JP2575659B2 - ノ−バツクラツシユギヤの組付け方法 - Google Patents

ノ−バツクラツシユギヤの組付け方法

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JP2575659B2
JP2575659B2 JP61176200A JP17620086A JP2575659B2 JP 2575659 B2 JP2575659 B2 JP 2575659B2 JP 61176200 A JP61176200 A JP 61176200A JP 17620086 A JP17620086 A JP 17620086A JP 2575659 B2 JP2575659 B2 JP 2575659B2
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gear
backlash
friction
spring
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守 呉田
弘志 宮中
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Mazda Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ノーバックラッシュギヤの組付け方法に関
するものである。
(従来技術) 一般に、一対のギヤが噛合状態にあるとき、噛合方向
に若干の余裕(即ち、バックラッシュ)が存するように
構成されているのが普通であるが、このような構造のギ
ヤをミッションギヤ等に使用する場合、駆動時において
前記バックラッシュがガタ付きの原因となって、騒音を
発生させることがある。
そこで、上記問題に対処するものとして、第1図およ
び第2図図示の如く、ギヤ本体1側面に対して該ギヤ本
体1の歯1a,1a・・・と同数の歯2a,2a・・・を有するフ
リクションギヤ2を円周方向への付勢力を作用させるス
プリング3によって若干の位相差をもって組み付けてな
るノーバックラッシュギヤGが既に提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記構造を有するノーバックラッシュギヤGを使用す
る場合、噛合時の騒音発生は防止できるが、フリクショ
ンギヤ2がギヤ本体1に対して位相差をもって組み付け
られているため、相手ギヤG′に対する組付が極めて困
難となる。例えば、ノーバックラッシュギヤGのフリク
ションギヤ2を適宜の治具を用いてスプリング3の付勢
力に抗して回動付勢しながら、相手ギヤG′に組み付け
ねばならず、作業性が極めて悪くなるという問題が存し
ていた。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、極めて
簡易な手段を用いて、ノーバックラッシュギヤを相手ギ
ヤに容易に組み付け得るようにすることを目的とするも
のである。
(問題点を解決するための手段) 本発明方法では、上記問題点を解決するための手段と
して、ギヤ本体側面に対して該ギヤ本体と同数の歯を有
するフリクションギヤを円周方向への付勢力を作用させ
るスプリングによって若干の位相差をもって組み付けて
なるノーバックラッシュギヤを相手ギヤに組み付けるに
当たって、前記スプリングの一端が支持されたピン手段
によって前記ギヤ本体とフリクションギヤとの位相が同
位相となる如く予じめ規制しておき、相手ギヤへの組付
完了後に前記ピン手段による規制を解除して、前記スプ
リングの付勢力により前記ギヤ本体とフリクションギヤ
との位相差を確保し得るようにしている。
(作 用) 本発明方法では、上記手段によって次のような作用が
得られる。
即ち、スプリングの一端が支持されたピン手段によっ
てギヤ本体とフリクションギヤとの位相が同位相となる
如く予じめ規制した状態でノーバックラッシュギヤを相
手ギヤに組み付けることによって、バックラッシュを有
するギヤを組み付ける場合と同様の作業でギヤ組付が行
えるとともに、組付完了後においてピン手段による規制
を解除するだけで、フリクションギヤにスプリングの付
勢力が作用してノーバックラッシュ状態でのギヤ組付が
得られるのである。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して本発明方法の幾つかの好
適な実施例を説明する。
本実施例に使用されるノーバックラッシュギヤGは、
従来技術の項において説明したように、ギヤ本体1側面
に対して該ギヤ本体1の歯1a,1a・・・と同数の歯2a,2a
・・・を有するフリクションギヤ2を円周方向への付勢
力を作用させるスプリング3によって若干の位相差をも
って組み付けることによって構成されている(第1図お
よび第2図参照)。符号4はフリクションギヤ2を固定
するための固定具である。
前記ギヤ本体1におけるフリクションギヤ2側の側面
には、環状の凹溝5が形成されており、該凹溝5の適所
には、前記フリクションギヤ2側面を貫通するノックピ
ン6が引退自在に設けられている。符号7はノックピン
6を嵌挿すべくギヤ本体1に形成されたピン穴である。
該ノックピン6から所定間隔離れた同一円周上におい
て前記フリクションギヤ2の側面一部を前記凹溝5に向
って切起してなる切起し片8と前記ノックピン6との間
には、フリクションギヤ2を円周方向に付勢するスプリ
ング3が介設されている。つまり、ノックピン6は、ス
プリング3の一端を支持する支持座としても作用してい
るのである。かくすることによってギヤ本体1に対して
フリクションギヤ2が若干の位相差をもって組み付けら
れてノーバックラッシュギヤGが構成されるのである。
なお、フリクションギヤ2におけるノックピン6の反ス
プリング側には、前記凹溝5に向って切起してなる切起
し片9が形成されている。該切起し片9は、前記ノック
ピン6との当接によりフリクションギヤ2をギヤ本体1
に対して同位相となるように規制する。
第3図には、本発明方法の第1実施例が示されてい
る。
この場合、前記ノックピン6上部における反スプリン
グ側には、切切段部10が形成されており、本実施例で
は、このノックピン6がフリクションギヤ2とギヤ本体
