JP2575305B2 - 被熱転写シ−ト - Google Patents

被熱転写シ−ト

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JP2575305B2 JP62057309A JP5730987A JP2575305B2 JP 2575305 B2 JP2575305 B2 JP 2575305B2 JP 62057309 A JP62057309 A JP 62057309A JP 5730987 A JP5730987 A JP 5730987A JP 2575305 B2 JP2575305 B2 JP 2575305B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、優れた帯電防止処理を施してなる被熱転写
シートに関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕
電気信号によって発熱が制御されるサーマルヘッド等
により熱転写シートを加熱し、熱転写シートの色材層中
の昇華性染料を被熱転写シートに転写せしめて画像情報
の記録を行う熱転写記録方式において用いられる被熱転
写シートは、一般に取り扱い時の摩擦等により帯電し易
く、その結果、シート同士が静電気的な引力により互い
にくっついてしまったり、またはゴミ等がシート上に付
着し易い等の不具合が生じた。
そのため、被熱転写シートに発生した電荷を逃がし易
くするため、従来から被熱転写シート裏面側に帯電防止
層を設ける等、各種の帯電防止処理が施されているが、
未だ充分な帯電防止効果を得るものがなく、特に、通常
の感熱転写装置に被熱転写シートを給紙する際、シート
同士がくっついて1度に2枚の被熱転写シートが給紙さ
れてしまう、いわゆる“2枚差し”が発生するという問
題が解消されていない。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、優れた帯電
防止が図れ、特に熱転写記録における給紙の際に発生し
易い2枚差しを確実に防止することができる被熱転写シ
ートを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、(1)基材シートの片面に昇華性染料を含
有する色材層を有している熱転写シートと組合わせて使
用され、基材シートの片面に上記熱転写シートの色材層
中よ移行する昇華性染料を受容する受容層を形成してな
る被熱転写シートにおいて、上記受容層面の表面固有抵
抗が1×1013Ω以下であり、基材シートの裏面の表面固
有抵抗が1×1010Ω以下であり、且つ受容層面の表面固
有抵抗が基材シートの裏面の表面固有抵抗よりも大きく
形成されていることを特徴とする被熱転写シート、
(2)基材シートの裏面に滑性層を設け、その表面に帯
電防止処理を施してなる上記(1)記載の被熱転写シー
ト、(3)基材シートと受容層との間に中間層を設けて
なる上記(1)記載の被熱転写シート、を要旨とするも
のである。
本発明において、基材シートとしてはコート紙、キャ
ストコート紙またはサイズ度の高い紙或いはポリエステ
ルフィルム等のプラスチックフィルムやミクロボイドを
有するポリプロピレン主体の所謂合成紙等の如き可撓性
のシートまたはフィルムが挙げられる。これらのうち合
成紙、ポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましく
用いられ、特に耐熱性を重視する場合にはポリエチレン
テレフタレートフィルムが好ましい。
これら基材の厚さは通常50〜400μm、特に70〜170μ
mが好ましい。
本発明において受容層を構成する材質は、熱転写シー
トから移行する染料、例えば昇華性の分散染料の画像を
受容し、受容により形成された画像を維持することがで
きるものを使用し、従来からこの種被熱転写シートの受
容層に使用されているものであればどの様なものであっ
ても使用することができ、例えば、下記(a)〜(e)
の合成樹脂が単独若しくは2種以上の混合により使用で
