JP3002396U - 自転車のサドル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動フラッシュライトを設けた自転車のサド
ルの提供。 【構成】 保護皮層と、該保護皮層の下に位置し、乗車
時の快適性を提供するスポンジ層と、該スポンジ層の下
に位置し、荷重を受けるベースである硬体層と、サドル
の後方のよく目立つ所に配するフラッシュライトと、電
源を供給する電池箱と、及び、サドル内に設置し、上記
フラッシュライトの点滅を制御する制御スイッチを含
み、使用者がサドルの上に乗るとき、体重によって下圧
してスイッチを通じさせ、フラッシュライトを点滅さ
せ、上記制御スイッチはスイッチ本体、スイッチボタ
ン、スイッチボタン接続板から構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は自転車のサドルに関し、特に一種のフラッシュライトを設けたものに 関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般の自転車は、その後方にフラッシュライトを設置していない。そのため夜 間や雨天、あるいはその他視界の悪い状態ににおいては後方から来る自動車には 自転車が見えないことがあり、これが惨劇につながることがあった。また自転車 の後方に反射片を設けたり、反射紙を貼ったりしたものもあるが、その効果は良 くなく、表示効果が十分であるとはいえなかった。またあるものは自転車後方に ライトを加設しているが、これは電気を消耗するのみならず、手動操作が必要で 、使用に不便であるばかりでなく、容易に故障しやすく、また表示効果も十分で はなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の課題は、一種の自動フラッシュライトを設けた自転車のサドルを提供 することである。

【０００４】 本考案のもう一つの課題は、夜間に自動的にフラッシュを発し、表示効果の高 い、自転車のサドルの提供である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の自転車のサドルは、保護皮層を設け、該保護皮層は、牛皮、豚皮、羊 皮あるいはその他の動物の皮、あるいは布、プラスチックあるいはその他の強靱 な人工の薄い層とする。さらに本考案では上記保護皮層の下に、スポンジ層を設 ける。これは乗車時の快適さを提供する。該スポンジ層は、海綿、人工のスポン ジ、あるいはその他柔軟性を提供する材料の層とする。該スポンジ層の下には硬 体層を設ける。該硬体層は、力を受ける基板であり、金属製あるいは硬質プラス チック製とする。本考案はさらにフラッシュライトを、サドル後方のよく目立つ 位置に設ける。これは一個以上の小バルブあるいはＬＥＤから構成し、点滅させ るかあるいは連続的に光らせる。また、本考案は電池箱をサドル下方の適当な位 置に設けて電源を供給する。さらに、本考案は制御スイッチをサドル内に設け、 上記フラッシュライトの点滅を制御する。

【０００６】 また、スイッチボタン上方には一つのスイッチボタン接続板を設けて力を受け る面積を増加する。

【０００７】 さらに、上記スポンジ層を比較的厚く設けたときには、スポンジ層による緩衝 作用により制御スイッチが作動しないことを防ぐため、スイッチボタン接続板の 上に受力片を設ける。該受力片は保護皮層の下に位置し、かつ受力片の下方には スポンジ層を貫通する突出部を設けてスイッチボタン接続板と互いに接触させる 。

【０００８】 本考案で使用するスイッチは板ばねスイッチあるいはコイルばねスイッチとし 、また手動制御スイッチを増設してもよい。 さらに本考案のフラッシュライトは光センサー式としてもよい。

【０００９】

【作用】

使用者がサドルに乗ると、スイッチボタン（９）が圧されて下に移動してスイ ッチを通じさせ、フラッシュライト（５）を点滅させ、使用者がサドルから下り ると、スイッチボタン（９）が元に戻ってスイッチを通じさせず、フラッシュラ イト（５）の点滅が停止する。

【００１０】

【実施例】

図１に示されるように、本考案のサドル（１）は、以下のものを含む： 保護皮層（２）； スポンジ層（３）、これは上記保護皮層（２）の下に位置し、乗車時の快適性 を提供する； 硬体層（４）、これは上記スポンジ層（３）の下に位置し、荷重を受けるベー スである； フラッシュライト（５）、これはサドルの後方のよく目立つ所に配する； 電池箱（６）、上記硬体層（４）の下方空間内に装入し、電源を供給する； 及び、制御スイッチ（７）、これはサドル（１）内に設置し、上記フラッシュ ライト（５）の点滅を制御する。

【００１１】 本考案は以上を包括し、使用者がサドル（１）の上に乗るとき、体重によって 下圧してスイッチを通じさせ、フラッシュライト（５）に自動的に点滅させる。

【００１２】 図２に示されるように、制御スイッチ（７）はスイッチ本体（８）、スイッチ ボタン（９）、スイッチボタン接続板（１０）から構成する。スイッチボタン接 続板（１０）は力を受ける面積を増加し、力を受けると簡単にスイッチを通じさ せ制御スイッチ（７）の感度を高める。図中に示される制御スイッチ（７）は押 しボタン式のばねスイッチであり、このためスイッチボタン（９）は圧されて下 に移動してスイッチを通じさせ、圧されない時にはすなわち元に戻ってスイッチ を通じさせない。

【００１３】 図３に示されるように、本考案のもう一つの実施例では、制御スイッチ（７） はさらに一つの受力片（１１）を含み、該受力片（１１）の下方は突出部（１２ ）を含む。該突出部（１２）はスポンジ層（３）を貫通してスイッチボタン接続 板（１０）の上方まで伸び、スポンジ層（３）の緩衝作用により制御スイッチ（ ７）の感度が落ちる状態を防ぐ。

【００１４】

【考案の効果】

以上述べたように、本考案の自転車のサドルは、夜間の乗車時に自動的にフラ ッシュライトを点滅して表示する効果を有し、自転車に乗る際の安全性を高める 。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の立体分解図である。

【図２】本考案の制御スイッチ付近の断面図である。

【図３】本考案のもう一つの実施例の制御スイッチ付近
の断面図である。

【符号の説明】

（１）サドル （２）保護皮層 （３）スポンジ層
（４）硬体層 （５）フラッシュライト （６）電池箱 （７）制御ス
イッチ （８）スイッチ本体 （９）スイッチボタン （１０）
スイッチボタン接続板 （１１）受力片 （１２）突出部

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 保護皮層と、該保護皮層の下に位置し、
   乗車時の快適性を提供するスポンジ層と、該スポンジ層
   の下に位置し、荷重を受けるベースである硬体層と、サ
   ドルの後方のよく目立つ所に配するフラッシュライト
   と、電源を供給する電池箱と、及び、サドル内に設置
   し、上記フラッシュライトの点滅を制御する制御スイッ
   チを含み、使用者がサドルの上に乗るとき、体重によっ
   て下圧してスイッチを通じさせ、フラッシュライトを点
   滅させる、自転車のサドル。
2. 【請求項２】 制御スイッチはスイッチ本体、スイッチ
   ボタン、スイッチボタン接続板から構成する、請求項１
   に記載の自転車のサドル。
3. 【請求項３】 制御スイッチはさらに下方に突出部を有
   する一つの受力片を含み、該受力片の突出部とスイッチ
   ボタン接続板は互いに接触する、請求項２に記載の自転
   車のサドル。
4. 【請求項４】 スイッチ本体は押しボタン式のばねスイ
   ッチである、請求項２に記載の自転車のサドル。
5. 【請求項５】 フラッシュライトは、光センサー式フラ
   ッシュライトとし、光線が十分であるときはフラッシュ
   を発しない、請求項１に記載の自転車のサドル。
6. 【請求項６】 制御スイッチは、手動制御も行える、請
   求項１に記載の自転車のサドル。