JP2574913B2 - フルカラー画像形成装置 - Google Patents

フルカラー画像形成装置

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JP2574913B2 JP2033569A JP3356990A JP2574913B2 JP 2574913 B2 JP2574913 B2 JP 2574913B2 JP 2033569 A JP2033569 A JP 2033569A JP 3356990 A JP3356990 A JP 3356990A JP 2574913 B2 JP2574913 B2 JP 2574913B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この発明は、それぞれが異なる波長光に感度を有する
複数種類のマイクロカプセルを同一基体シート上に均一
分散塗布した感光シートを用いるフルカラー画像を形成
する画像形成装置に関する。
(b)従来の技術 フルカラー画像を形成する方法として数種類、一般に
は3種類のマイクロカプセルを塗布した感光シートを用
いる方法がある。前記3種類のマイクロカプセルは、
青の波長光に感光して硬化する光硬化材料とイエローに
発色する染料とを封入したマイクロカプセル(Yカプセ
ル)、緑の波長光に感光して硬化する光硬化材料とマ
ゼンタに発色する染料とを封入したマイクロカプセル
(Mカプセル)、赤の波長光に感光して硬化する光硬
化材料とシアンに発色する染料とを封入したマイクロカ
プセル(Cカプセル)である。この3種類のマイクロカ
プセルが均一分散塗布された感光シートを、例えばフル
カラー写真の反射光によって露光すると各マイクロカプ
セルが各々感度を有する波長光によって部分的に硬化す
る。こののち、この感光シートを加圧すれば硬化してい
ないマイクロカプセルのみが破壊されて流出する染料に
より画像が形成される。
ところで前記各マイクロカプセルは光硬化材料の違い
から、光に対する感度特性が異なっている。そのため各
マイクロカプセルに対して例えば同光量づつ光を照射し
たとしてもマイクロカプセルの硬化度合いが異なり、そ
の結果、画像を形成したときに画像の色が忠実に再現さ
れない問題が生じる。これを防止するため従来、感光シ
ートの露光光の光路中に色補正用のフィルタを備えて光
量補正していた。すなわち特定の波長光(光感度の非常
に良いマイクロカプセルに対する波長光)をカットする
フィルタを備え、これによって3種類のマイクロカプセ
ルの見掛け上の光感度が均一になるようにしていた。
(c)発明が解決しようとする課題 しかしながら従来のように光路中に配置したフィルタ
によって見掛け上の光感度が均一になるようにした場合
には、そのフィルタによって特定波長のみならず全体的
な光量が低下してしまう問題があった。感光シートは全
般的に光感度が低くフィルタによる光量低下は好ましい
ものではなかった。
この発明の目的は光量低下が生じることなく感光シー
トの感度特性を補正することのできる画像形成装置を提
供することにある。
(d)課題を解決するための手段 この発明は、それぞれが異なる波長光に感度を有する
複数種類のマイクロカプセルを塗布した感光シートに対
し、各波長の混合光を照射することによって前記感光シ
ートを感光させる画像形成装置において、 前記複数種類のマイクロカプセルに応じて、装置に装
着された感光シートの感度情報またはその感度情報に対
応する温度情報を入力する手段と、 入力された感度情報または温度情報に基づいて感光シ
ート露光時のシート温度を制御する手段と、 を設けたことを特徴とする。
(e)作用 マイクロカプセルの感光材料(光硬化材料)には一般
に特定の波長により重合する樹脂が用いられている。こ
の重合反応状態がマイクロカプセルに感度である。この
ような樹脂は熱によっても重合反応状態が左右され、熱
の影響の受け方はその種類によって異なる。したがって
例えば、常温では他のマイクロカプセルよりも感度が低
いが加熱することによって感度が上昇するマイクロカプ
セルが、前記他のマイクロカプセルの同一感光シート上
に塗布されている場合感光シートの温度をある程度上げ
ることによって常温では感度の低いマイクロカプセルの
実際の感度を補正し感光シート上の全てのマイクロカプ
セルの感度をほぼ均一にすることができる。
この発明はこのことを利用したものであり、感光シー
ト上に塗布されている各マイクロカプセルの感度を総合
した感光シートの感度特性に応じて露光時の感光シート
の温度が制御される。前記感光シートの感度特性または
その感度特性に応じた温度特性は「感度情報またはその
感度情報に対応する温度情報を入力する手段」によって
入力され、それに基づいて感光シートの温度が制御され
る。なお「感度情報またはその感度情報に対応する温度
情報を入力する手段」には感光シートに予め記載された
