JP2574363B2 - 回転式圧縮機 - Google Patents
回転式圧縮機Info
- Publication number
- JP2574363B2 JP2574363B2 JP2706888A JP2706888A JP2574363B2 JP 2574363 B2 JP2574363 B2 JP 2574363B2 JP 2706888 A JP2706888 A JP 2706888A JP 2706888 A JP2706888 A JP 2706888A JP 2574363 B2 JP2574363 B2 JP 2574363B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- roller
- bearing
- notch
- rotary compressor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は冷凍サイクル等に使用する回転式圧縮機に関
し、特に軸受部の信頼性向上に係わる。
し、特に軸受部の信頼性向上に係わる。
従来の技術 従来の構成を第５図，第６図を用いて説明する。
１は密閉ケーシング、２は電動機部であり、シャフト
３を介してシリンダ４、ローラ５、ベーン６、主軸受
７、副軸受８により構成される機械部本体９と連結して
いる。シャフト３は主軸3a、副軸3b、クランク3cにより
なる。10はベーン背面に設けられたスプリングである。
11はシリンダ４内で、ローラ５、ベーン６、主軸受７、
副軸受８により構成される圧縮室である。12はシャフト
３と連結する給油機構である。13は吸入管であり、副軸
受８、シリンダ４の吸入通路14を介して圧縮室11と連通
している。15は吐出孔であり吐出弁16を介して密閉ケー
シング１内と連通している。17は吐出管であり密閉ケー
シング１内に開放している。18は潤滑油である。
３を介してシリンダ４、ローラ５、ベーン６、主軸受
７、副軸受８により構成される機械部本体９と連結して
いる。シャフト３は主軸3a、副軸3b、クランク3cにより
なる。10はベーン背面に設けられたスプリングである。
11はシリンダ４内で、ローラ５、ベーン６、主軸受７、
副軸受８により構成される圧縮室である。12はシャフト
３と連結する給油機構である。13は吸入管であり、副軸
受８、シリンダ４の吸入通路14を介して圧縮室11と連通
している。15は吐出孔であり吐出弁16を介して密閉ケー
シング１内と連通している。17は吐出管であり密閉ケー
シング１内に開放している。18は潤滑油である。
また電動機部２は回転子2aと固定子2bにより構成され
回転子2aにはバランスウェイト2c,2dが固定されてい
る。
回転子2aにはバランスウェイト2c,2dが固定されてい
る。
冷却システム（図示せず）からの冷媒ガスは、吸入管
13、吸入孔14より導かれシリンダ４内の圧縮室11に至
る。圧縮室に至った冷媒ガスは、シャフト３のクランク
3cに嵌合されたローラ５とベーン６により仕切られた圧
縮室11で、電動機部２の回転に伴うシャフト３の回転運
動により漸次圧縮される。
13、吸入孔14より導かれシリンダ４内の圧縮室11に至
る。圧縮室に至った冷媒ガスは、シャフト３のクランク
3cに嵌合されたローラ５とベーン６により仕切られた圧
縮室11で、電動機部２の回転に伴うシャフト３の回転運
動により漸次圧縮される。
圧縮された冷媒ガスは、吐出孔15、吐出弁16を介して
密閉ケーシング１内に一旦吐出された後吐出管17を介し
冷却システムに吐出される。又、潤滑油18は、給油機構
12によりシャフト３と主軸受７、副軸受８等の摺動部に
供給される。
密閉ケーシング１内に一旦吐出された後吐出管17を介し
冷却システムに吐出される。又、潤滑油18は、給油機構
12によりシャフト３と主軸受７、副軸受８等の摺動部に
供給される。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の様な従来の構成では、シャフトと
クランクが鋳鉄やスチール製で一体に成型されており、
クランクとローラの偏心重量が重くなる。従って静バラ
ンス、動バランスをとるために電動機の回転子に設ける
バランスウェイトの重量が重くなり、その結果、回転に
伴う特にバランスウェイトの遠心力が大きくなり、シャ
フトの曲げによるたわみ量が大きくなり回転子と固定子
が接触したり、シャフトと主軸受のバランスウェイト側
の接触摺動部が摩耗する問題があった。
クランクが鋳鉄やスチール製で一体に成型されており、
クランクとローラの偏心重量が重くなる。従って静バラ
ンス、動バランスをとるために電動機の回転子に設ける
バランスウェイトの重量が重くなり、その結果、回転に
伴う特にバランスウェイトの遠心力が大きくなり、シャ
フトの曲げによるたわみ量が大きくなり回転子と固定子
が接触したり、シャフトと主軸受のバランスウェイト側
の接触摺動部が摩耗する問題があった。
又、クランク部とシャフトを別体とし、クランク部を
軽量材料で製作する方法もあるが、ピン固定等を行なう
必要があり構造が複雑となる問題があった。
軽量材料で製作する方法もあるが、ピン固定等を行なう
