JP2576446B2 - 加圧力調整装置を有する超音波モータ - Google Patents
加圧力調整装置を有する超音波モータInfo
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- JP2576446B2 JP2576446B2 JP62146699A JP14669987A JP2576446B2 JP 2576446 B2 JP2576446 B2 JP 2576446B2 JP 62146699 A JP62146699 A JP 62146699A JP 14669987 A JP14669987 A JP 14669987A JP 2576446 B2 JP2576446 B2 JP 2576446B2
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- Japan
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- ultrasonic motor
- vibrator
- casing
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- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （発明の技術分野） 本発明は、ステータ、ロータ間の加圧力を調整可能な
超音波モータに関するものである。
超音波モータに関するものである。
（発明の背景） 超音波モータは、ステータとロータとを摩擦接触さ
せ、ステータの表面に生じる超音波によりロータを駆動
するものである。そのため、ステータとロータの接触面
は、平面性が高いことが望ましく、金属の粉やゴミやホ
コリなどが接触面に付着すると駆動に大きな影響が出て
しまう。
せ、ステータの表面に生じる超音波によりロータを駆動
するものである。そのため、ステータとロータの接触面
は、平面性が高いことが望ましく、金属の粉やゴミやホ
コリなどが接触面に付着すると駆動に大きな影響が出て
しまう。
そこで、ゴミやホコリ等から超音波モータを保護する
ために、モータ自体をユニット化し、ゴミやホコリ等が
侵入しないケーシング内に収納したものが知られてい
る。このような技術によれば、前述したような問題を回
避することが可能である。
ために、モータ自体をユニット化し、ゴミやホコリ等が
侵入しないケーシング内に収納したものが知られてい
る。このような技術によれば、前述したような問題を回
避することが可能である。
一方、超音波モータは、一般にステータとロータとを
互いに近接する方向に加圧する加圧手段を有しており、
その加圧手段の加圧力も超音波モータの駆動に影響を与
えるものである。上記の技術はステータ、ロータおよび
加圧手段を含めた超音波モータをケーシング内に収納す
るものであるため、一旦モータをケーシング内に収納す
ると、加圧収納の加圧力を容易に調整することができな
かった。
互いに近接する方向に加圧する加圧手段を有しており、
その加圧手段の加圧力も超音波モータの駆動に影響を与
えるものである。上記の技術はステータ、ロータおよび
加圧手段を含めた超音波モータをケーシング内に収納す
るものであるため、一旦モータをケーシング内に収納す
ると、加圧収納の加圧力を容易に調整することができな
かった。
（発明の目的） 本発明は、これらの欠点を解決し、ゴミやホコリに強
く、かつ、ステータおよびロータをケーシング内に収納
した後でも両者間の加圧力を容易に調整できる超音波モ
ータを提供することを目的とする。
く、かつ、ステータおよびロータをケーシング内に収納
した後でも両者間の加圧力を容易に調整できる超音波モ
ータを提供することを目的とする。
（発明の概要） 本発明は、振動子と、振動子に接触する相対運動部材
とを有する超音波モータにおいて、壁面によって囲まれ
た収納室を内部に形成するとともに、該収納室内に前記
振動子および相対運動部材を収納するケーシング部材
と、 前記収納室から前記ケーシング部材の外部に突出し、
前記収納室内に位置する一端が前記振動子または相対運
動部材の少なくとも一方に取り付けられた、前記振動子
または相対運動部材に加圧力を伝達する伝達部材と、 該伝達部材に伝達される前記加圧力を、前記伝達部材