情報を画像形成装置内において光センサ等で読み取る方
法、操作キー,ディップスイッチ等で入力する方法など
がある。
なおマイクロカプセルに封入されている感光材料は例
えば、特開昭59−30537号公報に示されている。
(f)実施例 第5図はこの発明の実施例である複写機の正面概略図
である。
複写機本体1の上面には原稿載置台2が配設され、そ
の下方には光源、4つの反射ミラー、レンズを含む光学
装置3が設けられている。この光学装置3が図の矢印の
方向に移動することによって原稿が走査される。複写機
本体1の右側面部には2つの給紙カセット4が装着され
ている。この給紙カセット4はそれぞれサイズの異なる
カットシート状の受像シート41を収納する。給紙カセッ
ト4の前方上方に配置されている給紙装置42は選択され
た給紙カセットから受像シート41を1枚ずつ給紙する。
複写機本体のほぼ中央には一対の圧力ローラ5が設け
られている。この圧力ローラはスプリング,偏心カムを
含む加圧機構(不図示)により加圧/圧力解除が可能と
なっている。圧力ローラ5は後述するオートローディン
グ時等には圧力解除される。メディアカートリッジ6は
複写機本体のやや左側に装着される。カートリッジ本体
61は供給軸62,巻取軸63を備え、供給軸62には未使用の
感光シート7を巻回させている。この感光シート7は供
給軸62から引き出され、露光台8、圧力ローラ5を経由
して巻取軸63に巻き取られてゆく。
露光台8の位置には前述の光学装置3によって原稿反
射光が導かれる。これにより感光シート7は露光され、
光が当たったマイクロカプセルがその感度に応じて硬化
する。露光台8の裏面側にはパネルヒータ81が設けられ
ている。パネルヒータ81は露光台8を介して感光シート
7を加熱する。なおS1は感光シート(露光台)の温度を
検出するセンサである。
露光台8の位置において露光され、部分的なマイクロ
カプセルが硬化した感光シート7は圧力ローラ5の位置
において受像シート41と重ね合わされて加圧される。こ
れにより硬化していないマイクロカプセルが破壊され、
封入されていた染料が受像シート41上に流出して像を形
成する。この受像シート41は光沢化装置9を通過後、複
写機本体1左側面の排紙トイレ10へ排出される。一方、
使用済の感光シート7は巻取軸63に巻き取られてゆく。
供給軸62の感光シート7を全て使い終わると感光シー
トはカートリッジ本体61ごと交換される。すなわち使用
済のカートリッジ本体を複写機本体1から取り外して新
たなカートリッジ本体が装着される。この新たなカート
リッジ本体においては感光シートの先端部にリーダシー
トが設けられている。リーダシートは遮光性を持たせた
剛性のあるシート(ポリエチレンテレフタレート製のシ
ート,アルミニウムシート等)からなり、カートリッジ
本体61が複写機本体1に装着されたとき搬送用ローラの
回転によって自動給送され、露光台8,圧力ローラ5等を
経由して巻取軸63に送られる(オートローディング)。
このリーダシートはメディアカートリッジが未使用の保
存時にはロール状にされている感光シート7の外周を覆
い、感光シートを外光から遮断する。そして複写機本体
に装着されたときには前述したように感光シートを送り
出して自動的にセットする。
リーダシートの先端部裏面(マイクロカプセルが塗布
されていない側)には第4図に示したような温度情報マ
ーク71が記されている。温度情報マーク71は基準位置信
号マーク72,73の間に記されている。一方、複写機本体
の感光シート搬送路中には前記マーク71〜73を読み取る
読取装置82が設けられておりリーダシートが搬送される
とき、すなわち感光シート7が複写機本体1にセットさ
れるときにマークの読み取りを行う。
第3図は同複写機の制御部のブロック図である。
CPU51にはROM52、RAM53が接続されている。CPU51には
I/O54を介してカバースイッチ55,マーク読取装置82,セ
ンサS1,操作部57等からの入力がされる。カバースイッ
チ55は複写機本体1の前面のカバーの開閉を検知するセ
ンサであり、例えばメディアカートリッジの交換が終わ
ったときにカバーを閉じればオンされる。マーク読取装
置82によって読み取られた感光シートの温度情報はバッ
クアップメモリMに記憶される。この温度情報とセンサ
S1の検出値に基づいてヒータ駆動回路56が所定温度に制
御され、感光シートが加熱される。操作部57には複写条
件の入力キーや複写条件の表示パネルなどが設けられて
いる。
ここで感光シートの感度と温度との関係を説明する。
第2図は一定量のマイクロカプセルを硬化させるのに必
要な光量と、感光シートの温度との関係例を示した図で
ある。なお例では説明を簡単にするためCカプセルとM
カプセルの2つについてのみ説明をした。マイクロカプ
セルと感光シート温度との関係は光硬化材料の種類によ
って変わり、ある感光材料を封入したCカプセルの場
