JP2576349Y2 - 内燃機関用エキゾーストマニホールド - Google Patents

内燃機関用エキゾーストマニホールド

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JP2576349Y2
JP2576349Y2 JP1992039551U JP3955192U JP2576349Y2 JP 2576349 Y2 JP2576349 Y2 JP 2576349Y2 JP 1992039551 U JP1992039551 U JP 1992039551U JP 3955192 U JP3955192 U JP 3955192U JP 2576349 Y2 JP2576349 Y2 JP 2576349Y2
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JP
Japan
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exhaust manifold
internal combustion
combustion engine
manifold
joint
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JP1992039551U
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JPH0592419U (ja
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哲朗 小口
拓美 伊藤
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内燃機関用エキゾース
トマニホールドに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の排気ガス中には、CO、H
C、NOx、黒煙等が含まれており、密室運転される発
電機用などの内燃機関にあっては、室内に有害排気物を
放出しないようにしているが、排気管同志の接続継手部
からの漏れがあり、かかる排気物が室内に充満すること
を避けることが難しい。従来、内燃機関用エキゾースト
マニホールドの継手部において、排気ガスの漏れを防ぐ
ものとしては図5〜図7に示す構成のものが知られてい
る。図5はシールリング式継手、図7はクランプ式継
手、そして図7はベローズ式継手である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の継手にあっては、各々いくつかの不都合が見られ
る。図5のシールリング式継手は、シールリング3,4
の弾性力でシールリング3,4の外周面をマニホールド
14の内周面に密着させて排気ガスの漏れを防ごうとす
る構成である。ところが、マニホールド13とマニホー
ルド14との軸心を常時一致させることは該内燃機関が
発生する熱によるマニホールドの変形、振動等により困
難である。このためシールリング3,4の外周面を均等
にマニホールド14の内周面に密着させることができ
ず、該継手部からの排気ガス漏れを許容せざるを得な
い。
【0004】又、図6のクランプ式継手は最も簡便な構
成であるが、該内燃機関が発生する熱、振動等によるマ
ニホールド15とマニホールド16との変位に追随し
て、クランプ17のジョイント部18をマニホールド1
5,16に常時密着させる自動張り機構がない。このた
め、ジョイント部18の材料をアスベスト等の耐熱弾性
材にせざるを得ず、長時間使用すると弾性力がなくなり
該継手部からの排気ガス漏れに至るようになる。
【0005】最後に図7のベローズ式継手は、マニホー
ルド20とマニホールド21とを、ベローズ22とガス
ケット23とで連接するため、熱によるマニホールドの
変形及び振動にも耐えて排気ガスの漏れを防ぐには効果
的な構成である。しかしその構成上、大きなスペースを
必要とするため、使用する内燃機関が大型に限定され、
かつ金額も高価となる。
【0006】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、エキゾーストマニホールドの継手部からの排気
ガス漏れを低減させ、密室運転される発電機用などの内
燃機関にあっては、排気ガスが室内に充満するのを防止
して、排気ガス中に含まれるCO、HC、NOx、等に
よる人体への悪影響を阻止することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本考案に係わる内燃機関用エキゾーストマニホール
ドは、図1及び図2を参照して説明すれば、内燃機関用
エキゾーストマニホールドの継手部に、漏れガスを一旦
保留するダンピングボリューム5を設けると共に、チュ
ーブ7を前記ダンピングボリューム5と、該継手部の下
流側のエキゾーストマニホールド10とに接続せしめて
なる構成とした。
【0008】
【作用】上記構成によれば、ダンピングボリューム5に
留まった排気ガスは、下流側のエキゾーストマニホール
ド10の排気孔11でのベンチュリ効果により、チュー
ブ7内を通って吸引されて出口9から排出され、継手か
らの排気ガス漏れを大幅に低減させるようになる。
【0009】
【実施例】本考案の実施例について、図1〜図4にて説
明する。尚、継手部は、該内燃機関には通常複数個ある
が、いずれもこれを装着する。図1及び図2はエキゾー
ストマニホールドの基本継手を示す図であり、図1は、
エキゾーストマニホールド1の凹部51の両側に内側シ
ールリング4と外側シールリング3とを装着し、エキゾ
ーストマニホールド2の内周面とでダンピングボリュー
ム5を形成したものである。
【0010】エキゾーストマニホールド2には、孔6が
設けられ、孔6にはチューブ7が接続されている。チュ
ーブ7は、図イで示す下流側のエキゾーストマニホール
ド10に接続されており、これによりダンピングボリュ
ーム5は、下流側のエキゾーストマニホールド10の排
気孔11と連通される。
【0011】次に作動について図1及び図イで説明す
る。チューブ7の出口9には、排気孔11内の排気ガス
の流れによるベンチュリ効果により負圧が発生する。こ
の負圧によりダンピングボリューム5に留まっている排
気ガスはチューブ7内を通って吸引され、出口9から排
気孔11内の排気ガスと一緒に排出される。尚、下流側
のエキゾーストマニホールド10へのチューブ7の接続
は、図イで示す排気孔11内にベンチュリ部12を設
け、かつベンチュリ管8を接続する構成、又は図3で示
すようなベンチュリ管8のみを接続する構成、さらには
図4のように単に接続する構成など、適宜自在である。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の内燃機関
用エキゾーストマニホールドによれば、継手部にダンピ
ングボリュームを設け、チューブで前記ダンピングボリ
ュームと、該継手部の下流側のエキゾーストマニホール
ドとを接続させたことにより、前記ダンピングボリュー
ムに留まった排気ガスは、該継手部の下流側のエキゾー
ストマニホールド内のベンチュリ効果により、吸引、排
出されるようになる。この結果、簡単に安く、しかも使
用する内燃機関の大きさを限定することなく、継手部か
らの排気ガスの漏れを大幅に低減させることができ、そ
して、密室運転される発電機用などの内燃機関にあって
は、漏れた排気ガスによる人体への悪影響を防ぐことが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すエキゾーストマニホール
ドの基本継手の一部断面図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す下流側のエキゾース
トマニホールドとチューブとの接続を説明する一部断面
図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す下流側のエキゾース
トマニホールドとチューブとの接続を説明する一部断面
図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す下流側のエキゾース
トマニホールドとチューブとの接続を説明する一部断面
図である。
【図5】従来技術におけるシールリング式継手の一部断
面図である。
【図6】従来技術におけるクランブ式継手の一部断面図
である。
【図7】従来技術におけるベローズ式継手の一部断面図
である。
【符号の説明】
1 エキゾーストマニホールド 2 エキゾーストマニホールド 5 ダンピングボリューム 7 チューブ 10 下流側のエキゾーストマニホールド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01N 7/08 F01N 7/10 F02F 11/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関用エキゾーストマニホールドの
    継手部に、漏れガスを一旦保留するダンピングボリュー
    ム5を設けると共に、スピルチューブ7を前記ダンピン
    グボリューム5と、該継手部の下流側のエキゾーストマ
    ニホールド10とに接続せしめてなる構成を特徴とする
    内燃機関用エキゾーストマニホールド。
JP1992039551U 1992-05-19 1992-05-19 内燃機関用エキゾーストマニホールド Expired - Lifetime JP2576349Y2 (ja)

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JPH0592419U JPH0592419U (ja) 1993-12-17
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