1とが同位相となるように規制するピン手段として作用
するようになっている。そして、第3図(イ)図示の如
く、まず、ノックピン6をギヤ本体1のピン穴7の途中
まで嵌挿して、フリクションギヤ2の切起し片9がノッ
クピン6において切欠段部10より下方(即ち、円柱部)
に当接するようにし、第5図(イ)図示の如く、ギヤ本
体1とフリクションギヤ2とが同位相となるようにノッ
クピン6で規制する。この状態のノーバックラッシュギ
ヤGを相手ギヤG′に対して組み付けるのであるが、こ
の時、両ギヤG,G′は、バックラッシュを有するギヤを
組み付ける場合と同様な容易さで組み付けられることと
なる。しかして、両ギヤG,G′の組付が完了した後、第
3図(ロ)図示の如く、前記ノックピン6を正規の位置
(即ち、ピン穴の奥)まで嵌挿すると、フリクションギ
ヤ2の切起し片9がノックピン6の切欠段部10と対応す
ることとなり、ノックピン6によるフリクションギヤ2
に対する規制が解除される。従って、フリクションギヤ
2は、スプリング3の付勢力によって矢印Mで示す円周
方向に位相ズレを起こして第5図(ロ)図示の状態とな
り、相手ギヤG′に対してノーバックラッシュ状態で組
み付けられるのである。
第4図には、本発明方法の第2実施例が示されてい
る。
この場合、前記ノックピン6下部における反スプリン
グ側に、切欠段部11が形成されており、本実施例では、
このノックピン6がフリクションギヤ2とギヤ本体1と
が同位相となるように規制するピン手段として作用する
ようになっている。そして、第4図(イ)図示の如く、
まず、ノックピン6をギヤ本体1のピン穴7の奥まで嵌
挿して、フリクションギヤ2の切起し片9をノックピン
6において切欠段部11より上方(即ち、円柱部)に当接
し、第5図(イ)図示の如く、ギヤ本体1とフリクショ
ンギヤ2とが同位相となるようにノックピン6で規制す
る。この状態のノーバックラッシュギヤGを相手ギヤ
G′に対して組み付けるのであるが、この時、両ギヤG,
G′は、バックラッシュを有するギヤを組み付ける場合
と同様な容易さで組み付けられることとなる。しかし
て、両ギヤG,G′の組付が完了した後、第4図(ロ)図
示の如く、前記ノックピン6を上方に引き上げると、フ
リクションギヤ2の切起し片9がノックピン6の切欠段
部11と対応することとなり、ノックピン6によるフリク
ションギヤ2に対する規制が解除される。従って、フリ
クションギヤ2は、スプリング3の付勢力によって矢印
Mで示す円周方向に位相ズレを起こして第5図(ロ)図
示の状態となり、相手ギヤG′に対してノーバックラッ
シュ状態で組み付けられるのである。
以上述べてきた如く、本実施例によれば、ノックピン
6の進退操作を行うだけで、ノックピン6とスプリング
3との共働作用によりフリクションギヤ2に対する規制
および規制解除が得られることとなっており、極めて容
易にノーバックラッシュギヤGの組付が行えるのであ
る。
(発明の効果) 叙上の如く、本発明方法によれば、ギヤ本体側面に対
して該ギヤ本体と同数の歯を有するフリクションギヤを
円周方向へ付勢力を作用させるスプリングによって若干
の位相差をもって組み付けてなるノーバックラッシュギ
ヤを相手ギヤに組み付けるに当たって、前記スプリング
の一端が支持されているピン手段によって前記ギヤ本体
とフリクションギヤとの位相が同位相となる如く予じめ
規制しておき、相手ギヤへの組付完了後に前記ピン手段
による規制を解除して、前記スプリングの付勢力により
前記ギヤ本体とフリクションギヤとの位相差を確保し得
るようにしたので、バックラッシュを有するギヤを組み
付ける場合と同様の作業でノーバックラッシュギヤの組
付が行え、組付完了後においてはピン手段による規制を
解除するだけで、スプリングの付勢力によりフリクショ
ンギヤが相手ギヤに対してノーバックラッシュ状態組み
付けられ得ることとなり、極めて簡易な手段により組付
作業性を著しく向上せしめることができるという優れた
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法において使用されるノーバックラ
ッシュギヤの一部切除した正面図、第2図は、第1図の
ノーバックラッシュギヤのII−II断面図、第3図
(イ)、(ロ)は、本発明方法の第1実施例における操
作順序を示す要部拡大断面図(第1図X−X拡大断面
図)、第4図(イ)、(ロ)は、本発明方法の第2実施
例における操作順序を示す要部拡大断面図(第1図X−
X拡大断面図)、第5図(イ)、(ロ)は、組付前およ
び組付後におけるノーバックラッシュギヤの状態を示す
部分正面図である。 1……ギヤ本体 2……フリクションギヤ 3……スプリング 6……ピン手段(ノックピン) G……ノーバックラッシュギヤ G′……相手ギヤ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ギヤ本体側面に対して該ギヤ本体と同数の
    歯を有するフリクションギヤを円周方向への付勢力を作
    用させるスプリングによって若干の位相差をもって組み
    付けてなるノーバックラッシュギヤを相手ギヤに組み付
    けるに当たって、前記スプリングの一端が支持されたピ
    ン手段によって前記ギヤ本体とフリクションギヤとの位
    相が同位相となる如く予じめ規制しておき、相手ギヤへ
    の組付完了後に前記ピン手段による規制を解除して、前
    記スプリングの付勢力により前記ギヤ本体とフリクショ
    ンギヤとの位相差を確保し得るようにしたことを特徴と
    するノーバックラッシュギヤの組付け方法。
JP61176200A 1986-07-25 1986-07-25 ノ−バツクラツシユギヤの組付け方法 Expired - Lifetime JP2575659B2 (ja)

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DE102014003368A1 (de) * 2014-03-06 2015-09-10 Daimler Ag Stirnrad
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