JP2576720B2 - 地下壁構造物の防水工法 - Google Patents
地下壁構造物の防水工法Info
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- JP2576720B2 JP2576720B2 JP3196156A JP19615691A JP2576720B2 JP 2576720 B2 JP2576720 B2 JP 2576720B2 JP 3196156 A JP3196156 A JP 3196156A JP 19615691 A JP19615691 A JP 19615691A JP 2576720 B2 JP2576720 B2 JP 2576720B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下壁構造物の防水工
法に関する。
法に関する。
【0002】
【従来の技術】地下壁構造物の防水処理工法として、従
来例えば図3に示す工法がある。この防水工法は、予め
地下最深部に集水ピット6を設けた構造物を構築し、集
水ピット6の上部周縁に地盤と接して躯体外壁1を構築
し、この外壁1の内側に防水モルタル3を施すと共に、
中空層7を空けてコンクリートブロック壁2を構築する
ことにより二重壁とし、さらに中空層7の下部に、溝4
およびこの溝4と集水ピット6間を連通する排水路5を
形成している。
来例えば図3に示す工法がある。この防水工法は、予め
地下最深部に集水ピット6を設けた構造物を構築し、集
水ピット6の上部周縁に地盤と接して躯体外壁1を構築
し、この外壁1の内側に防水モルタル3を施すと共に、
中空層7を空けてコンクリートブロック壁2を構築する
ことにより二重壁とし、さらに中空層7の下部に、溝4
およびこの溝4と集水ピット6間を連通する排水路5を
形成している。
【0003】得られた地下壁構造物の防水作用は次の通
りである。すなわち、地盤より躯体外壁1を通じて中空
層7内に侵入した水は外壁1の内面を伝って溝4に流下
し、排水路5を通じて集水ピット6に排出され、さらに
この集水ピット6から外部に放出される。
りである。すなわち、地盤より躯体外壁1を通じて中空
層7内に侵入した水は外壁1の内面を伝って溝4に流下
し、排水路5を通じて集水ピット6に排出され、さらに
この集水ピット6から外部に放出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の防水工法では、二重壁を構成するための内壁とし
てコンクリートブロック壁2を設けているため、次の問
題があった。
従来の防水工法では、二重壁を構成するための内壁とし
てコンクリートブロック壁2を設けているため、次の問
題があった。
【0005】すなわち、コンクリートブロック壁2の施
工には、ブロック単体を多数積層する必要があるため多
大な手間と時間を要し、工期が長期化する。また前記コ
ンクリートブロック壁2の構築は複雑な作業であり、そ
の仕上がりや防水性は作業者の熟練度合いが大きく影響
する問題もある。
工には、ブロック単体を多数積層する必要があるため多
大な手間と時間を要し、工期が長期化する。また前記コ
ンクリートブロック壁2の構築は複雑な作業であり、そ
の仕上がりや防水性は作業者の熟練度合いが大きく影響
する問題もある。
【0006】また、この種の防水工法を適用した他の例
としては、特開昭60−59234号公報(Int.Cl.E02
D 31/02 )や、特開昭62−233344号公報(Int.
Cl.E02D 31/02 )に開示された工法がある。これらの工
法は前記コンクリートブロックに替えて内壁をコンクリ
ート壁としてあり、ブロック単体の積み上げによる問題
は解決されるが、このコンクリート壁を構築するには、
従来ベニヤや鋼板等の型枠を建て込んでその中にコンク
リートを打設する必要があるため、型枠を補強するのに
多くの端太材および支保工を使用し、また、打設したコ
ンクリートの硬化後には型枠を撤去する必要がある。こ
のため、前記内壁を完成するためには型枠の建て込み以
外に、この型枠の撤去および端太材,支保工の取り付
け,取り外しに対して多大な労働力を必要とし、前記図
3に示す防水工法と同様に工期が著しく長期化する問題
があった。
としては、特開昭60−59234号公報(Int.Cl.E02
D 31/02 )や、特開昭62−233344号公報(Int.
