JP2577375Y2 - 組立式物置 - Google Patents

組立式物置

Info

Publication number
JP2577375Y2
JP2577375Y2 JP1993074639U JP7463993U JP2577375Y2 JP 2577375 Y2 JP2577375 Y2 JP 2577375Y2 JP 1993074639 U JP1993074639 U JP 1993074639U JP 7463993 U JP7463993 U JP 7463993U JP 2577375 Y2 JP2577375 Y2 JP 2577375Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
roof
piece
base
wall panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993074639U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0740921U (ja
Inventor
佐藤  亨
憲久 松本
浩 京谷
充康 宮田
圭一 明石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical Nippon Light Metal Co Ltd
Priority to JP1993074639U priority Critical patent/JP2577375Y2/ja
Publication of JPH0740921U publication Critical patent/JPH0740921U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2577375Y2 publication Critical patent/JP2577375Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば、自動車無線
電話装置、地域防災無線装置、放送装置等の通信設備や
受変電装置、配電盤装置等の重電設備や海洋観測装置、
気象観測装置等の計測設備を収納する組立式物置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の組立式物置は、例えば、
先ず床構造として、I形鋼のベース上に溝形鋼の型材ベ
ースを開口側を外面としてボルト締すると共に、型材ベ
ースの上辺と壁用パネルのベースプレートとをボルト締
していた。
【0003】また壁用パネルと隣接する壁用パネルとの
連結は、端面に凹凸嵌合部を設けて、両者を嵌合連結し
ていた。さらに、そのコーナーは、壁用パネルとの嵌合
用凹凸が設けられた柱に嵌合していた。
【0004】壁パネルに屋根パネルを取り付ける場合に
は、ボルトを屋根パネルに貫通させ壁パネル側でナット
に螺合し、両者を緊結すると共に、ボルト頭をコーキン
グ防水処理していた。また、屋根に雨水が溜まるのを防
止するために、屋根に勾配を付けた場合には、水上側に
おけるハット型チャンネルのレベルを上げて行ってい
た。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来の床構造では、強
い風雨の時に屋根側から雨水が壁用パネルの下部に伝わ
り、室内側に浸水し、収納されている機械設備の機能を
損ない、物置自体の寿命を縮めることがあった。また、
壁用パネル間および壁用パネルと柱との間の接合状態が
完全でないと、強い風雨の時に室内側に侵入し、前記と
同様な結果となった。
【0006】さらに、ボルト頭を壁用パネル上に露出さ
せると、体裁が悪く、コーキング防水処理に不備がある
と、天井パネル内部に浸水し室内に漏水することがあ
り、収納されている機器類の機能を損なうことがあっ
た。また、屋根に勾配を付けると、必然的に屋根勾配用
の部材が必要となり、部材点数の増加を招いていた。
【0007】この考案は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、かつ、ボルト頭を屋根パネル上に露出させずに室
内側よりボルト締めすることで防水性能を向上させるこ
とができ、しかも、万一雨水が屋根がわから壁用パネル
の下部に伝わってきても、室内側に浸水することなく外
