JP2574426Y2 - 手摺部材の連結構造 - Google Patents

手摺部材の連結構造

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JP2574426Y2 JP1992038098U JP3809892U JP2574426Y2 JP 2574426 Y2 JP2574426 Y2 JP 2574426Y2 JP 1992038098 U JP1992038098 U JP 1992038098U JP 3809892 U JP3809892 U JP 3809892U JP 2574426 Y2 JP2574426 Y2 JP 2574426Y2
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勝明 伊藤
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【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、階段あるいは床面に立
設された親柱に手摺部材を連結するための手摺部材の連
結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種手摺部材、例えば、階
段の手摺部材の連結構造においては、図6に示すよう
に、階段1に立設された親柱2の側面にほぞ孔(図示せ
ず)を設け、手摺部材3の端面にこれと一体で嵌合部材
としてのほぞ3aを設け、ほぞ3aをほぞ孔に嵌合した
状態で、ほぞ3aに、親柱2のほぞ3aの嵌合側とは反
対側から、木ねじ4を螺合し、以て、親柱2の側面に手
摺部材3の端面を連結するようにしたもの供されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造では、手摺部材3にほぞ3aを刻設する作業その
ものが面倒である上、ほぞ3aに木ねじ4を螺合するに
あたって、木ねじ4の先端部が親柱2を貫通してほぞ3
aに食込むときに、ほぞ3aが木ねじ4の先端部により
押圧されて、親柱2の側面と手摺部材3の端面との間に
隙間が生じてしまうことがある。
【0004】本考案は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、手摺部材に嵌合部材を設ける作業を
簡単に行い得、しかも、親柱の側面と手摺部材の端面と
の間に隙間が生じることを防止し得る手摺部材の連結構
造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、階段あるいは
床面に立設された親柱に手摺部材を連結するための手摺
部材の連結構造において、前記手摺部材の端面に、めね
じ部を有するブッシュが設けられた嵌合部材を接合し、
前記親柱の側面に被嵌合部を設け、前記嵌合部材を前記
被嵌合部に嵌合した状態で、前記めねじ部に、前記親柱
の前記嵌合部材の嵌合側とは反対側から手摺部材固定ね
じを螺合して、前記親柱の側面に前記手摺部材の端面を
連結するようにしたところに特徴を有する。
【0006】
【作用】上記手段によれば、手摺部材に嵌合部材を設け
るにあたっては、手摺部材の端面に嵌合部材を接合する
だけで良いから、その作業を簡単に行い得る。
【0007】また、親柱に手摺部材を連結するにあたっ
ては、嵌合部材を、親柱の側面に設けられた被嵌合部に
嵌合し、嵌合部材のめねじ部に、親柱の嵌合部材の嵌合
側とは反対側から手摺部材固定ねじを螺合すれば良いの
で、親柱を貫通した手摺部材固定ねじは、嵌合部材を押
圧することなく、速やかにめねじ部に螺合される。
【0008】
【実施例】以下、本考案を、階段の手摺部材に適用した
一実施例につき、図1ないし図5を参照しながら説明す
る。
【0009】まず、図5において、階段11には、複数
本の親柱12が所定間隔を存して立設されており(階段
11の最上部に位置する第1の親柱13および第1の親
柱13の下側に位置する第2の親柱14のみ示す)、親
柱12相互間には、親柱12より短い子柱15が立設さ
れている。
【0010】第1の親柱13の側面には、図1に示すよ
