JP2001263501A - 止め弁 - Google Patents
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Abstract
おいて、弁箱を鋳物製とする場合でも上記のような成形
不良が起こらず、優れた製品が得られるようにする。 【解決手段】 弁箱2が、筒状の入口流路部31、出口流
路部32および弁体挿入口部33を有する弁箱本体3と、入
口流路部31に密に嵌め入れられる筒状嵌入部41、および
出口流路部32内と嵌入部41内とを仕切るように嵌入部41
の先端部に連なって設けられかつ弁体挿入口部33から弁
箱本体3内に挿入された弁体5と対向する壁部421を有す
る仕切部42を備え、壁部421に孔周縁部外面が弁座6とな
される貫通孔43が形成されている弁座形成用中空体4と
を備えている。
Description
水栓として用いられる止め弁に関する。
(弁箱)を使用したものが大半である。中空状の給水栓
本体を鋳物で作る場合、中子が必要となる。中子は、通
常、砂と樹脂とを混合して加熱することにより成形され
るが、給水栓本体内には弁座を設ける必要があるため、
弁座に対応する中子の部分は細く括れたものとなってい
る。そして、この中子を砂型等の型内に配置しておい
て、型内に溶解した金属を流し込んだ後、これを冷却固
化させることにより、鋳物製の給水栓本体が得られる。
流し込んだ際、金属の熱によって型内に配置された中子
が焼けてガスが発生する。このガスは、通常、中子内を
通って中子の端に抜けるが、給水栓本体成形用の中子
は、上記の通り弁座に対応する部分が細く括れているた
め、ガスの抜けが悪くなっている。しかし、ガスが十分
に抜けないと成形不良を生じ易く、特にガスによって成
形品に巣穴ができ易い。このような巣穴は、漏水の原因
となる上、表面の仕上がり具合に悪影響を及ぼすもので
あるので、好ましくない。また、型内に流し込まれる溶
融した金属が中子の細く括れた部分に当たると、同部分
で中子が折れてしまうおそれがあった。
使用される止め弁において、弁箱を鋳物製とする場合で
も上記のような成形不良が起こらず、優れた製品が得ら
れるようにすることにある。
を弁箱の部品として利用できる止め弁を提供し、それに
よって、止め弁の在庫管理に起因する保管スペース、単
価等の負担を軽減し、また、例えば工事現場において簡
易水栓を容易に設置できるようにすることにある。
による止め弁は、弁箱が、それぞれ筒状の入口流路部、
出口流路部および弁体挿入口部を有する弁箱本体と、入
口流路部および出口流路部のうちいずれか一方の流路部
に密に嵌め入れられる筒状嵌入部、ならびに、同他方の
流路部内と嵌入部内とを仕切るように嵌入部の先端部に
連なって設けられかつ弁体挿入口部から弁箱本体内に挿
入された弁体と対向する壁部を有する仕切部を備え、前
記壁部に孔周縁部外面が弁座となされる貫通孔が形成さ
れている弁座形成用中空体とを備えていることを特徴と
する。
用中空体とを備え、中空体の仕切部における弁体と対向
する壁部の貫通孔周縁部外面が弁座となされていれば、
弁箱本体については、これの内部に弁座を一体に形成し
ておく必要がなくなる。したがって、弁箱本体を、鋳物
でつくる場合でも、従来の弁箱のように、その製造に際
して使用される中子に弁座に対応する細く括れた部分を
設ける必要がない。そのため、中子が配置された型内に
溶融した金属を流し込んだ際に発生したガスが中子内を
通って端に抜け易く、また、流し込まれた溶融金属に中
子が当たって折れる心配がないので、成形不良が起こり
難く、優れた製品が得られる。一方、弁座形成用中空体
も、上記のような筒状嵌入部と仕切部とを備えたほぼ管
状のものであって、構造がシンプルであるので、材料お
よび製法の如何にかかわらず、容易に製造することがで
きる。
作によって弁座に垂直な方向に作用するバルブであれ
ば、基本的にはどんな構造または用途のバルブにも適用
