JP2577374Y2 - 組立式物置の床構造 - Google Patents
組立式物置の床構造Info
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- JP2577374Y2 JP2577374Y2 JP1993074638U JP7463893U JP2577374Y2 JP 2577374 Y2 JP2577374 Y2 JP 2577374Y2 JP 1993074638 U JP1993074638 U JP 1993074638U JP 7463893 U JP7463893 U JP 7463893U JP 2577374 Y2 JP2577374 Y2 JP 2577374Y2
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- Japan
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- piece
- panel
- base
- panel frame
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば、自動車無線
電話装置、地域防災無線装置、放送装置等の通信設備や
受変電装置、配電盤装置等の重電設備や海洋観測装置、
気象観測装置等の計測設備を収納する組立式物置の床構
造に関する。
電話装置、地域防災無線装置、放送装置等の通信設備や
受変電装置、配電盤装置等の重電設備や海洋観測装置、
気象観測装置等の計測設備を収納する組立式物置の床構
造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の組立式物置において、床
構造は、例えば、図３で示すようにＩ形鋼のベース５４
上に溝形鋼の型材ベース５１を開口側を外面としてボル
ト締すると共に、型材ベース５１の上辺と壁用パネル５
２のベースプレート５２ａとをボルト締していた。
構造は、例えば、図３で示すようにＩ形鋼のベース５４
上に溝形鋼の型材ベース５１を開口側を外面としてボル
ト締すると共に、型材ベース５１の上辺と壁用パネル５
２のベースプレート５２ａとをボルト締していた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】図３で示す床構造で
は、強い風雨の時に屋根側から雨水が壁用パネル５２の
下部に伝わり、室内側に浸水し、収納されている機械設
備の機能を損ない、物置自体の寿命を縮めることがあっ
た。
は、強い風雨の時に屋根側から雨水が壁用パネル５２の
下部に伝わり、室内側に浸水し、収納されている機械設
備の機能を損ない、物置自体の寿命を縮めることがあっ
た。
【０００４】この考案は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、強い風雨の時に雨水が屋根側から壁用パネルの下
部に伝わってきても、室内側に浸水することなく外部に
排水される組立式物置の床構造の提供を目的とする。
ので、強い風雨の時に雨水が屋根側から壁用パネルの下
部に伝わってきても、室内側に浸水することなく外部に
排水される組立式物置の床構造の提供を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案においては、高床式の組立式物置であっ
て、外面方向に開口したコ字形連結片の背面下部に受台
片が連設されると共に背面上部に浸水防止用の押え片が
連設された型材ベースと、四周に同型のパネル枠材が配
置され表裏の壁表面板と四周のパネル枠材が形成する空
間に断熱性芯材が充填された壁用パネルとを、ボルトで
緊結すると共に、型材ベースの受台片および対向する型
材ベースの受台片上に床根太を横架載置し、上記両型材
ベースの押え片で床パネルの端部を受けるようにしたこ
とを特徴とする組立式物置の床構造とした。
に、この考案においては、高床式の組立式物置であっ
て、外面方向に開口したコ字形連結片の背面下部に受台
片が連設されると共に背面上部に浸水防止用の押え片が
連設された型材ベースと、四周に同型のパネル枠材が配
置され表裏の壁表面板と四周のパネル枠材が形成する空
間に断熱性芯材が充填された壁用パネルとを、ボルトで
緊結すると共に、型材ベースの受台片および対向する型
材ベースの受台片上に床根太を横架載置し、上記両型材
ベースの押え片で床パネルの端部を受けるようにしたこ
とを特徴とする組立式物置の床構造とした。
【０００６】
【作用】実施例において、型材ベース１のコ字形連結片
１ａの上辺に穿設した挿通孔とパネル枠材２１の水平片
２１ｂに穿設した挿通孔、Ｌ形鋼８に穿設した挿通孔お
よびＬ形鋼８に溶着したワッシャー９の挿通孔を重合
し、ワッシャー９を介してボルト１０を型材ベース１に