うに、手摺部材嵌合凹部13aが形成され、手摺部材嵌
合凹部13a内には、被嵌合部としての嵌合凹部13b
が形成されている。また、第1の親柱13には、嵌合凹
部13bの形成側とは反対側に位置して、化粧枠取付凹
部13cが形成されており、化粧枠取付凹部13cと嵌
合凹部13bとを貫通するように、ねじ挿通孔13dが
形成されている。
【0011】一方、第2の親柱14の両側面には、図2
に示すように、手摺部材取付凹部14a,14bが上下
方向へ段差を存して形成されており、手摺部材取付凹部
14a,14b内には上下方向へ段差を存して、被嵌合
部としての嵌合凹部14c,14dが形成されている。
【0012】また、第2の親柱14には、後方に向かっ
て開口する工具挿入凹部14eが形成されており、手摺
部材取付凹部14aと工具挿入凹部14eとを貫通する
ように、ねじ挿通孔14fが形成され、工具挿入凹部1
4eと手摺部材取付凹部14bとを貫通するねじ挿通孔
14gがねじ挿通孔14fと対応して形成され、さら
に、嵌合凹部14cと工具挿入凹部14eとを貫通する
ように、ねじ挿通孔14f,14gより径大なねじ挿通
孔14hが形成されている。
【0013】上記両親柱13,14の前,後面には、縦
長な化粧枠取付凹部(図示せず)が形成され、それら化
粧枠取付凹部内には夫々、図5に示すように、化粧枠1
6が装着されている。前記工具挿入凹部14eは、その
化粧枠取付け凹部内に位置して形成されているものであ
り、従って、工具挿入凹部14eの開口は、化粧枠16
により閉塞されている。
【0014】一方、第1および第2の手摺部材17,1
8には、下面に位置して、子柱15の先端部に嵌着され
る取付孔(図示せず)を有する取付具19が接合され
(第1の手摺部材17に接合された取付具19のみ示
す)、両端面に位置して、嵌合凹部13b,14c,1
4d内に嵌合される嵌合部材20が接合されている(以
下、嵌合凹部13b,14c,14dに対応する嵌合部
材20を、順に、記号20B,20C,20Dで示
す)。
【0015】嵌合部材20は、図3に示すように、短円
柱状をなす部材であり、中央部に位置してざぐりが施さ
れた中央孔20aを有し、中央孔20aの周辺部に位置
して下孔20b,20bを有しており、図1に示すよう
に、中央孔20a部分にブッシュ21を装着した状態
で、下孔20b,20bを介して木ねじ22,22を、
嵌合部材20の端面に螺合することにより、嵌合部材2
0に接合されている。
【0016】また、ブッシュ21は、図3に示すよう
に、略中央部に位置して、嵌合部材20の中央孔20a
内に嵌着されるめねじ部21aを有し、周縁部に位置し
て、複数個の食込み凸部21bを有しており、めねじ部
21aを嵌合部材20の中央孔20a内に位置させた状
態で押圧すると、食込み凸部21bが嵌合部材20のざ
ぐり部分に食込み、図1に示すように、嵌合部材20の
端面と面一な状態に固定される。
【0017】次に、第1および第2の手摺部材17,1
8を第1および第2の親柱13,14に連結する手順に
ついて説明する。
【0018】まず、第1の手摺部材17の両端面を手摺
部材嵌合凹部13a,14b内に位置させた状態で、嵌
合部材20B,20Dを、第1の親柱13の嵌合凹部1
3bおよび第2の親柱14の嵌合凹部14d内に嵌合す
ると共に、取付具19の取付孔を子柱15の先端部に嵌
着する。
【0019】そして、第1の親柱13の嵌合部材20B
の嵌合側とは反対側から、ねじ挿通孔13dに手摺部材
固定ねじ24を挿通して、この手摺部材固定ねじ24を
ブッシュ21のめねじ部21aに螺合し、この後、化粧
枠取付凹部13c内に化粧枠23を嵌着する。
【0020】これと共に、第2の親柱14のねじ挿通孔
14f,14gに、第2の親柱14の嵌合部材20Dの
嵌合側とは反対側から、手摺部材固定ねじ24を挿通し
て、この手摺部材固定ねじ24をブッシュ21のめねじ
部21aに螺合し、この後、第1の親柱13の前,後面
に設けられた化粧枠取付凹部内に、化粧枠16を嵌着す
る。
【0021】次に、第2の親柱14の嵌合凹部14c側
から、手摺部材固定ねじ24より短い手摺部材固定ねじ
25の頭部25aを、径大なねじ挿通孔14hを介して
