JP2576438B2 - 留守番電話装置 - Google Patents

留守番電話装置

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JP2576438B2
JP2576438B2 JP7152378A JP15237895A JP2576438B2 JP 2576438 B2 JP2576438 B2 JP 2576438B2 JP 7152378 A JP7152378 A JP 7152378A JP 15237895 A JP15237895 A JP 15237895A JP 2576438 B2 JP2576438 B2 JP 2576438B2
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昭夫 盛田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、留守中にかかってくる
電話の内容を記録するようにした留守番電話装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】留守番電話装置では、一般に、電話がか
かってくると、まず、発呼者に対して留守録音を行う旨
の応答メッセージを伝え、その後に、発呼者の用件メッ
セージを録音するようにしている。また、従来のこの種
の装置では、留守番モードと在宅モードとを選択する切
換えスイッチが設けられていて、使用者が外出するとき
は、上記切換えスイッチを留守番モード側に切換えるよ
うにしている。
【0003】この場合、留守番モードが設定されると、
先ず、応答メッセージが所定のテープフォーマットで記
録されているか否かをチェックする確認再生が行われ
る。そして、この確認再生が終了すると、テープが応答
メッセージの頭まで巻戻されて電話の着信待機状態に成
される。また、1回目の電話がかかって来ると、まず、
応答メッセージが再生されて発呼者に伝えられる。次
に、発呼者の用件メッセージが応答メッセージの後に記
録される。そして、用件メッセージの記録が終了する
と、テープが応答メッセージの頭まで巻戻されて次の電
話を待機する。さらに、2回目の電話がかかって来る
と、まず、応答メッセージが再生され、次いで、上記1
回目の用件メッセージが記録された部分を早送りで飛ば
した後に、この記録部分の次から2回目の用件メッセー
ジが記録される。そして、2回目の用件メッセージの記
録が終了すると、テープは応答メッセージの頭まで巻戻
されて次の電話を待機する。以下、同様の動作が自動的
に繰り返されて、用件メッセージが順次記録される。
【0004】このようにして記録された用件メッセージ
を再生する場合は、上記切換えスイッチを操作して在宅
モードにした後に再生釦を押すことにより、1回目の用
件メッセージから順次に再生されていく。また、一般
に、留守番モードが設定されているときにカセットの出
し入れがあると、留守番モードが解除されるように成さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の留守番電話装置
では、上述のように留守番モードと在宅モードとを切換
えるスイッチが設けられている。ところが、使用者が外
出から帰って留守中に録音された用件メッセージを再生
した後に再び外出するときに、この切換えスイッチの在
宅モードから留守番モードへの切換えを忘れることがあ
り、このために、留守記録を失敗することがあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による留守番電話
装置は、発呼者からのメッセージを記録する用件メッセ
ージ媒体の再生動作をその操作により行わせることがで
きる再生スイッチボタンと、上記用件メッセージ媒体の
上記再生動作中にこの発呼者からのメッセージの記録部
分の最終位置が再生されたことを検出して記録部分最終
位置検出出力を出力することができる検出手段と、この
検出手段からの上記記録部分最終位置検出出力によりそ
計時動作を開始して予め設定された時間が経過すると
所定時間検出出力を出力することができるタイマーとを
備え、上記検出手段からの上記記録部分最終位置検出出
力により上記用件メッセージ媒体の再生動作が停止され
得るように構成し、上記タイマーからの上記所定時間検
出力により待機状態が自動的にセットされ得るように
構成し、上記予め設定された時間が経過するまでに上記
再生スイッチボタンが操作された場合には、この再生ス