を用いて前記ケーシング部材の外側から調整することが
できる加圧力調整部材とを有している。
とを有する超音波モータにおいて、壁面によって囲まれ
た収納室を内部に形成するとともに、該収納室内に前記
振動子および相対運動部材を収納するケーシング部材
と、 前記収納室から前記ケーシング部材の外部に突出し、
前記収納室内に位置する一端が前記振動子または相対運
動部材の少なくとも一方に取り付けられた、前記振動子
または相対運動部材に加圧力を伝達する伝達部材と、 該伝達部材に伝達される前記加圧力を、前記伝達部材
を用いて前記ケーシング部材の外側から調整することが
できる加圧力調整部材とを有している。
（実施例） 第２図の（Ａ）（Ｂ）は、本発明の実施例を示す図で
ある。ここで第２図（Ａ）は超音波モーターの側面図、
第２図（Ｂ）は超音波モーターの断面図を示す。
ある。ここで第２図（Ａ）は超音波モーターの側面図、
第２図（Ｂ）は超音波モーターの断面図を示す。
１はこのモーターのケーシングである。ケーシング１
の内部には、ステーター２とローター３が格納されてい
て、ステーター２の表面の突起部2aとローター３に接着
された摩擦材４とが輪帯状に互いに接触している。また
ステーター２の裏面には圧電セラミック素子５が接着さ
れていて、ケーシング１の支持用突起部1aとやはり輪帯
状に互いに接触している。ローター３の軸3aの右端には
圧縮バネ６、座金７、ナット８、及びベアリング９があ
って、ナット８を締め込むと、ケーシング１と座金７と
の間で圧縮バネ６が圧縮されることから、ステーター２
とローター３に適宜の接触圧力を与えることができる。
軸3aの左端にはレンズ移動用のレバー10が嵌合してお
り、その先端の溝部10aにはピン11が嵌合している。
の内部には、ステーター２とローター３が格納されてい
て、ステーター２の表面の突起部2aとローター３に接着
された摩擦材４とが輪帯状に互いに接触している。また
ステーター２の裏面には圧電セラミック素子５が接着さ
れていて、ケーシング１の支持用突起部1aとやはり輪帯
状に互いに接触している。ローター３の軸3aの右端には
圧縮バネ６、座金７、ナット８、及びベアリング９があ
って、ナット８を締め込むと、ケーシング１と座金７と
の間で圧縮バネ６が圧縮されることから、ステーター２
とローター３に適宜の接触圧力を与えることができる。
軸3aの左端にはレンズ移動用のレバー10が嵌合してお
り、その先端の溝部10aにはピン11が嵌合している。
第１図に述べるモーター制御回路によって圧電セラミ
ック素子５に高周波電気入力を印加すると圧電セラミッ
ク素子５に撓み振動が発生し、これからステーター２の
表面にモーターの中心軸回りの進行性表面波を得ること
ができる。ステーター２の振動は半径方向でその振幅が
異なっており、突起部2aのある輪帯では振幅が最大に、
また突起部1aのある輪帯では振幅が殆んど０になってい
るので、それぞれの半径で出力の取り出しと支持を行
う。突起部2aと加圧接触している摩擦材４の摩擦によ
り、モーターの中心軸回りの進行性表面波がモーターの
出力トルクに変換される。すなわちローター３が回転さ
れたレンズ移動用のレバー10がモーターの軸回りに回転
し、その先端の溝部10aに嵌合しているピン11（後述）
を移動させる。
ック素子５に高周波電気入力を印加すると圧電セラミッ
ク素子５に撓み振動が発生し、これからステーター２の
表面にモーターの中心軸回りの進行性表面波を得ること
ができる。ステーター２の振動は半径方向でその振幅が
異なっており、突起部2aのある輪帯では振幅が最大に、
また突起部1aのある輪帯では振幅が殆んど０になってい
るので、それぞれの半径で出力の取り出しと支持を行
う。突起部2aと加圧接触している摩擦材４の摩擦によ
り、モーターの中心軸回りの進行性表面波がモーターの
出力トルクに変換される。すなわちローター３が回転さ
れたレンズ移動用のレバー10がモーターの軸回りに回転
し、その先端の溝部10aに嵌合しているピン11（後述）
を移動させる。
次に第１図の（Ａ）、（Ｂ）及び（Ｃ）により、前述
した本発明の実施例の円板超音波モータを、カメラの撮
影レンズ構体内部に組み込んだ様子を説明する。ここで
第１図（Ａ）は撮影レンズ構体を側方から見た部分的断
面図、第１図（Ｂ）は撮影レンズ構体を光軸と直角な面