Cl.E02D 31/02 )に開示された工法がある。これらの工
法は前記コンクリートブロックに替えて内壁をコンクリ
ート壁としてあり、ブロック単体の積み上げによる問題
は解決されるが、このコンクリート壁を構築するには、
従来ベニヤや鋼板等の型枠を建て込んでその中にコンク
リートを打設する必要があるため、型枠を補強するのに
多くの端太材および支保工を使用し、また、打設したコ
ンクリートの硬化後には型枠を撤去する必要がある。こ
のため、前記内壁を完成するためには型枠の建て込み以
外に、この型枠の撤去および端太材,支保工の取り付
け,取り外しに対して多大な労働力を必要とし、前記図
3に示す防水工法と同様に工期が著しく長期化する問題
があった。
【0007】本発明はかかる従来の問題を解決するもの
であって、PC(プレキャストコンクリート)版の裏面
に、芯材として断面形状がコルゲート状であるシート材
の周面をフィルター材で被覆して形成した透水性部材を
取り付けたPC打込み型枠を用いると共に、このPC打
込み型枠を内壁とすることにより、大幅な省力化を図り
つつ、止水性を向上することができる地下壁構造物の防
水工法を提供することを目的とする。
であって、PC(プレキャストコンクリート)版の裏面
に、芯材として断面形状がコルゲート状であるシート材
の周面をフィルター材で被覆して形成した透水性部材を
取り付けたPC打込み型枠を用いると共に、このPC打
込み型枠を内壁とすることにより、大幅な省力化を図り
つつ、止水性を向上することができる地下壁構造物の防
水工法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、芯材として断面形状がコルゲート状であ
るシート材の周面をフィルター材で被覆して形成した透
水性部材をその裏側に取り付けたPC打込み型枠を成形
し、このPC打込み型枠を、構築しようとする地下外壁
の内側に建て込み、このPC打込み型枠の外側にコンク
リートを打設することにより地下外壁を構築すると共
に、前記透水性部材の下部に集水ピットに通ずる排水路
を形成することを特徴とする。
めに本発明は、芯材として断面形状がコルゲート状であ
るシート材の周面をフィルター材で被覆して形成した透
水性部材をその裏側に取り付けたPC打込み型枠を成形
し、このPC打込み型枠を、構築しようとする地下外壁
の内側に建て込み、このPC打込み型枠の外側にコンク
リートを打設することにより地下外壁を構築すると共
に、前記透水性部材の下部に集水ピットに通ずる排水路
を形成することを特徴とする。
【0009】
【作用】以上の構成により本発明の地下壁構造物の防水
工法にあっては、裏側に芯材として断面形状がコルゲー
ト状であるシート材の周面をフィルター材で被覆して形
成した透水性部材を取り付けたPC打込み型枠を建て込
み、このPC打込み型枠の外側に打設したコンクリート
により地下外壁を構築することができる。このとき、こ
の地下外壁に対してPC打込み型枠が内壁となり、これ
ら地下外壁と内壁とは前記透水性部材を介して二重壁を
構成する。従って、地下外壁を通して浸入した水を前記
PC打込み型枠で遮断することができ、この遮断された
水は前記透水性部材に浸透した状態で下方に案内され、
そして、排水路を介して集水ピットに排出する。
工法にあっては、裏側に芯材として断面形状がコルゲー
ト状であるシート材の周面をフィルター材で被覆して形
成した透水性部材を取り付けたPC打込み型枠を建て込
み、このPC打込み型枠の外側に打設したコンクリート
により地下外壁を構築することができる。このとき、こ
の地下外壁に対してPC打込み型枠が内壁となり、これ
ら地下外壁と内壁とは前記透水性部材を介して二重壁を
構成する。従って、地下外壁を通して浸入した水を前記
PC打込み型枠で遮断することができ、この遮断された
水は前記透水性部材に浸透した状態で下方に案内され、
そして、排水路を介して集水ピットに排出する。
【0010】ところで、前記PC打込み型枠を内壁とし
て用いるため、この内壁の構築完了後にPC打込み型枠
を撤去する必要が無い。また、このPC打込み型枠が高
い剛性を有していることにより、PC打込み型枠を建て
込む際には端太材を不要とする。従って、型枠の撤去お
よび端太材の取り付け,取り外しの必要が無いことか
ら、大幅な省力化を達成することができる。
て用いるため、この内壁の構築完了後にPC打込み型枠
を撤去する必要が無い。また、このPC打込み型枠が高
い剛性を有していることにより、PC打込み型枠を建て
込む際には端太材を不要とする。従って、型枠の撤去お
よび端太材の取り付け,取り外しの必要が無いことか
ら、大幅な省力化を達成することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1,図2は本発明にかかる地下壁構造物の
防水工法の一実施例を示し、図1は要部断面図、図2は
図1中A部の要部拡大断面図である。
説明する。図1,図2は本発明にかかる地下壁構造物の