きる。
(a)エステル結合を有するもの。
ポリエステル樹脂(フェニル変成以外のもの)。ポリ
アクリル酸エステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ
酢酸ビニル樹脂、スチレンアクリレート樹脂、ビニルト
ルエンアクリレート樹脂。
(b)ウレタン結合を有するもの。
ポリウレタン樹脂等。
(c)アミド結合を有するもの。
ポリアミド樹脂(ナイロン)。
(d)尿素結合を有するもの。
尿素樹脂等。
(e)その他極性の高い結合を有するもの。
ポリカプロラクトン樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ
塩化ビニル樹脂、ポルアクリロニトリル樹脂等。
あるいは受容層は飽和ポリエステルと塩化ビニル/酢
酸ビニル共重合体との混合樹脂により構成される。
塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂は塩化ビニル成
分含有率85〜97重量%で、重合度200〜800程度のものが
好ましい。又、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体成分の
みの共重合体である場合にかぎらず、ビニルアルコール
成分、マレイン酸成分等を含むものであってもよい。
受容層はまた、ポリスチレン系の樹脂により構成され
ていてもよく、例えば、スチレン系モノマー、例えば、
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエンの単独
もしくは共重合体からなるポリスチレン系樹脂、或い
は、前記スチレン系モノマーと他のモノマー、例えば、
アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル等のアクリルもしくはメ
タクリル系モノマーもしくは無水マレイン酸との共重合
体であるスチレン系共重合体樹脂が挙げられる。
本発明の被熱転写シートは、上記受容層面と基材シー
トの裏面に帯電防止処理が施される。上記帯電防止処理
は、受容層面の表面固有抵抗が1×1013Ω以下であり、
基材シートの裏面の表面固有抵抗が1×1010Ω以下とな
るように行われ、通常は帯電防止剤と称されるものを樹
脂中に練り込んだ混合物を使用して帯電防止層を形成す
る等により処理が行われる。上述の如き表面固有抵抗値
を示す帯電防止処理を施すためには、帯電防止剤とバイ
ンダーとなる樹脂との比を適宜調整する。この帯電防止
剤とバインダーとなる樹脂との比は、例えば帯電防止剤
1重量部(純分)に対してバインダー(固形分)1〜10
重量部が好ましい。上記受容層面及び基材シートの裏面
における表面固有抵抗がそれぞれ、1×1013Ω或いは1
×1010Ωを越える場合、ヒートカット工程でシートが貼
り付き、作業性が悪く、且つシートを給紙する場合、多
数枚が重なり合った状態で送り出され、給紙がスムーズ
に行われないという欠点がある。
帯電防止剤としては、陽イオン型界面活性剤(例えば
第4級アンモニウム塩、ポリアミン誘導体等)、陰イオ
ン型界面活性剤(例えば、アルキルホスフェート等)、
両性イオン型界面活性剤(例えば、ベタイン型のもの
等)、若しくは非イオン型界面活性剤(例えば、脂肪酸
エステル等)が使用でき、更に、ポリシロキサン系のも
のも使用できる。上記の帯電防止剤に関連して両性イオ
ン型界面活性剤若しくは陽イオン型の水溶性アクリル樹
脂は、結合材なしに単独で塗料化し、乾燥時塗布量が0.
2〜2g/m2程度の塗膜を形成することにより帯電防止層と
することができる。
上記した帯電防止剤はバインダーとなるべき樹脂を溶
解させた有機溶媒中に溶解若しくは分散させて使用す
る。
バインダーとなるべき樹脂は、(a)熱硬化性樹脂、
例えば熱硬化性のポリアクリル酸エステル樹脂、ポリウ
レタン樹脂、又は、(b)熱可塑性樹脂、例えば、ポリ
塩化ビニル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエス
テル樹脂、等から選ばれた樹脂が好ましい。
