JP2576067Y2 - Y形弁 - Google Patents

Y形弁

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JP2576067Y2
JP2576067Y2 JP1992023910U JP2391092U JP2576067Y2 JP 2576067 Y2 JP2576067 Y2 JP 2576067Y2 JP 1992023910 U JP1992023910 U JP 1992023910U JP 2391092 U JP2391092 U JP 2391092U JP 2576067 Y2 JP2576067 Y2 JP 2576067Y2
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tube
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straight pipe
pipe
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勉 小林
光雄 小島
恒昭 立花
和徳 千田
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ティヴィバルブ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば食品製造や石油
化学その他の化学産業の分野における各種流体の送液に
際し、管路の途中に装着されて液体の給送または停止を
行うY形弁に関し、特に残留液を嫌う個所で使用される
Y形弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このY形弁は、例えば送液中に長時間放
置されると変質するものであったり、最初に送液した残
留液を洗浄液で取り除いた後に次に異なった液体の送液
を行う場合のように、管路内における残留液を嫌う個所
に使用されるものである。従来におけるこの種のY形弁
としては、例えば図4で示すような概略構造をしたY形
弁30がある。このY形弁30は、弁箱31の入口A側
と出口B側を結ぶ流路の軸心線Cが水平な直線状に配設
されると共に、この流路の開閉を行う弁体部32と当該
弁体部32を先端に装着して進退作動する弁棒33の軸
心線Dは、出口B側の流路との傾斜角度αが例えば45
度の鋭角状に配設されている。この弁棒33の基端側
は、ヨーク34を介して取り付けられたエアシリンダそ
の他による弁駆動部(図示を省略)に連結されている。
このY形弁30は、弁箱31の両端部に形成された取付
フランジ35,36を介して送液管路の途中に装着さ
れ、弁駆動部によって弁棒33が所定のストロークで進
退作動されると、弁体部32の先端側外周に形成された
弁板面37が弁箱31の弁座面に接離して流路の開閉が
行われる。
【0003】特に、上記した送液管路中における弁の開
閉部分に残留液が生じないようにするために、弁座面と
なる弁箱31の入口A側の内周面は当該弁箱31の内径
Φ1を保持する凹凸のない真円状態に形成されると共
に、上部側の弁座面は弁体部32を係止できるように当
該弁箱31の一部を切り欠いた係止段部38によって形
成されている。また、この弁座面に対して約45度の傾
斜状に進退作動されて接離する弁体部32は、弁板面3
7の直径Φ2が弁箱31の内径Φ1の少なくとも1.5
倍以上必要である。尚、上記弁箱31はその構造を切削
などの機械加工で一体に製作するのが困難なために、鋳
物によって製作されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】然しながら、上記Y形
弁30のように弁板面37の直径Φ2が大きく受圧面積
が大きくなると、上記弁駆動部は弁体部32が受ける流
体圧に抗して閉弁させるために大きな駆動力を必要と
し、当該弁駆動部が大形化して例えばバネ支弾による単
動形のエアシリンダの場合には大きな戻しバネを使用し
なければならない。また弁板面37の直径Φ2が大きい
と、弁体部32を進退可能に収容する弁箱31の傾斜方
向の直径も大きくしなければならないと共に、弁箱31
の全長Lも長く必要になるので装置全体が大形化して取
り付け場所が制約を受ける。更に、弁箱31を鋳物で製
作する場合には鋳型が必要であるが、大量生産されない
もの対しては鋳型の製作費が嵩んでコストが高くなる。
そこで本考案では、これら従来技術の課題を解決し得る
Y形弁の提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
考案のY形弁では、入口側と出口側を結ぶ流路の軸心線
が水平な直線状に配設された直状管と、この直状管の出
口側の流路と鋭角状に交叉して連通する態様で配設され