防水工法の一実施例を示し、図1は要部断面図、図2は
図1中A部の要部拡大断面図である。
【0012】即ち、本実施例の地下壁構造物の防水工法
では、地下構築物を建造するために掘削した地中部分1
0に、集水ピット12を形成した躯体基部14を構築
し、この躯体基部14の上面周縁部に、PC打込み型枠
16を建て込む。このとき、このPC打込み型枠16
は、これと前記地中部分10の内側との間に所定の空間
部を設けて建て込む。このとき、前記PC打込み型枠1
6は、支保工を用いて垂直状態に固定する。尚、前記支
保工は後述する地下外壁22の構築完了後に撤去する。
では、地下構築物を建造するために掘削した地中部分1
0に、集水ピット12を形成した躯体基部14を構築
し、この躯体基部14の上面周縁部に、PC打込み型枠
16を建て込む。このとき、このPC打込み型枠16
は、これと前記地中部分10の内側との間に所定の空間
部を設けて建て込む。このとき、前記PC打込み型枠1
6は、支保工を用いて垂直状態に固定する。尚、前記支
保工は後述する地下外壁22の構築完了後に撤去する。
【0013】前記PC打込み型枠16は図2に詳示する
ように、PC版18の裏面に、芯材として断面形状がコ
ルゲート状であるシート材の周面をフィルター材で被覆
して形成した透水性部材20を一体的に裏打ちしたもの
である。透水性部材20は、断面波形が連続する形状に
形成されたプラスチックシートの両面を不織布で覆った
透水性に富み、且つ軽量であって、またコンクリート打
設圧力等に対する耐圧強度が高いと共に、断熱性にも優
れた素材である。この透水性部材20を前記PC版18
に裏打ちするには、PC版18の成形時において打込み
一体成形するか、あるいは接着剤による貼着、釘止めな
ど各種固定方法を採用することができる。
ように、PC版18の裏面に、芯材として断面形状がコ
ルゲート状であるシート材の周面をフィルター材で被覆
して形成した透水性部材20を一体的に裏打ちしたもの
である。透水性部材20は、断面波形が連続する形状に
形成されたプラスチックシートの両面を不織布で覆った
透水性に富み、且つ軽量であって、またコンクリート打
設圧力等に対する耐圧強度が高いと共に、断熱性にも優
れた素材である。この透水性部材20を前記PC版18
に裏打ちするには、PC版18の成形時において打込み
一体成形するか、あるいは接着剤による貼着、釘止めな
ど各種固定方法を採用することができる。
【0014】そして、前記PC打込み型枠16を建て込
んだ後、このPC打込み型枠16の外側、つまり、この
PC打込み型枠16と前記地中部分10との間の空間部
に躯体コンクリートを打設し、これが硬化することによ
りこのコンクリートを地下外壁22として構築する。
尚、前記地下外壁22を構築した段階では、前記透水性
部材20はこの地下外壁22と前記PC版18との間に
挟まれた状態となる。
んだ後、このPC打込み型枠16の外側、つまり、この
PC打込み型枠16と前記地中部分10との間の空間部
に躯体コンクリートを打設し、これが硬化することによ
りこのコンクリートを地下外壁22として構築する。
尚、前記地下外壁22を構築した段階では、前記透水性
部材20はこの地下外壁22と前記PC版18との間に
挟まれた状態となる。
【0015】また、前記躯体基部14の上端周縁部に
は、一端が前記透水性部材20の下端部に開口し、他端
が集水ピット12内に開口する複数の排水路24を形成
してある。尚、前記PC打込み型枠16の建て込み後
に、床面となる軽量コンクリート26を施工する。
は、一端が前記透水性部材20の下端部に開口し、他端
が集水ピット12内に開口する複数の排水路24を形成
してある。尚、前記PC打込み型枠16の建て込み後
に、床面となる軽量コンクリート26を施工する。
【0016】以上の構成により本実施例の地下壁構造物
の防水工法にあっては、裏側に透水性部材20を取り付
けたPC打込み型枠16の外側に躯体コンクリートを打
設することにより、この打設したコンクリートで地下外
壁22を簡単に構築することができる。また、この地下
外壁22に対して前記PC打込み型枠16を内壁とし、
これら地下外壁22とPC打込み型枠16とは、これら
両者間に介在する前記透水性部材20を介して二重壁を
構成する。
の防水工法にあっては、裏側に透水性部材20を取り付
けたPC打込み型枠16の外側に躯体コンクリートを打
設することにより、この打設したコンクリートで地下外
壁22を簡単に構築することができる。また、この地下
外壁22に対して前記PC打込み型枠16を内壁とし、
これら地下外壁22とPC打込み型枠16とは、これら
両者間に介在する前記透水性部材20を介して二重壁を
構成する。
【0017】従って、前記地下外壁22から水が浸入し
た場合、この水を前記PC打込み型枠16で遮断するこ
とができる。そして、このPC打込み型枠16で遮断さ
れた水は前記透水性部材20に浸透し、このように透水
性部材20に浸透した水はこの透水性部材20を伝って
徐々に下方に案内される。一方、前記透水性部材20の