イッチボタンのボタン押しの間は上記用件メッセージ媒
体の巻戻しが行われると共に、このボタン押しを止めた
ときはこの巻戻された位置から上記用件メッセージ媒体
の再生動作が再び行われるように構成したものである。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の一実施例による留守番電話
装置のテープフォーマットを示し、テープ1には、複数
個の要件が記録されている。なお、以下の説明では、応
答メッセージをOGM(アウトゴーイングメッセージ)
と称し、用件メッセージをICM(インカミングメッセ
ージ)と称する。また、本実施例では、OGMおよびI
CMの開始点の頭出し、その他必要なテープの位置検出
を、リール軸の回転回数を検出して予め記憶された回転
回数と照合することにより行っている。そして、以下の
説明および図面におけるN0 ,N1 ,N2 ・・・・・
は、上記リール軸の回転回数から求められたテープ位置
を示している。
【0008】図1において、テープ1のリーダーテープ
を過ぎたN3 点からまず無音部分およびキュー信号記録
部分がそれぞれ0.5秒間形成される。次に、OGMが
例えば30Hzのキュー信号と共に最長60秒間記録され
る。次に、約4秒間の無音部分および約0.2秒間のビ
ープトーン信号による区切音部分が形成された後に、1
回目のICMがN7 点からN8 点まで最長60秒間記
録される。このとき、初めの約3秒間は、例えば30Hz
のキュー信号と共に記録される。そして、N8点からの
約1秒間の無音部分および0.2秒間の区切音部分の後
に、2回目のICMがN9 点から記録される。以下同
様に、無音部分および区切音部分を介して3回目以降の
ICM・・・・・が記録され、少なくとも20回目の
ICMまで記録される。
【0009】図1に示すテープフォーマットを有する本
実施例による留守番電話装置は、次の4つの特徴を有し
ている。
【0010】A、装置にカセットが挿入されてから所定
時間(本実施例では5秒間)が経過すると、留守番モー
ドを自動的に設定する手段が設けられている。
【0011】B、OGMの再生が中断されてから所定時
間(本実施例では5秒間)が経過すると、留守番モード
を自動的に設定する手段が設けられている。例えばOG
Mの内容を知りたいときは、OGMを再生するが、この
とき初めの部分を聞いて内容が判るか、あるいは、内容
が判らなくてもOGMが入っていることさえ判れば、再
生を中断することがある。
【0012】C、全部のICMの再生が終了して停止さ
れてから所定時間(本実施例では30秒間)が経過する
と、留守番モードを自動的に設定する手段が設けられて
いる。したがって、使用者は、上記30秒の間に記録済
みのICMを保護するか保護しないかを選択することが
できる。そして、記録済みのICMを保護する場合に
は、記録済みの最終のICMの後に新たなICMが記録
される。また、記録済みのICMを保護しない場合に
は、図1のICMの部分から新たなICMが記録され
る。
【0013】D、ICM再生が中断されてから、上記B
項における所定時間よりも長い所定時間(本実施例では
30秒間)が経過すると、留守番モードを自動的に設定
する手段が設けられている。この場合には、記録済みの
ICMは保護されるが、保護されないようにしてもよ
い。
【0014】なお、本発明は、上記C項の特徴に関する
ものである。
【0015】次に、本実施例による留守番電話装置の一
連の動作について、図1を参照しながら説明する。
【0016】先ず、OGMの録音を行う。
【0017】(1)、テープカセットを留守番電話装置
のカセット収納部に装着してOGM録音釦を押すと、準
備動作が始まって、OGM録音釦の近くに配された第1
のLEDが点灯する。
【0018】(2)、先ず、テープ1がテープトップN
0 まで巻き戻され、次いで、N3 点まで早送りされる。
【0019】(3)、次に、N3 点からN4 点まで約
0.5秒間フォワード消去される。なお、ヘッドは、こ
の間に、リーダーテープ部分を充分に通過すると共に、
以前に記録された信号を消去する。
【0020】(4)、次に、N4 点から約0.5秒間キ
ュー信号を記録した後に、ポーズ状態となって、準備動
作が完了する。このとき、第1のLEDが点灯から遅い
点滅に変わると共に、ビープトーンが約1秒間鳴って準
備完了を知らせる。
【0021】(5)、準備動作終了を確認したら、再び
上記OGM録音釦を押す。
【0022】(6)、このようにOGM録音釦が押され
ると、ポーズが解除されてOGM録音モードになるの
