JP2574139Y2 - 揺動弁型粘性流体ポンプの洗浄装置 - Google Patents

揺動弁型粘性流体ポンプの洗浄装置

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JP2574139Y2
JP2574139Y2 JP1992066709U JP6670992U JP2574139Y2 JP 2574139 Y2 JP2574139 Y2 JP 2574139Y2 JP 1992066709 U JP1992066709 U JP 1992066709U JP 6670992 U JP6670992 U JP 6670992U JP 2574139 Y2 JP2574139 Y2 JP 2574139Y2
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高慶 大村
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石川島建機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はコンクリートの如き高粘
性流体を圧送させる揺動弁型粘性流体ポンプの洗浄装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】粘性流体ポンプの吸入吐出弁としては、
揺動弁型式のものとすべり弁型式のものとがある。
【0003】前者の揺動弁型式のものは、図5に示す如
く、前面下部に2つの吸入吐出口2を左右に並べて設け
た粘性流体のホッパ1の外側に、上記2つの吸入吐出口
2に対応させて2本の流体シリンダ3を水平に設置し、
該流体シリンダ3内に収納してある流体ピストン4を図
示しない主油圧シリンダの油圧ピストンにロッド5を介
して一体的に連結し、2本の主油圧シリンダを交互に前
進、後退させることにより2本の流体シリンダ3内のピ
ストン4が交互に往復動させられるようにしてある。一
方、ホッパ1内には、S字形の揺動管6を収納し、該揺
動管6の一端にはバルブリング7を取り付けて、該バル
ブリング7が上記2つの吸入吐出口2の内側に取り付け
たバルブプレート8に接触して左右方向へ揺動できるよ
うにしてあり、又、揺動管6の他端は、ホッパ1の背面
側を貫通させて圧送管9に接続させるようにし、上記揺
動管6の途中に固定した連結軸10に操作レバー11を
介し揺動用シリンダ(図示せず)を連結し、流体シリン
ダ3の往復動と揺動管6の揺動を関連付けて流体シリン
ダ3内に吸入したホッパ1内の粘性流体を揺動管6の内
部を通して圧送させるようにしてある。12は揺動管6
と圧送管9との接続部である。
【0004】上記揺動弁型粘性流体ポンプによる粘性流
体の圧送作業が終了した際には、圧送管9内に残留して
いる粘性流体を除去して洗浄することが行われるが、こ
の洗浄作業は、圧送管9を接続部12から取り外した
後、該圧送管9内にスポンジ等の洗浄用詰物を詰め、高
圧流体により詰物を圧送管9内に送り込むことにより圧
送管9内の洗浄を行うようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
洗浄方式では、圧送管9内の洗浄はできるが、揺動管6
内に残留する粘性流体を除去し洗浄することができな
い。揺動管6内の洗浄を行う場合は、粘性流体ポンプを
運転し揺動管6内の粘性流体を流体シリンダ3内に吸入
しながら、接続部12から高圧水を注入する作業が必要
となり、多大な時間を必要とすると共に、洗浄毎に圧送
管9を接続部12から取り外さなければならず、洗浄作
業に多大な労力を費していた。
【0006】そこで、本考案は、上記従来方式における
圧送管を取り外すことなく、簡単な操作で且つ短時間に
揺動管の内部をも同時に洗浄することができるようにし
ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するために、ホッパ内に収納した揺動管を左右へ揺動
させて2本の流体シリンダに交互に連通させ、ホッパ内
の粘性流体を交互に吸入吐出するようにしてある揺動弁
型粘性流体ポンプにおける上記2本の流体シリンダとホ
ッパとの間に、左右方向へ水平軸周りに回動可能に支持
させた洗浄装置本体を配置し、該洗浄装置本体に上記2
本の流体シリンダと連絡する2本の連絡管と、該連絡管