部に排水することができると共に、取り付け施工も簡単
用意で施工が迅速に行える組立式物置の提供を目的とす
る。又、さらに屋根用パネル自体を屋根勾配を付けたも
のとすることによって部材点数の削減やコストの低減に
寄与しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この第一考案においては、外面方向に開口したコ字
形連結片の背面下部に受台片が連設されると共に背面上
部に浸水防止用の押え片が連設された型材ベースと、下
面に壁用パネルのパネル枠材との連結用の屋根用型材が
配置され四周を形成する周面板と屋根勾配が付いた天板
と天井板とが形成する空間部に断熱性芯材が充填された
屋根用パネルと、四周に同型のパネル枠材が配置され表
裏の壁表面板と四周のパネル枠材が形成する空間に断熱
性芯材が充填された壁用パネルと、前記型材ベースと前
記壁用パネルとをボルトで緊結すると共に、型材ベース
の受台片および対向する型材ベースの受台片上に床根太
を横架載置し、上記両型材ベースの押え片で床パネルの
端部を受けるようにすると共に、相対した屋根用パネル
の屋根用型材と壁用パネルのパネル枠材との間に、一方
に差込片が他方に掛止片付の嵌合片が形成された嵌合部
材を介して屋根用パネルと壁用パネルとを連結固定した
ことを特徴とする組立式物置とした。
【0009】また、第二考案は、外面方向に開口したコ
字形連結片の背面下部に受台片が連設されると共に背面
上部に浸水防止用の押え片が連設された型材ベースと、
下面に壁用パネルのパネル枠材との連結用の屋根用型材
が配置され四周を形成する周面板と屋根勾配がない天板
と天井板とが形成する空間部に断熱性芯材が充填された
屋根用パネルと、四周に同型のパネル枠材が配置され表
裏の壁表面板と四周のパネル枠材が形成する空間に断熱
性芯材が充填された壁用パネルと、前記型材ベースと前
記壁用パネルとをボルトで緊結すると共に、型材ベース
の受台片および対向する型材ベースの受台片上に床根太
を横架載置し、上記両型材ベースの押え片で床パネルの
端部を受けるようにすると共に、相対した屋根用パネル
の屋根用型材と壁用パネルのパネル枠材との間に、一方
に差込片が他方に掛止片付の嵌合片が形成された嵌合部
材を介して屋根用パネルと壁用パネルとを連結固定した
ことを特徴とする組立式物置とした。
【0010】
【作用】実施例において、型材ベース1のコ字形連結片
1aの上辺に穿設した挿通孔とパネル枠材21の水平片
21bに穿設した挿通孔、L形鋼8に穿設した挿通孔お
よびL形鋼8に溶着したワッシャー9の挿通孔を重合
し、ワッシャー9を介してボルト10を型材ベース1に
おけるコ字形連結片1aの上辺下面より挿通し、L形鋼
8に溶着されたナット11に螺合緊締することによっ
て、壁用パネル2が型材ベース1上に固定される。パネ
ル枠材21の脚片21e,21eの空間にはコーキング
材20が充填される。強い風雨の時に雨水が壁用パネル
の下部に伝わってきても、室内側に浸水することなく、
外部に排水され、物置に収容した機器の機能を損なうこ
となく、安全に機器が保護される。
【0011】また、嵌合部材12の嵌合片12dを壁用
パネル2の上部のパネル枠材21における脚片21e,
21eに嵌合し嵌合部材12の掛止片12eが脚片21
e,21eの段部に掛止すると共に、パッキン40を台
形枠30a内に詰めて嵌合部材12の差込片12aを差
し込んで、壁用パネル2と屋根用パネル3とが連結され
る。そして、壁用パネル2の外面と屋根用型材30の外
板30dの間にバックアップ材16が挟まれ、その下部
にコーキング材18が充填される。
【0012】また、壁用パネル2の上部内面を形成する
パネル枠材21の垂直片21dと屋根用型材30の内板
30gの間にパッキン17を介して内板30gに穿設し
たボルト挿通孔より、ボルト10を挿入し、パネル枠材
21に溶着されたナット11に螺合し、壁用パネル2と
屋根用パネル3が緊結される。室内側からボルト締を行
うことで漏水原因が除去されると共に、両者の連結に際
して特殊形状の嵌合部材12を用いて防水効果が発揮さ
れる。また、施工工事が簡単容易に迅速に行える。更に
隣接する壁用パネル2,2間の連結においても同様な嵌
合形式を採ることによって、部品点数の削減が一層効果
的なものとなる。
【0013】
