JP2575900Y2 - マウンターノズル - Google Patents

マウンターノズル

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JP2575900Y2
JP2575900Y2 JP1993009877U JP987793U JP2575900Y2 JP 2575900 Y2 JP2575900 Y2 JP 2575900Y2 JP 1993009877 U JP1993009877 U JP 1993009877U JP 987793 U JP987793 U JP 987793U JP 2575900 Y2 JP2575900 Y2 JP 2575900Y2
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孝之 高橋
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Yamagata Casio Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の技術分野】この考案は、マウンターノズルに係
わり、さらに詳しくは部品撮像カメラに対する均一且つ
適正な拡散光の背景が常に得られるマウンターノズルに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリント基板(以下、単に基
板という)供給装置、ディスペンサ、部品搭載装置、リ
フロー炉等からなる基板ユニット製造ラインがある。上
記の部品搭載装置は前段装置のディスペンサから送出さ
れてくる半田ペースト塗布済みの基板上に、IC、抵
抗、コンデンサ等多数のチップ状電子部品(以下、単に
部品という)を搭載して後段装置のリフロー炉に送出す
る。部品搭載装置は、平面の縦横及び上下3次元にわた
り自在に移動可能な作業ヘッド(マウンターヘッド)を
備え、この作業ヘッドで部品を吸着しコンベアベルトに
よって自動搬入された基板上に部品を自動的に搭載す
る。上記の作業ヘッド(マウンターヘッド)は先端に図
4又は図5に示すような構造のノズル(マウンターノズ
ル)を備えている。
【0003】図4に示すマウンターノズル40は、半透
明のプラスチックの拡散板41の一方の面に金属製のノ
ズル本体部42を接着剤43で固定し、拡散板41の他
方の面に突出管44を接着剤43で固定し、更に、この
突出管44内に部品吸着管45を挿通し、突出管44の
端部と部品吸着管45の挿通せずに外部に出ている部分
の根元とを接着剤43で固定して構成されている。上記
各部材はいずれも同軸上に結合され、中心には貫通孔を
有する。
【0004】また、図5に示すマウンターノズル50
は、光拡散機能を有するノズル本体部51、このノズル
本体部51を貫通する吸入孔の下方に嵌合する光拡散機
能を有するノズル先端部52、このノズル先端部52の
中央を挿通して上部を固着されている金属製の部品吸着
管53からなっている。
【0005】上記マウンターノズル40のノズル本体部
42又はマウンターノズル50のノズル本体部51は、
不図示の導管を介して図外の真空ポンプに接続されてお
り、これによって、部品搭載作業時には、例えば部品ト
レー、部品カートリッジ等から所定の部品46を吸着保
持して基板上に移動する。
【0006】上記の部品を基板上に正しく搭載するため
には吸着した部品の保持状態が適正でなければならな
い。部品の保持状態が基準位置に対して適正であるか又
はどの程度の誤差があるかを認識するために、ノズル先
端に吸着されている部品を下からカメラで撮像し、得ら
れた影像を画像処理装置によって解析する。この撮像用
の光源はノズルの上方にあり、カメラは部品の影像を逆
光で撮像する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図4の
ノズルは金属の支持筒及び接着剤が光源の光を遮断する
ため均一な拡散光が得られず、正確な部品の影像が得ら
れないという欠点があった。
【0008】また、図5のノズルはノズル先端部の吸着
シャフトが金属であるため、やはり光源の光を遮断す
る。したがって、部品のサイズが吸着シャフトの外径よ
り小さいと部品の影像と吸着シャフトの陰影とが輻輳し
て正確な部品の影像を得ることができない。このため、
部品の種類(大きさ)に対応して部品サイズより外径の
細い吸着シャフトを備えた多種類のノズルを用意してお
かなければならない。したがって、経済性を損なうばか
りでなく、多種類のノズルを管理する手数がかかって作
業能率が低下するという問題があった。
【0009】本考案の課題は、上記従来の実情に鑑み、
吸着シャフトの外径より小さな部品に対しても常に適切
な拡散光の撮像背景を形成するマウンターノズルを提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案の手段は次の通り
である。
【0011】
【0012】請求項記載の考案のマウンターノズル
は、支持筒部と該支持筒部の下端に形成される鍔状平板
部とを光拡散性を有する素材を用いて一体に形成してな
