JP2577407Y2 - 型枠外し工具 - Google Patents

型枠外し工具

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JP2577407Y2
JP2577407Y2 JP1992055378U JP5537892U JP2577407Y2 JP 2577407 Y2 JP2577407 Y2 JP 2577407Y2 JP 1992055378 U JP1992055378 U JP 1992055378U JP 5537892 U JP5537892 U JP 5537892U JP 2577407 Y2 JP2577407 Y2 JP 2577407Y2
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formwork
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成美 伊藤
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、基礎を成形するときに
使用する型枠を、コンクリートの硬化後に容易に外すよ
うにするための工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築物の基礎を施工するには、根切り、
やり方の後に割栗石や砂利を投入して均らし、配筋を施
して型枠を組み、コンクリートを打設して、養生硬化後
に型枠を外して基礎ができあがるのである。この型枠を
外す場合に、従来は、図5に示すように、ハンマーで型
枠の内側上部を外方向に叩いて外したり、図6に示すよ
うにバールでこじあけて外したり、人手により引っ張っ
て外していたのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来のように
ハンマーで型枠を叩いて外すと、叩かれた型枠の部分が
傷付き、繰り返し使用する型枠の寿命が短くなってしま
い、該型枠が鋼製の場合には叩くと大きな音が発生して
周囲に迷惑がかかってしまうのである。また、バールを
用いて外すと、型枠とコンクリートの間にバールを突っ
込んでこじあけるので、型枠だけでなく基礎までも傷め
てしまい、基礎にクラックや欠けを生じて、建築物の耐
久性の低下にも繋がるのである。また、人手により外す
と大変な力が必要であって、100〜150枚もの型枠
を外すので、大変な労力を必要とし、急に外れるので安
全上問題もあったのである。以上のような型枠を外す手
段ではいずれにしても作業効率は悪かったのである。本
考案はこのような従来技術の不具合を解消するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の解決すべき課題
は、以上の如くであり、該課題を解決するための構成を
説明する。型枠外し工具1を構成する棒状体の上側をグ
リップ部1cとし、棒条体の中央部に型枠の上端を係止
するフック1bを突設し、フック1bを型枠2の上面に
引っ掛けて、棒状体のフック1bから下端までを型枠2
の外側面に接当させ、型枠2の上端から上方向へ突出し
たグリップ部1cを型枠2の外方向へ回動することによ
り、基礎5から型枠2を外すべく構成し、型枠外し工具
1の棒状体部分にテーパー部1aを構成したものであ
る。
【0005】
【作用】以上のように構成することによって、型枠2の
上端に型枠外し工具1のフック1bを係止して、下側を
型枠2に当てて、テコの原理で上方のグリップ部1cを
握って手前へ回動すると、簡単に型枠2が基礎5より外
れるのである。
【0006】
【実施例】本考案の解決すべき課題及び解決する手段は
以上の如くであり、次に本考案の具体的な構成について
添付した図面により説明する。図1は本考案の型枠外し
工具側面図、図2は同じく他の実施例を示す斜視図、図
3は型枠外し工具により型枠を外している状態の側面断
面図、図4は型枠外し工具を用いて連結ピンを外してい
る状態の斜視図である。
【0007】図1において、型枠外し工具1は、本体を
鋼製の丸棒により構成し、該本体の下部を斜めに削って
テーパー部1aを設けて後述する連結ピン3を外せるよ
うにし、中央部にはL字状のフック1bが下向きに溶接
等により固設され、該フック1bの長さは型枠2の幅よ
り少し長くして、型枠2上部に係止できるようにしてい
る。そして、上部はグリップ部1cとして、型枠2を外
す時に握れるようにしている。なお、本実施例では本体
は直径34mm、長さ1mの鋼管を使用して上から55
0mmの位置にフック1bを設けている。
【0008】また、型枠外し工具は、図2に示すように
構成することも可能であり、本体を帯板状として型枠2
に当たる面積を大きくしてズレ等を防止し、中央部に幅
広のフック1b’を設けて引っ掛かる面積を大きくして
外れ難くし、上部を細くしてクリップ部1c’として設
けて握り易くし、上端を尖状に削ってテーパー部1a’
を設けて連結ピン3を外すときには逆向きで外すように
構成することもできるのである。
【0009】前記型枠外し工具1にて型枠2を外す方法
を、図3、図4にて説明する。ベース枠4・4と型枠2
・2を組み立てて、その内側へコンクリートを流し込ん
で養生し、硬化させて凸状の基礎5を得る。硬化すると
型枠2を外すのであるが、まず、型枠2は分割したもの
を組み立てて連結しているので、連結ピン3を外して分
解する必要があり(但し、この場合は金属製の型枠であ
る)、該連結ピン3は型枠2の側面同士が当接する部分
にロッド部3aを貫通して、連結ピン3の中央部より突
出したJ字状の係止部3bを両型枠の側板2a・2aに
嵌合して隣接する型枠を連結固定している。型枠2を外
すときには側圧がかかっているために前記係止部3bを
持って上方へ回して解除することは固くて大変な力が必
要となるので、型枠外し工具1のテーパー部1aを係止
部3bに差し込むと容易に回動でき、側方へ容易にズラ
せて連結ピン3を外して型枠2を解除できるのである。
そして、本考案の要部である、型枠外し工具1のフック
1bを型枠2の上面に引っ掛けて、グリップ部1cを持
って図3の如く回動すると、テコの原理により大きな力
を必要とせず容易に外すことができるのである。
【0010】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。第1に、棒状体にフッ
ク1bを設けただけの簡単な構成であるので、製作コス
トが安く、取り扱いや持ち運びが簡単に行え、動力を必
要とせず人の力により容易に型枠を取り外すことができ
るようになり、作業能率を一段と向上することができた
のである。第2に、この取り外し作業時においては、グ
リップ部1cを握って、型枠2の外側方へ回動して引き
剥がすだけなので、でき上がった基礎に衝撃や損傷を与
えることなく、型枠にも損傷を与えることなく型枠の寿
命の低下もないのである。第3に、型枠外し工具1の棒
状体部分にテーパー部1aを構成したので、該テーパー
部1aにより、分割可能な型枠2を結合している連結ピ
ン3の部分を外す操作をも、この型枠外し工具1により
行うことが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の型枠外し工具側面図である。
【図2】同じく他の実施例を示す斜視図である。
【図3】型枠外し工具により型枠を外している状態の側
面断面図である。
【図4】型枠外し工具を用いて連結ピンを外している状
態の斜視図である。
【図5】ハンマーを用いて型枠を外している状態の側面
図である。
【図6】バールを用いて型枠を外している状態の側面図
である。
【符号の説明】
1 型枠外し工具 1a テーパー部 1b フック 1c グリップ部 2 型枠

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型枠外し工具1を構成する棒状体の上側
    をグリップ部1cとし、棒条体の中央部に型枠の上端を
    係止するフック1bを突設し、フック1bを型枠2の上
    面に引っ掛けて、棒状体のフック1bから下端までを型
    枠2の外側面に接当させ、型枠2の上端から上方向へ突
    出したグリップ部1cを型枠2の外方向へ回動すること
    により、基礎5から型枠2を外すべく構成し、型枠外し
    工具1の棒状体部分にテーパー部1aを構成したことを
    特徴とする型枠外し工具。
JP1992055378U 1992-08-06 1992-08-06 型枠外し工具 Expired - Fee Related JP2577407Y2 (ja)

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