調製した導電性塗料は通常の塗布方法、例えばブレー
ドコーター、グラビアコーター等によってコーティング
するのが一般的であり、或いはスプレーコーティングに
よってもよい。
本発明被熱転写シートは、基材シートの裏面に滑性層
を設けることができる。被熱転写シートは積み重ねて1
枚ずつ送り出して転写を行うものであり、この際、滑性
層を設けるとシート同士の滑りが円滑となり、上述の帯
電防止処理と相挨って1枚ずつ正確に取り出すことがで
きる。滑性層としてはメチルメタクリレート等のメタク
リレート樹脂若しくは対応するアクリレート樹脂、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体等のビニル樹脂等が挙げら
れる。また、滑性層を形成する樹脂中に、体質顔料や前
記帯電防止剤等を添加することも可能である。
上記滑性層を設けた場合、基材シートの裏面に施すべ
き帯電防止処理は、その滑性層表面に施される。
また、本発明被熱転写シートは基材シートと受容層と
の間にクッション性等を有する中間層を設けることがで
き、この中間層を設けた場合、ノイズが少なく画像情報
に対応した画像を再現性よく転写記録することができ
る。中間層を構成する材質としては、例えばウレタン樹
脂、アクリル樹脂、エチレン系樹脂、ブタジエンラバ
ー、エポキシ樹脂等が挙げられる。中間層の厚さは2〜
20μmが好ましい。
さらに、本発明被熱転写シートは熱転写シートとの剥
離性を向上せしめるために受容層中に離型剤を含有せし
めることができる。離型剤としてはポリエチレンワック
ス、アミドワックス、テフロンパウダー等の固形ワック
ス類、弗素系、燐酸エステル系の界面活性剤、シリコー
ンオイル等が挙げられるがシリコーンオイルが好まし
い。
上記シリコーンオイルとしては油状のものも用いるこ
とができるが、硬化型のものが好ましい。硬化型のシリ
コーンオイルとしては、反応硬化型、光硬化型、触媒硬
化型等が挙げられるが、反応硬化型のシリコーンオイル
が特に好ましい。反応硬化型シリコーンオイルとして
は、アミノ変性シリコーンオイルとエポキシ変性シリコ
ーンオイルとを反応硬化させたものが好ましい。これら
硬化型シリコーンオイルの添加量は受容層を構成する樹
脂100重量部に対して0.05〜5重量部程度である。
また、本発明では被熱転写シートに検知マークを設け
ることも可能である。検知マークは熱転写シートと被熱
転写シートとの位置決めを行う際等に極めて便利であ
り、例えば、光電管検知装置により検知しうる検知マー
クを基材シート裏面等に印刷等により設けることができ
る。
上記の如き構成を有する本発明被熱転写シートは、熱
転写シートの色材層と被熱転写シートの受容層とが接触
するように熱転写シートと重ね合わせ、熱転写シートの
基材シート側よりサールマヘッド等により加熱した後、
転写シートを剥離することにより色材層中の昇華性染料
が被熱転写シートの受容層に転写され、被熱転写シート
に画像情報に応じた画像が記録される。
〔実施例〕
次に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 基材シートとして合成紙(王子油化紙製:ユポFPG15
0)を用い、プライマコーティングを行って乾燥した
後、下記組成の受容層形成用樹脂組成物を用い、ワイヤ
ーバーを用いて塗布(乾燥時塗布量6g/m2)し、乾燥さ
せて受容層を設け、更に100℃、30分で熱風乾燥機にて
キャリングを行った。
受容層形成用樹脂組成物 ポリエステル(東洋紡製:バイロン200) 10重量部 アミノ変性シリコーン(信越化学製:KF−393) 0.6重量
部 エポキシ変性シリコーン(信越化学製:X−22−343)0.6
重量部 溶剤(トルエン/メチルエチルケトン=1/1) 89重量部 次いで、受容層を設けた反対側の基材シート面に帯電
防止剤(米国アナリティカル ケミカルラボラトリー
オブ スコーキー製:スタチサイド)をイソプロピルア
ルコールで50倍に希釈した液を、グラビアロールを用い
てベタ印刷して乾燥させた(湿潤塗布量7g/m2)。