【実施例】以下、この考案に係る組立式物置の実施例に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
考案に係る組立式物置の屋根構造の実施の一例として中
間部を省略した状態を示す断面図である。図2は、型材
ベースと壁用パネルとの連結状態を示す拡大断面図であ
る。
【0014】図1において、組立式物置Aは、土台上に
設置され型材ベース1と、連結部材を介して型材ベース
1上に立設される壁用パネル2と、連結部材を介して壁
用パネル2上に載設される屋根用パネル3とからその主
要部材が構成されている。
【0015】組立式物置Aにおける型材ベース1は、地
面上に打設されたコンクリート(図示しない)上にI形
鋼をベース4として設置し、上記ベース4の上辺4a上
にボルト締めされる。尚、型材ベース1はコンクリート
面に直接固定し得ることは勿論である。上記の型材ベー
ス1は、外面方向に開口したコ字形連結片1aと、上記
のコ字形連結片1aの下部背面に一体として連設したカ
ギ形の受台片1bと、同じくコ字形連結片1aの上部背
面に一体として連設した押え片1cとから構成され、I
形鋼をベース4として高床式となる。
【0016】型材ベース1上に立設される壁用パネル2
は、四周に配されるパネル枠材21と、四周のパネル枠
材21間の両面に配したカラー鋼板、カラーアルミニウ
ム板等の壁表面板22,22と、壁表面板22,22間
の内側に硬質ウレタン発泡体などの断熱性芯材24とか
ら構成される。
【0017】パネル枠材21は、同一形状のものが上下
対称的に配置されるもので、形状については上方に配置
されるものについて説明する。上記パネル枠材21は、
図3で示すように、下方にL形突片21aが突出された
水平片21bと、上部にL形突片21cが突出された垂
直片21dと、水平片21bの両側より突出した先端で
外方に向かって略コ字形に開口した脚片21e,21e
が形成されたもので、水平片21bと垂直片21dとの
内面にL 鋼8が抱持され補強されている。
【0018】そして、前記型材ベース1のコ字形連結片
1aの上辺に穿設した挿通孔とパネル枠材21の水平片
21bに穿設した挿通孔、L形鋼8に穿設した挿通孔お
よびL形鋼8に溶着したワッシャー9の挿通孔を重合
し、ワッシャー9を介してボルト10を型材ベース1に
おけるコ字形連結片1aの上辺下面より挿通し、L形鋼
8に溶着されたナット11に螺合緊締することによっ
て、壁用パネル2を型材ベース1上に固定する。パネル
枠材21の脚片21e,21eは、コーキング材20,
20で充填される。
【0019】また、対向する型材ベース1,1の脚片1
b,1bには床根太41が横架敷設され、床根太41上
には、床パネル42が敷設され、さらに、床パネル42
の上面には所望により帯電防止シート43が敷設され
る。上記の帯電防止シート43が床面となり、その床面
に機器設置用レール44が敷設される。床根太41は、
I形鋼でもよいがアルミニウム製の中空矩形体とするこ
とによって物置全体の軽量化に寄与する。
【0020】そして、組立式物置Aの四隅の壁パネル
は、図4で示すようにL形パネル200が使用される。
また、壁用パネル2と隣接の壁用パネル2の連結は、図
5で示すように両壁用パネル2,2の両側に配したパネ
ル枠材21,21の脚片21c,21eを対向させると
共に、対向した脚片21e,21e間に、屋根用パネル
の固定にも使用される同一形状の嵌合部材12、パッキ
ン13、コーキング材14を介して気密、水密状態で連
結する。
【0021】そして、一方の壁用パネル2におけるパネ
ル枠材21の脚片21eの内側中央にパッキン13を配
し嵌合部材12の差込片12a,12aを差し込むと共
に、他方の壁用パネル2におけるパネル枠材21の脚片
21aの内側に嵌合部材12の嵌合片12d,12dを
嵌合し、先端の掛止形12e,12eでパネル枠材21
の脚片21aの段部に掛止する。さらに、室内外の両面
からパネル枠材21,21の脚片21a,21aにコー
キング材14を充填する。
【0022】屋根用パネル3は、図11に例示されるよ
うに3分割パネルから成るものとした場合には、両側屋
根パネル3aと中間屋根パネル3bの組立てによって形
成され、より長い物置を所望するときには中間屋根パネ
ルの枚数を増やせばよい。そして、両側屋根パネル3a
の場合には、その下面にコの字状に、又、中間屋根パネ
ル3bの場合には、二の字状にそれぞれ屋根用型材30