で、使用者はマイクロホンを用いてOGMを録音する。
このとき、第1のLEDが点滅か点灯に変わり、OGM
録音可能中であることを表示する。そして、このOGM
録音可能中においては、マイクロホンからの無声レベル
に応じて第2のLEDが点滅する。なお、上記ポーズ状
態が約30秒間放置されると、ポーズ状態が解除されて
ストップ状態になって、第1のLEDが消灯すると共
に、第5のLEDが速く点滅する。
【0023】(7)、OGM録音中は音声信号と共にキ
ュー信号が記録される。このOGM録音は最長60秒間
行われるが、この60秒の間でOGM録音終了後にOG
M録音釦を押せば、録音動作は停止されて、第1のLE
Dは消灯する。また、この後に約4秒間フォワード消去
が行われて無音部分が形成されてから、テープが停止す
る。なお、この無音部分は、録音ヘッドに先行する消去
ヘッドにより形成され、この約4秒間の消去中はビープ
トーンが鳴る。
【0024】(8)、上記ビープトーンが鳴り止んで、
さらに約5秒間が経過すると、装置は自動的に留守番モ
ードになる。このとき、第3のLEDが点灯する。
【0025】この留守番モードでは、まず、OGMが所
定のOGMフォーマットで記録されているか否かをチェ
ックするOGM確認再生が次のようにして行われる。
【0026】(9)、まず、テープ1が巻戻されてN0
点とN3 点との間に予め定められた適当な地点N2 で停
止する。
【0027】(10)、次に、フォワードでN3 点まで
送られ、さらに、このN3 からN4までの約0.5秒間
無音部分が続くのをチェックする。このとき、1秒間以
上の有音部分が検出されると、OGMフォーマットエラ
ーとして処理される。そして、例えば、ストップ状態に
なると共に、上記第5のLEDが速く点滅する。
【0028】(11)、上記約0.5秒間の無音部分が
確認されると、次に、0.5秒間のキュー信号をチェッ
クする。このとき、7秒間以上無音部分が続いた場合に
は、OGMフォーマットエラーとして処理されて第5の
LEDが点滅する。
【0029】(12)、上記キュー信号が確認される
と、スピーカ出力がONになると共に、1秒間有音(音
声+キュー)部分が続くのをチェックする。このとき、
0.3秒間以上無音部分が続けば、OGMフォーマット
エラーとして処理されて第5のLEDが点滅する。
【0030】(13)、上記1秒間の有音(音声+キュ
ー)部分が続くことが確認されると、そのままOGM再
生を続け、OGMが終了してから約0.4秒間無音部分
が検出されると、テープが停止されると共に、スピーカ
出力がOFFになる。このときの停止位置であるN6
をOGMエンドとして記憶してOGMの確認再生が終了
する。なお、OGM再生時間が70秒間以上続いた場合
には、OGMフォーマットエラーとして処理されて第5
のLEDが点滅する。
【0031】(14)、OGM確認再生が終了すると、
予め定められた地点N1 まで巻戻された後にN3 点まで
早送りされ、次いで、N4 点までフォワードで送られ
る。
【0032】(15)、さらにN4 点から0.2秒間キ
ュー信号が検出された後に、N5 点まで進んでこのN5
点で停止する。そして、このN5 点をOGMトップとし
て記憶する。
【0033】以上により、装置は電話の着信待機状態と
なる。
【0034】(16)、上記着信待機状態で第1回目の
着信があると、電話のベルが例えば2回検出されたとき
に、直流閉結用リレーがONとなって、装置と電話回線
とが直流接続されると共に、テープ1の再生が始まるの
で、OGMが再生されて電話回線を通じて発呼者に伝え
られる。
【0035】(17)、OGMエンドのN6 点まで再生
が行われた後に、引き続いて2秒間以内に0.4秒間の
無音部分が検出されると、OGM再生を終了とする。あ
るいは逆に、先に0.4秒間の無音部分が検出された後
で2秒間以内にN6 点が検出されたときに、OGM再生
を終了とする。したがって、N6 点から2秒間以内に
0.4秒間の無音部分が検出されないとき、あるいは、
0.4秒間の無音部分が検出されてから2秒間以内にN
6 点が検出されないときには、OGMフォーマットエラ
ーとして処理される。そして、例えば、ストップ状態に
なると共に、上記第5のLEDが速く点滅する処理が成
される。なお、上記2秒間はリール軸の回転を検出する
パルスの周期(2秒間)を考慮したものである。すなわ
ち、上記OGMエンドのN6 点の検出時点には、2秒間
の誤差範囲が生じることになる。
【0036】(18)、上述のようにしてOGM再生が