と平行な洗浄管を各々回転中心より同一半径位置となる
ように組み付け、上記洗浄管の内部に洗浄用詰物を備
え、且つ洗浄管の他端に高圧流体の配管を接続し、更
に、上記洗浄装置本体を回動させる装置を備えてなる構
成とする。
【0008】
【作用】揺動弁型粘性流体ポンプによる粘性流体の圧送
作業が終了すると、洗浄装置本体を回動させて、洗浄管
の開口部を吸入吐出口を介して揺動管と連通させ、次い
で、洗浄用詰物の背後から高圧流体を供給させる。これ
により洗浄用詰物が揺動管内に押し込まれてから圧送管
内に押し込まれるので、揺動管内は勿論のこと、圧送管
内も同時に洗浄することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の実施例を説明す
る。
【0010】図1及び図2は本考案の実施例を示すもの
で、図5に示す揺動弁型式と同様に、ホッパ1内に収納
した揺動管6の一端にバルブリング7を嵌着させて左右
方向へ揺動させるようにし、且つ揺動管6の他端側をホ
ッパ1を貫通させて圧送管9に接続させ、揺動管6に固
定した連結軸10を介して揺動管6の一端側を左右へ揺
動させることによりホッパ1の2つの吸入吐出口2のい
ずれか1つを交互に流体シリンダ3と連通状態になるよ
うにしてある構成において、揺動弁型粘性流体ポンプの
2本の流体シリンダ3と、揺動管6が交互に一致するホ
ッパ1の吸入吐出口部との間に、洗浄装置本体14を水
平軸15により、左右方向へ回動自在に支持させて配置
する。
【0011】すなわち、流体シリンダ3の前端面に取り
付けたガイド壁22とホッパ前側壁13との間に、適宜
の間隔を設けて、ホッパ前側壁13に前側のフレーム1
6を、又、ガイド壁22に後側のフレーム19をそれぞ
れ同一線上の水平軸15にて左右方向へ回動自在に支持
させ、該フレーム16と19間に、上記2本の流体シリ
ンダ3とホッパ1の2つの吸入吐出口2とを連絡する2
本の連絡管23を一体的に取り付けると共に、フレーム
16,19が左右方向へ回動したときに2つの吸入吐出
口2のいずれかを介して揺動管6と連通するよう開口2
4を設けてフレーム16に洗浄管25を取り付け、上記
連絡管23と洗浄管25を水平軸15を中心とする回転
中心より同一半径位置とした洗浄装置本体14を設置す
る。
【0012】上記洗浄装置本体14のフレーム16に
は、油圧シリンダ17のピストンロッド18を連結し、
該油圧シリンダ17の伸縮動作によりフレーム16を介
し洗浄装置本体14が全体として左右方向へ水平軸15
を中心に回動して、連絡管23が流体シリンダ3と吸入
吐出口2とを連絡する吸入吐出作業と、洗浄管25が吸
入吐出口2を介して揺動管6と連絡する洗浄作業の状態
が実現できるようにし、且つ、上記洗浄装置本体14の
回動時のシール性を保つため、フレーム16とホッパ前
側壁13との摺動面及びフレーム19とガイド壁22と
の摺動面にシール材20を介在させ、更に、フレーム1
9には、洗浄管25が揺動管6と連通状態のとき、流体
シリンダ3を開放させて粘性流体を流出させるための逃
がし孔21を形成し、又、上記洗浄管25内には、洗浄
用詰物27を詰め、洗浄管25の他端には高圧流体用配
管26を接続し、洗浄時に高圧流体により洗浄用詰物2
7を洗浄管25内より吐出させて揺動管6内を移動させ
るようにする。
【0013】コンクリート打設時には、洗浄装置本体1
4の連絡管23を流体シリンダ3と吸入吐出口2を連通
させるようにしておき、流体シリンダ3内のピストン4
を交互に前進、後退させると同時に揺動管6を吐出側と
なる方の流体シリンダ3側に切り換えることによってホ
ッパ1内の粘性流体を揺動管6、圧送管9を通して圧送
させることができるが、かかる圧送作業が終了すると、
残留する粘性流体を除去するための洗浄を行う。
【0014】残留する粘性流体を除去する洗浄作業の場
合には、洗浄装置本体14を揺動管6と連通している連
絡管23の方へ油圧シリンダ17の作動により回動さ
せ、洗浄装置本体14内の洗浄管25の開口24と吸入
吐出口2を一致させるようにする。洗浄管25と揺動管
6が連通状態になると、洗浄管25内部に高圧流体を配
管26から送り込み、洗浄管25内部の洗浄用詰物27
を洗浄管25内より揺動管6内に押し込んで圧送し、揺
動管6内の残留粘性流体を圧送管内へ押し出して洗浄を
行う。更に、洗浄用詰物27を圧送管9(図5参照)内