がパネルに埋設される。その屋根用型材30が埋設され
る当該辺の端面には、下端が屋根用型材30に差し込ま
れた周辺板31が配設され、他の残りの辺には隣接する
パネルとの連結体が配設されると共に各部材は屋根勾配
に応じた寸法形状とされる。これらの部材で四周を形成
し、カラー鋼板、アルミニウム板等製の天井板32およ
び天板33で囲い、内部の空間に硬質ウレタン発泡材等
から成る断熱性芯材35を発泡充填することによって全
体を一体のものとして製作し、個々の両側屋根パネル3
aおよび中間屋根パネル3bとされ、それらを組立てて
屋根用パネル3とされる。
【0023】屋根パネル3の下面に配設される屋根用型
材30は、上方で台形枠状に形成された台形枠30aの
屋外側傾斜面から水平に延設され張出片30bと、台形
枠30aの底部外側へ延設された台板30cと、台板3
0cの外側へ垂下された外板30dと、台形枠30aの
屋内側底部から屋内側に延伸した台板30eと、台板3
0eの端部から下向きにL形に突出した脚片30fと、
台板30eの端部側から垂下された内板30gからな
り、アルミニウム合金で一体的に押出成形される。屋根
パネル3の屋根用型材30は、嵌合部材12、パックア
ップ材16、パッキン17を介して壁用パネル2の上部
のパネル枠体21とボルト10、ナット11により締結
され、壁用パネルと一体化される。ここで、壁用パネル
2と屋根用パネル3間に介設する嵌合部材12は、一方
に先細の差込片12a,12aが形成され、上記の差込
片12a,12aの先端側に基板12bが架設されると
共に、他方に、一方の差込片12a,12aの基部で外
方へ拡がる横板12c,12cから、差込片12a,1
2aと同じく先細の嵌合片12d,12dが形成され、
先端外側に掛止片12e,12eが膨出形成されてい
る。そして、嵌合部材12の嵌合片12dを壁用パネル
2の上部のパネル枠材21における脚片21e,21e
に嵌合し嵌合部材12の掛止片12eを脚片21e,2
1eの段部に掛止すると共に、パッキン40を台形枠3
0a内に詰めて嵌合部材12の差込片12aを差し込ん
で、壁用パネル2と屋根用パネル3と連結する。
【0024】屋根用パネル3の周辺板31は、下端に内
向きの差込片31aが形成され、差込片31aの外面よ
り垂直な表面板31bが立上り、上部で外方へ延伸し外
端が下向きとなるL形の張出縁31cが形成されてい
る。また、天井板32は、周辺に差込片32aを立ち上
がった状態で形成し、その差込片32aを屋根用型材3
0の脚片30fに差し込み屋根用型材30に固定してい
る。
【0025】図7は、中間屋根パネル3bの両側屋根パ
ネル3aとの連結部の連結状態を示す断面図であり、中
間屋根パネル3b同志の連結においても同様の態様とな
るものである。また、図8は、図7でのA−A線位置で
の正面図である。両側屋根パネル3aおよび中間屋根パ
ネル3bのそれぞれの連結端部にはL形鋼等の補強材5
0、即ち短辺の50aと長辺の50bとを配設する。そ
して、隣接パネルの長辺補強材50bの間にパッキング
材36を挟持して天板33から突出している部分を両側
に補強アングル材37で挟持しボルト−ナット等の締結
手段38で固着し、その外周をスラッガー39を冠着さ
せ、補強アングル37にビス止め固定し、連結部分の水
密を確保する。一方、連結端部の下端には、コーキング
材41を充填させ水密・気密を図る。そして、壁パネル
2側の両端面においてはスラッガー39の端部の水密・
気密を図るためのカバー材43が配設される。
【0026】一方、両側屋根パネル3aの周辺板31を
配設する部位の屋根雨仕舞いは、次のように構成する。
この周辺板31の上端を天板33より突出する長さと
し、その突出片部に補強アングル材42をビス止めし、
それに、一辺をパネル枠材21の下端まで延伸した長さ
としたスラッガー44を冠着し、補強アングル材42に
ビス止め固定する。
【0027】図9の組立式物置Bは、組立式物置Aと同
じく設置場所に打設されたベタコンクリート上に設置さ
れたI形鋼のベース4上に設けられた型材ベース1と、
連結部材を介して型材ベース1上に立設された壁用パネ
ル2と、連結用部材を介して壁用パネル2上に載設され
た勾配のない屋根用パネル300とから構成されてい
る。
【0028】図10は、この考案に係る組立式物置の屋
根構造の組立式物置の正面図である。また、図11はそ