終了すると、発呼者に対してメロディー音を送出すると
共に、約4秒間のフォワード消去を行う。
【0037】(19)、上記フォワード消去の後に、
0.8秒間ビープトーンを発呼者に送出する。そして、
このビープトーンの最後の0.2秒間は、区切音として
テープ1にも記録する。
【0038】(20)、上記ビープトーンの送出が終了
すると、ICMの録音が開始される。
【0039】(21)、ICMの録音は最長60秒間で
あり、この60秒間以内に、連続する有音を検出する
か、あるいは、無音や受話器を置いたときに発生するク
リックノイズまたは通話終了音などを検出することによ
って、ICMの終了を検出する。
【0040】(22)、ICMの録音終了後には、その
終了点N8 を記憶すると共に、ビープトーンを約4秒間
送出して録音終了を知らせる。
【0041】(23)、上記ビープトーンを送出する間
にテープ1に無音部分が形成される。
【0042】(24)、この無音部分の形成の後に、直
流閉結用リレーはOFFとなって、テープ1の走行が停
止する。
【0043】(25)、次に、テープは、N1 点まで巻
戻されて前記(14)の段階となり、さらに、前記(1
5)の段階を経て2回目の着信を待機する状態となる。
【0044】(26)、2回目の着信があると、まず、
OGM再生が前述の場合と同じ手順でN6 点まで行われ
る。
【0045】(27)、次に、メロディ音を送出しなが
らN8 点の手前まで早送りし、そこからフォワード消去
を約1秒間行い、これと同時に、ビープトーンを0.8
秒間送出して前記(20)の段階となり、以下同様の手
順に従ってICMが録音される。
【0046】次に、上述した動作を行わせるための本発
明の一実施例による留守番電話装置を図2および図3と
共に説明する。
【0047】本装置では、前述の動作を全て制御手段と
してのマイコンのCPUの指示に基づいて自動的に行う
ようにしている。図2は、電話器に接続される入出力回
路および録音回路などを示し、図3は、CPU10に指
示を与えると共にCPU10の指示により動作される周
辺の回路系を示している。なお、上記CPU10には、
図5の記載から明らかなように、当然、タイマーが含ま
れている。
【0048】図2において、OGMを録音する場合に
は、マイクロホン11から得られるOGM信号がマイク
ロホンアンプ12、録音アンプ13およびイコライザ1
4を通じて録再ヘッド15に加えられてテープ1に録音
される。これと共に、キュー信号発振器16からのキュ
ー信号が録再ヘッド15に加えられてテープ1に録音さ
れる。なお、キュー信号発振器16は、ICM録音時に
も、前述した所定のタイミングで動作される。また、O
GM信号は、ボリューム抵抗17およびメインアンプ1
8を通じてスピーカ19に加えられてモニターされる。
そして、イヤホンを用いる場合には、イヤホンジャック
20が用いられる。また、バイアス発振器21が動作さ
れることにより、バイアス電流が録再ヘッド15に加え
られると共に、消去電流が消去ヘッド38に加えられ
る。そして、ビープトーン発振器34からは前記ビープ
トーンがミューティング回路35、ライン入力回路3
6、録音アンプ13およびイコライザ14を通じて録再
ヘッド15に加えられてテープ1に録音される。
【0049】一方、電話器の端子22a,22bと局線
の端子23a,23bとには、切分器24が接続され、
この切分器24には、ライントランス25が直流閉結用
リレー26を介して接続されている。また、端子23b
には、受信器を取り上げたか置いたかを検出する検出回
路27が接続されている。そして、着信があると端子2
2a,22bにベル音の信号が入力され、この信号がト
ランス25からベル検出回路28に加えられてこのベル
検出回路28により検出される。また、ベルが2度鳴っ
たときの検出信号が図3のCPU10に加えられると、
リレー26が閉じて閉結が行われる。そして、OGMが
キュー信号と共に再生されると、この再生信号は、録音
ヘッド15からプリアンプ29を通じてハイパスフィル
タ30に加えられてキュー信号が除去されてから、イコ
ライザ31からアンプ18を通じてスピーカ19に加え
られると共に、ライン出力回路32からトランス25を
介し、さらに、電話回線を通じて発呼者に伝えられる。
また、上記再生信号はキュー信号検出回路33に加えら
れ、そのキュー検出信号はCPU10に加えられる。そ
して、OGM再生が終了すると、メロディ音発生回路3
7からメロディ音が送出される。
【0050】ICM録音時には、発呼者からのICM信
