JP2576015B2 - 表示制御装置 - Google Patents

表示制御装置

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JP2576015B2
JP2576015B2 JP5128852A JP12885293A JP2576015B2 JP 2576015 B2 JP2576015 B2 JP 2576015B2 JP 5128852 A JP5128852 A JP 5128852A JP 12885293 A JP12885293 A JP 12885293A JP 2576015 B2 JP2576015 B2 JP 2576015B2
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曜久 藤本
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はポータブルコンピュー
タの表示制御装置に関し、特にページング機能を有する
描画プロセッサを備えた表示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、メモリ管理方法のひとつとして
ページングという手法が良く知られている。ページング
を用いることにより、ブロック(ページ)単位でのアド
レス変換やメモリ保護を行うことができる。通常、これ
らの機能を行うための情報を保持するページテーブルが
必要となる。ページの大きさはページングの性能/効率
に影響し、ページが小さければメモリ変換時の無駄が少
なくなるが、たくさんのページテーブルが必要となる。
このため、通常は1ページ当たり数Kバイトのページサ
イズが割当てられている。
【0003】また、ページングを高速に行うために、通
常はTLB(table look−up buffe
r)と呼ばれるアドレス変換テーブルをページング機構
内に設け、主記憶上のページテーブルを参照する回数を
少なくする工夫がなされている。
【0004】コンピュータシステムにおいては、このよ
うなページング機能はCPUだけでなく、主記憶を直接
アクセスできる機能を持つ各種コントローラにも設けら
れている。
【0005】例えば、XGA(eXtended Gr
aphics Array)仕様のディスプレイコント
ローラは、バスマスタとしてシステムメモリを直接アク
セスすることができる。このため、例えばオフスクリー
ンのビットマップ情報等を画像メモリだけでなく、シス
テムメモリ中にも保持することができる。XGA仕様の
ディスプレイコントローラに設けられている描画プロセ
ッサは、グラフィックス描画やブロック転送を行なうた
めに、前述のページング機能を利用して画像メモリやシ
ステムメモリを直接アクセスする。このように描画プロ
セッサにページング機能を持たせるのは、CPUのペー
ジング実行時のメモリ環境をサポートするためである。
【0006】しかしながら、描画プロセッサの場合にお
いては、ページングによって描画処理等の性能が低下さ
れる問題がある。なぜなら、画像メモリは数Mバイトの
大容量メモリであるため、これに対して1ページ当たり
数Kバイト単位でページングを行なうと、例えば縦方向
に直線を描画する場合等においては、TLBのミスヒッ
トが多発してしまうからである。TLBのミスヒットが
生じると、システムメモリのページテーブルを参照して
アドレス変換を行わなければならず、またTLBのデー
タ更新作業も必要となるので、画像メモリのアクセス速
度が実質的に低下されてしまう。
【0007】このように、ページング機能を持つ従来の
描画プロセッサにおいては、システムメモリ用のページ
ング機能をそのまま画像メモリのアクセスにも利用して
いるため、画像メモリに対する描画の内容によっては描
画処理性能が著しく低下される欠点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来では、TLBのミ
スヒットの多発により、画像メモリに対する描画処理性
能が低下される欠点があった。この発明はこのような点
に鑑みてなされたもので、システムメモリアクセス時と
画像メモリアクセス時とでページング機能を効率良く使
い分けられるようにし、描画プロセッサの描画処理性能
を十分に向上させることができる表示制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は、
メモリアクセスのためのリニアアドレスを発生し、その
リニアアドレスをページングによって主記憶または画像
メモリをアクセスするための物理アドレスに変換して出
力するページング機能を有する描画プロセッサを備えた
表示制御装置において、リニアアドレスタグと実ページ
アドレスとの組を複数保持するアドレス変換バッファ
と、前記描画プロセッサから発生されるリニアアドレス
と前記アドレス変換バッファのリニアアドレスタグとを
比較し、その比較結果に応じて前記アドレス変換バッフ
ァのヒット/ミスヒットを判定するアドレス比較手段
と、前記リニアアドレスの値が前記画像メモリに割り当
てられた所定のアドレス範囲に属するか否かを決定する
手段と、前記リニアアドレスの値が前記画像メモリに割
り当てられた所定のアドレス範囲に属するとき、前記ア
ドレス比較手段によって比較される前記リニアアドレス