可能である。具体的には、例えば、各種タイプの給水栓
や止水栓に適用できる。給水栓の場合、単水栓はもとよ
り、湯水混合水栓にも適用することができる。湯水混合
水栓に適用する場合、例えば、弁箱本体に入口流路部お
よび弁体挿入口部を2つずつ設けるとともに、弁座形成
用中空体を2つ用意し、それぞれの入口流路部に中空体
を嵌め入れて、2組の弁体・弁座を構成するようにして
もよい。また、止水栓の場合、給水管の分岐部に設置さ
れるものにも適用でき、その場合には、弁箱本体に給水
管の分岐管の数に対応した複数の出口流路部を設けるよ
うにすればよい。
レス成形品、合成樹脂成形品等であってもよい。同様
に、弁座形成用中空体の材料および製法も特に限定はさ
れず、例えば、鋳物、鍛造品、プレス成形品、合成樹脂
成形品等となされる。
入口流路部および出口流路部のうちいずれに嵌め入れら
れてもよいが、嵌入部が出口流路部に嵌め入れられた場
合、弁体の弁座への密着により流路が閉じられた状態で
は、流体圧力が嵌入部を出口流路部から押し出すように
作用するため、耐久性、シール性等の面を考慮すると、
嵌入部が入口流路部に嵌め入れらているのが好ましい。
嵌入部は、弁箱本体の入口流路部または出口流路部に密
に嵌め入れられた後、通常、溶接、接着等により弁箱本
体に固定される。また、嵌入部と流路部との間のシール
性を高めるために、両者の間をOリングやシールテープ
等でシールしておくのが好ましい。
における入口流路部、出口流路部および弁体挿入口部の
交差する部分に配置され、その形状は、中空体の嵌入部
が嵌め入れられる一方の流路部と他方の流路部および弁
座挿入口部との位置関係や、弁体の配置(開位置および
閉位置)等に応じて適宜に決められる。
中空体における嵌入部の基端部外面に突起が形成されて
いるとともに、仕切部の壁部が弁体と対向するように嵌
入部が弁箱本体の前記一方の流路部内に嵌め入れられた
際に同突起が嵌まり込む切欠きが、同流路部の開口縁部
に形成されているのが好ましい。
弁座形成用中空体の嵌入部の基端部外面と弁箱本体の一
方の流路部の開口縁部とに形成しておけば、中空体の嵌
入部を弁箱本体の一方の流路部に嵌め込む際の中空体の
周方向の位置決めが容易となり、組立作業の効率化を図
ることができる。また、弁座形成用中空体が周方向にず
れるのを防止する効果も得られる。なお、切欠きは、弁
箱本体の一方の流路部の開口縁部を、その内面から外面
まで達するスリット状のものとする他、その内面から同
開口縁部の厚みの中間まで達する断面L形のものであっ
てもよい。
T形またはY形の管継手よりなり、同管継手の3つの筒
状部が、それぞれ入口流路部、出口流路部および弁体挿
入口部となされている場合がある。また、弁箱本体が十
字形の管継手よりなり、同管継手の4つの筒状部のうち
いずれか1つが弁体挿入口部となされ、他の3つの筒状
部のうちいずれか1つまたは2つが入口流路部、残りが
出口流路部となされている場合もある。従来の止め弁の
場合、弁箱が止め弁専用のものであるため、在庫管理に
起因する保管スペース、単価等の負担が大きかったが、
本発明の止め弁では、上記のように弁箱本体として既存
のT形、Y形または十字形の管継手をそのまま利用する
ことができるので、上記のような負担を軽減することが
でき、また、例えば工事現場等において、水栓を一時的
にかつ容易に設置することが可能となる。
を参照して以下に説明する。なお、以下の説明におい
て、上下左右は、図3、図6〜図12の各上下左右をい
うものとする。
示すものである。この実施形態の止め弁(1)は、給水栓
として使用されるものであって、弁箱(2)が、弁箱本体
(3)と弁座形成用中空体(4)とを備えている。弁箱本体
(3)は、鋳物製であって、それぞれ筒状の入口流路部(3
1)、出口流路部(32)および弁体挿入口部(33)を有してい
る。弁座形成用中空体(4)は、鋳物製であって、入口流
路部(31)に密に嵌め入れられる筒状嵌入部(41)と、出口