の側面図である。図10において、正面中央にドア51
が取り付けられ、ドア51の左上部に電動シャッターお
よびフィルターならびに防虫網付のフードが吸気口52
として備え付けられ、右下部に消火器53が備え付けら
れている。また、図11において右側壁用パネル2の上
部に風圧シャッターおよび防虫網付のフードが換気扇5
4として備え付けられている。
【0029】
【考案の効果】以上のように、この考案に係る組立式物
置は、床構造を外面方向に開口したコ字形連結片の下部
背面に受台片が連設されると共に背面上部に浸水防止用
の押え片が連設され型材ベースを採用したので、強い風
雨の時に万が一雨水が屋根側から壁用パネルの下部に伝
ってきても、室内側に浸水することなく外部に排水され
る。
【0030】したがって、物置に収容した機器の機能を
損なうことなく、安全に機器を保護することができる。
また、屋根用パネルと壁用パネルとの連設構造を屋根用
パネルと壁用パネルの連結用ボルトを屋根用パネルを貫
通させないで、室内側からボルト締めを行うので漏水せ
ず、両者の連結に際して特殊形状の嵌合部材を用いると
共に、パッキング、コーティングして一層の防水効果を
発揮させることができる等の実用的経済的効果がある。
【0031】さらに、壁用パネル、屋根用パネルに断熱
性芯材を充填した軽いパネルの単体構造としたので、設
置に困難性がある場所でもフレキシブルに対応できると
共に、外気温度、外気湿度、積雪等の厳しい自然条件に
も対応することができる。又、屋根用パネル自体を屋根
勾配を有するものとすることによって部材点数を削減し
たり低コスト化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る組立式物置の床構造の実施の一
例として中間部を省略した状態を示す断面図である。
【図2】型材ベースと壁用パネルの連続状態を示す拡大
断面図である。
【図3】屋根用パネルの屋根用型材と連結用の嵌合部材
とパネル枠材を示す断面図である。
【図4】組立式物置の壁用パネルの施工状態を示す断面
図である。
【図5】壁用パネルと隣接する壁用パネルとの連結状態
を示す断面図である。
【図6】壁用パネルと屋根用パネルとの連結状態を示す
拡大断面図である。
【図7】屋根用パネルの連結状態を示す側断面図であ
る。
【図8】図7の(イ)−(イ)矢視における屋根用パネ
ルの連結状態を示す断面図である。
【図9】この考案に係る組立式物置の他の例を示す中間
部を省略した状態を示す断面図である。
【図10】この考案に係る組立式物置の屋根構造の組立
式物置の正面図である。
【図11】図10の側面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 宮田 充康 東京都港区三田3丁目13番12号 日本軽 金属株式会社内 (72)考案者 明石 圭一 東京都港区三田3丁目13番12号 日本軽 金属株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 1/12 307

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外面方向に開口したコ字形連結片の背面下
    部に受台片が連設されると共に背面上部に浸水防止用の
    押え片が連設された型材ベースと、 下面に壁用パネルのパネル枠材との連結用の屋根用型材
    が配置され四周を形成する周面板と屋根勾配が付いた天
    板と天井板とが形成する空間部に断熱性芯材が充填され
    た屋根用パネルと、 四周に同型のパネル枠材が配置され表裏の壁表面板と四
    周のパネル枠材が形成する空間に断熱性芯材が充填され
    た壁用パネルと、 前記型材ベースと前記壁用パネルとをボルトで緊結する
    と共に、型材ベースの受台片および対向する型材ベース
    の受台片上に床根太を横架載置し、上記両型材ベースの
    押え片で床パネルの端部を受けるようにすると共に、 相対した屋根用パネルの屋根用型材と壁用パネルのパネ
    ル枠材との間に、一方に差込片が他方に掛止片付の嵌合
    片が形成された嵌合部材を介して屋根用パネルと壁用パ
    ネルとを連結固定したことを特徴とする組立式物置。
  2. 【請求項2】外面方向に開口したコ字形連結片の背面下
    部に受台片が連設されると共に背面上部に浸水防止用の