合、低温では感度が良い(少ない光量で硬化する)が温
度が上がると感度が悪くなってゆく。また別の感光材料
を封入したMカプセルの場合には、低温では非常に感度
が悪いが高温になるに従って感度が上がってゆく。した
がって色ムラの無い画像を得るには両カプセルの感度が
一致する点、図においてはP点の温度に設定すればよ
い。
ところでマイクロカプセルの感度は製造のロットによ
って変化する。これはマイクロカプセル中の酸素等の影
響によるものと考えられ、例えば図示したように“A"の
ロットの場合、ほぼ42℃でCカプセルとMカプセルの感
度が同じ(4)になり、25℃程度ではMカプセルの方が
非常に感度が悪くなっている。(Cカプセル=3,Mカプ
セル=10)。これに対し“B"のロットではほぼ27℃で両
カプセルの感度が一致している。したがって形成画像の
色ムラを防止するためには、“A"ロットの場合には感光
シートの温度をほぼ42℃にして露光を行うことが望まし
く、“B"ロットの場合には27℃程度で露光処理を行うこ
とが望ましい。これが温度情報であり、リーダシートに
マーキングされる(第4図,71)。
なお露光時の感光シートの温度は種類,ロットによっ
てほぼ0〜100℃、好ましくは20〜50℃の範囲で制御さ
れる。
第1図は同複写機の要部処理手順を示したフローチャ
ートである。
メディアカートリッジ6が交換され、前面のカバーが
閉じられれば複写機本体上面の操作部の表示パルに処理
開始の表示がされる(n1→n2→n3)。そして続いて所定
時間Tの間、搬送ローラが回転してオートローディング
が行われ、感光シート7の先端が巻取軸63に巻きつけら
れてセットされる(n4,n7→n8)。このオートローディ
ングの間、感光シート7の搬送路中に配置されているマ
ーク読み取り装置82がオンし、リーダシートに記されて
いる温度情報が読み取れてRAMのバックアップメモリM
に記憶される(n5→n6)。そしてオートローディングの
終了後は新たに記憶されたこの温度情報に基づいてバネ
ルヒータ81の温度が制御される(n9)。
なおこの実施例では直接温度情報を入力しているが、
感度情報を入力して複写機本体内において温度データに
変換してもよい。また、このような情報の入力手段とし
て操作キー,ディップスイッチ等を用いてもよい。
(g)発明の効果 以上のようにこの発明では入力される温度情報または
感度情報によって感光シートの温度が制御され、これに
よって感光シートの感度を補正することができる。した
がって感光シートの製造ロットによる感度の誤差を補正
して常に一定の画質を得ることができるとともに、露光
光の光路中に補正用フィルタ設ける必要がなく、露光光
量の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は感光シート加熱装置を備える複写機の要部処理
手順を示したフローチャート、第2図は一定量のマイク
ロカプセルの硬化に必要な露光量と温度との関係の例を
示した図、第3図は同複写機の制御部のブロック図、第
4図は温度情報のマーキング例を示した図、第5図は同
複写機の正面概略図である。 7……感光シート、8……露光台、71……温度情報マー
ク、81……パネルヒータ、82……マーク読み取り装置、
S1……温度センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西野 文絵 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−182853(JP,A) 特開 昭63−262639(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれが異なる波長光に感度を有する複
    数種類のマイクロカプセルを塗布した感光シートに対
    し、各波長の混合光を照射することによって前記感光シ
    ートを感光させる画像形成装置において、 前記複数種類のマイクロカプセルに応じて、装置に装着
    された感光シートの感度情報またはその感度情報に対応
    する温度情報を入力する手段と、 入力された感度情報または温度情報に基づいて感光シー
    ト露光時のシート温度を制御する手段と、 も設けたことを特徴とするフルカラー画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2556028B2 (ja) * 1987-04-21 1996-11-20 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JPH01182853A (ja) * 1988-01-14 1989-07-20 Sharp Corp 加圧速度可変機能を有する画像形成装置

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