流路部(32)内と嵌入部(41)内とを仕切るように嵌入部(4
1)の先端部(左端部)に連なって設けられかつ弁体挿入
口部(33)から弁箱本体(3)内に挿入された弁体(5)と対向
する壁部(421)を有する仕切部(42)とを備え、前記壁部
(421)に孔周縁部外面が弁座(6)となされる貫通孔(43)が
形成されている。また、中空体(4)は、嵌入部(41)の基
端部(右端部)に連なって設けられかつ外周面に雄ねじ
部(441)を有する筒状の配管継手部(44)を備えている。
T形管状のものであって、右端が開口した筒状部が入口
流路部(31)となされ、左端が開口した筒状部が出口流路
部(32)となされ、上端が開口した筒状部が弁体挿入口部
(33)となされている。そして、入口流路部(31)、出口流
路部(32)および弁体挿入口部(33)が交差する部分には、
弁座が一体に形成された従来の弁箱内のように内径の狭
くなった箇所が存在しない。
(右端部)外面の最下部分に突起(45)が形成されている
とともに、仕切部(42)の壁部(421)が弁体(5)と対向する
ように嵌入部(41)が弁箱本体(3)の入口流路部(31)内に
嵌め入れられた際に同突起(45)が嵌まり込む切欠き(31
1)が、入口流路部(31)における開口縁部の最下部分に形
成されている。切欠き(311)は、入口流路部(31)におけ
る開口縁部の内面から同縁部の厚みの中間まで達する断
面L形のものとなされている。中空体(4)における嵌入
部(41)の基端部が、弁箱本体(3)における入口流路部(3
1)の開口縁部に溶接されている。
の左端部に連なって設けられた筒状の配管継手部(34)を
備えている。配管継手部(34)内周面の中間部には、これ
より奥の部分が径小となるような環状段差(342)が設け
られており、この段差(342)よりもやや奥の位置まで吐
水管(7)の基端部が回転可能に差し込まれている。吐水
管(7)の基端寄り部分には環状凹溝(74)が形成されてお
り、同溝(74)に横断面T形の環状フランジ部材(72)の内
方凸部が嵌め込まれて固定されている。フランジ部材(7
2)と段差(342)との間の部分において、吐水管(7)と配管
継手部(34)との間が溝付きパッキン(71)によりシールさ
れている。なお、パッキン(71)は、Uパッキンであって
もよい。配管継手部(34)の外周面には、フランジ部材(7
2)の外方凸部が配管継手部(34)の開口端面(左端面)に
押し付けられた状態で、吐水管固定ナット(73)がねじ嵌
められる雄ねじ部(341)が形成されている。
る。蓋(8)は、中央にスピンドル挿通孔を有する頂壁部
(81)と、頂壁部(81)の周縁から下方にのびかつ下部が弁
体挿入口部(33)内に嵌め込まれる周壁部(82)とよりな
る。周壁部(2)の高さ中間部外周面には、弁体挿入口部
(33)の上端面に載せられるフランジ(83)が設けられてい
る。また、周壁部(82)の外周面におけるフランジ(83)の
すぐ上の部分には、蓋押さえナット(9)の頂壁部(91)を
受ける段差(84)が設けられている。蓋押さえナット(9)
は、弁体挿入口部(33)の上部外周面に形成された雄ねじ
部(331)にねじ嵌められるようになっている。蓋(8)の頂
壁部(81)に回転可能に挿通されるスピンドル(11)は、蓋
(8)の内部に配置される下部に雄ねじ部(111)を有してい
る。スピンドル(11)における蓋(8)の頂壁部(81)上面の
すぐ上の部分に環状凹部(112)が設けられ、この凹部(11
2)にスピンドル(11)が下方に落ちるのを防止するワッシ
ャ(12)が嵌め込まれている。スピンドル(11)の上方への
抜けは、雄ねじ部(111)の上端がOリングを介して蓋(8)
の頂壁部(81)下面に当接することによって阻止される。
蓋(8)の周壁部(82)内周面におけるフランジ(83)とほぼ
同じ高さ位置に段差が設けられており、段差よりも下方
部分の内径が上方部分よりも大きくなされている。スピ