のビット数を減少させて前記アドレス変換バッファのヒ
ット率を高める手段とを具備することを特徴とする。
【0010】この表示制御装置においては、描画プロセ
ッサによるアクセス対象が主記憶と画像メモリのいずれ
であるかが識別され、画像メモリのアクセスであること
が検出された際には、アドレス比較手段によって比較さ
れる前記メモリアドレスのビット数が減少される。この
ため、画像メモリのアクセス時には、主記憶アクセス時
よりもアドレス変換テーブルのページサイズが自動的に
拡大され、アドレス変換テーブルのヒット率を十分に向
上させることができる。
【0011】また、この発明は、メモリアクセスのため
のリニアアドレスを発生し、そのリニアアドレスをペー
ジングによって主記憶または画像メモリをアクセスする
ための物理アドレスに変換して出力するページング機能
を有する描画プロセッサを備えた表示制御装置におい
て、リニアアドレスタグと実ページアドレスとの組を複
数保持するアドレス変換バッファと、前記リニアアドレ
スの値が前記画像メモリに割り当てられた所定のアドレ
ス範囲に属するか否かを決定する手段と、前記リニアア
ドレスの値が前記画像メモリに割り当てられている所定
のアドレス範囲に属するとき、前記リニアアドレスを前
記画像メモリをアクセスするための物理アドレスとして
出力する手段と、前記リニアアドレスの値が前記画像メ
モリに割り当てられている所定のアドレス範囲に属さな
いとき、前記アドレス変換バッファの検索によって前記
リニアアドレスを前記主記憶をアクセスするための物理
アドレスに変換して出力する手段とを具備することを特
徴とする。
【0012】この表示制御装置においては、主記憶アク
セス時のみページング機能が有効になり、画像メモリア
クセス時にはページングを行わずにリニアアドレスが画
像メモリアクセスのための物理アドレスとしてそのまま
使用される。したがって、画像メモリアクセス時におい
てはアドレス変換バッファのミスヒットによるペナルテ
ィーが発生しないので、描画プロセッサの描画処理性能
を十分に向上させることができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例を
説明する。図1にはこの発明の一実施例に係わる表示制
御装置の全体の構成が示されている。この表示制御シス
テム4は、例えば、1024×768ドット、256色
同時表示の表示モードを持つXGA( eXtended Gra
phics Array)仕様の表示制御システムであり、ポー
タブルコンピュータのシステムバス3に接続される。こ
の表示制御システム4は、ポータブルコンピュータ本体
に標準装備されるフラットパネルディスプレイ40およ
びオプション接続されるカラーCRTディスプレイ50
双方に対する表示制御を行なう。
【0014】表示制御システム4には、ディスプレイコ
ントローラ10、デュアルポート画像メモリ(VRA
M)30、およびDAC(D/Aコンバータ)35が設
けられている。これらディスプレイコントローラ10、
デュアルポート画像メモリ(VRAM)30、およびD
AC35は、図示しない回路基板上に搭載されている。
【0015】ディスプレイコントローラ10はゲートア
レイによって実現されるLSIであり、この表示制御シ
ステム4の主要部を成す。このディスプレイコントロー
ラ10は、CPU1からの指示に従い、デュアルポート
画像メモリ(VRAM)30およびDAC35を利用し
て、フラットパネルディスプレイ40およびカラーCR
Tディスプレイ50に対する表示制御を実行する。ま
た、このディスプレイコントローラ10は、バスマスタ
として機能し、システムメモリ2を直接アクセスするこ
とができる。
【0016】デュアルポート画像メモリ(VRAM)3
0は、シリアルアクセスに使用されるシリアルポート
(シリアルDATA)とランダムアクセスのためのパラ
レルポート(DATA)を備えている。シリアルポート
(シリアルDATA)は表示画面リフレッシュのための
データ読み出しに使用され、またパラレルポート(DA
TA)は表示データの更新に使用される。このデュアル
ポート画像メモリ(VRAM)30は、複数のデュアル
ポートDRAMから構成されており、1Mバイト乃至4
Mバイトの記憶容量を有している。このデュアルポート
画像メモリ(VRAM)30には、フラットパネルディ
スプレイ40またはカラーCRTディスプレイ50に表
示するための表示データが描画される。
【0017】この場合、XGA仕様に適合したアプリケ
ーションプログラム等で作成されたXGA仕様の描画デ
ータは、パックドピクセル方式によってデュアルポート
画像メモリ(VRAM)30に格納される。このパック
ドピクセル方式は、メモリ上の連続するビットで1画素
を表す色情報マッピング形式であり、例えば、1画素を
1,2,4,8,または16ビットで表す方式が採用さ
れている。一方、VGA仕様の描画データは、VGA仕
様に適合した従来のアプリケーションプログラム等で作
成されるものであり、メモリプレーン方式によってデュ
アルポート画像メモリ(VRAM)30に描画される。
このメモリプレーン方式は、メモリ領域を同一アドレス
で指定される複数のプレーンに分割し、これらプレーン
に各画素の色情報を割り当てる方式である。例えば、4