おけるコ字形連結片１ａの上辺下面より挿通し、Ｌ形鋼
８に溶着されたナット１１に螺合緊締することによっ
て、壁用パネル２が型材ベース１上に固定される。パネ
ル枠材２１の脚片２１ｅ，２１ｅは、コーキング２０，
２０が充填される。
１ａの上辺に穿設した挿通孔とパネル枠材２１の水平片
２１ｂに穿設した挿通孔、Ｌ形鋼８に穿設した挿通孔お
よびＬ形鋼８に溶着したワッシャー９の挿通孔を重合
し、ワッシャー９を介してボルト１０を型材ベース１に
おけるコ字形連結片１ａの上辺下面より挿通し、Ｌ形鋼
８に溶着されたナット１１に螺合緊締することによっ
て、壁用パネル２が型材ベース１上に固定される。パネ
ル枠材２１の脚片２１ｅ，２１ｅは、コーキング２０，
２０が充填される。
【０００７】
【実施例】以下、この考案に係る組立式物置の床構造の
実施例について、図面を参照して詳細に説明する。図１
は、この考案に係る組立式物置の床構造の実施の一例と
して中間部を省略した状態を示す断面図である。図２
は、型材ベースと壁用パネルとの連結状態を示す拡大断
面図である。
実施例について、図面を参照して詳細に説明する。図１
は、この考案に係る組立式物置の床構造の実施の一例と
して中間部を省略した状態を示す断面図である。図２
は、型材ベースと壁用パネルとの連結状態を示す拡大断
面図である。
【０００８】図１において、組立式物置Ａは、土台上に
設置され型材ベース１と、連結部材を介して型材ベース
１上に立設される壁用パネル２と、連結部材を介して壁
用パネル２上に載設される屋根用パネル３とからその主
要部材が構成されている。
設置され型材ベース１と、連結部材を介して型材ベース
１上に立設される壁用パネル２と、連結部材を介して壁
用パネル２上に載設される屋根用パネル３とからその主
要部材が構成されている。
【０００９】組立式物置Ａにおける型材ベース１は、地
面上に打設されたべたコンクリート（図示しない）上に
Ｉ形鋼をベース４として設置し、上記ベース４の上辺４
ａ上にボルト締めされる。尚、コンクリート面に直接型
材ベース１を連結し得るものであることは勿論である。
上記の型材ベース１は、外面方向に開口したコ字形連結
片１ａと、上記のコ字形連結片１ａの下部背面に一体と
して連設したカギ形の受台片１ｂと、同じくコ字形連結
片１ａの上部背面に一体として連設した押さえ片１ｃと
から構成され、アルミニウム合金製押出形材とすれば安
価に提供される。
面上に打設されたべたコンクリート（図示しない）上に
Ｉ形鋼をベース４として設置し、上記ベース４の上辺４
ａ上にボルト締めされる。尚、コンクリート面に直接型
材ベース１を連結し得るものであることは勿論である。
上記の型材ベース１は、外面方向に開口したコ字形連結
片１ａと、上記のコ字形連結片１ａの下部背面に一体と
して連設したカギ形の受台片１ｂと、同じくコ字形連結
片１ａの上部背面に一体として連設した押さえ片１ｃと
から構成され、アルミニウム合金製押出形材とすれば安
価に提供される。
【００１０】型材ベース１上に立設される壁用パネル２
は、四周に配されるパネル枠材２１，２１と、四周のパ
ネル枠材２１，２１間の両面に配したカラー鋼板、カラ
ーアルミニウム板の壁表面板２２，２２と、壁表面板２
２，２２間の内側に取り付けた硬質ウレタン発泡体など
の断熱性芯材２４とから構成され、所望によって更に断
熱性を高めるためにロクセルボードＲなどの不燃材板２
３を室内側から付設してもよい。
は、四周に配されるパネル枠材２１，２１と、四周のパ
ネル枠材２１，２１間の両面に配したカラー鋼板、カラ
ーアルミニウム板の壁表面板２２，２２と、壁表面板２
２，２２間の内側に取り付けた硬質ウレタン発泡体など
の断熱性芯材２４とから構成され、所望によって更に断
熱性を高めるためにロクセルボードＲなどの不燃材板２
３を室内側から付設してもよい。
【００１１】パネル枠材２１は、パネルの四周の上下左
右対称的に配置され、それを同一形状に形成されるもの
であって、形状については上方に配置されるものについ
て説明する。上記パネル枠材２１は、図２で示すよう
に、一方の上方にＬ形突片２１ａが突出された水平片２
１ｂと、他方の上部にＬ形突片２１ｃが突出された垂直
片２１ｄと、水平片２１ｂの両側より突出した先端で外
方に向かって略コ字形に開口した脚片２１ｅ，２１ｅが
形成されたもので、水平片２１ｂと垂直片２１ｄとの内
面に山形鋼８が抱持され補強されている。
右対称的に配置され、それを同一形状に形成されるもの
であって、形状については上方に配置されるものについ
て説明する。上記パネル枠材２１は、図２で示すよう
に、一方の上方にＬ形突片２１ａが突出された水平片２
１ｂと、他方の上部にＬ形突片２１ｃが突出された垂直
片２１ｄと、水平片２１ｂの両側より突出した先端で外
方に向かって略コ字形に開口した脚片２１ｅ，２１ｅが