ンドル(11)の雄ねじ部(111)は、コマ(13)上部の有底筒
状スピンドル接続部(131)の内周面に形成された雌ねじ
部に嵌め込まれるようになっている。コマ(13)の下部に
は、皿を逆さにしたような形状をし、その下方開口凹部
の中心部に棒状雄ねじ部(図示略)を有する弁体取付部
(132)が設けられている。弁体(5)は、例えばゴム製であ
って、棒状雄ねじ部が挿通される孔(図示略)を中心に
有する円板状をなし、その上部が弁体取付部(132)の下
方開口凹部に嵌め込まれ、棒状雄ねじ部の先端部にねじ
嵌められるナット(14)によって弁体取付部(132)に取り
付けられている。コマ(13)のスピンドル接続部(131)は
蓋(8)内部における段差よりも下方部分に上下摺動自在
に嵌め込まれている。
端部が丸くなった有底筒を横にしてその上部を平らに押
し潰したような形状をしており、その水平壁部(421)
が、弁体(5)と対向するようになっている。そして、水
平壁部(421)に弁体の外径よりもやや小さい径を有する
円形の貫通孔(43)があけられ、貫通孔(43)周縁部外面が
弁座(6)となされている。この仕切部(42)は、弁箱本体
(3)における入口流路部(31)、出口流路部(32)および弁
体挿入口部(33)が交差する部分に配置されている。
栓は、スピンドル(11)の上端部に取り付けられたハンド
ル(図示略)を回すことにより、スピンドル(11)がその
高さ位置で回転し、それに伴ってコマ(13)が上下動させ
られ、それにより弁体(5)が弁座(6)に密着・離間させら
れて、止水・吐水を行うようになっている。
造する際には、中子が必要となるが、中子の形状は、図
1〜図3に示す弁箱本体(3)の内部形状に合致するよう
なものとなり、従来の鋳物製弁箱を製造するための中子
のような括れた部分は存在しない。したがって、中子が
配置された型内に溶融した金属を流し込んだ際に発生し
たガスは、中子内を通ってスムーズに中子の端に抜け
る。また、流し込まれた溶融金属に中子が当たって折れ
る心配がない。よって、成形不良が起こり難く、優れた
製品が得られる。一方、弁座形成用中空体(4)も、上記
のように筒状嵌入部(41)と仕切部(42)と筒状配管継手部
(43)とよりなるほぼ管状のものであって、構造がシンプ
ルであるので、製造が容易である。
示すものである。この実施形態の止め弁(101)も、図1
〜図3に示す第1実施形態の止め弁(1)と同様に、給水
栓として使用されるものであって、以下の点を除いて、
第1の実施形態の止め弁(1)と同じである。
嵌入部(41)が弁箱本体(103)の出口流路部(32)に嵌め入
れられるようになっている。仕切部(42)は、嵌入部(41)
内と弁箱本体(103)の入口流路部(31)内とを仕切るよう
に嵌入部(41)の先端部(右端部)に連なって設けられて
いる。
(左端部)外面の最下部分に突起(45)が形成されている
とともに、仕切部(42)の水平壁部(421)が弁体(5)と対向
するように嵌入部(41)が弁箱本体(103)の出口流路部(3
2)内に嵌め入れられた際に同突起(45)が嵌まり込む切欠
き(321)が、出口流路部(32)における開口縁部の最下部
分に形成されている。切欠き(321)は、出口流路部(32)
における開口縁部の内面から外面まで達するスリット状
のものとなされている。中空体(104)の基端部が、弁箱
本体(103)における出口流路部(32)の開口縁部に溶接さ
れている。
部(左端部)に連なって設けられた筒状の配管継手部(4
4)を備えている。配管継手部(44)内周面の中間部には、
これより奥の部分が径小となるような環状段差(442)が
設けられており、この段差(442)よりもやや奥の位置ま
で吐水管(7)の基端部が回転可能に差し込まれている。
吐水管(7)の基端寄り部分には環状凹溝(74)が形成され
ており、同溝(74)に横断面T形の環状フランジ部材(72)
の内方凸部が嵌め込まれて固定されている。フランジ部