プレーンを持つ場合には、1画素は、各プレーン毎に1
ビットづつの合計4ビットのデータによって表現され
る。
【0018】また、デュアルポート画像メモリ(VRA
M)30には、テキストデータも格納される。1文字分
のテキストデータは、XGA、VGAのどちらの仕様に
おいても,8ビットのコードと8ビットのアトリビュー
トからなる合計2バイトのサイズを持つ。アトリビュー
トは、フォアグランドの色を指定する4ビットデータと
バックグランドの色を指定する4ビットデータから構成
されている。
【0019】DAC35は、ディスプレイコントローラ
10によって生成されたCRTビデオデータをアナログ
R,G,B信号に変換してCRTディスプレイ50に供
給する。
【0020】ディスプレイコントローラ10は、レジス
タ制御回路11、システムバスインターフェース12、
描画用のコプロセッサ13、メモリデータバス制御回路
14、CRTコントローラ(CRTC)15、メモリア
ドレスバス制御回路16、メモリ制御回路18、スプラ
イトメモリ19、シリアライザ20、ラッチ回路21、
フォアグランド/バックグランドマルチプレクサ22、
グラフィック/テキストマルチプレクサ23、カラーパ
レット24、スプライトカラーレジスタ25、CRTビ
デオマルチプレクサ26、スプライト制御回路27、お
よびフラットパネルエミュレーション回路28から構成
されている。
【0021】レジスタ制御回路11は、システムバスス
ンターフェース12を介してシステムバス3からのアド
レスおよびデータを受けとり、アドレスのデコード、お
よびそのデコード結果によって指定される各種レジスタ
に対するリード/ライト制御を行なう。システムバスイ
ンターフェース12は、システムバス3を介してホスト
システムとのインターフェース制御を行なうものであ
り、ISA、EISA、マイクロチャネル、ローカルバ
ス等の各種仕様に適合したバスインターフェースをサポ
ートする。
【0022】描画用コプロセッサ13は、CPU1から
の指示に応答して、デュアルポート画像メモリ(VRA
M)30中の描画データに対してさまざまな描画機能を
提供するものであり、画素のブロック転送、線描画、領
域の塗りつぶし、画素間の論理/算術演算、画面の切り
出し、マップのマスク、X−Y座標でのアドレッシン
グ、ページングによるメモリ管理機能等を有している。
この描画用コプロセッサ13には、VGA/XGA互換
のデータ演算回路131、2次元アドレス発生回路13
1、およびページングユニット133が設けられてい
る。
【0023】データ演算回路131は、シフト、論理算
術演算、ビットマスク、カラー比較等のデータ演算を行
なうものであり、またVGA互換のBITBLT機能も
有している。2次元アドレス発生回路131は、矩形領
域アクセス等のためのX−Yの2次元アドレスを発生す
る。また、2次元アドレス発生回路131は、領域チェ
ックや、セグメンテーション等を利用したリニアアドレ
ス(実メモリアドレス)への変換処理も行なう。ページ
ングユニット133は、CPU1と同じ仮想記憶機構を
サポートするためのものであり、ページング有効時には
2次元アドレス発生回路131が作ったリニアアドレス
をページングによって実アドレスに変換する。また、ペ
ージング無効時にはリニアアドレスがそのまま実アドレ
スとなる。このページングユニット133は、ページン
グのためにTLBを備えている。
【0024】また、このページングユニット133は、
描画用コプロセサがシステムメモリ2をアクセスする時
とデュアルポート画像メモリ(VRAM)30をアクセ
スする時とで異なったページングを行なうように構成さ
れている。このようなページングの使い分けはこの発明
の特徴とする部分であり、その詳細は図2および図3を
参照して後述する。
【0025】メモリデータバス制御回路14は、デュア
ルポート画像メモリ(VRAM)30のパラレルデータ
ポート(DATA)のデータバスを制御するためのもの
であり、ソース、パターン、マスク、デストの4マップ
のデータをページモードによってまとめてアクセスする
ためのバッファを備えている。このバッファは、ライト
データバッファの機能も兼ねる。
【0026】CRTコントローラ15は、XGA仕様に
合った高解像度(例えば、1024×768ドット)で
フラットパネルディスプレイ40またはCRTディスプ
レイ50に画面表示を行うための各種表示タイミング信
号(水平同期信号、垂直同期信号等)を発生するXGA
用のCRTCと、VGA仕様に合った中解像度(例え
ば、640×460ドット)でフラットパネルディスプ
レイ40またはCRTディスプレイ50に画面表示を行
うための各種表示タイミング信号(水平同期信号、垂直
同期信号等)を発生するVGA用のCRTCを備えてい
る。また、このCRTコントローラ15は、デュアルポ
ート画像メモリ(VRAM)30のシリアルポート(シ
リアルDATA)から画面表示すべき描画データを読み
出すための表示アドレスも発生する。
【0027】メモリアドレスバス制御回路16は、シス
テムバスインターフェース12を介して供給されるCP
U1からのアドレス、描画用コプロセッサ13からのア
ドレス、CRTCコントローラからのアドレスを選択し
て、デュアルポート画像メモリ(VRAM)30に供給
