JPH069626Y2 - エアータービンハンドピースの排気用キャップ - Google Patents

エアータービンハンドピースの排気用キャップ

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JPH069626Y2
JPH069626Y2 JP10565390U JP10565390U JPH069626Y2 JP H069626 Y2 JPH069626 Y2 JP H069626Y2 JP 10565390 U JP10565390 U JP 10565390U JP 10565390 U JP10565390 U JP 10565390U JP H069626 Y2 JPH069626 Y2 JP H069626Y2
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JP
Japan
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exhaust
tool
air
handpiece
cap
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Application number
JP10565390U
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JPH0461510U (ja
Inventor
祐司 堀口
Original Assignee
株式会社中西歯科器械製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、エアータービンハンドピースの先端部に装着
し、その排気エアーの排気方向を変えるエアータービン
ハンドピースの排気用キャップに関する。
〈従来の技術〉 近年、人工歯の陶材冠、陶材インレー等に使用するポー
セレンの形態修正には、「ノン・エッジ・テクニック」
による研削方法が採用されている。
この研削方法は、タングステンカーバイド・バーをハン
ドピースに装着して回転させ、軽くポーセレン表面に押
しあてるものである。この研削は、ごく初期の段階で
は、前記バーが滑り、ポーセレンを削ることはできない
が、やがて切削粉(ポーセレンの粉末)がわずかに生じ
ると急に研削が始まる。そして、このようにいったん研
削粉が生じると、高硬度のタングテンカーバイドとポー
セレンとの間にこの粉末が入り込み、ポーセレンの粉末
が砥粒の役目を果たし、研削が進むものである。
このようなノン・エッジ・テクニックによる研削を行う
には、高速回転が得られるエアータービンハンドピース
が必要である。第4図にエアータービンハンドピースの
一例を示す。このハンドピースの駆動機構は、給気パイ
プ8を通して圧送されたエアーが矢印aに示す向きに進
み、軸流式のエアータービン9の羽根に当り、このター
ビン9を回転駆動する。この後、エアーは矢印b→c→
dに沿って流れ排気されるものである。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、このようなエアータービンハンドピースを使用
した場合、その構造上、エアータービンを駆動した後の
排気エアーの一部が、工具3を保持し回転するスピンド
ル5の外周部とハンドピース2の先端部との間の間隙1
0から前方へ向って排気されるが、この排気エアーは一
旦生じたポーセレンの粉末を吹き飛ばす結果となり、ノ
ン・エッジ・テクニックによる研削を行うには非常に不
都合であった。
本考案は上記問題点を解決すべくなされたものであり、
その目的は、エアータービンハンドピースを用いてノン
・エッジ・テクニックによる研削を行った場合にも、生
じたポーセレンの粉末の吹き飛ばしを防止するエアータ
ービンハンドピースの排気用キャップを提供することに
ある。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は上記目的に鑑みてなされたものであり、その要
旨は、エアータービンハンドピースの工具側先端部に空
隙部を形成して装着する排気用キャップであって、該キ
ャップには、装着状態で前記工具が回転し得るように、
前記キャップに貫通した前記工具の周囲に、微小間隙を
形成した開孔部と、前記工具側先端部の空隙部に設け、
前記微小間隙に比べて大なる通気性を有する排気窓とを
備え、前記ハンドピースの工具側先端部から前方に向っ
て排気された排気エアーを前記排気窓を通して他の方向
へ排気するエアータービンハンドピースの排気用キャッ
プにある。
〈作用〉 前記ハンドピースの工具側先端部から前方に向って排気
された排気エアーは、前方に拡がりながら進み、前記工
具側先端部の空隙部に滞留し、この空隙部内の圧力が幾
分高くなる。この際、前記工具と開孔部との間の間隙
(微小間隙)が極く狭いため、この間隙を排気エアーが
通り難くい状態となっている。一方、前記排気窓は、前
記間隙に比べて大なる通気性を有しており、このため前
記排気エアーは、前記開孔部と工具との間の微小間隙を
通らず、通気性の良い前記排気窓を通って前方以外の他
の方向へ排気されるものである。
〈実施例〉 本考案に係るエアータービンハンドピースの排気用キャ
ップについて添付図面を基に説明する。
排気用キャップ1は、先端部が先細となる略筒形状を有
し、その端部にはエアータービンハンドピース2(以下
ハンドピースという)に取り付けた工具3を通すための
開孔部4を形成しており、前記工具3を開孔部4に挿入
することによって、ハンドピース2の先端部に嵌着する
ものである(第1図)。なお、排気用キャップ1を装着
した状態でも工具3の回転に支障とならぬよう、工具3
の外周部と開孔部4との間に微小間隙11を形成してい
る。
一方、ハンドピース2の先端部では、エアータービン9
(第4図参照)を回転駆動した後の排気エアーが、工具