号がトランス25からライン入力回路36に加えられ、
さらに、録音アンプ13およびイコライザ14を通じて
録再ヘッド15に加えられてテープ1に記録される。こ
の場合、ICMが60秒間を越えると、ビープトーンが
鳴って自動的にシャットオフされる。そして、CPU1
0は、ICM録音が行われる毎に、その終了時のN
8 点,N10点・・・・・の値を記憶する。また、次のI
CM録音の開始点まで早送りするときに、リール軸の回
転回数が検出され、その検出回数と上記記録された回数
とを照合することにより、録音開始点の頭出しが行われ
る。また、無信号部分および区切音部分などは、それぞ
れ所定のタイミングで消去ヘッド38およびビープトー
ン発振器34などが動作されることにより形成される。
なお、図2の各回路は、図1および前記(1)〜(2
5)について既述した動作順序に従ってそれぞれ所定の
タイミングで必要なときに動作され、不要なときには動
作を停止あるいはミューティングするようにCPU10
により制御される。このために、図2および図3に共通
に示されるように、所定の回路にCPU10から制御信
号が加えられ、また、所定の回路からCPU10に指示
信号が加えられる。
【0051】また本実施例の装置は、リモートコントロ
ールを行うことができ、その場合には、リモコン番号ス
イッチ回路2によりリモートコントローラの番号と同じ
番号を設定すればよい。このようにすると、リモートコ
ントローラから電話回線を通じて送られて来るリモコン
信号は、リモコン信号検出回路3により検出される。
【0052】図3において、CPU10は、テープカセ
ットの誤消去防止爪検出スイッチ40および前記切分器
24が閉ざされたときに+B電源が加えられる。そし
て、テープ1をテープトップN0 点まで巻戻す場合に
は、リール軸41の回転停止をリール軸回転検出回路4
2が検出することにより行われる。なお、この検出回路
42はリール軸の回転回数の検出も行う。そして、CP
U10は、図2の所定回路からの指示の外に、モード設
定スイッチ3の操作に基づく指示も受ける。また、CP
U10は、プランシャ駆動回路43、キャプスタンモー
タ駆動回路44、リールモータ駆動回路45、リレー駆
動回路46、表示駆動回路47、LED駆動回路48,
49,50,60,61の動作を制御する。そして、こ
の制御によって、フォワード用プランジャ51、キュー
信号プランジ52、キャプスタンモータ53、リールモ
ータ54、リレー26、録音回数表示回路55、動作表
示用LED56,57,58,59,62などがそれぞ
れ所定のタイミングで動作される。また、CPU10
は、リセット回路63により、電源投入後にリセットさ
れる。
【0053】次に、前記A項〜D項で述べた自動留守番
モード設定手段に関して説明する。
【0054】A、装置にカセットが挿入されてから5秒
間が経過すると、留守番モードが自動的に設定される。
【0055】まず、電源を入れると、装置のカセット収
納部にテープカセットが装着されていない場合には、第
5のLEDが速い周期で点滅して使用者に知らせる。カ
セットを装着して誤消去防止爪が有ることが検出された
ときには、第5のLEDの点滅は遅い周期に変わる。そ
の後に、所定時間(例えば5秒)が経過すると、留守番
モードが自動的に設定される。なお、上記5秒間はテー
プカセットが確実に装着されるまでの時間を考慮したも
のである。
【0056】次にまず、OGMの確認再生を行う。そし
て、OGMが正規以外のフォーマットの場合には、テー
プ走行を停止すると共に、第5のLEDが速い点滅をし
てOGMエラーを知らせる。なお、これ以後は、テープ
を入れ換えるまでその状態を保持する。また、このと
き、ベル呼出しがあっても応答することはない。そし
て、再生釦などが押されると、「警告音」を発生して使
用者に注意を与える。これに対し、OGMフォーマット
が正規のものであれば、巻戻しが行われてOGMの頭出
しを行った後に、着信を待機する。
【0057】一方、誤消去防止用の爪が無いカセットが
装着されたときには、第5のLEDは速い点滅をして、
自動的に留守番モードが設定されることはない。
【0058】また、停電後に電源が復旧したときに、カ
セットが装着されていれば、バックアップメモリーのデ
ータをテストする。そして、バックアップが成されてい
る場合には、所定時間(例えば5秒間)経過後に自動的
に留守番モードになる。また、バックアップが成されて
いない場合には、第5のLEDが遅い点滅をして、自動
的に留守番モードが設定されないままで停止状態を保持
