JP2574001B2 - 搬送用作業車 - Google Patents

搬送用作業車

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JP2574001B2
JP2574001B2 JP63142710A JP14271088A JP2574001B2 JP 2574001 B2 JP2574001 B2 JP 2574001B2 JP 63142710 A JP63142710 A JP 63142710A JP 14271088 A JP14271088 A JP 14271088A JP 2574001 B2 JP2574001 B2 JP 2574001B2
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axle
vehicle
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front wheel
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JP63142710A
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武 井本
哲嗣 山野
淳 山下
員暢 佐藤
光伯 疋田
康雄 武田
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Shikoku Research Institute Inc
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  • Agricultural Machines (AREA)
  • Guiding Agricultural Machines (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、畦間を走行する搬送用作業車に関し、さら
に詳しくは、園芸施設栽培における播種,苗植え付け,
潅水,防除等の作業に必要な各資材や収穫物等を搬送す
るための搬送用作業車に関するものである。
(従来の技術) 従来から畦間を走行する搬送用作業車として、手押式
のものや、バッテリ電源により減速機を介して車輪を駆
動させる直流電動機と大小プーリの組合せによって走行
速度を変える変速機とを備えた電動式のものが知られて
いる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、手押式の搬送作業車や電動式の搬送用作業
車は畦間の凹凸によって走行方向が変わりやすいので、
通常人手によるハンドル操作を必要とし、そのハンドル
操作は不整地を走行するので重く、このため、そのハン
ドル操作に労力が費やされてしまい、農作業の軽労働化
や合理化等を図ることが出来なかった。
この合理化等を図る目的でハンドル操作を無くしたバ
ッテリ式の搬送用作業車が提案されている。これは、台
車にブーム自動潅水装置を設け、レール軌道上を自動的
に往復走行するようにしたものである。
しかし、このバッテリ式の搬送用作業車にあっては、
レールを敷設しなければならないので、コストが高く、
また、レール設置のための広い敷地面積が必要である等
の多くの問題があった。
(発明の目的) そこで、この発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、ハンドル操作を必要と
せずに、無人で畦間を直進走行することのできる無軌道
式の搬送用作業車を提供することにある。
(課題を解決するための手段) この発明は、上記目的を達成するために、進行方向に
向き且つ水平方向に対して傾斜した傾斜軸と、 この傾斜軸を軸回りに回転可能に本体に取り付けた保
持部材と、 前記傾斜軸に直交させるとともに一体的に取り付けた
車軸と、 この車軸の両端に設けた左右の前輪とを備え、 前記左右の前輪のいずれか一方の前輪の上下動に応じ
て、前記車軸を傾斜軸の軸回りに回転させることにより
前記前輪の向きを変えて軌道修正を行うことを特徴とす
る。
(作 用) 園芸施設等における畦間の走行中に前輪の片方がその
畦間の両側に設けられているノリ面の一方に乗り上げる
と、前輪の車軸が傾斜軸と直交する面内でその傾斜軸を
支点にしてその乗り上げた高さに応じただけ回転する。
(実 施 例) 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図はこの発明に係る搬送用作業車20の側面図、第
2図はその正面図であり、図において、1は収穫物等を
載せる荷台で、これは支持フレーム2,3に支持されてい
る。4は支持フレーム2,3の下部に一体的に取り付けら
れた底部フレーム、5は支持フレーム2に回転自在に取
り付けられた左側(第1図の右側から見て)の駆動後輪
で、これはモータ6によって駆動されるようになってお
り、モータ6の駆動軸6aと駆動後輪5の車軸5aは図示し
ない減速機および3段用変速機を介して連結されてい