下端部には集水ピット12に通ずる排水路24を形成し
てあるため、前記浸透した水をこの排水路24を介して
集水ピット12に排出することができる。従って、前記
PC版18が水密性に優れていることと、透水性部材2
0が透水性に優れていることと相俟って、地下外壁22
の止水性を著しく向上することができる。また、透水性
部材20が断熱性を有していることから、この透水性部
材20により地下外壁22と内壁であるPC版18との
間に断熱層を形成することができ、地下壁構造部分に結
露が生じることを防止できる。さらに、この透水性部材
20は、耐圧強度に優れるため、地下外壁22に亀裂が
生じたような場合であっても、PC打込み型枠16の破
断を防止することもできる。
た場合、この水を前記PC打込み型枠16で遮断するこ
とができる。そして、このPC打込み型枠16で遮断さ
れた水は前記透水性部材20に浸透し、このように透水
性部材20に浸透した水はこの透水性部材20を伝って
徐々に下方に案内される。一方、前記透水性部材20の
下端部には集水ピット12に通ずる排水路24を形成し
てあるため、前記浸透した水をこの排水路24を介して
集水ピット12に排出することができる。従って、前記
PC版18が水密性に優れていることと、透水性部材2
0が透水性に優れていることと相俟って、地下外壁22
の止水性を著しく向上することができる。また、透水性
部材20が断熱性を有していることから、この透水性部
材20により地下外壁22と内壁であるPC版18との
間に断熱層を形成することができ、地下壁構造部分に結
露が生じることを防止できる。さらに、この透水性部材
20は、耐圧強度に優れるため、地下外壁22に亀裂が
生じたような場合であっても、PC打込み型枠16の破
断を防止することもできる。
【0018】ところで、前記PC打込み型枠16はこれ
を内壁として用いたため、この内壁の構築完了後にPC
打込み型枠16を撤去する必要が無い。また、このPC
打込み型枠16はコンクリートを板状に硬化して形成し
たものであるため、高い剛性を有しており、このPC打
込み型枠16を建て込む際にも、従来用いられていた端
太材を不要とする。
を内壁として用いたため、この内壁の構築完了後にPC
打込み型枠16を撤去する必要が無い。また、このPC
打込み型枠16はコンクリートを板状に硬化して形成し
たものであるため、高い剛性を有しており、このPC打
込み型枠16を建て込む際にも、従来用いられていた端
太材を不要とする。
【0019】従って、地下外壁22の内壁としてPC打
込み型枠16を用いたことにより、従来行っていた型枠
の撤去および端太材の取り付け,取り外しを全く必要と
せず、現場での大幅な省力化を達成することができる。
また、前記PC打込み型枠16は工場等で一括生産され
ることにより、その製品の均一性および表面仕上げの滑
らかさを確保できることにより、内壁を構築するにあた
って現場での建築従事者の熟練度をそれ程必要としない
と共に、内壁の表面仕上げを省略できることから、労働
者不足の現状に十分対処することができる。
込み型枠16を用いたことにより、従来行っていた型枠
の撤去および端太材の取り付け,取り外しを全く必要と
せず、現場での大幅な省力化を達成することができる。
また、前記PC打込み型枠16は工場等で一括生産され
ることにより、その製品の均一性および表面仕上げの滑
らかさを確保できることにより、内壁を構築するにあた
って現場での建築従事者の熟練度をそれ程必要としない
と共に、内壁の表面仕上げを省略できることから、労働
者不足の現状に十分対処することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の地下壁構造
物の防水工法にあっては、地下外壁を構築するために用
いるPC打込み型枠の裏側に芯材として断面形状がコル
ゲート状であるシート材の周面をフィルター材で被覆し
て形成した透水性部材を取り付け、このPC打込み型枠
を内壁として構築したので、この内壁の構築完了後に型
枠の撤去の必要が無いこと、および、内壁の表面仕上げ
を必要としないことから、大幅な省力化を達成すると共
に、工期の大幅な短縮化を図ることができる。
物の防水工法にあっては、地下外壁を構築するために用
いるPC打込み型枠の裏側に芯材として断面形状がコル
ゲート状であるシート材の周面をフィルター材で被覆し
て形成した透水性部材を取り付け、このPC打込み型枠
を内壁として構築したので、この内壁の構築完了後に型
枠の撤去の必要が無いこと、および、内壁の表面仕上げ
を必要としないことから、大幅な省力化を達成すると共
に、工期の大幅な短縮化を図ることができる。
【0021】また、前記PC打込み型枠は製品の均一性
を確保できることにより、内壁を構築するにあたって現
場での建築従事者の熟練度をそれ程必要とせず、労働者
不足の現状に十分対処することができる。
を確保できることにより、内壁を構築するにあたって現
場での建築従事者の熟練度をそれ程必要とせず、労働者