必要があり構造が複雑となる問題があった。
本発明は上記問題点を解決するものであり、シャフト
のクランク部を軽量化し、バランスウェイトの軽量化を
図り軸受の信頼性を向上すると共にクランク部を簡単に
製作することを目的とするものである。
のクランク部を軽量化し、バランスウェイトの軽量化を
図り軸受の信頼性を向上すると共にクランク部を簡単に
製作することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本発明は、シャフトに切欠きを設け、切欠きにコロを
当接し、このコロとシャフトを内挿する様にローラを設
けたものである。
当接し、このコロとシャフトを内挿する様にローラを設
けたものである。
作用 本発明は上記した構成により、従来のクランク部に比
べて偏心重量が軽量化されるためバランスウェイト軽量
化され軸受の信頼性を向上すると共に、シャフトに切欠
きを設け、そこにコロを当接するだけで形成できるので
加工及び組立てが容易となる。
べて偏心重量が軽量化されるためバランスウェイト軽量
化され軸受の信頼性を向上すると共に、シャフトに切欠
きを設け、そこにコロを当接するだけで形成できるので
加工及び組立てが容易となる。
実 施 例 以下本発明の一実施例を第１図，第２図にて説明す
る。尚、従来例と同一部分は同一符号を付し説明を省略
する。19はシャフトであり、主軸受７及び副軸受８との
摺動部の中間に切欠き19aが設けられている。20はコロ
であり、シャフト19の軸線に平行にシャフトの切欠き19
aに当接されておりコロ20の軸方向の動きは切欠き19aに
より規制されている。また、ローラ５はコロ20及びシャ
フト19を内挿する様に設けられている。従って、偏心量
は、シャフト19の径及び切欠き19aの量及びコロ20の径
により決ることとなる。又、切欠き19aの曲率はシャフ
ト３の曲率と同じに設定されている。又、電動機２の回
転子2aには、バランスウェイト21a,21bが従来と同様に
設けられているが、シャフト19の偏心重量が軽くなって
いるために、従来よりもそれぞれの重量が軽くなってい
る。
る。尚、従来例と同一部分は同一符号を付し説明を省略
する。19はシャフトであり、主軸受７及び副軸受８との
摺動部の中間に切欠き19aが設けられている。20はコロ
であり、シャフト19の軸線に平行にシャフトの切欠き19
aに当接されておりコロ20の軸方向の動きは切欠き19aに
より規制されている。また、ローラ５はコロ20及びシャ
フト19を内挿する様に設けられている。従って、偏心量
は、シャフト19の径及び切欠き19aの量及びコロ20の径
により決ることとなる。又、切欠き19aの曲率はシャフ
ト３の曲率と同じに設定されている。又、電動機２の回
転子2aには、バランスウェイト21a,21bが従来と同様に
設けられているが、シャフト19の偏心重量が軽くなって
いるために、従来よりもそれぞれの重量が軽くなってい
る。
上記構成において、吸入管13より吸入された冷媒ガス
は、従来と同様に圧縮され、吐出管17より吐出される。
このとき、ローラ５には、冷媒ガスより荷重を受けるか
この荷重のうち、偏心方向に対して直角に作用する荷重
は、シャフトの切欠き19aとコロ20の接触部にて保持さ
れることとなり、切欠き19aの方向が常にローラ５の偏
心方向となる。またローラ５は、自転及び公転を行なう
が、このときコロ20もシャフトの切欠き19aに対して回
転摺動するため、従来以上に摺動損失が減少する。
は、従来と同様に圧縮され、吐出管17より吐出される。
このとき、ローラ５には、冷媒ガスより荷重を受けるか
この荷重のうち、偏心方向に対して直角に作用する荷重
は、シャフトの切欠き19aとコロ20の接触部にて保持さ
れることとなり、切欠き19aの方向が常にローラ５の偏
心方向となる。またローラ５は、自転及び公転を行なう
が、このときコロ20もシャフトの切欠き19aに対して回
転摺動するため、従来以上に摺動損失が減少する。
又、バランスウェイト21a,21bの重量が従来より軽減
されるので、バランスウェイト21a,21bの遠心力が従来
より小さくなり、シャフトの曲げによるたわみが減少
し、回転子2aと固定子2bの接触がなくなると共に、シャ
フト19と主軸受７の摺動部での摩耗が減少する。
されるので、バランスウェイト21a,21bの遠心力が従来
より小さくなり、シャフトの曲げによるたわみが減少
し、回転子2aと固定子2bの接触がなくなると共に、シャ
フト19と主軸受７の摺動部での摩耗が減少する。
更に別の実施例を第４図にて説明する。本実施例にお
いては、コロ20、シャフト19、ローラ５の内周にて囲ま
れる空間に、アルミニウム又はエンジニアリングプラス
チックの偏心体22を設けたものであり、ローラ５の内周
面と偏心体21の接触面積が増加し接触面圧が減少するた
めに更に信頼性が向上する。
いては、コロ20、シャフト19、ローラ５の内周にて囲ま
れる空間に、アルミニウム又はエンジニアリングプラス
チックの偏心体22を設けたものであり、ローラ５の内周
面と偏心体21の接触面積が増加し接触面圧が減少するた
めに更に信頼性が向上する。