材(72)と段差(442)との間の部分において、吐水管(7)と
配管継手部(44)との間が溝付きパッキン(71)によりシー
ルされている。なお、パッキン(71)は、Uパッキンであ
ってもよい。配管継手部(44)の外周面には、フランジ部
材(72)の外方凸部が配管継手部(34)の開口端面(左端
面)に押し付けられた状態で、吐水管固定ナット(73)が
ねじ嵌められる雄ねじ部(441)が形成されている。
の右端部に連なって設けられかつ外周面に雄ねじ部(34
1)を有する配管継手部(34)を一体に備えている。
のである。この実施形態の止め弁(201)は、例えば工事
現場等において簡易の止水栓として使用されるものであ
って、以下の点を除いて、図1〜図3に示す第1の実施
形態の止め弁(1)と同じである。
箱本体(203)が、一般にチーズとも呼ばれるT形の鋼製
管継手よりなり、同管継手における右端が開口した筒状
部が入口流路部(31)、左端が開口した筒状部が出口流路
部(32)、上端が開口した筒状部が弁体挿入口部(33)とな
されている。この管継手は、各筒状部(31,32,33)の外周
面に配管接続用の雄ねじ部(312,322,331)を有するねじ
込み式のものである。
(44)には、その弁箱本体(203)側端部、即ち、左端部に
フランジ(442)を有しており、このフランジ(442)がOリ
ング(15)を介して入口流路部(31)の開口端面に押し付け
られるように、入口流路部(31)の雄ねじ部(312)に中空
体固定ナット(16)がねじ嵌められている。
のである。この実施形態の止め弁(301)も、第3の実施
形態と同様に、例えば工事現場等において簡易の止水栓
として使用されるものであって、以下の点を除いて、図
7に示す第3の実施形態の止め弁(201)と同じである。
箱本体(303)を構成しているT形の鋼製管継手が、各筒
状部(31,32,33)の内周面に配管接続用の雌ねじ部(313,3
23,333)を有するねじ込み式のものとなっている。
(441)にはフランジが設けられていないが、中空体(304)
の嵌入部(41)外周面には、シールテープ(図示略)を介
して入口流路部(31)内周面に形成された雌ねじ部(313)
にねじ込まれる雄ねじ部(411)が、配管継手部(44)の雄
ねじ部(441)と連続して設けられている。
フランジ(83)よりも下方部分に、弁体挿入口部(33)内周
面に形成された雌ねじ部(333)にOリングを介してねじ
込まれる雄ねじ部(85)が設けられていて、蓋押さえナッ
ト無しで蓋(80)が弁箱本体(303)に固定できるようにな
っている。
のである。この実施形態の止め弁(401)も、第3の実施
形態と同様に、例えば工事現場等において簡易の止水栓
として使用されるものであって、以下の点を除いて、図
7に示す第3の実施形態の止め弁(201)と同じである。
箱本体(403)を構成しているT形の鋼製管継手が、各筒
状部(31,32,33)に雌ねじ部、雄ねじ部のいずれも設けら
れていないが、左端が開口した筒状部(32)および上端が
開口した筒状部(33)内に、管端部差込用段部(324,334)
が設けられた差込式のものとなっている。
(44)にはフランジが設けられておらず、嵌入部(41)の基
端部が弁箱本体(403)における入口流路部(31)の開口縁
部に溶接されている。
の上部には、外周面に雄ねじ部(171)を有しかつ上端部
内周面に弁体挿入口部(33)の上端面に受けられる内向き
フランジ(172)を有する筒状のアタッチメント(17)が嵌
め被せられて溶接されている。そして、このアタッチメ
ント(17)の内向きフランジ(172)上面に蓋(8)のフランジ
が載せられた状態で、アタッチメント(17)の雄ねじ部(1
71)に蓋押さえナット(9)がねじ嵌められるようになって
いる。
ものである。この実施形態の止め弁(501)は、例えば工
事現場等において給水管の分岐部における簡易止水栓と
して使用されるものであって、以下の点を除いて、図7