する。これは、不用意に留守番モードを設定することに
より、停電以前に録音されたICMを消去しないための
処置である。
【0059】図4は、上述の動作を行うフローチャート
を示す。なお、このフローチャートによる動作が行われ
ると、図5の留守番モード設定ルーチンによる動作が続
けて行われる。
【0060】この図5のフローチャートは、留守番モー
ドの設定が成されてからOGM確認再生が終了して、着
信待機になるまでを示す。図5における最初のステップ
には、「再生/もう一度聞き返し」釦と呼ばれる押釦の
操作がある。この押釦は、実質的には再生釦であり、こ
の押釦を押すと、ICMがあればそのICMを保護する
ことを条件にして、ICMが再生される。また、再生中
にこの押釦を再び押せば、ICMの再生がもう一度行わ
れる。
【0061】B、OGM再生を中断すると、5秒間経過
してから留守番モードが自動的に設定される。
【0062】OGMの再生途中で停止釦が押されると、
テープが停止すると共に、所定時間(例えば約5秒間)
経過後に自動的に留守番モードになって、OGMの頭出
しを行う。OGMの頭出しはキュー信号があったところ
とし、さらに、装置がOGMの確認再生をしていない場
合は、再生を継続する。そして、OGM終了位置である
6 点を記憶する。また、OGM終了位置であるN6
を確認した後に、テープを再び巻戻してOGMの頭出し
を行い、キュー信号があったところで停止する。そし
て、これ以後は、着信待機状態となる。図6は、上述の
動作を行うフローチャートを示している。
【0063】C、全部のICMの再生が終了してから3
0秒間経過後に、留守番モードが自動的に設定される。
【0064】ICMの再生中は、CPUはリール軸の回
転数またはキュー信号の有無によって全てのICMの最
終位置を常に確認している。また、CPUは、テープ位
置が上記最終位置まで来たときに、メカデッキ停止信号
を出力してフォワード動作を停止させる。そして、これ
以後は、所定時間が経過するまで停止状態が継続する。
なお、この間に、「再生/もう一度聞き返し」釦を押す
とテープは巻戻され、この釦押しをやめた位置から再生
を始める。また、この間に何らの釦操作もなければ、所
定時間(例えば30秒間)経過後に自動的に留守番モー
ドになる。そして、OGMの頭出し動作が行われて着信
待機状態となる。また、ベル呼出しがあると、OGMを
送出した後に、前回までのICMは保護されずに、新た
なICMがICMの部分から録音される。
【0065】図7は、上述の動作ルーチンを示してい
る。なお、図7において、第4のLEDは、「留守中に
電話有り」を表示するLEDであり、留守中にICMが
録音されたときに点灯する。したがって、上記動作が行
われる場合には、ICM再生が全て終了した時点、すな
わち、上記メカデッキが停止された時点で、この第4の
LEDは消灯される。
【0066】D、ICM再生が中断されてから30秒間
経過後に、留守番モードが自動的に設定される。
【0067】図8のフローチャートにも示すように、I
CM再生中に停止釦を押すと、テープ走行が停止し、所
定時間(例えば30秒間)放置すると、ICMを全て保
護して留守番モードになる。また、上記30秒の間に再
生釦が押されると、テープが巻戻され、再生釦押しをや
めたところから再び再生が始まる。なお、上記動作にお
いては、ICMは保護されるが、場合によっては保護さ
れないことを選択できるようにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、再生スイッチボタンを
操作することにより発呼者からのメッセージを記録する
用件メッセージ媒体の再生動作を行っているときに、検
出手段がこの発呼者からのメッセージの記録部分の最終
位置が再生されたことを検出して出力する記録部分最終
位置検出出力により、上記用件メッセージ媒体の再生動
作を停止することができ、また、この記録部分最終位置
検出出力が出力されてから予め設定された時間が経過す
るとタイマーから所定時間検出出力が出力されて待機状
態を自動的にセットすることができる。
【0069】したがって、発呼者からのメッセージの再
生動作が終了しても、従来のように待機状態(留守番モ
ード)と在宅モードとを切り換えるための切換えスイッ
チを操作する手間を省くことができると共に、上記切換
えスイッチの操作忘れによる留守記録の失敗をきわめて
効果的に防止することができる。
【0070】また、発呼者からのメッセージの記録部分
の最終位置が再生されたことが検出手段により検出され