る光拡散体と、該光拡散体に着脱自在に嵌合する光拡散
性を有する素材よりなる吸着シャフトとにより構成す
る。
【0013】
【作用】本考案の手段の作用は次の通りである。
【0014】
【0015】請求項記載の考案のマウンターノズル
は、支持筒部と該支持筒部の下端に形成される鍔状平板
部とを光拡散性を有する素材を用いて一体に形成してな
る光拡散体と、該光拡散体に着脱自在に嵌合する光拡散
性を有する素材よりなる吸着シャフトとが、光源の照射
光をよく透過させ且つ拡散することにより、吸着した部
品の良好な撮像背景を形成する。また、1つのマウンタ
ーノズルが、吸着シャフトとを交換するのみで、複数種
類の部品に対応する。
【0016】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は、一実施例に係わるマウンター
ノズルの側面図である。同図に示すマウンターノズル1
は、光拡散体2及び吸着シャフト3からなる。光拡散体
2は支持筒部2aとその下端に鍔状に形成される拡散板
部2bとからなり同一素材により一体に形成される。上
記光拡散体2は、図には見えないが、拡散板部2bの下
面中央部に支持孔を備えている。また、上記素材として
は、例えばプラスチック、ガラス、セラミックス等の光
を良く拡散させる素材を用いる。
【0017】吸着シャフト3も、光拡散体2と同様に光
拡散性のある素材を用いて形成する。吸着シャフト3に
は、上部に鍔部3aを設け、鍔部3a上方に凸嵌合部3
bを形成し、鍔部3a下方にはノズルパイプ3cを形成
する。この吸着シャフト3は、凸嵌合部3bが光拡散体
2の支持孔に嵌入し鍔部3aが光拡散体2の支持孔周縁
に当接する状態で光拡散体2により支持される。
【0018】吸着シャフト3は、光拡散体2に対して着
脱自在であり、吸着する部品のサイズに応じて選択でき
るよう吸着力の異なるものを適数種類用意する。吸着シ
ャフト3の吸着力は、ノズルパイプ3cの吸入口の内径
に係わるものであり、したがって、部品のサイズに対応
して選択される吸着シャフト3は、ノズルパイプ3cの
外径には拘わらない。
【0019】部品搭載作業には吸着シャフト3のみを適
数種類用意すれば充分であり、光拡散体2は1個で足り
る。上記の光拡散体2及び吸着シャフト3は、上方から
の光源の照射によって半透明の明るい乳白色を呈し、こ
れに吸着される部品に対して良好な撮像背景を形成す
る。
【0020】図2は、マウンターノズルの他の実施例の
側断面図である。同図においても、マウンターノズル4
は、光拡散体5と吸着シャフト6から構成され、いずれ
も先の実施例と同様に光拡散性を有する素材を用いて形
成される。
【0021】光拡散体5は、支持筒部5aとその下端に
鍔状に形成される拡散板部5bとからなり同一素材によ
り一体に形成される。支持筒部5aは、上端の外部円周
沿いに突起部5cを形成し、先の実施例の支持筒部2a
とは形状がやや異なる。同図の光拡散体5には、図外の
真空ポンプに連通する不図示の導管に連結するための通
孔5dが形成され、通孔5dの下部は、拡散板部5bの
下面中央部に形成された大径の支持穴5eに開口する。
【0022】一方の吸着シャフト6は、上部に光拡散体
5の支持穴5eに嵌入する皿状の凸嵌合部6bを備え、
皿状の凸嵌合部6bの下方にノズルパイプ6aを形成す
る。吸着シャフト6は、上記皿状の凸嵌合部6bを光拡
散体5の支持穴5eに圧入され、凸嵌合部6bの皿状周
縁が、光拡散体5の通孔5dが開口する支持穴5eの上
底部に当接した状態で光拡散体5により支持される。
【0023】図3は、上が上記マウンターノズル4を装
着した作業ヘッド(マウンターヘッド)の概略側面図で
あり、下に上記マウンターヘッドに吸着された部品を撮
像するための部品撮像カメラを示す。
【0024】同図に示すマウンターヘッド10は、先端
部に、例えば多数の高輝度LED(発光ダイオード)を
敷設して構成される輪状の光源11を備え、中央部に
は、上端が真空ポンプに連繋する導管12が配設されて
いる。導管12の下端部は上記マウンターノズル4の光
拡散体5の通孔5dに上から挿入され、導管12の周辺
に配設されている複数の繋止爪13が、バネ部材14に
より付勢されて光拡散体5の上端外部円周に設けられた
突起部5cの下部に当接し、これによって、マウンター
ヘッド10はマウンターノズル4と係合する。
【0025】然して、部品15をノズルパイプ6aに吸
着させた状態で光源11を点灯させると、光源11から
の照射光は、マウンターノズル4の光拡散体5及び拡散
板部5bにより拡散されると共に、それら光拡散体5及
び拡散板部5bを透過し、さらに吸着シャフト6の嵌合
部を経由して吸着シャフト6のノズルパイプ6aに透過
し、ノズルパイプ6aにより周囲に拡散される。
【0026】このように、マウンターノズル4は、光源
11からの照射光の透過を殆ど遮ることなく拡散させ、
これによって乳白色の軟質で均一な撮像背景を部品15
の下方に形成する。
【0027】部品撮像カメラを16は、不図示の本体装
置基台上に水平に移動可能に配設され、マウンターヘッ
