JP2576784Y2 - 靴甲皮起毛用切削装置 - Google Patents
靴甲皮起毛用切削装置Info
- Publication number
- JP2576784Y2 JP2576784Y2 JP1991051138U JP5113891U JP2576784Y2 JP 2576784 Y2 JP2576784 Y2 JP 2576784Y2 JP 1991051138 U JP1991051138 U JP 1991051138U JP 5113891 U JP5113891 U JP 5113891U JP 2576784 Y2 JP2576784 Y2 JP 2576784Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting blade
- shoe upper
- rotary cutting
- cutting
- shoe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、靴甲皮の表面の靴底と
の接触部分に対し切削加工して起毛するのに使用する靴
甲皮起毛用切削装置に関するものである。
の接触部分に対し切削加工して起毛するのに使用する靴
甲皮起毛用切削装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来被切削材に切削加工を施す場合、回
転ヤスリ、砥石など微細な刃が密集している切削刃と、
その切削刃を被切削材の表面で切削駆動する駆動機構と
を備えてなる切削工具が使用されることが多い。なお、
特開平1−314502号公報には、靴型にかぶせはめ
られた靴本体のソール成形範囲をフライスによってケバ
だて、すなわち起毛し、その起毛作業中に生じるチップ
を吸引チューブにより吸引排出する方法および装置が開
示されている。
転ヤスリ、砥石など微細な刃が密集している切削刃と、
その切削刃を被切削材の表面で切削駆動する駆動機構と
を備えてなる切削工具が使用されることが多い。なお、
特開平1−314502号公報には、靴型にかぶせはめ
られた靴本体のソール成形範囲をフライスによってケバ
だて、すなわち起毛し、その起毛作業中に生じるチップ
を吸引チューブにより吸引排出する方法および装置が開
示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の切削工具で
は、切削加工中に被切削材がら発生する削り屑によって
切削刃が目詰まりを起こして、切削機能が低下しやす
い。そこで、切削機能が低下するたびに、切削加工を中
断して、回転ヤスリの場合は、ワイヤーブラシをかけ、
砥石の場合は、ドレッサーをかけるなどして、目詰まり
を除去し、切削機能を回復させていたから、被切削材に
連続して切削加工を施すことができず、それだけ切削加
工の能率が悪いという欠点があった。また、本考案者
は、本考案装置に想到するまでに、前記公開特許公報に
記載されている吸引排出方式も実施してみたが、切削後
に浮遊する削り屑に対しての効果は認められたが、回転
切削刃の目詰まりを解消するには至らなかった。本考案
は、上記従来の欠点を解消しうる靴甲皮起毛用切削装置
を提供することを目的とするものである。
は、切削加工中に被切削材がら発生する削り屑によって
切削刃が目詰まりを起こして、切削機能が低下しやす
い。そこで、切削機能が低下するたびに、切削加工を中
断して、回転ヤスリの場合は、ワイヤーブラシをかけ、
砥石の場合は、ドレッサーをかけるなどして、目詰まり
を除去し、切削機能を回復させていたから、被切削材に
連続して切削加工を施すことができず、それだけ切削加
工の能率が悪いという欠点があった。また、本考案者
は、本考案装置に想到するまでに、前記公開特許公報に
記載されている吸引排出方式も実施してみたが、切削後
に浮遊する削り屑に対しての効果は認められたが、回転
切削刃の目詰まりを解消するには至らなかった。本考案
は、上記従来の欠点を解消しうる靴甲皮起毛用切削装置
を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、靴甲皮の起毛に使用される回転切削刃
と、その回転切削刃を靴甲皮の表面の靴底との接触部分
で回転させるとともに、上記回転切削刃を靴甲皮に対し
て移動させて切削駆動する駆動機構とを備えてなる靴甲
皮起毛用切削装置において、回転切削刃の移動方向は転
がり方向になるように回転切削刃を回転させ、回転切削
刃の回転方向と対向する向きからエアーを靴甲皮と回転
切削刃の接触部分に向けて噴射するノズルを同接触部分
に接近させて設置することを特徴とするものである。
めに、本考案は、靴甲皮の起毛に使用される回転切削刃
と、その回転切削刃を靴甲皮の表面の靴底との接触部分
