による回路パターン9を
形成すると共に、ガラスエポキシ基板7の表面に発熱部
品搭載用銅箔パターン15を形成したものである。発熱
部品搭載用銅箔パターン15はガラスエポキシ基板7の
表面の回路パターン9と同じ銅箔をパターンエッチング
することにより形成される。多層回路基板5には回路パ
ターン9の形成に支障のない位置に穴17が形成されて
いる。
【0011】この穴17内に露出する放熱プレート3に
は銅メッキ19が施され、その上に半田メッキ21が施
されている。この銅メッキ19および半田メッキ21を
施した部分は放熱プレート3の吸熱部3aとなる。なお
放熱プレート3が銅板の場合は銅メッキ19は不要であ
る。
【0012】多層回路基板5の発熱部品搭載用銅箔パタ
ーン15と放熱プレート3の吸熱部3aとの間には銅バ
ー23が渡してあり、銅バー3の一端は半田25により
発熱部品搭載用銅箔パターン15に半田付けされ、他端
は半田27により吸熱部3aに半田付けされている。
【0013】放熱プレート3は多層回路基板5の外に位
置する放熱領域3bを有している。放熱プレート3の放
熱領域3bには放熱フィン29が取り付けられ、かつ放
熱プレート3内には吸熱部3aと放熱領域3bを連絡す
るようにヒートパイプ31が埋め込まれている。
【0014】放熱フィン29は、例えば厚さ0.3mm程
度のアルミ板をピッチ3mm、高さ3mm程度の矩形波状に
屈曲したものをオフセット配置し、さらに2段に重ね合
わせた構造にすることが望ましい。放熱プレート3と放
熱フィン29の接合、放熱フィン29同士の接合はアル
ミのろう付け法により行うことができる。
【0015】ヒートパイプ31は例えば外径3mmφのヒ
ートパイプを幅3.8mm、厚さ2mmに偏平加工し、必要
に応じ防食のため厚さ2〜5μm程度のニッケルメッキ
を施したものである。このヒートパイプ31を放熱プレ
ート3に埋め込むには、放熱プレート3(厚さ3mmのア
ルミ板)に幅3.8mm、高さ2mmの穴33を形成し、そ
の中にヒートパイプ31を挿入した後、200〜300
℃の炉内で約1時間保持し、ヒートパイプ31を膨らま
せて放熱プレート3に密着させればよい。またヒートパ
イプ31と放熱プレート3の間に熱伝導性接着剤を介在
させて両者を接着することも可能である。
【0016】本実施例の放熱型回路基板1は以上のよう
な構成である。この放熱型回路基板1に発熱部品11を
実装する場合には、多層回路基板5の発熱部品搭載用銅
箔パターン15上に発熱部品11の本体部分を半田35
により固定すると共に、回路パターン9(パッド)上に
リード11aを半田付けする。この放熱型回路基板1に
は他の部品も実装されるが、図示を省略する。
【0017】部品実装後の使用状態において、発熱部品
11で発生した熱は、半田35→発熱部品搭載用銅箔パ
ターン15→半田25→銅バー23→半田27→半田メ
ッキ21→銅メッキ19→放熱プレート3→ヒートパイ
プ31→放熱プレート3→放熱フィン29の経路で放熱
される。この経路は熱伝導性のよい金属とヒートパイプ
で構成されているため、効率のよい放熱が行える。
【0018】なお発熱部品で発生した熱を放熱プレート
に拡散させるだけで十分な放熱が行える場合は、放熱プ
レート3の放熱領域3b、放熱フィン29およびヒート
パイプ31を省略することも可能である。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、多
層回路基板上に発熱部品を搭載する必要がある場合に、
その発熱部品の熱を効率よく放熱プレートに逃がすこと
ができるので、発熱部品の異常な温度上昇を抑制するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る放熱型回路基板の一実施例を示
す断面図。
【図2】 従来の放熱型回路基板の斜視図。
【図3】 図2の放熱型回路基板の断面図。
【符号の説明】
1:放熱型回路基板 3:放熱プ
レート 3a:吸熱部 3b:放熱
領域 5:多層回路基板 11:発熱
部品 15:発熱部品搭載用銅箔パターン 19:銅メ
ッキ 21:半田メッキ 23:銅バ
ー 25、27:半田 29:放熱
フィン 31:ヒートパイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 素谷 順二 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (56)参考文献 実開 平4−99873(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 7/20 H05K 1/02

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多層回路基板と放熱プレートを積層一体化
    してなる放熱型回路基板において、多層回路基板の表面
    に発熱部品搭載用銅箔パターンを設け、その発熱部品搭
    載用銅箔パターンと放熱プレートの吸熱部との間に銅バ
    ーを渡し、銅バーの一端を前記発熱部品搭載用銅箔パタ
    ーンに、他端を前記吸熱部にそれぞれ半田付けしたこと
    を特徴とする放熱型回路基板。
  2. 【請求項2】請求項1記載の放熱型回路基板であって、
    放熱プレートに多層回路基板の外に位置する放熱領域を
    設け、その放熱領域に放熱フィンを取り付けると共に、
    放熱プレート内に前記吸熱部と放熱領域とを連絡するよ
    うにヒートパイプを埋め込んだことを特徴とするもの。
JP1993026748U 1993-04-26 1993-04-26 放熱型回路基板 Expired - Lifetime JP2577504Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993026748U JP2577504Y2 (ja) 1993-04-26 1993-04-26 放熱型回路基板

Applications Claiming Priority (1)

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JP1993026748U JP2577504Y2 (ja) 1993-04-26 1993-04-26 放熱型回路基板

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Publication Number Publication Date
JPH0679196U JPH0679196U (ja) 1994-11-04
JP2577504Y2 true JP2577504Y2 (ja) 1998-07-30

Family

ID=12201920

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