形成されたもので、水平片２１ｂと垂直片２１ｄとの内
面に山形鋼８が抱持され補強されている。
【００１２】そして、前記型材ベース１のコ字形連結片
１ａの上辺に穿設した挿通孔とパネル枠材２１の水平片
２１ｂに穿設した挿通孔、Ｌ形鋼８に穿設した挿通孔お
よびＬ形鋼８に溶着したワッシャー９の挿通孔を重合
し、ワッシャー９を介してボルト１０を型材ベース１に
おけるコ字形連結片１ａの上辺下面より挿通し、Ｌ形鋼
８に溶着されたナット１１に螺合緊締することによっ
て、壁用パネル２を型材ベース１上に固定する。パネル
枠材２１の脚片２１ｅ，２１ｅは、コーキング２０，２
０で充填される。
１ａの上辺に穿設した挿通孔とパネル枠材２１の水平片
２１ｂに穿設した挿通孔、Ｌ形鋼８に穿設した挿通孔お
よびＬ形鋼８に溶着したワッシャー９の挿通孔を重合
し、ワッシャー９を介してボルト１０を型材ベース１に
おけるコ字形連結片１ａの上辺下面より挿通し、Ｌ形鋼
８に溶着されたナット１１に螺合緊締することによっ
て、壁用パネル２を型材ベース１上に固定する。パネル
枠材２１の脚片２１ｅ，２１ｅは、コーキング２０，２
０で充填される。
【００１３】また、型材ベース１，１の脚片１ｂ，１ｂ
には床根太４１が長手方向に複数個横架敷設され、床根
太４１上には、床パネル４２が敷設され、床パネル４２
の端部が押さえ片１ｃにビス止めされ、さらに、床パネ
ル４２の上面には帯電防止シート４３が敷設される。上
記の帯電防止シート４３が床面となり、その床面に機器
設置用レール４４が敷設される。床根太４１は、Ｉ形鋼
でもアルミニウム製の中空矩形体でもよく、必要に応じ
て自己消火性の硬質発泡材４５が充填される。また、床
ベースとして対峙する型材ベース１，１の脚片１ｂ，１
ｂには床根太４１が組立式物置の長手方向に複数個間隔
を置いて横架敷設される。床根太４１上には床パネル４
２が敷設され、該床パネルの端部は押さえ片１ｃにビス
止めされる。又、床パネル４２は、例えばアルミニウム
合金製床パネル４２ａ上にリノリュームなどの滑り止め
用並びに帯電防止用シート４３を敷設されたものとされ
る。尚、床根太４１はＩ形鋼でも、アルミニウム合金製
中空矩形押出材でもよく、組立式物置の大きさ等に応じ
て、床根太４１は、例えば井桁状に縦・横交差した状態
で横架敷設される。
には床根太４１が長手方向に複数個横架敷設され、床根
太４１上には、床パネル４２が敷設され、床パネル４２
の端部が押さえ片１ｃにビス止めされ、さらに、床パネ
ル４２の上面には帯電防止シート４３が敷設される。上
記の帯電防止シート４３が床面となり、その床面に機器
設置用レール４４が敷設される。床根太４１は、Ｉ形鋼
でもアルミニウム製の中空矩形体でもよく、必要に応じ
て自己消火性の硬質発泡材４５が充填される。また、床
ベースとして対峙する型材ベース１，１の脚片１ｂ，１
ｂには床根太４１が組立式物置の長手方向に複数個間隔
を置いて横架敷設される。床根太４１上には床パネル４
２が敷設され、該床パネルの端部は押さえ片１ｃにビス
止めされる。又、床パネル４２は、例えばアルミニウム
合金製床パネル４２ａ上にリノリュームなどの滑り止め
用並びに帯電防止用シート４３を敷設されたものとされ
る。尚、床根太４１はＩ形鋼でも、アルミニウム合金製
中空矩形押出材でもよく、組立式物置の大きさ等に応じ
て、床根太４１は、例えば井桁状に縦・横交差した状態
で横架敷設される。
【００１４】以上、この考案について詳述したが、本床
構造のものを適用した組立式物置を高重量の機器類を収
納管理する場合には、床上に機器幅に応じた間隔で対の
状態で機器設置用レール４４を設け、物置内での移動を
容易なものとするなどの通常の付帯設備を併設し得るも
のである。また、型材ベースは、パネル枠材２１、並び
に床根太や床パネル等を全てアルミニウム製とする時に
は、電波シールドの効果も多少発揮される。
構造のものを適用した組立式物置を高重量の機器類を収
納管理する場合には、床上に機器幅に応じた間隔で対の
状態で機器設置用レール４４を設け、物置内での移動を
容易なものとするなどの通常の付帯設備を併設し得るも
のである。また、型材ベースは、パネル枠材２１、並び
に床根太や床パネル等を全てアルミニウム製とする時に
は、電波シールドの効果も多少発揮される。
【００１５】
【考案の効果】以上のように、この考案に係る組立式物
置の床構造は、外面方向に開口したコ字形連結片の下部
背面に受台片が連設されると共に背面上部に浸水防止用
の押え片が連設され型材ベースを採用したので、強い風
雨の時に雨水が屋根側から壁用パネルの下部に伝ってき
ても、室内側に浸水することなく外部に排水される。
又、床根太も受台片１ｂで定尺支持されるので、取り付
け工事も簡略化される。したがって、物置に収容した機
器の機能を損なうことなく、安全に機器を保護すること
ができる。
置の床構造は、外面方向に開口したコ字形連結片の下部
