JP2576056Y2 - 自動車用空気調和装置のインテークユニット - Google Patents

自動車用空気調和装置のインテークユニット

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JP2576056Y2
JP2576056Y2 JP1991054240U JP5424091U JP2576056Y2 JP 2576056 Y2 JP2576056 Y2 JP 2576056Y2 JP 1991054240 U JP1991054240 U JP 1991054240U JP 5424091 U JP5424091 U JP 5424091U JP 2576056 Y2 JP2576056 Y2 JP 2576056Y2
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JP
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fan
scroll
fitting
intake unit
flange portion
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JP1991054240U
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清 伊奈
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カルソニック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用空気調和装置
のインテークユニットに係り、特に、ファンスクロール
とファンモータ保持装置との連結部分における気密性を
改善したものに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用空気調和装置のインテークユニ
ットに組み込まれるファンモータは、ファンモータ保持
装置により保持された状態でファンスクロールに取り付
けられる(例えば実開平2−118448号公報参
照)。
【0003】例えばこの公報の開示例によれば、ファン
モータのインテークユニットへの取り付けは、図3
(A)及び(B)に示すように、ファンモータ10を樹脂
成形されたファンモータ保持装置11内に収納した状態に
おいて、ファンモータ保持装置11のフランジ部12の外周
縁に形成された嵌合溝13に樹脂製ファンスクロール14の
モータ取付孔15の嵌合リブ16を嵌合した後、図示しない
3本のボルトをフランジ部12のボルト孔に通しファンモ
ータ保持装置11をファンスクロール14に締付け固定する
ことにより行われる。
【0004】この取り付け後の状態において、フランジ
部12とファンスクロール14との連結部分における気密性
は、フランジ部12側の嵌合溝13とファンスクロール14側
の嵌合リブ16との共働によって保たれ、ファンスクロー
ル14内を流れる空気が外部に洩れないようになってい
る。
【0005】また、ファンモータ保持装置11には、ファ
ンスクロール14内の空気を図示しない冷却パイプにより
案内してファンモータ10を強制冷却するために冷却パイ
プ挿入部17が一体成形されている。そして、図示のよう
なファンモータ保持装置11を金型により樹脂成形した場
合、冷却パイプ挿入部17の上方にあるフランジ部12aに
は、嵌合溝13の内壁13a 及び外壁13b にそれぞれ型抜き
のための型抜き穴18a及び切欠部18b(以下これらをまと
めて型抜き部18という。)が必然的に形成される。な
お、同図中、符号19はファンである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のインテークユニットにあっては、フランジ部
12のうち型抜き部18が浮きぎみになって、この部分にお
ける嵌合溝13と嵌合リブ16との嵌合による気密性が十分
に確保されない虞がある。もし気密性が十分でなけれ
ば、この部分から空気が洩れて異音の発生原因となり得
る。
【0007】本考案は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、ファンスクロールとファン
モータ保持装置との嵌合部分における気密性を向上させ
た自動車用空気調和装置のインテークユニットを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案は、ファンモータを保持するファンモータ保持
装置のフランジ部に形成された嵌合溝にファンスクロー
ルに形成された嵌合リブを嵌合してなり、前記嵌合溝の
外壁の一部に切欠部を有する自動車空気調和装置のイン
テークユニットにおいて、前記ファンスクロールの底壁
部に、前記切欠部を前記フランジ部の外周側から塞ぐと
共に前記フランジ部を前記ファンスクロールに対して
定する閉塞固定手段が突設されていることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】このように構成した本考案にあっては、フラン
ジ部とファンスクロールとの連結部分における気密性
は、まず、フランジ部の嵌合溝とファンスクロールの嵌
合リブとを嵌合させることによって得られ、ファンスク
ロール内を流れる空気の外部への洩れが防止される。さ
らには、このような嵌合溝と嵌合リブとの嵌合による気
密化に加え、閉塞固定手段によって、嵌合溝の外壁の一
部にある切欠部がフランジ部外周側から閉塞されるの
で、切欠部の部分からの空気洩れが防止されると共に、
従来浮きぎみであった切欠部の部分のフランジ部がファ
ンスクロールに対してしっかり固定されるので、前記嵌
合による気密性がより一層確実なものとなる。
【0010】従って、全体としてファンスクロールとフ
ァンモータ保持装置との連結部分における気密性が向上
し、その結果、空気洩れによる異音の発生もなくなる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本考案の一実施例に係るインテークユ