る。7は図示しない右側の駆動後輪を駆動させるモータ
で、これも上述と同様にモータの駆動軸と前記駆動後輪
の車軸が図示しない減速機および3段用変速機を介して
連結されている。8は各モータ6用のバッテリ、9は補
助用バッテリである。
11,12は車軸13に回転自在に取り付けられた前輪であ
り、その車軸13の1/2の長さの所には車輌の進行方向に
延びるとともに水平方向に対して所定の角度傾斜した傾
斜軸14が車軸13と直角に交叉するように一体的に接合さ
れている。そして、傾斜軸14の両端部は、荷台1から下
方に延びた前輪用フレーム15,16にボールジョイント
(保持部材)17,18を介して接合され、傾斜軸14は第2
図に示すように軸回り方向に回転できるようになってい
る。この傾斜軸14の軸回り方向の回転により、車軸13は
傾斜軸14と直交する平面内でその傾斜軸14を支点にして
回転できるようになっている。なお、荷台1と支持フレ
ーム2,3と底部フレーム4と前輪用フレーム15,16とで本
体が構成される。
21は荷台1の周囲に取り付けたカーゴハンガ、22は荷
台1の下面に取り付けたコントロールボックスで、これ
は各モータ6の駆動を制御するものである。
ところで、搬送用作業車20は、第3図および第4図に
示すように、幅約80cmの直線上の畦間A(作業道)を直
進走行するためのものであるから、車幅は約50cm程度と
されている。Nは畦間Aの両側に形成されたノリ面、F
は果樹等である。
次に、上記から構成される搬送用作業車の作用につい
て説明する。
いま、搬送用作業車20が第3,4図に示すように、園芸
施設の直線上の畦間Aを走行しているとき、その畦間A
にある凹凸によって車輌の向きが変わって、第5,6図に
示すように、左側(進行方向に対して)の前輪12が畦間
Aの両側に設けられているノリ面Nに乗り上げると、そ
のノリ面Nによって前輪12は上方向に移動し、前輪の車
軸13は第6図に示すように傾斜することになる。
ところで、車軸13は傾斜軸14と直交する平面内でその
傾斜軸14を支点にして回転可能になっているので、前輪
12がノリ面Nに乗り上げて上方向に移動するときに、車
軸13は第7図に示すように、傾斜軸14と直交する平面S
内(回転面内)を矢印方向に移動する。すなわち、前輪
12は、第8図に示すように、実線で示す位置から破線で
示す位置に移動することになる。なお、Pは前輪12の中
心を示したものである。
この場合、前輪12の乗り上げた高さをHとし、水平と
傾斜軸14とのなす傾斜角をαとすると、左側の前輪12は
第8図に示すよに、前方にH tanα=Lの距離移動し、
右側の前輪11は後方にH tanα=Lの距離移動すること
になる。ここで、車軸13の長さを2lとすると、車軸13
は、第9図に示すように、車軸13と傾斜軸14との接合部
であるO点(このO点は車軸の1/2の長さのところにあ
る)を中心にして角度β=sin-1(H tanα)/l回転する
ことになる。すなわち、前輪11,12は搬送用作業車20の
軌道が修正されるように角度β転舵されることになる。
つまり、前輪11,12は傾斜軸14を支点にして向きが変
わり、これにより軌道修正は確実に行われることとな
る。
ところで、α,lは定数であるから、角度βは高さHに
略比例するので、前輪12の乗り上げた高さが大きいほど
軌道修正される角度βも大きくなり、搬送用作業車20が
畦間Aから大きくずれてノリ面Nに高く乗り上げてもそ
の軌道修正が速やかに行われることになる。さらに、車
軸13の中央部に取り付けられた傾斜軸14がボールジョイ
ント17,18を介してフレーム15,16に取り付けられている
ので、ノリ面Nの乗り上げ時における車輌の傾きを少な
くすることができる。
さらに、車体の重量の一部は、傾斜軸14と車軸13との
交点に加わるので、車輪11,12の一方が乗り上げて車軸1
3が傾斜軸14の軸回りに回転する際に、車体の重量がそ
の回転を阻止してしまうことがなく、車軸13は傾斜軸14
の軸回りにスムーズに回転する。この結果、車輪11,12
の向きは確実に変わり、軌道修正は確実に行われること
となる。
また、前輪12がノリ面Nに乗り上げた後、搬送用作業
車20の進行とともに軌道が修正されて前輪12がノリ面N
から畦間Aに降りてくる際、前輪12の乗り上げた高さH
が車輌の進行とともに低くなるので、前輪11,12の修正
される角度βもその高さHに応じて小さくなり、前輪12
が畦間Aに降りて車軸13の傾きがなくなると前輪11,12
の修正角βはゼロとなり、搬送用作業車20は畦間Aに沿
って再度直進走行することになる。
左側の前輪11がノリ面Nに乗り上げた場合も上記と同
様にして車輌の進行方向は修正される。
このようにして、搬送用作業車20の走行方向の向きが
自動的に修正されるので、従来のように、ハンドル操作
を必要とせず、無人車として畦間Aを直進走行させるこ
とができる。
なお、上記実施例では、両側にノリ面が形成されてい
る畦間Aを走行する搬送用作業車について説明したが、