で切断した断面図、第１図（Ｃ）は撮影レンズ構体を上
方から見た断面図である。
した本発明の実施例の円板超音波モータを、カメラの撮
影レンズ構体内部に組み込んだ様子を説明する。ここで
第１図（Ａ）は撮影レンズ構体を側方から見た部分的断
面図、第１図（Ｂ）は撮影レンズ構体を光軸と直角な面
で切断した断面図、第１図（Ｃ）は撮影レンズ構体を上
方から見た断面図である。
図示しないカメラのマウントに取り付け可能なレンズ
マウント部12aを有する鏡筒12は、ケーシング13によっ
てその外部をカバーされている。鏡筒12の内部には、固
定レンズ14が固定され、また合焦用レンズ15を保持する
移動筒16がレンズの光軸方向に摺動自在に嵌合してい
る。移動筒16にはピン11が植設され、鏡筒12の光軸方向
に伸びた直進案内溝12bを通してレンズ移動用のレバー1
0の溝部10aに嵌合している。
マウント部12aを有する鏡筒12は、ケーシング13によっ
てその外部をカバーされている。鏡筒12の内部には、固
定レンズ14が固定され、また合焦用レンズ15を保持する
移動筒16がレンズの光軸方向に摺動自在に嵌合してい
る。移動筒16にはピン11が植設され、鏡筒12の光軸方向
に伸びた直進案内溝12bを通してレンズ移動用のレバー1
0の溝部10aに嵌合している。
モーター制御回路17によってモーターが駆動される
と、モーター軸3aが回転する。するとレバー10がモータ
ー軸3aの回りに回転させられる。レバー10の溝部10aお
よび鏡筒12の直進案内溝12bの両方に嵌合しているピン1
1は、直進案内溝12bに沿って動き、移動筒16を光軸方向
に移動させる。こうして合焦用レンズ15が光軸方向に移
動し、ピントの状態を調節することが可能になる。
と、モーター軸3aが回転する。するとレバー10がモータ
ー軸3aの回りに回転させられる。レバー10の溝部10aお
よび鏡筒12の直進案内溝12bの両方に嵌合しているピン1
1は、直進案内溝12bに沿って動き、移動筒16を光軸方向
に移動させる。こうして合焦用レンズ15が光軸方向に移
動し、ピントの状態を調節することが可能になる。
このように、本発明の超音波モータの実施例である円
板型の超音波モータを組み込んだレンズ構体は、円板型
超音波モーターを、その中心軸がレンズ光学系の光軸と
直交する方向に向くように配置し、モーター回転の接線
力で直接合焦用レンズ15を直進駆動させてピント調整を
行うものである。
板型の超音波モータを組み込んだレンズ構体は、円板型
超音波モーターを、その中心軸がレンズ光学系の光軸と
直交する方向に向くように配置し、モーター回転の接線
力で直接合焦用レンズ15を直進駆動させてピント調整を
行うものである。
（発明の効果） 以上のように本発明によれば、超音波モータの振動子
および相対運動部材をケーシング部材内部の収納室内に
収納し、振動子と相対運動部材とを互いに近接する方向
に加圧し、かつ加圧力を調節可能な加圧力調整部材をケ
ーシング部材の外側に設けたので、ゴミやホコリに強
く、かつ、振動子および相対運動部材をケーシング部材
に収納した後でも両者間の加圧力を容易に調整できる超
音波モータが得られる。
および相対運動部材をケーシング部材内部の収納室内に
収納し、振動子と相対運動部材とを互いに近接する方向
に加圧し、かつ加圧力を調節可能な加圧力調整部材をケ
ーシング部材の外側に設けたので、ゴミやホコリに強
く、かつ、振動子および相対運動部材をケーシング部材
に収納した後でも両者間の加圧力を容易に調整できる超
音波モータが得られる。
第１図（Ａ）、（Ｂ）、及び（Ｃ）は、円板型超音波モ
ーターをカメラの撮影レンズ内部に組み込んだ実施例を
説明する図であり、第１図（Ａ）は撮影レンズ構体を側
方から見た部分的断面図、第１図（Ｂ）は撮影レンズ構
体を光軸と直角な面で切断した断面図、第１図（Ｃ）は
撮影レンズ構体を上方から見た断面図、第２図（Ａ）及
び（Ｂ）は円板型超音波モーターの構造を説明する図で
あり、第２図（Ａ）は超音波モーターの側面図、第２図
（Ｂ）は超音波モーターの断面図である。 （主要部分の符号の説明） ２…ステーター ３…ローター ４…摩擦材 ５…圧電セラミック素子 ６…圧縮バネ 10…レンズ移動用レバー 12…レンズ鏡筒 12a…直進案内溝 15…合焦用レンズ 17…モーター制御回路
