JPH0630333Y2 - 回転切削工具 - Google Patents

回転切削工具

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Publication number
JPH0630333Y2
JPH0630333Y2 JP1987100804U JP10080487U JPH0630333Y2 JP H0630333 Y2 JPH0630333 Y2 JP H0630333Y2 JP 1987100804 U JP1987100804 U JP 1987100804U JP 10080487 U JP10080487 U JP 10080487U JP H0630333 Y2 JPH0630333 Y2 JP H0630333Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
cutting
compressed air
rotary cutting
chips
tool
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987100804U
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English (en)
Other versions
JPS644510U (ja
Inventor
勝弘 石間
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Moldino Tool Engineering Ltd
Original Assignee
Hitachi Tool Engineering Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はフライス盤等で使用されるエンドミル等の回転
切削工具に関し、特に圧縮空気供給可能な回転切削工具
の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
ストレートシャンクを有するエンドミル等の回転切削工
具でフライス切削を行なう場合、生成された切屑のかみ
込みにより、刃先がチッピングしたり、欠損を起こし使
用不能となることや、そのことにより被削材の切削面を
傷つけたりすることは、しばしば経験するところであ
る。
そこで、切屑による上記トラブルを解消するために回転
している工具の外部からノズルにより圧縮空気を切り刃
部に噴出させる方法がとられたりしている。しかしなが
らこの方法では切り刃部に対するノズル位置が固定され
ている為、マシニングセンタによるコンタリング加工等
の切削方法が変化する加工では、ノズル位置が最適でな
くなり安定して切屑排除を行なうことができない。
この為、例えば特公昭61−44608号公報のよう
に、エンドミル本体内部より加圧流体を切り刃に対して
ほぼ直交方向に噴射させることが提案されている。この
場合には、切屑方向の変化に関係なく確実に生成した切
屑を刃先から排除することができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この加圧流体を切り刃に噴射させる従来
例のものは単純な平面削りならまだしも、穴や座グリの
ある箇所又は凹凸形状を数回に分けて掘り下げて加工す
る場合や、前工程で生成した切屑が散らばっている面を
更に溝削りする場合等では、上記穴や座グリ部、又は凹
凸形状のコーナ部等にたまっている切屑や切削面に散ら
ばっている切屑をかみ込み、刃先の欠損を生じる等の問
題がある。
本考案はこのような問題点を解消し、切屑によるトラブ
ルの少ない回転切削工具を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成させるために本願考案は次のような構成
要件を具備している。すなわち、本願考案の回転切削工
具は、圧縮空気を噴出するために工具本体内に延在する
供給孔と該供給孔に連通し圧縮空気を噴出するための噴
射孔とを有する回転切削工具において、その噴射孔を、
隣合う切り刃のほぼ中間の外周に、前記切り刃高さより
ややシャンクよりの位置に設けると共に、回転軌跡の外
側の被切削面に向けて噴出するように開口していること
を特徴とする。
〔作用〕
本考案によれば、噴射孔5を切り刃6と、それに隣合う
切り刃のほぼ中間の外周に、前記切り刃高さよりやや
シャンクよりの位置に、回転軌跡付近、あるいはその外
側付近に向けて噴出するように開口する噴射孔5によ
り、圧縮空気が回転軌跡の周辺、すなわち外側付近に向
けて噴出されるので、切削時、工具本体の回り360°
の範囲で被削面に残存している切屑を排除、つまり切削
方向で削ろうとする被削面を常に掃除しながら切削が行
われる形となる。
〔実施例〕
以下、本考案の1実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本考案に係わるスローアウェイ式エンドミルを
示すもので第1(a)図はその正面図で、第1(b)図
はその要部の側面図である。
両図において、工具本体1は、ストレートシャンク部2
と先端部3とから成る。先端部3の先端には2つの切屑
排出溝9が形成され、該溝内のチップ座には、外周に切
り刃6を有するスローアウェイチップ6が止めねじ7に
より着脱可能に固着されている。
そして噴射孔は工具本体1の長手方向軸心付近に延在す
る供給孔4に連通し、かつ隣合う切り刃のほぼ中間の外
周に、前記切り刃高さよりややシャンクよりの位置
に、回転軌跡の外側の被切削面に向けて噴出するように
開口する。
以上の構成により、切削時にアダプタ(図示せず)を介
して外部より供給された圧縮空気は、供給孔4を通って
噴射孔5より回転軌跡付近に噴出される。
従って、例えば溝切削をしようとする被削材上面に切屑
が散らばっていても、切削時には上記噴射孔5から噴出
される圧縮空気によって該切屑は常に切り刃の外側へ強
制的に飛散される。つまり切削部の被削材上面は常に掃
除された形で切削が行なわれるので、被削材上面に散ら
ばっている切屑のかみ込みを完全に防ぐことができる。
このことは、無人運転を行なうためにも、又工具の性能
をいかんなく発揮させるためにもそのメリットは大き
い。
以上において、2枚刃のスローアウェイ式エンドミルに
ついて説明したが、本考案はこれに限定されるものでは
なく、種々の回転切削工具に適用できるものである。
又、工具本体内に延在する供給孔4は実施例のようにス
トレートシャンク部端面より設けても良いし、第2図に
示すようにストレートシャンク部の径方向から圧縮空気
を供給できるように形成することもできる。そして又、
噴射孔5の数や大きさも回転切削工具の形や被削材に応
じて適宜選択できるものである。
〔考案の効果〕
本願考案は、噴射孔を隣合う切り刃のほぼ中間の外周
に、前記切り刃高さよりややシャンクよりの位置に、回
転軌跡の外側の被切削面に向けて噴出するように開口さ
せることにより、被削面に切屑が散らばっているワーク
を溝加工するような場合でも、その切削部の被削面の切
屑は強制的に排除され、つまり、その被削面を常に掃除
しながら溝加工が進行していく形なので、切屑をかみ込
むという問題の生じない回転切削工具を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1(a)図は本考案に係わるスローアウェイ式エンド
ミルの正面図、第1(b)図はその要部の側面図で、第
2図は本考案の供給孔の他の実施例を示す概略図であ
る。 1……工具本体 2……ストレートシャンク部 3……先端部 4……供給孔 5……噴射孔 6……切り刃 ……切り刃高さ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮空気を噴出するために工具本体内に延
    在する供給孔と該供給孔に連通し圧縮空気を噴出するた
    めの噴射孔とを有する回転切削工具において、その噴射
    孔を、隣合う切り刃のほぼ中間の外周に、前記切り刃高
    さよりややシャンクよりの位置に設けると共に、回転軌
    跡の外側の被切削面に向けて噴出するように開口してい
    ることを特徴とする回転切削工具。
JP1987100804U 1987-06-30 1987-06-30 回転切削工具 Expired - Lifetime JPH0630333Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987100804U JPH0630333Y2 (ja) 1987-06-30 1987-06-30 回転切削工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987100804U JPH0630333Y2 (ja) 1987-06-30 1987-06-30 回転切削工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS644510U JPS644510U (ja) 1989-01-12
JPH0630333Y2 true JPH0630333Y2 (ja) 1994-08-17

Family

ID=31329214

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987100804U Expired - Lifetime JPH0630333Y2 (ja) 1987-06-30 1987-06-30 回転切削工具

Country Status (1)

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JP (1) JPH0630333Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4959185U (ja) * 1972-09-01 1974-05-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPS644510U (ja) 1989-01-12

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