ニットを示す要部斜視図、図2は、そのインテークユニ
ットにおけるファンモータ取り付け状態を示す要部断面
図であり、図3と共通する部材には同一の符号を付し、
その説明は省略する。
【0012】このインテークユニットにあっては、ファ
ンモータ保持装置11のフランジ部12とファンスクロール
14との嵌合部分の気密性をさらに高めるため、前記公報
記載の構造に加え、図示のような形状をもつ適当な寸法
の係止部20が閉塞固定手段としてファンスクロール14の
底壁部14a の所定位置に一体樹脂成形により突設されて
いる。
【0013】すなわち、この係止部20は、図2に示すよ
うに、ファンスクロール14にファンモータ保持装置11を
固定した際に、フランジ部12の型抜き部18の切欠部18b
外側、つまりフランジ部12外周側から塞ぐとともにフ
ランジ部12をファンスクロール14下面に対し垂直方向に
押圧するようにするため、幅が切欠部18b より大きく先
端がかぎ形の、フランジ部12の湾曲に応じて若干湾曲ぎ
みの板状突起であって、ファンスクロール14の底壁部14
a に形成された嵌合リブ16のうちフランジ部12の型抜き
部18に対応する部分16a から嵌合溝13の外壁13b の厚さ
だけ外側に位置して突き出た状態に形成されている。
お、前述のように、切欠部18b は、冷却パイプ挿入部17
を成形するため横方向にスライドさせる型が必要となる
ことから、フランジ部12の嵌合溝13の内壁13a および外
壁13b の一部に型抜き用の型抜き穴18a とともに形成さ
れたものである。
【0014】したがって、前記公報記載の取り付け方法
によってファンモータ保持装置11をファンスクロール14
に取り付けたとき、フランジ部12の型抜き部18のうち型
抜き穴18a がファンスクロール14側の嵌合リブ16aによ
り覆われるばかりでなく、本考案ではさらに切欠部18b
までも係止部20によって閉塞されることになる。その結
果、切欠部18b からの空気洩れの虞はなくなり、この点
における気密性が向上する。
【0015】しかも、この取り付け後の状態において、
係止部20は、先端のかぎ部21がフランジ部12のうち型抜
き部18が位置する部分の受板部12b に当接してフランジ
部12をファンスクロール14の底壁部14a に対し垂直方向
に押し付ける作用を行う。その結果、従来浮きぎみであ
った型抜き部18の部分のフランジ部12a もまたファンス
クロール14にしっかり固定されるようになり、フランジ
部12側の嵌合溝13とファンスクロール14側の嵌合リブ16
との共働による全縁周的な空気シール性が向上する。
【0016】以上、本実施例によれば、係止部20によっ
嵌合溝13の切欠部18b を外側から塞ぐと共にフランジ
部12をファンスクロール14にしっかり固定するようにし
たので、全体的にファンモータ保持装置11のフランジ部
12とファンスクロール14との嵌合部分における気密性が
向上し、空気の洩れに起因する異音発生が防止されるよ
うになる。
【0017】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、閉塞
固定手段を設けて嵌合溝の切欠部をフランジ部外周側か
ら塞ぐと共にフランジ部をファンスクロールに対して固
定するようにしたので、ファンスクロールとファンモー
タ保持装置との連結部分における気密性が向上し、その
結果、空気洩れによる異音の発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るインテークユニットを
示す要部斜視図である。
【図2】図1のインテークユニットにおけるファンモー
タ取り付け状態を示す要部断面図である。
【図3】(A)は従来のファンモータ取り付け状態を示
す要部断面図、(B)はその要部拡大図である。
【符号の説明】
11…ファンモータ保持装置 12…フランジ部 13…嵌合溝 14…ファンスクロール 16…嵌合リブ 18a…型抜き穴 18b…切欠部 20…係止部(閉塞固定手段)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンモータ(10)を保持するファンモー
    タ保持装置(11)のフランジ部(12)に形成された嵌合溝(1
    3)にファンスクロール(14)に形成された嵌合リブ(16)を
    嵌合してなり、前記嵌合溝(13)の外壁(13b) の一部に切
    欠部(18b) を有する自動車空気調和装置のインテークユ
    ニットにおいて、 前記 ファンスクロール(14)の底壁部(14a) に、前記切欠
    部(18b) を前記フランジ部(12)の外周側から塞ぐと共に
    前記フランジ部(12)を前記ファンスクロール(14)に対し
    固定する閉塞固定手段(20)が突設されていることを特
    徴とする自動車空気調和装置のインテークユニット。
JP1991054240U 1991-07-12 1991-07-12 自動車用空気調和装置のインテークユニット Expired - Lifetime JP2576056Y2 (ja)

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JP1991054240U JP2576056Y2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 自動車用空気調和装置のインテークユニット

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Publication Number Publication Date
JPH055513U JPH055513U (ja) 1993-01-26
JP2576056Y2 true JP2576056Y2 (ja) 1998-07-09

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