この被熱転写シートを巻取状態で5日間放置し、帯電
防止剤の一部を受容層上に転移させた。この被熱転写シ
ートにおける受容層面及び基材シートの裏面の表面固有
抵抗を超絶縁抵抗/微小電流計〔タケダ理研工業(株)
製:TR8601〕を用いて測定した結果、受容層面が3×10
12Ω、基材シート裏面が4×108Ωであった。
上記被熱転写シート同士を受容層面と反対面とを接触
させて手でこすり合わせても、2枚がくっつくことがな
かった、またこの被熱転写シートを感熱転写装置に給紙
し、下記熱転写シートと組み合わせて50枚連続で印字し
た結果、2枚差しは全く認められなかった。
(熱転写シートの作成) 熱転写シートとしては基材シートとしてポリエチレン
タレフタレートフィルムを用い、下記組成からなる耐熱
スリップ層形成用インキ組成物を調製し、ワイヤーバー
#6で塗布し、温風乾燥した。
耐熱スリップ層形成用インキ組成物 ポリビニルブチラール〔積水化学(株)製:エスレック
BX−1〕 4.5重量部 トルエン 45重量部 メチルエチルケトン 45.5重量部 リン酸エステル〔第一工業製薬(株)製:プライサーフ
A−208S〕 0.45重量部 ジイソシアネート(武田薬品工業(株)製:タケネート
D−110N〕75% 酢酸エチル溶液 2重量部 上記フィルムを60℃で12時間、オーブン中で加熱して硬
化処理をした。乾燥のインキ塗布量は、約1.2g/m2であ
った。次いで、上記フィルムの耐熱スリップ層とは反対
側の面に、下記組成の色材層形成用インキ組成物を調製
してワイヤーバー#10により塗布(乾燥量約1.2g/m2
し、温風乾燥して色材層を形成し、熱転写シートを得
た。
色材層形成用インキ組成物 分散染料〔日本化薬(株)製:カヤセットブルー714〕
4重量部 ポリビニルブチラール〔積水化学(株)製:エスレック
BS−714〕 4.3重量部 トルエン 40重量部 メチルエチルケトン 40重量部 イソブタノール 10重量部 実施例2 実施例1における受容層を形成した基材シートの裏面
に、実施例1と同じ帯電防止剤をイソプロピルアルコー
ルで100倍に希釈した液をグラビアロールを用いてベタ
印刷し乾燥した(湿潤塗布量7g/m2)。さらに受容層の
上に同様の帯電防止剤を2000倍に希釈した液をグラビア
ロールを用いてベタ印刷し乾燥し、被熱転写シートとし
た。この被熱転写シートを巻取り状態で5日間放置し、
反対面(基材シート裏面)の帯電防止剤の一部を受容層
面上に移行させた。この被熱転写シートにおける表面固
有抵抗を実施例1と同様の方法にて測定した結果、受容
層面が1×1010Ω、基材シート裏面が5×108Ωであっ
た。
上記被熱転写シート同士を受容層と反対面とを接触さ
せて、手でこすり合わせても2枚がくっつくことはな
く、また感熱転写装置に給紙した際、2枚差しもなかっ
た。
実施例3 実施例1の受容層の反対面に、実施例1と同じ帯電防
止剤をアクリル樹脂(三菱レーヨン社製:BR−85)に対
して1%練り込んだメチルエチルケトンポリマー溶液を
グラビアロールを用いてベタ印刷し乾燥した(乾燥時塗
布量1.5g/m2)。さらに受容層の上に同様の帯電防止剤
をイソプロピルアルコールで2000倍に希釈した液をグラ
ビアロールを用いてベタ印刷して乾燥し、被熱転写シー
トとした。この被熱転写シートを巻取状態にて60日間放
置し、反対面の帯電防止剤の一部を受容層面上に転移さ
せた。この被熱転写シートにおける表面固有抵抗を実施
例1と同様の方法にて測定した結果、受容層面が4×10
11Ω、基材シート裏面が2×108Ωであった。
上記被熱転写シート同士を受容層面と反対面とを接触
させて手でこすり合わせても、2枚がくっつくことはな
く、また感熱転写装置に給紙した際、2枚差しもなかっ
た。
実施例4 実施例1の受容層の反対面に実施例1と同じ帯電防止
剤をアクリル樹脂(三菱レーヨン社製:BR−85)に対し
て3%練り込んだメチルエチルケトンポリマー溶液をグ
ラビアロールを用いてベタ印刷し乾燥した(乾燥時塗布
量1.5g/m2)。この被熱転写シートを巻取状態にて5日