    押え片が連設された型材ベースと、 下面に壁用パネルのパネル枠材との連結用の屋根用型材
    が配置され四周を形成する周面板と屋根勾配がない天板
    と天井板とが形成する空間部に断熱性芯材が充填された
    屋根用パネルと、 四周に同型のパネル枠材が配置され表裏の壁表面板と四
    周のパネル枠材が形成する空間に断熱性芯材が充填され
    た壁用パネルと、 前記型材ベースと前記壁用パネルとをボルトで緊結する
    と共に、型材ベースの受台片および対向する型材ベース
    の受台片上に床根太を横架載置し、上記両型材ベースの
    押え片で床パネルの端部を受けるようにすると共に、 相対した屋根用パネルの屋根用型材と壁用パネルのパネ
    ル枠材との間に、一方に差込片が他方に掛止片付の嵌合
    片が形成された嵌合部材を介して屋根用パネルと壁用パ
    ネルとを連結固定したことを特徴とする組立式物置。
JP1993074639U 1993-12-29 1993-12-29 組立式物置 Expired - Lifetime JP2577375Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993074639U JP2577375Y2 (ja) 1993-12-29 1993-12-29 組立式物置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993074639U JP2577375Y2 (ja) 1993-12-29 1993-12-29 組立式物置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0740921U JPH0740921U (ja) 1995-07-21
JP2577375Y2 true JP2577375Y2 (ja) 1998-07-23

Family

ID=13552989

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993074639U Expired - Lifetime JP2577375Y2 (ja) 1993-12-29 1993-12-29 組立式物置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2577375Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0740921U (ja) 1995-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5060426A (en) Building structure
JP2002061372A (ja) 留め付け金具及び外壁施工構造
JPH05263506A (ja) 屋根上又は床上の設置物固定装置
JP2577375Y2 (ja) 組立式物置
WO1999057387A1 (en) Building structure and construction method
JP3280781B2 (ja) 屋根の断熱構造
JP2577373Y2 (ja) 組立式物置の屋根パネルと壁パネルの連結構造
JPH07243585A (ja) 配管カバー
JP2577374Y2 (ja) 組立式物置の床構造
KR200299776Y1 (ko) 프리-패브식 건축물
JP3390250B2 (ja) パネルの接続構造
JP2688475B2 (ja) 上屋固定用アンカーボルト付き鋼製屋根パネル
JP2536183Y2 (ja) バルコニーの取付部の構造
JP3526332B2 (ja) ロング土台使用床・外壁構造
JP3452654B2 (ja) 外壁の水切装置
JPH1122013A (ja) 簡易住宅
JPS6215391Y2 (ja)
JPS5927458Y2 (ja) 手摺りの立設装置
JP4139271B2 (ja) サッシの取付方法
JP2796259B2 (ja) 付属構造物の片持梁の結合構造
JP2518211Y2 (ja) ダクト接続装置
JPH0423136Y2 (ja)
JP2818928B2 (ja) 屋根構造
JP2813553B2 (ja) ドライエリアを有する鋼製地下室
JP3141257B2 (ja) 屋根パネル