する。メモリ制御回路18は、デュアルポート画像メモ
リ(VRAM)30をリード/ライトアクセスするため
の各種制御信号(Cont)、およびシリアルデータポ
ートからのデータ読み出しタイミングを制御するための
クロックSCK、出力イネーブル信号SOEを発生す
る。また、メモリ制御回路18は、スプライトメモリ1
9のアクセス制御と、スプライト表示タイミング制御を
行なう。
【0028】スプライトメモリ19には、グラフィック
モードではスプライトデータ、テキストモードではフォ
ントが書き込まれる。テキストモードでは、デュアルポ
ート画像メモリ(VRAM)30から読み出されたテキ
ストデータのコードがインデックとしてスプライトメモ
リ19に供給され、そのコードに対応するフォントが読
み出される。シリアライザ20は、複数画素分のパラレ
ルなピクセルデータをピクセル単位(シリアル)に変換
するパラレル/シリアル変換回路であり、グラフィック
モードではデュアルポート画像メモリ(VRAM)30
のシリアルデータポート(シリアルDATA)から読み
出されるメモリデータとスプライトメモリ19から読み
出されるスプライトデータをそれぞれパラレル/シリア
ル変換し、テキストモードではスプライトメモリ19か
ら読み出されるフォントデータをパラレル/シリアル変
換する。
【0029】ラッチ回路21は、コードデータからフォ
ントデータへの変換の遅れ時間だけアトリビュートの出
力タイミングを遅延させるためのものであり、テキスト
モードにおいてデュアルポート画像メモリ(VRAM)
30から読み出されるテキストデータのアトリビュート
を保持する。フォアグランド/バックグランドマルチプ
レクサ22は、テキストモードにおいてアトリビュート
のフォアグランド色(前面色)/バックグランド色(背
景色)の一方を選択する。この選択は、シリアライザ2
0から出力されるフォントデータの値“1”(フォアグ
ランド),“0”(バックグランド)によって制御され
る。グラフイック/テキストマルチプレクサ23は、グ
ラフイックモードとテキストモードの切替えを行なうた
めのものであり、グラフイックモードにおいてはシリア
ライザ20から出力されるメモリデータを選択し、テキ
ストモードにおいてはフォアグランド/バックグランド
マルチプレクサ22の出力を選択する。
【0030】カラーパレット制御回路24は、グラフィ
ックまたはテキストデータの色変換を行なうためのもの
である。このカラーパレット制御回路24は、2段構成
のカラーパレットテーブルを備えている。第1のカラー
パレットテーブルは、16個のカラーパレットレジスタ
から構成されている。各カラーパレットレジスタには、
6ビットのカラーパレットデータが格納されている。第
2のカラーパレットテーブルは、256個のカラーパレ
ットレジスタから構成されている。各カラーパレットレ
ジスタには、R,G,Bそれぞれ6ビットから構成され
る18ビットのカラーデータが格納されている。
【0031】グラフィックモードにおいては、8ビット
/ピクセルのXGA仕様のメモリデータは、第1のカラ
ーパレットテーブルを介さずに、第2のカラーパレット
テーブルに直接送られ、そこでR,G,Bそれぞれ6ビ
ットから構成されるカラーデータに変換される。また、
4ビット/ピクセルのVGA仕様のメモリデータは、ま
ず第1のカラーパレットテーブルに送られ、そこで6ビ
ットのカラーデータに変換されて出力される。そして、
この6ビットのカラーデータには、カラーパレット制御
回路19内蔵のカラー選択レジスタから出力される2ビ
ットデータが加えられ、これにより合計8ビットのカラ
ーデータとなる。この後、その8ビットのカラーデータ
は、第2のカラーパレットテーブルに送られ、そこで
R,G,Bそれぞれ6ビットから構成されるカラーデー
タに変換される。
【0032】一方、テキストモードにおいては、XG
A,VGAどちらの仕様のテキストデータも、第1およ
び第2の2段のカラーパレットテーブルを介して、R,
G,Bそれぞれ6ビットから構成されるカラーデータに
変換される。
【0033】また、XGAのグラフィクスモードにおい
ては、1画素が16ビットから構成されるダイレクトカ
ラモードがあり、この場合には、その16ビット/ピク
セルのメモリデータは、カラーパレット制御回路24を
介さずに、CRTビデオマルチプレクサ26に直接供給
される。
【0034】スプライトカラーレジスタ25は、スプラ
イト表示色を指定する。CRTビデオマルチプレクサ2
6は、CRTビデオ表示出力を選択するものであり、カ
ラーパレット制御回路24の出力、またはシリアライザ
20からのダイレクトカラー出力の選択、さらにはスプ
ライト表示のビデオ切替えを行なう。スプライト制御回
路27は、シリアライザ20によってパラレル/シリア
ル変換されたスプライトデータに従ってCRTビデオマ
ルチプレクサ26を制御し、スプライト表示時のビデオ
切替え制御を行なう。フラットパネルエミュレーション
回路28は、CRTビデオ出力を変換してフラットパネ
ルディスプレイ40用のフラットビデオデータを生成す
る。
【0035】次に、図2を参照して、描画用コプロセッ
サ13に設けられているページングユニット133の具
体的構成の一例を説明する。ページングユニット133
は、図示のように、ページテーブルアドレス生成回路2