第10図に示すように、その中央部が凸状に成っている畦
間Aを走行する場合には、第1図の破線で示すように、
傾斜軸14の傾きの方向を逆にして取り付ければよい。
また、上記実施例では、4輪車として説明したが4輪
駆動の6輪車とすれば安定性のよい搬送用作業車とな
る。
上記実施例では、傾斜軸14の両端がボールジョイント
で結合されているが、これに限らず、例えば円筒状の軸
受で傾斜軸を保持するようにしてもよい。この場合、傾
斜軸14を一カ所で保持できるようにすることができる。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明は、進行方向に向き且
つ水平方向に対して傾斜した傾斜軸と、この傾斜軸を軸
回りに回転可能に本体に取り付けた保持部材と、前記傾
斜軸に直交させるとともに一体的に取り付けた車軸と、
この車軸の両端に設けた左右の前輪とを備え、前記左右
の前輪のいずれか一方の前輪の上下動に応じて、前記車
軸を傾斜軸の軸回りに回転させることにより前記前輪の
向きを変えて軌道修正を行うものであるから、車軸の両
端に設けた左右の前輪のいずれか一方の前輪が上下動す
ると、その上下動に応じて車軸が傾斜軸とともに傾斜軸
の軸回りに回転し、この車軸の回転により前記前輪の向
きが変わって軌道修正が行なわれる。すなわち、車輌が
直進方向からずれて前輪の片方が上がり、あるいは下が
ると、前輪の車軸が傾斜軸と直交する面内でその傾斜軸
を支点にして回転するので、この回転により前輪をその
ずれを修正する方向に自動的に転舵することができ、し
たがって、無人車として畦間を直進走行させることがで
き、農作業の軽労働化や合理化を図ることができる。ま
た、電子部品を使用せずに単純な機械的構成により自動
的に前輪を転舵するようにしたものであるから、安価な
搬送用作業車を提供することができる。
また、車体の重量の一部は、傾斜軸と車軸との交点に
加わるので、車輪の一方が乗り上げて車軸が傾斜軸の軸
回りに回転する際に、車体の重量がその回転を阻止して
しまうことがなく、車軸は傾斜軸の軸回りにスムーズに
回転する。この結果、車輪の向きは確実に変わり、軌道
修正は確実に行われることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る搬送用作業車の側面図、第2図
は上記作業車の正面図、第3図および第4図は園芸施設
の説明図、第5図および第6図は車輌の前輪が畦間Aの
ノリ面に乗り上げた状態を示した模式図、第7図は傾斜
軸に対する車軸の回転方向を示した説明図、第8図は右
側の前輪の移動方向を示した説明図、第9図は前輪の修
正を方向を示した模式図、第10図は中央部が凸状になっ
ている畦間Aを走行する車輌を示した模式図である。 11,12……前輪 13……車軸 14……傾斜軸 15,16……前輪用フレーム(フレーム)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 999999999 武田 康雄 香川県香川郡香川町浅野937―21 (72)発明者 井本 武 香川県高松市一宮町368―4 (72)発明者 山野 哲嗣 香川県高松市屋島西町1420 (72)発明者 山下 淳 愛媛県松山市福角町甲51―128 (72)発明者 佐藤 員暢 徳島県名西郡石井町藍畑字竜王52―30 (72)発明者 疋田 光伯 香川県木田郡牟礼町牟礼1632―20 新八 栗台団地 (72)発明者 武田 康雄 香川県香川郡香川町浅野937―21 (56)参考文献 実開 昭63−10814(JP,U) 実公 昭55−14088(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】進行方向に向き且つ水平方向に対して傾斜
    した傾斜軸と、 この傾斜軸を軸回りに回転可能に本体に取り付けた保持
    部材と、 前記傾斜軸に直交させるとともに一体的に取り付けた車
    軸と、 この車軸の両端に設けた左右の前輪とを備え、 前記左右の前輪のいずれか一方の前輪の上下動に応じ
    て、前記車軸を傾斜軸の軸回りに回転させることにより
    前記前輪の向きを変えて軌道修正を行うことを特徴とす
    る搬送用作業車。
JP63142710A 1988-06-09 1988-06-09 搬送用作業車 Expired - Lifetime JP2574001B2 (ja)

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JPH01312910A JPH01312910A (ja) 1989-12-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5514088U (ja) * 1978-07-14 1980-01-29
JPS6310814U (ja) * 1986-07-09 1988-01-25

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