不足の現状に十分対処することができる。
【0022】更に、水密性に優れたPC版と透水性部材
とによる導水システムの複合化により、地下外壁の止水
性を著しく向上することができるという各種優れた効果
を奏する。
とによる導水システムの複合化により、地下外壁の止水
性を著しく向上することができるという各種優れた効果
を奏する。
【図1】本発明にかかる防水工法を用いて構築した地下
壁構造物の一実施例を示す要部断面図である。
壁構造物の一実施例を示す要部断面図である。
【図2】図1中、A部の要部拡大断面図である。
【図3】従来の防水工法を示す地下壁構造物の要部断面
図である。
図である。
12 集水ピット 16 PC打込み型枠 18 PC版 20 透水性部材 22 地下外壁 24 排水路
Claims (1)
- 【請求項1】 芯材として断面形状がコルゲート状であ
るシート材の周面をフィルター材で被覆して形成した透
水性部材をその裏側に取り付けたPC打込み型枠を成形
し、このPC打込み型枠を、構築しようとする地下外壁
の内側に建て込み、このPC打込み型枠の外側にコンク
リートを打設することにより地下外壁を構築すると共
に、前記透水性部材の下部に集水ピットに通ずる排水路
を形成することを特徴とする地下壁構造物の防水工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3196156A JP2576720B2 (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 地下壁構造物の防水工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3196156A JP2576720B2 (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 地下壁構造物の防水工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0517964A JPH0517964A (ja) | 1993-01-26 |
JP2576720B2 true JP2576720B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=16353140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3196156A Expired - Fee Related JP2576720B2 (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 地下壁構造物の防水工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576720B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0596139U (ja) * | 1992-05-29 | 1993-12-27 | 前田建設工業株式会社 | 地下外壁体 |
JP4505424B2 (ja) | 2006-03-17 | 2010-07-21 | ホシデン株式会社 | ジャック |
CN113802724B (zh) * | 2021-09-27 | 2022-11-04 | 中国建筑第二工程局有限公司 | 一种外墙企口缝防渗施工结构及施工方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS612553B2 (ja) * | 1981-08-01 | 1986-01-25 | Nobumitsu Yoshida | |
JPH0381425A (ja) * | 1989-08-23 | 1991-04-05 | Taisei Corp | 地下壁及びその施工法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS612553U (ja) * | 1984-06-12 | 1986-01-09 | 株式会社竹中工務店 | 地下外壁の構造 |
-
1991
- 1991-07-11 JP JP3196156A patent/JP2576720B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS612553B2 (ja) * | 1981-08-01 | 1986-01-25 | Nobumitsu Yoshida | |
JPH0381425A (ja) * | 1989-08-23 | 1991-04-05 | Taisei Corp | 地下壁及びその施工法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0517964A (ja) | 1993-01-26 |
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