01、TLB202、比較制御回路203、画像メモリ
デコーダ204、およびアドレスマルチプレクサ206
から構成されている。
【0036】ページテーブルアドレス生成回路201
は、アドレス発生回路132から発生されるリニアアド
レスに基づいて、システムメモリ2上のページテーブル
を参照するためのページテーブルアドレスを生成する。
TLB202は、アドレス変換用のキャッシュであり、
複数のエントリを有している。各エントリには、タグ部
とページ変換後の実アドレスとが登録されている。タグ
部は、ページ変換前の仮想アドレスを示す。
【0037】比較制御回路203は、アドレス発生回路
132から発生されるリニアアドレスとTLB202の
タグ部の仮想アドレスを比較して、TLB202がヒッ
トしたか否かの判定を行う。この場合、比較すべきリニ
アアドレスのビット数は、画像メモリデコーダ204か
らの制御信号によって可変される。比較すべきリニアア
ドレスのビット数の可変設定は、たとえば比較制御回路
203にマスク回路を設け、そのマスク回路を選択的に
使用することによって実現できる。画像メモリデコーダ
204は、アドレス発生回路132から発生されたリニ
アアドレスをデコードすることによって、画像メモリ
(VRAM)30に予め割り当てられるアドレスの範囲
内にそのリニアアドレスが含まれるか否かを検出する。
【0038】アドレスマルチプレクサ205は、ページ
テーブルアドレス生成回路201によって発生されたペ
ージテーブルアドレスとTLB202によって変換され
た実アドレスの一方を選択する。このアドレスマルチプ
レクサ206の選択動作は、比較制御回路203から出
力されるアドレスの一致/不一致を示す信号によって制
御される。アドレスマルチプレクサ205は、アドレス
が一致した時にはTLB202の実アドレスを選択し、
アドレスが不一致の時にはページテーブルアドレス生成
回路201から出力されるページテーブルアドレスを選
択する。
【0039】次に、このページングユニット133の動
作を説明する。描画用のコプロセッサ13がデュアルポ
ート画像メモリ(VRAM)30に直線等を描画する場
合、アドレス生成回路132は、直線をプロットする点
を示すリニアアドレスを生成する。ページングユニット
133によるページングを行なう場合、このリニアアド
レスは、仮想ページアドレスとページ内オフセットアド
レスとに分割され、その仮想ページアドレスの下位ビッ
ト部によってTLB202が参照される。そして、この
TLB202の複数エントリの1つが選択され、その選
択されたエントリ内のタグ部である仮想アドレスが読み
出される。
【0040】また、リニアアドレスは、ページテーブル
アドレス生成回路201にも送られ、そこでシステムメ
モリ2上のページテーブルをアクセスするたのページテ
ーブルアドレスが生成される。さらに、リニアアドレス
は、画像メモリデコーダ204でデコードされ、システ
ムメモリ2をアクセスするためのアドレスか画像メモリ
(VRAM)30をアクセスするためのアドレスかが識
別される。
【0041】システムメモリ2のアクセスの場合には、
通常通り、TLB202の仮想アドレスとリニアアドレ
スの仮想ページアドレスの上位ビット部が比較制御回路
203で比較され、これによってヒット/ミスヒットが
判断される。ヒットした場合には、マルチプレクサ20
5によって、TLB202の出力である実アドレスが選
択される。この実アドレスは実ページアドレスであるの
で、この実ページアドレスにはリニアアドレスのページ
内オフセットアドレスが加えられ、これによってリニア
アドレスはページングによる実アドレスに変換される。
また、ミスヒットの場合には、マルチプレクサ205に
よって、ページテーブルアドレス生成回路201の出力
であるページテーブルアドレスが選択される。そして、
このページテーブルアドレスによってページテーブルを
参照して、そのページテーブルから読み出した新たなT
LBデータがTLB202に登録される。
【0042】一方、画像メモリ(VRAM)30のアク
セスの場合には、リニアアドレスの仮想ページアドレス
の下位ビットが比較制御回路203内蔵のマスク回路に
よってマスクされ、そのマスクされたアドレスとTLB
202の仮想アドレスとが比較される。これによって、
システムメモリ2のアクセス時に比べページサイズの拡
大を図ることができる。例えば、システムメモリ2のア
クセス時のページサイズが4KBの場合においては、リ
ニアアドレスの仮想ページアドレスの下位1ビットをマ
スクすると、画像メモリアクセス時のページサイズは実
質8KBとなり、ヒット率を高めることができる。
【0043】次に、図3を参照して、描画用コプロセッ
サ13に設けられているページングユニット133の他
の具体的構成の一例を説明する。ページングユニット1
33は、図示のように、ページテーブルアドレス生成回
路301、TLB302、比較回路303、画像メモリ
デコーダ304、アドレスマルチプレクサ305,30
6、およびORゲート307から構成されている。
【0044】ページテーブルアドレス生成回路301
は、アドレス発生回路132から発生されるリニアアド
レスに基づいて、システムメモリ2上のページテーブル
を参照するためのページテーブルアドレスを生成する。
TLB302は、アドレス変換用のキャッシュであり、