で回転させるとともに、上記回転切削刃を靴甲皮に対し
て移動させて切削駆動する駆動機構とを備えてなる靴甲
皮起毛用切削装置において、回転切削刃の移動方向は転
がり方向になるように回転切削刃を回転させ、回転切削
刃の回転方向と対向する向きからエアーを靴甲皮と回転
切削刃の接触部分に向けて噴射するノズルを同接触部分
に接近させて設置することを特徴とするものである。
【0005】
【実施例】以下図面にもとづいて本考案の実施例を説明
すると、1は靴甲皮起毛用切削装置で、靴甲皮の起毛に
使用される回転ヤスリ6などからなる回転切削刃2と、
回転切削刃2を靴甲皮5の表面の靴底との接触部分で回
転させる駆動装置とを備え、回転駆動中の回転切削刃2
を靴甲皮5に対して移動させて切削駆動する構成よりな
る。回転駆動中の回転切削刃2の移動方向8は、回転切
削刃2の転がり方向7になるように、すなわちダウンカ
ットになるように回転切削刃2を回転させる。4は回転
切削刃2と靴甲皮5の接触部分に接近するように設置し
たノズルで、回転切削刃2の回転方向7と対向する向き
からエアーを図2に示すように靴甲皮5と回転切削刃2
の接触部分に向けて噴射するように設置してある。
すると、1は靴甲皮起毛用切削装置で、靴甲皮の起毛に
使用される回転ヤスリ6などからなる回転切削刃2と、
回転切削刃2を靴甲皮5の表面の靴底との接触部分で回
転させる駆動装置とを備え、回転駆動中の回転切削刃2
を靴甲皮5に対して移動させて切削駆動する構成よりな
る。回転駆動中の回転切削刃2の移動方向8は、回転切
削刃2の転がり方向7になるように、すなわちダウンカ
ットになるように回転切削刃2を回転させる。4は回転
切削刃2と靴甲皮5の接触部分に接近するように設置し
たノズルで、回転切削刃2の回転方向7と対向する向き
からエアーを図2に示すように靴甲皮5と回転切削刃2
の接触部分に向けて噴射するように設置してある。
【0006】上記の構成よりなる靴甲皮起毛用切削装置
では、回転切削刃2を靴甲皮5の表面の靴底との接触部
分に押し当てながら駆動機構3で切削駆動して、靴甲皮
5の表面を起毛させると同時に、ノズル4から靴甲皮5
と回転切削刃2の接触部分に向けてエアーを連続して吹
き付けて、回転切削刃2の目詰まりを防止する。
では、回転切削刃2を靴甲皮5の表面の靴底との接触部
分に押し当てながら駆動機構3で切削駆動して、靴甲皮
5の表面を起毛させると同時に、ノズル4から靴甲皮5
と回転切削刃2の接触部分に向けてエアーを連続して吹
き付けて、回転切削刃2の目詰まりを防止する。
【0007】
【考案の効果】本考案は、叙上のように構成したから、
靴甲皮の起毛に使用される回転切削刃が靴甲皮の表面の
靴底との接触部分をダウンカットするように回転し、靴
甲皮を切ることなく所望する起毛を生じさせることがで
き、切削加工中は、靴甲皮と回転切削刃の接触部分にエ
アーを常時吹き付けて、靴甲皮から発生する切り粉を吹
き飛ばし、回転切削刃の目詰まりを防止できるので、従
来の切削工具のように切削刃の目詰まりを除去するた
め、切削加工を中断する必要がなく、靴甲皮に連続して
切削加工を施すことができ、それだけ切削加工の能率を
向上させることができる。特に、エアーを靴甲皮と回転
切削刃,例えば,回転ヤスリの接触部分に向けて同接触
部分に接近した位置から吹き付けるようにしたから、エ
アーを効率よく噴射させて,回転切削刃の目詰まりを完
全に防止できるとともに、靴甲皮を冷却する効果が生じ
るので、起毛面が焼けたり、靴甲皮表面の塗料が溶け出
して起毛面に付着するなどして、靴甲皮が変質するのを
防止でき、きれいな仕上がりの起毛面を得ることができ
る。したがって、回転ヤスリなどで靴甲皮の靴底との接
触部分に連続して起毛する加工は、上記のようなエアー
の吹き付けをしなければ成り立たないものとなる。
靴甲皮の起毛に使用される回転切削刃が靴甲皮の表面の
靴底との接触部分をダウンカットするように回転し、靴
甲皮を切ることなく所望する起毛を生じさせることがで
き、切削加工中は、靴甲皮と回転切削刃の接触部分にエ
アーを常時吹き付けて、靴甲皮から発生する切り粉を吹
き飛ばし、回転切削刃の目詰まりを防止できるので、従
来の切削工具のように切削刃の目詰まりを除去するた
め、切削加工を中断する必要がなく、靴甲皮に連続して
切削加工を施すことができ、それだけ切削加工の能率を
向上させることができる。特に、エアーを靴甲皮と回転
切削刃,例えば,回転ヤスリの接触部分に向けて同接触
部分に接近した位置から吹き付けるようにしたから、エ
アーを効率よく噴射させて,回転切削刃の目詰まりを完
全に防止できるとともに、靴甲皮を冷却する効果が生じ
るので、起毛面が焼けたり、靴甲皮表面の塗料が溶け出
して起毛面に付着するなどして、靴甲皮が変質するのを