発明の効果 以上の説明から明らかな様に本発明は、シリンダとシ
リンダの両端に固定された主軸受及び副軸受と、主軸受
と副軸受内に回転自在に収納されるシャフトと、シャフ
トの主軸及び副軸受との摺動部の中間に軸方向に設けら
れた切欠きと、切欠きに当接し且つシャフトの軸線と平
行に設けられたコロと、シャフトとコロを内挿するロー
ラを備えたものであるから、従来のクランク部に比べて
偏心重量が軽量化されるためにバランスウェイトも軽量
化され軸受の信頼性を向上すると共に、クランク部がシ
ャフトに切欠きを設けそこにコロを当接するだけで形成
できるので加工及び組立が容易となる等の効果を有す
る。
リンダの両端に固定された主軸受及び副軸受と、主軸受
と副軸受内に回転自在に収納されるシャフトと、シャフ
トの主軸及び副軸受との摺動部の中間に軸方向に設けら
れた切欠きと、切欠きに当接し且つシャフトの軸線と平
行に設けられたコロと、シャフトとコロを内挿するロー
ラを備えたものであるから、従来のクランク部に比べて
偏心重量が軽量化されるためにバランスウェイトも軽量
化され軸受の信頼性を向上すると共に、クランク部がシ
ャフトに切欠きを設けそこにコロを当接するだけで形成
できるので加工及び組立が容易となる等の効果を有す
る。
第１図は本発明の一実施例を示す回転式圧縮機のシャフ
ト部の斜視図、第２図は第１図のシャフトを有する回転
式圧縮機の縦断面図、第３図は第１図のIII−III′線に
おけるシャフト及びローラ部の断面図、第４図は本発明
の別の実施例を示すシャフト及びローラ部の断面図、第
５図は従来の回転式圧縮機の縦断面図、第６図は第５図
のVI−VI′線における横断面図である。 ４……シリンダ、５……ローラ、７……主軸受、８……
副軸受、19……シャフト、19a……切欠き、20……コ
ロ。
ト部の斜視図、第２図は第１図のシャフトを有する回転
式圧縮機の縦断面図、第３図は第１図のIII−III′線に
おけるシャフト及びローラ部の断面図、第４図は本発明
の別の実施例を示すシャフト及びローラ部の断面図、第
５図は従来の回転式圧縮機の縦断面図、第６図は第５図
のVI−VI′線における横断面図である。 ４……シリンダ、５……ローラ、７……主軸受、８……
副軸受、19……シャフト、19a……切欠き、20……コ
ロ。
Claims (1)
- 【請求項１】シリンダと、前記シリンダの両端に固定さ
れた主軸受および副軸受と、前記主軸受と副軸受内に回
転自在に収納されるシャフトと、前記シャフトの前記主
軸受及び前記副軸受との摺動部の中間に軸方向に設けら
れた切欠きと、前記切欠きに当接し且つ前記シャフトの
軸線と平行に設けられたコロと、前記シャフトとコロを
内挿するローラを備えた回転式圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2706888A JP2574363B2 (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 | 回転式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2706888A JP2574363B2 (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 | 回転式圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01203686A JPH01203686A (ja) | 1989-08-16 |
| JP2574363B2 true JP2574363B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=12210754
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2706888A Expired - Lifetime JP2574363B2 (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 | 回転式圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2574363B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101737330B (zh) * | 2010-02-10 | 2013-01-02 | 河北省电力公司电力科学研究院 | 滚动活塞压缩机或发动机密封结构 |
| CN105927545B (zh) * | 2016-07-08 | 2018-09-07 | 郑州凌达压缩机有限公司 | 压缩机的曲轴配重结构、压缩机及电器产品 |
-
1988
- 1988-02-08 JP JP2706888A patent/JP2574363B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01203686A (ja) | 1989-08-16 |
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