複数のエントリを有している。各エントリには、タグ部
とページ変換後の実アドレスとが登録されている。タグ
部は、ページ変換前の仮想アドレスを示す。
【0045】比較回路303は、アドレス発生回路13
2から発生されるリニアアドレスとTLB302のタグ
部の仮想アドレスを比較して、TLB302がヒットし
たか否かの判定を行う。マルチプレクサ305は、アド
レス発生回路132から発生されるリニアアドレスとT
LB302から読み出されるページ変換後の実アドレス
の一方を選択する。このマルチプレクサ305の選択動
作は、画像メモリデコーダ304のデコード結果、すな
わちシステムメモリ2に対するアクセスか画像メモリ
(VRAM)30に対するアクセスかによって制御され
る。マルチプレクサ305は、システムメモリアクセス
時にはTLB302から読み出されるページ変換後の実
アドレスを選択し、画像メモリアクセス時にはアドレス
発生回路132から発生されるリニアアドレスを選択す
る。
【0046】マルチプレクサ306は、ページテーブル
アドレス生成回路301から出力されるページテーブル
アドレスとマルチプレクサ305の出力の一方を選択す
る。このマルチプレクサ306の選択動作は、ORゲー
ト307の出力によって制御される。すなわち、マルチ
プレクサ306は、ORゲート307の出力が“1”の
場合(画素メモリデコーダ304によって画像メモリア
クセスが識別されるか、または比較回路によってTLB
ヒットが検出された時)にはマルチプレクサ305の出
力を選択し、ORゲート307の出力が“0”の場合は
(画素メモリデコーダ304によって画像メモリアクセ
スが識別されるか、または比較回路によってTLBヒッ
トが検出された時)にはページテーブルアドレス生成回
路301から出力されるページテーブルアドレスを選択
する。
【0047】次に、このページングユニット133の動
作を説明する。ページングユニット133によるページ
ングを行なう場合、アドレス発生回路132によって発
生されるリニアアドレスは、仮想ページアドレスとペー
ジ内オフセットアドレスとに分割され、その仮想ページ
アドレスの下位ビット部によってTLB302が参照さ
れる。そして、このTLB302の複数エントリの1つ
が選択され、その選択されたエントリ内のタグ部である
仮想アドレスが読み出される。
【0048】また、リニアアドレスは、ページテーブル
アドレス生成回路301にも送られ、そこでシステムメ
モリ2上のページテーブルをアクセスするたのページテ
ーブルアドレスが生成される。さらに、リニアアドレス
は、画像メモリデコーダ304でデコードされ、システ
ムメモリ2をアクセスするためのアドレスか、画像メモ
リ(VRAM)30をアクセスするためのアドレスかが
識別される。
【0049】システムメモリ2のアクセスの場合には、
マルチプレクサ305はTLB302からの実アドレス
を選択し、またマルチプレクサ306の選択動作は、比
較回路303によるヒット/ミスヒットの判定によって
のみ決定される。
【0050】すなわち、比較回路303によってTLB
のヒットが検出された場合には、ORゲート307の出
力が“1”になるので、マルチプレクサ306はマルチ
プレクサ305の出力、つまりTLB302の出力であ
る実アドレスを選択する。この実アドレスは実ページア
ドレスであるので、この実ページアドレスにはリニアア
ドレスのページ内オフセットアドレスが加えられ、これ
によってリニアアドレスはページングによる実アドレス
に変換される。また、ミスヒットの場合には、ORゲー
ト307の出力が“0”になるので、マルチプレクサ3
06は、ページテーブルアドレス生成回路201の出力
であるページテーブルアドレスを選択する。この場合、
このページテーブルアドレスによってページテーブルが
参照され、そのページテーブルから読み出した新たなT
LBデータがTLB302に登録される。
【0051】一方、画像メモリ(VRAM)30のアク
セスの場合には、マルチプレクサ305はアドレス発生
回路132からのリニアアドレスを選択し、またマルチ
プレクサ306はTLBのヒット/ミスヒットに拘ら
ず、マルチプレクサ305の出力を選択する。このた
め、画像メモリ(VRAM)30のアクセス時には、T
LB302を利用したアドレス変換とTLB302を更
新するためのページテーブルアドレスの出力が共に禁止
された状態となり、ページング動作は自動的に無効とさ
れる。したがって、画像メモリ(VRAM)30のアク
セス時においては、TLB302を更新する処理が発生
しないので、描画プロセッサ13の描画処理性能を十分
に向上させることができる。
【0052】以上のように、この実施例においては、描
画用コプロセッサ13によるシステムメモリ2のアクセ
スと画像メモリ(VRAM)30のアクセスを区別し、
これによってシステムメモリアクセスと画像メモリアク
セス時とでページサイズの変更や、ぺージングの有効/
無効の切替えを自動的に行なっている。このように、ペ
ージング機能を効率良く使い分けられることによって、
バスマスタとしての機能を維持しつつ、画像メモリ(V
RAM)30に対する描画プロセッサ13の描画処理性
能を十分に向上させることができる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、シス