ド10が部品15を吸着して基板上方へ移動する途上に
おいて、対物レンズを上方に向けて待機し、部品15を
下から撮像する。撮像背景が軟質で均一な乳白色を呈し
て構成されていることにより、カメラ16の結像面には
部品の正確な陰影が形成される。カメラ16は、これに
よって得られた画像データを本体装置の中央制御部に出
力する。
【0028】部品15の種類に応じてノズルパイプ6a
の吸着力を変更する必要のあるときは、マウンターノズ
ル4全体を交換することなく、ノズルパイプ6aのみを
交換する。したがって、経済的に有利であり、また、装
置基台上の作業領域内に設ける交換用部材収納器はノズ
ルパイプ用に小型のものでよく装置全体の小型化に貢献
する。加えて、ノズルパイプ6aの交換に際してマウン
ターヘッド10の移動距離を短縮でき交換作業が迅速に
なり作業能率が向上する。
【0029】
【考案の効果】以上詳述したように、この考案によれ
ば、光拡散体だけでなく吸着シャフトの部分まで光源の
光が透過・拡散することによってマウンターノズルが適
切な撮像背景を形成するので、常に部品の正確な陰影を
撮像することができ、したがって作業の能率が向上す
る。また、部品の種類に応じてノズルパイプの吸着力を
変更する場合はノズルパイプのみを交換すればよく、マ
ウンターノズル全体を交換する必要がないので、経済的
に有利である。さらに、交換用マウンターノズルの大型
な収納器が不用となり、交換用ノズルパイプの小型な収
納器でよいので、装置全体の小型化に貢献する。加え
て、ノズルパイプを交換するマウンターヘッドの移動距
離が短縮され作業能率が向上する。また、吸着シャフト
の交換は、部品に対する吸着力のみ考慮すればよく吸着
シャフトの外径を勘案する必要がないので、その分設計
が容易であり、備える種類も小数種類でよく、全体コス
トが低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係わるマウンターノズルの側面図で
ある。
【図2】マウンターノズルの他の実施例の側断面図であ
る。
【図3】マウンターノズルを装着した作業ヘッド(マウ
ンターヘッド)の概略側面図と部品撮像カメラの配置を
示す図である。
【図4】従来のマウンターノズルの一例を示す図であ
る。
【図5】従来のマウンターノズルの他の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1、4 マウンターノズル 2、5 光拡散体 2a、5a 支持筒部 2b、5b 拡散板部 5c 突起部 5d 通孔 5e 支持穴 3、6 吸着シャフト 3a 鍔部 3b、6b 凸嵌合部 3c、6a ノズルパイプ 10 マウンターヘッド 11 光源 12 導管 13 繋止爪 14 バネ部材 15、46 電子部品 16 撮像カメラ 40、50 従来のマウンターノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 13/00 - 13/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持筒部と該支持筒部の下端に形成され
    る鍔状平板部とを光拡散性を有する素材を用いて一体に
    形成してなる光拡散体と、 該光拡散体に着脱自在に嵌合する光拡散性を有する素材
    よりなる吸着シャフトと、 を備えたことを特徴とするマウンターノズル。
JP1993009877U 1993-03-09 1993-03-09 マウンターノズル Expired - Lifetime JP2575900Y2 (ja)

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JP1993009877U JP2575900Y2 (ja) 1993-03-09 1993-03-09 マウンターノズル

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JPH0670300U JPH0670300U (ja) 1994-09-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5912288A (ja) * 1982-07-14 1984-01-21 Sanyo Electric Co Ltd 熱移動装置
JPH0232005B2 (ja) * 1986-04-26 1990-07-18 Niigata Engineering Co Ltd Asufuarutorisaikurupurantoyoshujinsochi
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JP3061903B2 (ja) * 1991-08-27 2000-07-10 富士機械製造株式会社 保持位置検出機能を備えた電子部品保持・搬送装置
JP3016958B2 (ja) * 1992-06-08 2000-03-06 山形カシオ株式会社 マウンターノズル

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