に押し込んで圧送させることにより圧送管9内の粘性流
体をも同時に排出させることができる。この際、洗浄装
置本体14の逃がし孔21と連通させられた流体シリン
ダ3内の粘性流体は、洗浄装置本体14の逃がし孔21
により容易に排出することができ、流体シリンダ3内の
粘性流体を除去することができる。
【0015】粘性流体の除去作業が終了すると、油圧シ
リンダ17により洗浄装置本体14を回動させて元の状
態に戻し、開口24から洗浄用詰物27を洗浄管25内
に挿入することにより次回の除去作業の準備を整えるこ
とができる。
【0016】なお、上記実施例では洗浄管25が2つの
吸入吐出口2と連通するように油圧シリンダ17で回動
させる型式の洗浄装置の場合を示したが、それに代えて
図3に示す如く、洗浄時には、洗浄管25が油圧シリン
ダ17aの伸長動作により片側の吸入吐出口2にのみ回
動し連通するようにしてある洗浄装置としてもよいこ
と、又、図4に示す如く、洗浄時には、洗浄管25が片
側の吸入吐出口2にのみ連通するように油圧シリンダ1
7bで上下にスライドする洗浄装置を用いるようにして
もよいこと、又、洗浄装置本体が回転、或いはスライド
する機構は油圧式だけではなく、歯車等を用いた機械駆
動式のものでもよいこと、その他本考案の要旨を逸脱し
ない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
【0017】
【考案の効果】以上述べた如く、本考案の揺動弁型粘性
流体ポンプの洗浄装置によれば、揺動弁型粘性流体ポン
プの流体シリンダと揺動管の間に、水平軸周りに回動可
能な洗浄装置本体を配置し、上記洗浄装置本体に、流体
シリンダと揺動管を連絡する連絡管と、洗浄管とを上記
水平軸より同一半径位置に組み付け、更に、洗浄管の内
部に洗浄用詰物を詰め、且つ洗浄管の他端に高圧流体の
配管を接続した構成としてあるので、洗浄時に洗浄管を
揺動管と連通させて洗浄管内の洗浄用詰物を圧送させる
ことにより洗浄毎に圧送管と揺動管との接続部を取り外
すことはなく、揺動管の内部を洗浄した後、圧送管内の
洗浄も行うことができ、しかも簡単な操作で短時間に粘
性流体を除去して洗浄することが可能となり、洗浄作業
性を大幅に改善することができる、等の優れた効果を発
揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の揺動弁型粘性流体ポンプの洗浄装置の
一実施例の概要を示す断面図である。
【図2】図1の洗浄装置が回動する時の状態を示す概略
図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す図2に対応する概略
図である。
【図4】本考案の更に他の実施例を示す図2に対応する
概略図である。
【図5】従来の揺動弁型粘性流体ポンプの一例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 ホッパ 2 吸入吐出口 3 流体シリンダ 6 揺動管 14 洗浄装置本体 15 水平軸 17 油圧シリンダ 23 連絡管 25 洗浄管 26 配管 27 洗浄用詰物

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパ内に収納した揺動管を左右へ揺動
    させて2本の流体シリンダに交互に連通させ、ホッパ内
    の粘性流体を交互に吸入吐出するようにしてある揺動弁
    型粘性流体ポンプにおける上記2本の流体シリンダとホ
    ッパとの間に、左右方向へ水平軸周りに回動可能に支持
    させた洗浄装置本体を配置し、該洗浄装置本体に上記2
    本の流体シリンダと連絡する2本の連絡管と、該連絡管
    と平行な洗浄管を各々回転中心より同一半径位置となる
    ように組み付け、上記洗浄管の内部に洗浄用詰物を備
    え、且つ洗浄管の他端に高圧流体の配管を接続し、更
    に、上記洗浄装置本体を回動させる装置を備えてなる構
    成を有することを特徴とする揺動弁型粘性流体ポンプの
    洗浄装置。
JP1992066709U 1992-09-01 1992-09-01 揺動弁型粘性流体ポンプの洗浄装置 Expired - Lifetime JP2574139Y2 (ja)

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