テムメモリアクセス時と画像メモリアクセス時とでペー
ジング機能を効率良く使い分けられるようになり、描画
プロセッサの描画処理性能を十分に向上させることがで
き。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わる表示制御装置の全
体の構成を示すブロック図。
【図2】同実施例に設けられている描画用コプロセッサ
のページングユニットの構成の一例を示す図。
【図3】同実施例に設けられている描画用コプロセッサ
のページングユニットの他の構成の一例を示す図。
【符号の説明】
1…CPU、2…システムメモリ、4…表示制御システ
ム、10…ディスプレイコントローラ、13…描画用コ
プロセッサ、132…アドレス発生回路、133…ペー
ジングユニット、201…ページテーブルアドレス発生
回路、202…TLB、203…比較制御回路、204
…画像メモリデコーダ、205…マルチプレクサ。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリアクセスのためのリニアアドレス
    を発生し、そのリニアアドレスをページングによって主
    記憶または画像メモリをアクセスするための物理アドレ
    スに変換して出力するページング機能を有する描画プロ
    セッサを備えた表示制御装置において、リニアアドレスタグと実ページアドレスとの組を複数保
    持するアドレス変換バッファと、 前記描画プロセッサから発生されるリニアアドレスと前
    記アドレス変換バッファのリニアアドレスタグとを比較
    し、その比較結果に応じて前記アドレス変換バッファの
    ヒット/ミスヒットを判定するアドレス比較手段と、 前記リニアアドレスの値が前記画像メモリに割り当てら
    れた所定のアドレス範囲に属するか否かを決定する手段
    と、 前記リニアアドレスの値が前記画像メモリに割り当てら
    れた所定のアドレス範囲に属するとき、前記アドレス比
    較手段によって比較される前記リニアアドレスのビット
    数を減少させて前記アドレス変換バッファのヒット率を
    高める手段 とを具備することを特徴とする表示制御装
    置。
  2. 【請求項2】 メモリアクセスのためのリニアアドレス
    を発生し、そのリニアアドレスをページングによって主
    記憶または画像メモリをアクセスするための物理アドレ
    スに変換して出力するページング機能を有する描画プロ
    セッサを備えた表示制御装置において、リニアアドレスタグと実ページアドレスとの組を複数保
    持するアドレス変換バッファと、 前記リニアアドレスの値が前記画像メモリに割り当てら
    れた所定のアドレス範囲に属するか否かを決定する手段
    と、 前記リニアアドレスの値が前記画像メモリに割り当てら
    れている所定のアドレス範囲に属するとき、前記リニア
    アドレスを前記画像メモリをアクセスするための物理ア
    ドレスとして出力する手段と、 前記リニアアドレスの値が前記画像メモリに割り当てら
    れている所定のアドレス範囲に属さないとき、前記アド
    レス変換バッファの検索によって前記リニアア ドレスを
    前記主記憶をアクセスするための物理アドレスに変換し
    て出力する手段 とを具備することを特徴とする表示制御
    装置。
  3. 【請求項3】 CPUと、このCPUによって処理され
    るデータおよび命令を格納するシステムメモリと、画像
    データを格納する画像メモリと、この画像メモリの画像
    データをディスプレイに表示するディスプレイコントロ
    ーラとを具備するデータ処理システムにおいて、 前記ディスプレイコントローラは、 前記システムメモリまたは前記画像メモリをアクセスす
    るためのリニアアドレスを発生するアドレス発生手段
    と、 リニアアドレスタグと実ページアドレスとの組みを複数
    記憶するバッファ手段と、 前記アドレス発生手段に結合され、前記リニアアドレス
    の値が前記画像メモリに予め割り当てられている所定の
    アドレス範囲に属すか否かを決定する手段と、 前記リニアアドレスの値が前記画像メモリに予め割り当
    てられている所定のアドレス範囲に属す際、前記リニア
    アドレスを前記画像メモリをアクセスするための物理ア
    ドレスとして出力する手段と、 前記リニアアドレスの値が前記画像メモリに予め割り当
    てられている所定のアドレス範囲に属さない際、前記バ
    ッファ手段の検索によって前記リニアアドレスを前記シ
    ステムメモリをアクセスするための物理アドレスに変換
    して出力する手段とを具備することを特徴とするデータ
    処理システム。
  4. 【請求項4】 前記ディスプレイコントローラは、前記
    リニアアドレスの値が前記画像メモリに予め割り当てら
    れている所定のアドレス範囲に属す際、前記バッファ手
    段の検索による前記リニアアドレスから物理アドレスへ
    の変換を禁止する手段をさらに具備することを特徴とす
    る請求項3記載のデータ処理システム。
  5. 【請求項5】 前記ディスプレイコントローラは、前記