ーターをカメラの撮影レンズ内部に組み込んだ実施例を
説明する図であり、第１図（Ａ）は撮影レンズ構体を側
方から見た部分的断面図、第１図（Ｂ）は撮影レンズ構
体を光軸と直角な面で切断した断面図、第１図（Ｃ）は
撮影レンズ構体を上方から見た断面図、第２図（Ａ）及
び（Ｂ）は円板型超音波モーターの構造を説明する図で
あり、第２図（Ａ）は超音波モーターの側面図、第２図
（Ｂ）は超音波モーターの断面図である。 （主要部分の符号の説明） ２…ステーター ３…ローター ４…摩擦材 ５…圧電セラミック素子 ６…圧縮バネ 10…レンズ移動用レバー 12…レンズ鏡筒 12a…直進案内溝 15…合焦用レンズ 17…モーター制御回路
Claims (1)
- 【請求項１】振動子と、該振動子に接触する相対運動部
材とを有する超音波モータにおいて、 壁面によって囲まれた収納室を内部に形成するととも
に、該収納室内に前記振動子および相対運動部材を収納
するケーシング部材と、 前記収納室から前記ケーシング部材の外部に突出し、前
記収納室内に位置する一端が前記振動子または相対運動
部材の少なくとも一方に取り付けられた、前記振動子ま
たは相対運動部材に加圧力を伝達する伝達部材と、 該伝達部材に伝達される前記加圧力を、前記伝達部材を
用いて前記ケーシング部材の外側から調整することがで
きる加圧力調整部材とを備えることを特徴とする加圧力
調整装置を有する超音波モータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62146699A JP2576446B2 (ja) | 1987-06-12 | 1987-06-12 | 加圧力調整装置を有する超音波モータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62146699A JP2576446B2 (ja) | 1987-06-12 | 1987-06-12 | 加圧力調整装置を有する超音波モータ |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8066190A Division JPH08234078A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 超音波モーターを備えた光学機器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63311221A JPS63311221A (ja) | 1988-12-20 |
| JP2576446B2 true JP2576446B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=15413555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62146699A Expired - Fee Related JP2576446B2 (ja) | 1987-06-12 | 1987-06-12 | 加圧力調整装置を有する超音波モータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2576446B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109960002A (zh) * | 2019-04-23 | 2019-07-02 | 江苏米创医疗科技有限公司 | 一种基于超声波电机的摄像镜头及其应用 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6260480A (ja) * | 1985-09-09 | 1987-03-17 | Hitachi Maxell Ltd | 摩耗防止機構を有する超音波モ−タ |
-
1987
- 1987-06-12 JP JP62146699A patent/JP2576446B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63311221A (ja) | 1988-12-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |