JP2575239Y2 - 車両用灯具二重レンズの保持構造 - Google Patents
車両用灯具二重レンズの保持構造Info
- Publication number
- JP2575239Y2 JP2575239Y2 JP1992050195U JP5019592U JP2575239Y2 JP 2575239 Y2 JP2575239 Y2 JP 2575239Y2 JP 1992050195 U JP1992050195 U JP 1992050195U JP 5019592 U JP5019592 U JP 5019592U JP 2575239 Y2 JP2575239 Y2 JP 2575239Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- hook
- wall
- housing
- vehicle lamp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は車両用灯具に関するもの
であり、詳細には二重レンズとされた車両用灯具におけ
るレンズの保持構造に係るものである。
であり、詳細には二重レンズとされた車両用灯具におけ
るレンズの保持構造に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の車両用灯具９０におい
て、二重レンズの構成が要求されたときのインナーレン
ズ９１とアウターレンズ９２との保持構造の例を示すも
のが図３であり、ハウジング９３の内面側に設けられた
インナーレンズ用フック受９３ａにはインナーレンズ９
１のフック９１ａが掛着され、前記ハウジング９３の開
口部の周縁に設けられたアウターレンズ嵌着溝９３ｂの
外壁９３ｃに設けられたアウターレンズ用フック受９３
ｄにはアウターレンズ９２のレンズ脚部９２ａに設けら
れたフック９２ｂが掛着されるものとされている。尚、
このとき同時に前記ハウジング９３のアウターレンズ嵌
着溝９３ｂにはシール材９４が注入されていて、前記レ
ンズ脚部９２ａに接着しハウジング９３内は気密が保た
れるものとされている。
て、二重レンズの構成が要求されたときのインナーレン
ズ９１とアウターレンズ９２との保持構造の例を示すも
のが図３であり、ハウジング９３の内面側に設けられた
インナーレンズ用フック受９３ａにはインナーレンズ９
１のフック９１ａが掛着され、前記ハウジング９３の開
口部の周縁に設けられたアウターレンズ嵌着溝９３ｂの
外壁９３ｃに設けられたアウターレンズ用フック受９３
ｄにはアウターレンズ９２のレンズ脚部９２ａに設けら
れたフック９２ｂが掛着されるものとされている。尚、
このとき同時に前記ハウジング９３のアウターレンズ嵌
着溝９３ｂにはシール材９４が注入されていて、前記レ
ンズ脚部９２ａに接着しハウジング９３内は気密が保た
れるものとされている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の構成においては図４に示すようにハウジング９
３を形成するための金型８０がスライド部８１、８２を
必要として複雑化するものとなり、特にインナーレンズ
用フック受９３ａを形成するためのスライド部８１はハ
ウジング９３の内部でスライドを行うので斜めスライド
が要求されるなど極めて高度の製造技術及び取扱技術が
必要なものとなり、これにより金型製造費が高価となる
と共に生産効率も低下して、車両用灯具９０がコストア
ップすると云う問題点を生じ、この点の解決が課題とさ
れるものとなっていた。
た従来の構成においては図４に示すようにハウジング９
３を形成するための金型８０がスライド部８１、８２を
必要として複雑化するものとなり、特にインナーレンズ
用フック受９３ａを形成するためのスライド部８１はハ
ウジング９３の内部でスライドを行うので斜めスライド
が要求されるなど極めて高度の製造技術及び取扱技術が
必要なものとなり、これにより金型製造費が高価となる
と共に生産効率も低下して、車両用灯具９０がコストア
ップすると云う問題点を生じ、この点の解決が課題とさ
れるものとなっていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は前記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、ハウジングの
開口部にインナーレンズとアウターレンズとが二重とな
るように取付けるときの車両用灯具二重レンズの保持構
造において、前記ハウジングの開口部周縁に設けられる
アウターレンズ嵌着溝には外壁から内壁までを貫通する
フック受を設け、前記外壁側のフック受にはアウターレ
ンズのフックが掛着され、前記内壁側のフック受にはイ
ンナーレンズのフックが掛着される構成とされているこ
とを特徴とする車両用灯具二重レンズの保持構造を提供
することで、金型構造を簡素化して課題を解決するもの
である。
課題を解決するための具体的手段として、ハウジングの
開口部にインナーレンズとアウターレンズとが二重とな
るように取付けるときの車両用灯具二重レンズの保持構
造において、前記ハウジングの開口部周縁に設けられる
アウターレンズ嵌着溝には外壁から内壁までを貫通する
フック受を設け、前記外壁側のフック受にはアウターレ
ンズのフックが掛着され、前記内壁側のフック受にはイ
ンナーレンズのフックが掛着される構成とされているこ
とを特徴とする車両用灯具二重レンズの保持構造を提供
することで、金型構造を簡素化して課題を解決するもの
である。
【０００５】
【実施例】つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図１に符号１で示すものは本考案に
係る車両用灯具であり、この車両用灯具１はハウジング
２の開口部にインナーレンズ３とアウターレンズ４とが
二重となるように取付が行われるものである点は従来例
のものと同様であるが、本考案により前記インナーレン
ズ３とアウターレンズ４とを取付けるためのインナーレ
ンズ用フック受２１とアウターレンズ用フック受２２と
が前記ハウジング２の開口部周縁に設けられるアウター
レンズ嵌着溝２３に設けられるものとされている。
て詳細に説明する。図１に符号１で示すものは本考案に
係る車両用灯具であり、この車両用灯具１はハウジング
２の開口部にインナーレンズ３とアウターレンズ４とが
二重となるように取付が行われるものである点は従来例
のものと同様であるが、本考案により前記インナーレン
ズ３とアウターレンズ４とを取付けるためのインナーレ
ンズ用フック受２１とアウターレンズ用フック受２２と
が前記ハウジング２の開口部周縁に設けられるアウター
レンズ嵌着溝２３に設けられるものとされている。
【０００６】以下に、上記の構成について更に詳細に説
明を行えば、前記インナーレンズ用フック受２１は前記
アウターレンズ嵌着溝２３の内壁２３ａを板厚方向に貫
通するように設けられ、アウターレンズ用フック受２２
は前記アウターレンズ嵌着溝２３の外壁２３ｂを同様に
貫通するように設けられ、且つ両フック受２１、２２は
お互いが対峙する位置に設けられるものとされ、夫々の
フック受２１、２２には対応するレンズ３、４のフック
３ａ、４ａが掛着されるものとされている。
明を行えば、前記インナーレンズ用フック受２１は前記
アウターレンズ嵌着溝２３の内壁２３ａを板厚方向に貫
通するように設けられ、アウターレンズ用フック受２２
は前記アウターレンズ嵌着溝２３の外壁２３ｂを同様に
貫通するように設けられ、且つ両フック受２１、２２は
お互いが対峙する位置に設けられるものとされ、夫々の
フック受２１、２２には対応するレンズ３、４のフック
３ａ、４ａが掛着されるものとされている。
【０００７】図２に示すものは、上記の構成としたハウ
ジング２を形成するための金型３０の構造を示すもの
で、インナーレンズ用フック受２１とアウターレンズ用
フック受２２とをアウターレンズ嵌着溝２３の内壁２３
ａと外壁２３ｂとの対峙する位置に設けたことで、この
両フック受２１、２２は前記内壁２３ａから外壁２３ｂ
までを外側から貫通するように設けられた一本のピン状
のスライド部３１で形成が可能となる。
ジング２を形成するための金型３０の構造を示すもの
で、インナーレンズ用フック受２１とアウターレンズ用
フック受２２とをアウターレンズ嵌着溝２３の内壁２３
ａと外壁２３ｂとの対峙する位置に設けたことで、この
両フック受２１、２２は前記内壁２３ａから外壁２３ｂ
までを外側から貫通するように設けられた一本のピン状
のスライド部３１で形成が可能となる。
【０００８】このことは、従来例のもののように前記ハ
ウジング２の内側にスライド部を設ける必要をなくする
ものであるので金型３０全体の構造は単純化されると共
に、外側にスライドするもののみで構成可能であるので
斜めスライドなど複雑な構造とならず成型サイクルも短
くでき、生産効率も向上する。
ウジング２の内側にスライド部を設ける必要をなくする
ものであるので金型３０全体の構造は単純化されると共
に、外側にスライドするもののみで構成可能であるので
斜めスライドなど複雑な構造とならず成型サイクルも短
くでき、生産効率も向上する。
【０００９】尚、本願考案の構成においても前記アウタ
ーレンズ嵌着溝２３内にはシール材５が注入され、前記
アウターレンズ４に設けられたレンズ脚部４ｂとの接着
が行われるので、前記した両フック受２１、２２により
アウターレンズ嵌着溝２３が貫通されていても組立が行
われた後の車両用灯具１においては、ハウジング２内の
気密性は損なわれることはない。
ーレンズ嵌着溝２３内にはシール材５が注入され、前記
アウターレンズ４に設けられたレンズ脚部４ｂとの接着
が行われるので、前記した両フック受２１、２２により
アウターレンズ嵌着溝２３が貫通されていても組立が行
われた後の車両用灯具１においては、ハウジング２内の
気密性は損なわれることはない。
【００１０】
【考案の効果】以上に説明したように本考案により、ハ
ウジングの開口部周縁に設けられるアウターレンズ嵌着
溝には外壁から内壁までを貫通するフック受を設け、前
記外壁側のフック受にはアウターレンズのフックが掛着
され、前記内壁側のフック受にはインナーレンズのフッ
クが掛着される構成とされている車両用灯具二重レンズ
の保持構造としたことで、インナーレンズ用とアウター
レンズ用とのフック受を外側からの一体のスライド部で
同時に形成することを可能とし、これにより金型構造の
単純化を可能とすると共に生産効率も向上させてコスト
を低減させ、以て、この種の車両用灯具のコストダウン
に優れた効果を奏するものである。
ウジングの開口部周縁に設けられるアウターレンズ嵌着
溝には外壁から内壁までを貫通するフック受を設け、前
記外壁側のフック受にはアウターレンズのフックが掛着
され、前記内壁側のフック受にはインナーレンズのフッ
クが掛着される構成とされている車両用灯具二重レンズ
の保持構造としたことで、インナーレンズ用とアウター
レンズ用とのフック受を外側からの一体のスライド部で
同時に形成することを可能とし、これにより金型構造の
単純化を可能とすると共に生産効率も向上させてコスト
を低減させ、以て、この種の車両用灯具のコストダウン
に優れた効果を奏するものである。
【図１】 本考案に係る車両用灯具二重レンズの保持構
造の一実施例を示す断面図である。
造の一実施例を示す断面図である。
【図２】 同じ実施例のハウジング成型用の金型構造を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図３】 従来例を示す断面図である。
【図４】 同じ従来例のハウジング成型用の金型構造を
示す説明図である。
示す説明図である。
１……車両用灯具 ２……ハウジング ２１……インナーレンズ用フック受 ２２……アウターレンズ用フック受 ２３……アウターレンズ嵌着溝 ２３ａ……内壁、２３ｂ……外壁 ３……インナーレンズ ３ａ……フック ４……アウターレンズ ４ａ……フック、４ｂ……レンズ脚部 ５……シール材 ３０……金型 ３１……スライド部
Claims (1)
- 【請求項１】 ハウジングの開口部にインナーレンズと
アウターレンズとが二重となるように取付けるときの車
両用灯具二重レンズの保持構造において、前記ハウジン
グの開口部周縁に設けられるアウターレンズ嵌着溝には
外壁から内壁までを貫通するフック受を設け、前記外壁
側のフック受にはアウターレンズのフックが掛着され、
前記内壁側のフック受にはインナーレンズのフックが掛
着される構成とされていることを特徴とする車両用灯具
二重レンズの保持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992050195U JP2575239Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 車両用灯具二重レンズの保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992050195U JP2575239Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 車両用灯具二重レンズの保持構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH065002U JPH065002U (ja) | 1994-01-21 |
| JP2575239Y2 true JP2575239Y2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=12852371
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992050195U Expired - Lifetime JP2575239Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 車両用灯具二重レンズの保持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2575239Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7048415B2 (en) * | 2002-07-08 | 2006-05-23 | Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corporation | Housing forming method and housing structure |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP1992050195U patent/JP2575239Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH065002U (ja) | 1994-01-21 |
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