た傾斜管とで弁箱が形成され、この弁箱には上記傾斜管
側から弁駆動部によって進退作動される弁棒とその先端
部に装着された弁体とが収容され、この弁体が直状管の
入口側の内面に形成された弁座面に接離して流路を開閉
するようにしたY形弁において、上記弁座面は、上記弁
体の上半部の周縁が当接または離間されるように上記直
状管の上部側内面から流路側へ垂設された下弦三日月状
の弁座突片と、上記弁体の下半部の周縁が当接または離
間される上記直状管の下部側内面によって形成されてい
る。
【0006】また上記Y形弁は、弁箱を形成する上記直
状管と傾斜管とが別体で製作され、この傾斜管の一方側
面には楕円状の切欠部が先端には縮径するテーパ筒部が
それぞれ設けられ、上記傾斜管は直状管の上半部に設け
られた楕円状の切欠部を介してその先端が当該直状管の
出口側の流路と鋭角状に交叉し、テーパ筒部の略上半部
側が上記直状管の上部側内面から流路側へ突出すると共
に、テーパ筒部の略下半部側が上記直状管の下部側に設
けられた切欠部に埋設状態で嵌合される態様で挿入さ
れ、これによって傾斜管は一方側面に形成された楕円状
の切欠部が直状管の出口側流路に一致して連通され、テ
ーパ筒部の略上半部側が上記下弦三日月状の弁座突片を
形成すると共に、当該テーパ筒部の略下半部側が残りの
弁座面を形成し、この直状管と傾斜管の嵌合接合部分を
それぞれ溶接して一体の弁箱が構成されている
【0007】
【実施例】以下に本考案を、図1〜図3で図示の実施例
に基づいて詳細に説明する。このY形弁1は、弁箱2が
直状管3と当該直状管3へ交叉状に配設された傾斜管4
とで形成されている。この直状管3は、両端部にそれぞ
れ隣接する配管とネジ連結するために取付穴5a,5b
が穿設された取付フランジ5,6が設けられており、入
口A側と出口B側を結ぶ流路の軸心線Cが水平な直線状
に配設されている。傾斜管4は、流路の開閉を行う弁体
7と当該弁体7を先端に装着して進退作動する弁棒8の
軸心線Dが、出口B側の流路との傾斜角度αを例えば4
5度の鋭角状にして一端側が直状管3と連通する態様で
一体に連結され、他端側には取付フランジ9が設けられ
ている。この弁箱2には、上記傾斜管4の一端側が直状
管3の入口A側と連結される部分に、図2のように直状
管3の上方から管路内へ突出する下弦三日月状の弁座突
片10が垂設されている。
【0008】上記弁箱2は、図1のように直状管3と傾
斜管4を鋳物で一体形成しても良いが、少量生産の場合
に鋳型を造らないでも製作できるよう図3のようにそれ
ぞれ別体で機械加工したものを相互に嵌合して溶接で一
体化することができる。この場合には、傾斜管4の一端
側に45度の角度で縮径するテーパ筒部11を設けると
共に.側壁面xの一部を楕円状に繰り抜いて切欠部12
を形成する。また直状管3は、上壁面の一部yを楕円状
に繰り抜いて切欠部13を形成し、底壁面の一部を円弧
状に繰り抜いて切欠部14を形成している。上記傾斜管
4は、一端側を直状管3の切欠部13から挿入してテー
パ筒部11の下部側を切欠部14に埋設状態で嵌合させ
ると共に、当該テーパ筒部11の上部側を上記弁座突片
10にする。これにより、傾斜管4の切欠部12が直状
管3の管路と一致した態様で当該切欠部12を介して管
路が連通し、この直状管3と傾斜管4との嵌合接合する
部分をそれぞれ溶接して一体の弁箱2にする。尚、上記
弁箱2は直状管3を傾斜管4の位置で入口側の管路と出
口側の管路とに2分し、直状管3を含む3ピースで別体
に形成したものを溶接で一体に接合する構成も考えられ
る。
【0009】弁体7はリング状に形成され、この弁体7
は傾斜管4側から直状管3側へ突設された弁棒8の先端
部のフランジ面板15に嵌め込まれ、その上面側に弁ガ
イド16を宛行って当該弁ガイド16のネジ軸16aを
フランジ面板15から弁棒8側へ螺設したネジ穴に螺合
することで、当該フランジ面板15と弁ガイド16間に
挾持されている。上記傾斜管4の他端側には軸心を弁棒
8が挿通する弁蓋17が被着されるが、この弁棒8と弁
蓋17の間には一端側をガイドブッシュ18に係止され
て他端側がグランド19に収容されたグランドパッキン
21が装着され、このグランド19はヨーク22の先端
側にネジ止めされるグランドフランジ23によって支持
されている。上記ヨーク22の基端側には、弁駆動部で
あるエアシリンダ24が装着されている。このエアシリ
ンダ24は、シリンダハウジング25内に形成されたシ
リンダ室26にピストン27が摺動自在に収容され、上
記ヨーク22側から突出された弁棒8の基端側がナット
28によってピストン27に連結されている。このピス
トン27は、戻しバネ29によって弁棒8を前進作動さ
せる方向へ常時付勢されており、操作圧入口26aから
上記シリンダ室26の一方室にエアを供給して呼吸穴2
6bから他方室のエアを排出することで、戻しバネ29