工具挿入凹部14eに導出させた状態で、嵌合部材20
Cを、嵌合凹部14c内に嵌合し、これと共に、第2の
手摺部材18に取付けられた取付具を子柱の先端部に嵌
着する。
【0022】そして、手摺部材固定ねじ25に、これの
頭部25aと工具挿入凹部14eの周壁との間に位置し
て、図4に示すようなスペーサー26の切欠部26aを
装着し、工具挿入凹部14eから工具(スパナ等)を挿
入して頭部25aを回し、手摺部材固定ねじ25をブッ
シュ21のめねじ部21aに螺合することにより、スペ
ーサー26を介して第2の手摺部材18を第2の親柱1
4に締付する。
【0023】最後に、第2の親柱14の前,後面に設け
られた化粧枠取付凹部内に、化粧枠16を嵌着し、工具
挿入凹部14eの開口を閉塞する。
【0024】上記構成によれば次の効果を奏する。
【0025】即ち、第1および第2の手摺部材17,1
8の端面に、めねじ部21aを有するブッシュ21が設
けられた嵌合部材20を接合するようにしたので、手摺
部材にこれと一体で嵌合部材としての「ほぞ」を刻設し
ていた従来とは異なり、両手摺部材17,18に嵌合部
材20を設ける作業を簡単に行うことができる。
【0026】しかも、親柱12に両手摺部材17,18
を連結するにあたっては、嵌合部材20を嵌合凹部13
b,14c,14d内に嵌合した状態で、めねじ部21
aに手摺部材固定ねじ24,25を螺合すれば良い。
【0027】従って、木ねじの先端部が親柱を貫通して
「ほぞ」に食込むときに、「ほぞ」が木ねじの先端部に
より押圧されて、親柱の側面と手摺部材の端面との間に
隙間が生じていた従来とは異なり、親柱12を貫通した
手摺部材固定ねじ24,25は、嵌合部材20を押圧す
ることなく、速やかに、めねじ部21aに螺合されるよ
うになり、その結果、親柱12の側面と両手摺部材1
7,18の端面との間に隙間が生じることを防止し得
る。
【0028】尚、上記実施例においては、本考案を、階
段の手摺部材に適用して説明したが、例えばベランダの
手摺部材等、階段の手摺部材以外のものにも適用して実
施し得るのは勿論である。
【0029】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
の手摺部材の連結構造によれば、手摺部材の端面にめね
じ部を有するブッシュが設けられた嵌合部材を接合し、
この嵌合部材を親柱の被嵌合部に嵌合した状態で、めね
じ部に、親柱の嵌合部材の嵌合側とは反対側から手摺部
材固定ねじを螺合して、親柱の側面に手摺部材の端面を
連結するようにしたので、手摺部材に嵌合部材を設ける
作業を簡単に行い得、しかも、親柱の側面と手摺部材の
端面との間に隙間が生じることを防止し得るという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における第1の手摺部材の連
結部分を示す縦断正面図
【図2】第2の手摺部材の連結部分を示す図1相当図
【図3】嵌合部材部分を示す分解斜視図
【図4】スペーサーを示す斜視図
【図5】階段の正面図
【図6】従来例を示す図5相当図
【符号の説明】
図面中、11は階段、12,13,14は親柱、13
b,14c,14dは嵌合凹部(被嵌合部)、17,1
8は手摺部材、20,20B,20C,20Dは嵌合部
材、21はブッシュ、21aはめねじ部、24,25は
手摺部材固定ねじを示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階段あるいは床面に立設された親柱に手
    摺部材を連結するためのものにおいて、前記手摺部材の
    端面に、めねじ部を有するブッシュが設けられた嵌合部
    材を接合し、前記親柱の側面に被嵌合部を設け、前記嵌
    合部材を前記被嵌合部に嵌合した状態で、前記めねじ部
    に、前記親柱の前記嵌合部材の嵌合側とは反対側から手
    摺部材固定ねじを螺合して、前記親柱の側面に前記手摺
    部材の端面を連結するようにしたことを特徴とする手摺
    部材の連結構造。
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