間放置して反対面の帯電防止剤の一部を受容層面上に転
移させた。この被熱転写シートにおける表面固有抵抗を
実施例1と同様の方法にて測定した結果、受容層面が2
×109Ω、基材シート裏面が1×108Ωであった。
上記被熱転写シート同士を受容層面と反対面とを接触
させて手でこすり合わせても、2枚がくっつくことはな
く、また感熱転写装置に給紙した際、2枚差しもなかっ
た。
比較例 実施例1の、帯電防止剤が基材シートの裏面に印刷、
乾燥された被熱転写シートを巻取り状態とせず、帯電防
止剤の一部を受容層に転移させないものを、実施例1と
同様の方法にて表面固有抵抗を測定した結果、受容層面
が1×1014Ω以上であり、基材シート裏面が1×108Ω
であった。
上記被熱転写シート同士を受容層面と反対面とを接触
させて手でこすり合わせたところ、2枚が軽くくっつき
合ってしまった。また感熱転写装置に給紙した際、50枚
連続で印字したところ2回(計4枚)が2枚差しとなっ
た。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明被熱転写シートは、受容層
面の表面固有抵抗が1×1013Ω以下であり、基材シート
の裏面の表面固有抵抗が1×1010Ω以下であり、且つ受
容層面の表面固有抵抗が基材シートの裏面の表面固有抵
抗よりも大きく形成されているため、感熱転写装置の給
紙の際における2枚差しの発生を確実に防止することが
でき、優れた帯電防止効果が得られる。
また本発明の被熱転写シートによれば従来、ゴミ等が
シート面に付着するという不具合も略解消される利点が
ある。また、本発明被熱転写シートは受容層面の表面固
有抵抗が基材シートの裏面の表面固有抵抗よりも大きく
形成されているため、受容層の特性をあまり変化させず
に改良することができる。即ち、受容層の表面抵抗を小
さく形成したのでは、例えば帯電防止剤のコーティング
量が多くなって、受容層が溶剤で溶解したり、受容層の
特性が変化することは避けられない。しかし、受容層側
の表面抵抗を基材シートの裏面の表面抵抗よりも大きく
形成するのであれば、受容層の特性自体に大きな変化を
与えずにしかも給紙の際の2枚差しを防止できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−219090(JP,A) 特開 昭61−197283(JP,A) 特開 昭61−135791(JP,A) 特開 昭59−229395(JP,A) 特開 昭61−274990(JP,A) 特開 昭61−295085(JP,A) 特開 昭61−279582(JP,A) 特開 昭61−229594(JP,A) 特開 昭61−237694(JP,A) 特開 昭61−165688(JP,A) 特開 昭61−197283(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材シートの片面に昇華性染料を含有する
    色材層を有している熱転写シートと組合わせて使用さ
    れ、基材シートの片面に上記熱転写シートの色材層中よ
    り移行する昇華性染料を受容する受容層を形成してなる
    被熱転写シートにおいて、上記受容層面の表面固有抵抗
    が1×1013Ω以下であり、基材シートの裏面の表面固有
    抵抗が1×1010Ω以下であり、且つ受容層面の表面固有
    抵抗が基材シートの裏面の表面固有抵抗よりも大きく形
    成されていることを特徴とする被熱転写シート。
  2. 【請求項2】基材シートの裏面に滑性層を設け、その表
    面に帯電防止処理を施してなる特許請求の範囲第1項記
    載の被熱転写シート。
  3. 【請求項3】基材シートと受容層との間に中間層を設け
    てなる特許請求の範囲第1項記載の被熱転写シート。
JP62057309A 1987-03-12 1987-03-12 被熱転写シ−ト Expired - Lifetime JP2575305B2 (ja)

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