に示す第3の実施形態の止め弁(201)と同じである。
箱本体(503)が、一般にクロスとも呼ばれる十字形の鋼
製管継手よりなり、同管継手における右端が開口した筒
状部が入口流路部(31)、左端が開口した筒状部および下
端が開口した筒状部が2つの出口流路部(32A,32B)、上
端が開口した筒状部が弁体挿入口部(33)となされてい
る。この管継手は、各筒状部(31,32A,32B,33)外周面に
配管接続用の雄ねじ部(312,322,331)を有するねじ込み
式のものである。
ものである。この実施形態の止め弁(601)も、工事現場
等において簡易の止水栓として使用されるものであっ
て、以下の点を除いて、図8に示す第4の実施形態の止
め弁(301)と同じである。
れたT形の鋼製管継手によって弁箱(602)の弁箱本体(60
3)が構成されており、同管継手における下端が開口した
筒状部が入口流路部(31)、左端が開口した筒状部が出口
流路部(32)、上端が開口した筒状部が弁体挿入口部(33)
となされている。
ように、ほぼ垂直管状のものであって、仕切部(42A)
が、嵌入部(41)の上端から延長状に設けられた周壁部(4
20)と、弁体(5)と対向する水平な頂壁部(421)とよりな
る。そして、頂壁部(421)の中央に弁体(5)の外径よりも
やや小さい径を有する円形の貫通孔(43)があけられ、貫
通孔(43)周縁部外面が弁座(6)となされている。
ものである。この実施形態の止め弁(701)は、湯水混合
栓として使用されるものである。
体(703)と左右2つの弁座形成用中空体(704)とを備えて
いる。
2に示すように、上端が開口した左右および中央の3つ
の筒状部と、下端が開口した左右2つの下側筒状部とを
備えた中空状のものである。そして、右側の下端開口筒
状部が水用入口流路部(31C)、左側の下端開口筒状部が
湯用入口流路部(31H)となされ、中央の上端開口筒状部
が出口流路部(32)となされ、右側の上端開口筒状部が水
用弁体挿入口部(33C)、左側の上端開口筒状部が湯用弁
体挿入口部(33H)となされている。水用、湯用それぞれ
の入口流路部(31C,31H)および弁体挿入口部(33C,33H)の
交差部と、出口流路部(32)との間には、連絡流路部(35)
が設けられており、水と湯との混合は主としてこの連絡
流路部(35)内で行われる。図12から明らかなように、
弁箱本体(703)の内部には、内径の小さくなった箇所が
存在しないので、上記各実施形態と同様に、成形不良が
起こり難く、優れた製品が得られる。
であって、図12に示すように、水用、湯用それぞれの
入口流路部(31C,31H)に密に嵌め入れられる筒状嵌入部
(41)と、出口流路部(32)内と嵌入部(41)内とを仕切るよ
うに嵌入部(41)の先端部(上端部)に連なって設けられ
かつ水用、湯用それぞれの弁体挿入口部(33C,33H)から
弁箱本体(703)内に挿入された弁体(5)と対向する壁部(4
21)を有する仕切部(42B)とを備え、前記壁部(421)に孔
周縁部外面が弁座(6)となされる貫通孔(43)が形成され
ている。また、各中空体(704)は、嵌入部(41)の基端部
(下端部)に連なって設けられかつ外周面に雄ねじ部(4
41)を有する筒状の配管継手部(44)を備えている。仕切
部(42B)は、嵌入部(41)の上端開口を覆うように設けら
れかつ弁体(5)と対向する水平壁部(421)よりなる。そし
て、この水平壁部(421)の中央に弁体(5)の外径よりもや
や小さい径を有する円形の貫通孔(43)があけられ、貫通
孔(43)周縁部外面が弁座(6)となされている。嵌入部(4
1)の外周面に、雄ねじ部(411)が、配管継手部(44)の雄
ねじ部(441)と連続して設けられている。
31H)の内周面には、シールテープ(図示略)を介して各
中空体(704)における嵌入部(41)の雄ねじ部(411)がねじ
込まれる雌ねじ部(313)が形成されている。