てからすぐに待機状態(留守番モード)がセットされる
のではなくて、予め設定された時間が経過した後に待機
状態(留守番モード)が自動的にセットされるようにし
たから、待機状態(留守番モード)がセットされる前
に、発呼者からの記録済みのメッセージを保護するか保
護しないかを選択する操作などを行うことができ、この
ために、記録済みのメッセージの保護などについての必
要な操作をきわめて能率的に行うことができる。特に、
一通り再生動作が終了した後であっても、聞き漏らした
点やもう一度確認したいメッセージを聞きたいときに
は、予め設定された時間が経過するまでに再生スイッチ
ボタンをボタン押ししてこのボタン押しの時間に応じた
任意の位置まで用件メッセージ媒体を巻戻してからこの
ボタン押しを止めれば、この任意の位置から用件メッセ
ージ媒体の再生動作を再び行うことができるから、きわ
めて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による留守番電話装置のテー
プフォーマットを示す図である。
【図2】本発明の一実施例による留守番電話装置の入出
力回路および録音回路を主として示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の一実施例による留守番電話装置の周辺
の回路系を主として示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例による留守番電話装置におけ
るカセット挿入時のフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例による留守番電話装置におけ
る1つの特徴を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例による留守番電話装置におけ
る別の1つの特徴を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施例による留守番電話装置におけ
るさらに別の1つの特徴を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施例による留守番電話装置におけ
るさらに別の1つの特徴を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 テープ 10 CPU
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−88804(JP,A) 特開 昭50−155108(JP,A) 特開 昭51−810(JP,A) 特開 昭51−43006(JP,A) 特開 昭51−48207(JP,A) 特開 昭52−124804(JP,A) 特開 昭57−76961(JP,A) 特開 昭59−83444(JP,A) 実開 昭48−113305(JP,U) 特公 昭42−23368(JP,B1) 特公 平3−51343(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発呼者からのメッセージを記録する用件メ
    ッセージ媒体の再生動作をその操作により行わせること
    ができる再生スイッチボタンと、 上記用件メッセージ媒体の上記 再生動作中にこの発呼者
    からのメッセージの記録部分の最終位置が再生されたこ
    とを検出して記録部分最終位置検出出力を出力すること
    ができる検出手段と、 この検出手段からの上記記録部分最終位置検出出力によ
    りその計時動作を開始して予め設定された時間が経過す
    ると所定時間検出出力を出力することができるタイマー
    とを備え、 上記検出手段からの上記記録部分最終位置検出出力によ
    り上記用件メッセージ媒体の再生動作が停止され得るよ
    うに構成し、 上記タイマーからの上記所定時間検出出力により待機状
    態が自動的にセットされ得るように構成し、 上記予め設定された時間が経過するまでに上記再生スイ
    ッチボタンが操作された場合には、この再生スイッチボ
    タンのボタン押しの間は上記用件メッセージ媒体の巻戻
    しが行われると共に、このボタン押しを止めたときはこ
    の巻戻された位置から上記用件メッセージ媒体の再生動
    作が再び行われるように 構成したことを特徴とする留守
    番電話装置。
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