    リニアアドレスの値が前記画像メモリに予め割り当てら
    れている所定のアドレス範囲に属す際、前記バッファ手
    段を書き替えるための前記システムメモリのアクセスを
    禁止する手段をさらに具備することを特徴とする請求項
    3記載のデータ処理システム。
  6. 【請求項6】 CPUと、このCPUによって処理され
    るデータおよび命令を格納するシステムメモリと、画像
    データを格納する画像メモリと、この画像メモリの画像
    データをディスプレイに表示するディスプレイコントロ
    ーラと、このディスプレイコントローラに設けられたコ
    プロセッサとを具備するデータ処理システムにおいて、 前記コプロセッサは、 前記システムメモリまたは前記画像メモリをアクセスす
    るためのリニアアドレスを発生するアドレス発生手段
    と、 リニアアドレスタグと実ページアドレスとの組みを複数
    記憶するバッファ手段と、 前記アドレス発生手段に結合され、前記リニアアドレス
    の値が前記画像メモリに予め割り当てられている所定の
    アドレス範囲に属すか否かを決定する手段と、 前記リニアアドレスの値が前記画像メモリに予め割り当
    てられている所定のアドレス範囲に属す際、前記リニア
    アドレスを前記画像メモリをアクセスするための物理ア
    ドレスとして出力する手段と、 前記リニアアドレスの値が前記画像メモリに予め割り当
    てられている所定のアドレス範囲に属さない際、前記バ
    ッファ手段の検索によって前記リニアアドレスを前記シ
    ステムメモリをアクセスするための物理アドレスに変換
    して出力する手段とを具備することを特徴とするデータ
    処理システム。
  7. 【請求項7】 前記コプロセッサは、前記リニアアドレ
    スの値が前記画像メモリに予め割り当てられている所定
    のアドレス範囲に属す際、前記バッファ手段の検索によ
    る前記リニアアドレスから物理アドレスへの変換を禁止
    する手段をさらに具備することを特徴とする請求項6記
    載のデータ処理システム。
  8. 【請求項8】 前記ディスプレイコントローラは、前記
    リニアアドレスの値が前記画像メモリに予め割り当てら
    れている所定のアドレス範囲に属す際、前記バッファ手
    段を書き替えるための前記システムメモリのアクセスを
    禁止する手段をさらに具備することを特徴とする請求項
    6記載のデータ処理システム。
  9. 【請求項9】 CPUと、このCPUによって処理され
    るデータおよび命令を格納するシステムメモリと、画像
    データを格納する画像メモリと、この画像メモリの画像
    データをディスプレイに表示するディスプレイコントロ
    ーラと、このディスプレイコントローラに設けられ、前
    記CPUと同一の仮想アドレス変換機構を実現するため
    のページングユニットを有するコプロセッサとを具備す
    るデータ処理システムにおいて、 前記コプロセッサは、 前記システムメモリまたは画像メモリをアクセスするた
    めのリニアアドレスを発生する手段と、 前記リニアアドレスが前記画像メモリをアクセスするた
    めのものか否かを決定する手段と、 前記リニアアドレスが前記画像メモリをアクセスするア
    ドレスであることが決定された際、前記ページングユニ
    ットを利用したページング処理をディスイネーブルする
    手段とを具備することを特徴とするデータ処理システ
    ム。
  10. 【請求項10】 CPUと、このCPUによって処理さ
    れるデータおよび命令を格納するシステムメモリと、画
    像データを格納する画像メモリと、この画像メモリの画
    像データをディスプレイに表示するディスプレイコント
    ローラと、このディスプレイコントローラに設けられ、
    メモリアクセスのためのリニアアドレスを発生し、その
    リニアアドレスをページングによって前記システムメモ
    リまたは画像メモリをアクセスするための物理アドレス
    に変換して出力するページング機能を有するコプロセッ
    サとを具備するデータ処理システムにおいて、 前記コプロセッサは、 リニアアドレスタグと実ページアドレスとの組を複数保
    持するアドレス変換バッファと、 前記描画プロセッサから発生されるリニアアドレスと前
    記アドレス変換バッファのリニアアドレスタグとを比較
    し、その比較結果に応じて前記アドレス変換バッファの
    ヒット/ミスヒットを判定するアドレス比較手段と、 前記リニアアドレスの値が前記画像メモリに割り当てら
    れた所定のアドレス範囲に属するか否かを決定する手段
    と、 前記リニアアドレスの値が前記画像メモリに割り当てら
    れた所定のアドレス範囲に属するとき、前記アドレス比
    較手段によって比較される前記リニアアドレスのビット
    数を減少させて前記アドレス変換バッファのヒット率を
    高める手段とを具備することを特徴とするデータ処理シ
    ステム。
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