背面に受台片が連設されると共に背面上部に浸水防止用
の押え片が連設され型材ベースを採用したので、強い風
雨の時に雨水が屋根側から壁用パネルの下部に伝ってき
ても、室内側に浸水することなく外部に排水される。
又、床根太も受台片１ｂで定尺支持されるので、取り付
け工事も簡略化される。したがって、物置に収容した機
器の機能を損なうことなく、安全に機器を保護すること
ができる。
【図１】この考案に係る組立式物置の床構造の実施の一
例として中間部を省略した状態を示す断面図である。
例として中間部を省略した状態を示す断面図である。
【図２】型材ベースと壁用パネルの連続状態を示す拡大
断面図である。
断面図である。
【図３】組立式物置の従来の床構造の１例を示す断面図
である。
である。
Ａ …… 組立式物置 １ …… 型材ベース １ａ …… コ字形連結片 １ｂ …… カギ形の受台片 １ｃ …… 押さえ片 ２ …… 壁用パネル ３ …… 屋根用パネル ４ …… ベース ８ …… Ｌ形鋼 ２１ …… パネル枠材 ２１ａ …… Ｌ形突片 ２１ｂ …… 水平片 ２１ｃ …… Ｌ形突片 ２１ｄ …… 垂直片 ２１ｅ …… 脚片 ２２ …… 壁表面板 ２３ …… 不燃材板 ２４ …… 断熱性芯材 ４１ …… 床根太 ４２ …… 床パネル ４３ …… 帯電防止シート ４４ …… 機器設置用レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 宮田 充康 東京都港区三田３丁目13番12号 日本軽 金属株式会社内 (72)考案者 明石 圭一 東京都港区三田３丁目13番12号 日本軽 金属株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E04H 1/12 307
Claims (1)
- 【請求項１】 高床式の組立式物置であって、 外面方向に開口したコ字形連結片の背面下部に受台片が
連設されると共に背面上部に浸水防止用の押え片が連設
された型材ベースと、 四周に同型のパネル枠材が配置され表裏の壁表面板と四
周のパネル枠材が形成する空間に断熱性芯材が充填され
た壁用パネルとを、 ボルトで緊結すると共に、型材ベースの受台片および対
向する型材ベースの受台片上に床根太を横架載置し、上
記両型材ベースの押え片で床パネルの端部を受けるよう
にしたことを特徴とする組立式物置の床構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993074638U JP2577374Y2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 組立式物置の床構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993074638U JP2577374Y2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 組立式物置の床構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0740919U JPH0740919U (ja) | 1995-07-21 |
| JP2577374Y2 true JP2577374Y2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=13552961
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993074638U Expired - Lifetime JP2577374Y2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 組立式物置の床構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2577374Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020162962A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 大建工業株式会社 | 高床式ベッド、それを備えたユニットルーム及び高床式ベッドの施工方法 |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP1993074638U patent/JP2577374Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0740919U (ja) | 1995-07-21 |
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