周面の中間部には、これより奥の部分が径小となるよう
な環状段差(324)が設けられており、この段差(324)より
もやや奥の位置まで吐水管(7A)の基端部が回転可能に差
し込まれている。吐水管(7A)の基端寄り部分には環状凹
溝(74)が形成されており、同溝(74)に横断面T形の環状
フランジ部材(72)の内方凸部が嵌め込まれて固定されて
いる。フランジ部材(72)と段差(324)との間の部分にお
いて、吐水管(7A)と出口流路部(32)との間が溝付きパッ
キン(71)によりシールされている。なお、パッキン(71)
は、Uパッキンであってもよい。出口流路部(32)の外周
面には、フランジ部材(72)の外方凸部が出口流路部(32)
の開口端面(上端面)に押し付けられた状態で、吐水管
固定ナット(73)がねじ嵌められる雄ねじ部(322)が形成
されている。
C,33H)の内周面には、蓋(80)の周壁(82)外周面に形成さ
れた雄ねじ部(85)がねじ込まれる雌ねじ部(333)が形成
されている。なお、蓋(80)、スピンドル(11)、ワッシャ
(12)、コマ(13)、弁体(5)については、図11に示す第
7の実施形態のそれらと同一であるので、詳しい説明を
省略する。
にすぎず、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨を
逸脱しない範囲で適宜に変更の上、本発明を実施するこ
とは勿論可能である。
方斜視図である。
用中空体の分解下方斜視図である。
方斜視図である。
斜視図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
縦断面図である。
縦断面図である。
縦断面図である。
中空体 (41):嵌入部 (42)(42A)(42B):仕切部 (421):水平壁部(弁体と対向する壁部) (43):貫通孔 (45):突起 (5):弁体 (6):弁座
Claims (4)
- 【請求項1】 弁箱が、 それぞれ筒状の入口流路部、出口流路部および弁体挿入
口部を有する弁箱本体と、 入口流路部および出口流路部のうちいずれか一方の流路
部に密に嵌め入れられる筒状嵌入部、ならびに、同他方
の流路部内と嵌入部内とを仕切るように嵌入部の先端部
に連なって設けられかつ弁体挿入口部から弁箱本体内に
挿入された弁体と対向する壁部を有する仕切部を備え、
前記壁部に孔周縁部外面が弁座となされる貫通孔が形成
されている弁座形成用中空体とを備えていることを特徴
とする、止め弁。 - 【請求項2】 弁座形成用中空体における嵌入部の基端
部外面に突起が形成されているとともに、仕切部の壁部
が弁体と対向するように嵌入部が弁箱本体の前記一方の
流路部内に嵌め入れられた際に同突起が嵌まり込む切欠
きが、同流路部の開口縁部に形成されていることを特徴
とする、請求項1に記載の止め弁。 - 【請求項3】 弁箱本体がT形またはY形の管継手より
なり、同管継手の3つの筒状部が、それぞれ入口流路
部、出口流路部および弁体挿入口部となされていること
を特徴とする、請求項1に記載の止め弁。 - 【請求項4】 弁箱本体が十字形の管継手よりなり、同
管継手の4つの筒状部のうちいずれか1つが弁体挿入口
部となされ、他の3つの筒状部のうちいずれか1つまた
は2つが入口流路部、残りが出口流路部となされている
ことを特徴とする、請求項1に記載の止め弁。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006029411A (ja) * | 2004-07-14 | 2006-02-02 | Nix Inc | 継手接続管用止水栓と該止水栓を備えた継手接続管 |
JP2011149531A (ja) * | 2010-01-25 | 2011-08-04 | Kakudai:Kk | 水栓用バルブ |
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