3を保持するスピンドル5とハンドピース2本体との間
の間隙10(第4図参照)から前方へ向って排気され
る。この排気エアーの排気方向を変えるため、前記排気
用キャップ1の開孔部4の周囲には、等間隔で3箇所に
排気窓6を形成している(第2図(a)〜(c))。こ
の排気窓6は、前記開孔部4と工具3との間の微小間隙
11よりも十分に大きく切り欠いて(第3図)通気性を
良くしており、排気用キャップ1を径方向に貫通してい
る。
また、排気用キャップ1のシース部分を、大きくU字型
に切り欠いているが、これはハンドピース2の周囲に突
出したチップエアーの吹出しノズル部7と嵌合させるた
めであり、本考案の排気用キャップ1を何等限定するも
のではない。
次に、排気用キャップ1の排気作用について説明する。
前述したようにハンドピース2の先端部の間隙10から
前方に向って排気エアーが排気される。この排気エアー
は、前方に向って拡がりながら進み、工具側先端部の空
隙部12内に滞留し、この空隙部内の圧力が幾分高くな
る。この際、開孔部4と工具3との間の微小間隙11
は、空気が通り難くなっている(通気性:小)。一方、
排気窓6は前記微小間隙に比べて十分に大きく切り欠い
ているため、この箇所を空気が通り易くなっている(通
気性:大)。従って、前記排気エアーは、前記開孔部4
と工具3との間の微小間隙11を通らず、通気性の良い
排気窓6を通って横方向(矢印e)に排気され、研削の
際、工具3の先端部に生じるポーセレンの粉末を吹き飛
ばすことはない。
本実施例では、装着時に排気用キャップ1の内側に形成
される空隙部の周囲3箇所に円弧状の排気窓6を形成す
る例を示したが、この配設位置、配設個数及び窓形状に
限定するものではなく、前記開孔部4と工具3との間の
微小間隙11に比べ、十分に通気性が良いように大きな
開孔面を形成するものであれば良い。また、排気エアー
の排出方向もハンドピース2の横方向(矢印e)だけで
はなく、ハンドピースの軸方向に対する斜前・後方向
等、工具3の先端部に排気エアーが当らない方向であれ
ば良い。
〈効果〉 本考案に係るエアータービンハンドピースの排気用キャ
ップによれば、前記開孔部と工具との間の微小間隙に比
べ、大なる通気性を有する排気窓を設けたので、前記ハ
ンドピース先端部から前記工具側先端部の空隙部に排気
された排気エアーは、前記開孔部と工具との微小間隙を
通らず、通気性の良い前記排気窓を通って他の方向に排
気させることができるため、ノン・エッジ・テクニック
によって研削を行う場合にも、前記工具の先端部に生じ
るポーセレンの粉末を吹き飛ばすことなく、効率的に研
削を行うことができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は排気用キャップとエアータービンハンドピース
を示す斜視図、第2図(a),(b),(c)はそれぞれ前記排気
用キャップの正面図、側面図、底面図、第3図はエアー
タービンハンドピースに装着した状態を示す排気用キャ
ップの縦断面図、第4図はエアータービンハンドピース
の先端部を示す部分断面図である。 1……排気用キャップ、2……エアータービンハンドピ
ース、3……工具、4……開孔部、6……排気窓、11
……微小間隙、12……空隙部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアータービンハンドピースの工具側先端
    部に空隙部を形成して装着する排気用キャップであっ
    て、 該キャップには、装着状態で前記工具が回転し得るよう
    に、前記キャップに貫通した前記工具の周囲に微小間隙
    を形成する開孔部と、前記工具側先端部の空隙部に設
    け、前記微小間隙に比べて大なる通気性を有する排気窓
    とを備え、前記ハンドピースの工具側先端部から前方に
    向って排気された排気エアーを前記排気窓を通して他の
    方向へ排気することを特徴とするエアータービンハンド
    ピースの排気用キャップ。
JP10565390U 1990-10-09 1990-10-09 エアータービンハンドピースの排気用キャップ Expired - Lifetime JPH069626Y2 (ja)

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JP10565390U JPH069626Y2 (ja) 1990-10-09 1990-10-09 エアータービンハンドピースの排気用キャップ

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JP10565390U JPH069626Y2 (ja) 1990-10-09 1990-10-09 エアータービンハンドピースの排気用キャップ

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Publication Number Publication Date
JPH0461510U JPH0461510U (ja) 1992-05-27
JPH069626Y2 true JPH069626Y2 (ja) 1994-03-16

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ID=31851422

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10290810A (ja) * 1997-04-21 1998-11-04 Osada Res Inst Ltd 歯科治療用ハンドピース

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JPH0461510U (ja) 1992-05-27

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