防止でき、きれいな仕上がりの起毛面を得ることができ
る。したがって、回転ヤスリなどで靴甲皮の靴底との接
触部分に連続して起毛する加工は、上記のようなエアー
の吹き付けをしなければ成り立たないものとなる。
【図1】 靴甲皮起毛用切削装置の構成を説明する図で
ある。
ある。
【図2】 靴甲皮起毛用切削装置の使用例を示す図であ
る。
る。
1 靴甲皮起毛用切削装置 2 回転切削刃 3 駆動機構 4 ノズル 5 靴甲皮
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23D 67/06 A43D 37/00
Claims (1)
- 【請求項1】 靴甲皮の起毛に使用される回転切削刃
と、その回転切削刃を靴甲皮の表面の靴底との接触部分
で回転させる駆動機構とを備え、回転駆動中の上記回転
切削刃を靴甲皮に対して移動させて切削駆動する靴甲皮
起毛用切削装置において、回転切削刃の移動方向は転が
り方向になるように回転切削刃を回転させ、回転切削刃
の回転方向と対向する向きからエアーを靴甲皮と回転切
削刃の接触部分に向けて噴出するノズルを同接触部分に
接近させて設置することを特徴とする靴甲皮起毛用切削
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991051138U JP2576784Y2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 靴甲皮起毛用切削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991051138U JP2576784Y2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 靴甲皮起毛用切削装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04136622U JPH04136622U (ja) | 1992-12-18 |
JP2576784Y2 true JP2576784Y2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=31928206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991051138U Expired - Lifetime JP2576784Y2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 靴甲皮起毛用切削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576784Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6719969B2 (ja) * | 2016-05-12 | 2020-07-08 | 株式会社シマノ | 履き物の製造方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5630003A (en) * | 1979-08-15 | 1981-03-26 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Manufacture of beam blank for h-beam from flat slab |
JPS6032444A (ja) * | 1983-08-03 | 1985-02-19 | Canon Inc | 光によるデ−タ伝送方式 |
JPS614646A (ja) * | 1984-06-20 | 1986-01-10 | Kishida Hisao | 高圧流による切くず除去 |
JPS62134657U (ja) * | 1986-02-17 | 1987-08-25 | ||
DE3815013A1 (de) * | 1988-05-04 | 1989-11-16 | Kloeckner Ferromatik Desma | Verfahren und vorrichtung zum anformen von gegebenenfalls mehrschichtigen sohlen an schuhschaefte |
-
1991
- 1991-06-07 JP JP1991051138U patent/JP2576784Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04136622U (ja) | 1992-12-18 |
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