に抗して弁棒8を後退作動させる方向へピストン27は
摺動される。
【0010】上記の構成によるY形弁1は、エアシリン
ダ24すなわち弁駆動部によって弁棒8を進退作動させ
ると当該弁棒8の先端部に装着された弁体7は、上半部
の周縁が上記直状管3から垂設された下弦三日月状の弁
座突片10に、下半部の周縁が直状管3の内周面が形成
する弁座面にそれぞれ当接または離間されて流路の開閉
が行われる。この場合に、弁体7は弁座突片10の部分
だけ小径になって流体の作用を受ける受圧面積を少なく
できるので、この弁体7を駆動する弁駆動部の駆動力も
少なくて済み、当該弁駆動部を小形で安価のものにする
ことができる。尚、本実施例では駆動力を従来例のもの
に比べて少なくとも1.5分の1から2分の1程度に軽
減される。また弁体7が小径になると、当該弁体7が収
容されている傾斜管4の直径を含む関連機構部分も小径
にすることができるので、直状管3の全長も従来例のも
のに比べて著しく短くなり、取り付け場所が寸法的な制
約を受け難くなる。
【0011】
【考案の効果】上記した実施例でも明らかなとおり、本
考案では従来例のものに比べて小形で取り付け場所の制
約を受けにくいY形弁を安価に提供することができる。
また、大量生産されないもの対しては高価な鋳型を用い
ないで機械加工によって弁箱を容易に製作することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例によるY形弁の全体構造を示す
縦断面図。
【図2】図1のY形弁を直状管の出口側から見た部分側
面図。
【図3】図1におけるY形弁の主要構造である弁箱の縦
断面図。
【図4】従来例のY形弁における要部の概略を示す縦断
面図。
【符号の説明】
1 Y形弁 2 弁箱 3 直状管 4 傾斜管 5 6 9 取付フランジ 5a 5b 取付穴 7 弁体 8 弁棒 9 取付フランジ 10 弁座突片 11 テーパ筒部 12 13 14
切欠部 15 フランジ面板 16 弁ガイド 16a ネジ軸 17 弁蓋 18 ガイドブッシュ 19 グランド 21 グランドパッキン 22 ヨーク 23 グランドフラ
ンジ 24 エアシリンダ(弁駆動部) 25 シリンダハウ
ジング 26 シリンダ室 26a 操作圧入口 26b 呼吸穴 27 ピストン 28 ナット 29 戻しバネ A 入口 B 出口 C D 軸心線 α 傾斜角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 1/02 - 1/10

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口側と出口側を結ぶ流路の軸心線が水
    平な直線状に配設された直状管と、この直状管の出口側
    の流路と鋭角状に交叉して連通する態様で配設された傾
    斜管とで弁箱が形成され、この弁箱には上記傾斜管側か
    ら弁駆動部によって進退作動される弁棒とその先端部に
    装着された弁体とが収容され、この弁体が直状管の入口
    側の内面に形成された弁座面に接離して流路を開閉する
    ようにしたY形弁において、 上記弁座面は、上記弁体の上半部の周縁が当接または離
    間されるように上記直状管の上部側内面から流路側へ垂
    設された下弦三日月状の弁座突片と、上記弁体の下半部
    の周縁が当接または離間される上記直状管の下部側内面
    によって形成され、上記弁箱は上記直状管と傾斜管とが
    別体で製作され、この傾斜管の一方側面には楕円状の切
    欠部が先端には縮径するテーパ筒部がそれぞれ設けら
    れ、上記傾斜管は直状管の上半部に設けられた楕円状の
    切欠部を介してその先端が当該直状管の出口側の流路と
    鋭角状に交叉し、テーパ筒部の略上半部側が上記直状管
    の上部側内面から流路側へ突出すると共に、テーパ筒部
    の略下半部側が上記直状管の下部側に設けられた切欠部
    に埋設状態で嵌合される態様で挿入され、これによって
    傾斜管は一方側面に形成された楕円状の切欠部が直状管
    の出口側流路に一致して連通され、テーパ筒部の略上半
    部側が上記下弦三日月状の弁座突片を形成すると共に、
    当該テーパ筒部の略下半部側が残りの弁座面を形成し、
    この直状管と傾斜管の嵌合接合部分をそれぞれ溶接して
    一体の弁箱が構成されていることを特徴としたY形弁。
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JP4367844B2 (ja) * 2004-04-28 2009-11-18 千代田空調機器株式会社 バルブ装置
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