JP2918309B2 - 農用作業車 - Google Patents

農用作業車

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JP2918309B2
JP2918309B2 JP22040390A JP22040390A JP2918309B2 JP 2918309 B2 JP2918309 B2 JP 2918309B2 JP 22040390 A JP22040390 A JP 22040390A JP 22040390 A JP22040390 A JP 22040390A JP 2918309 B2 JP2918309 B2 JP 2918309B2
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SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Fuji Jukogyo KK
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Agricultural Machines (AREA)
  • Guiding Agricultural Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、野菜,畑作物等の農作物を畝立栽培する圃
場で高畝を跨いで走行するのに適し、高架式荷台を備え
て車体前後のいずれからも走行操作可能な3輪駆動式の
農用作業車に関する。
〔従来の技術〕
近年、例えば加工用トマトの畝立栽培においては、圃
場に幅の広い高畝が狭い歩行用の溝で仕切って多数条設
けられ、この高畝にトマト(農作物)が栽培されてい
る。そこで、このように畝立栽培される農作物の栽培管
理,防除,収穫及び収穫物の搬出等の作業は、狭い溝を
歩行しながら行われるため、作業者に多大な負担がかか
る。このため、これらの作業を容易且つ効率良く行うこ
とが可能な作業車の出現が望まれている。
かかる農用作業車に対して要求される最低限の条件と
しては、高畝を跨いで走行できる最低地上高の大きい自
走式車両であり、畝幅に応じて輪距調節可能で、かつ、
畝の上方に広い荷台を確保し、圃場での旋回,軟弱不整
地の溝走行を確実化するため、3輪駆動車であり、車体
の片側の前後で操縦等の操作を同等に行え、エンジン,
変速機等の重量物を車体の安定性を考慮して配置する等
が考えられる。
従来、上記条件を備えた作業車に関しては、例えば実
公昭54−4177号公報の先行技術がある。ここで、左右に
駆動輪と自在輪を有し、これらの間に荷台が高床式に設
けられる。荷台の片側の下部にエンジン等が搭載され、
前後の一方にバーハンドルを有することが示されてい
る。また、特開昭53−20235号公報では、フレームが背
の高い作物に適するように門形に構成され、3輪駆動車
で、前後の2輪を同時に同じ角度方向変換して旋回半径
を小さくすることが示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記先行技術の前者のものにあっては、荷
台を含む車体の安定性は良いが、旋回性が著しく悪い。
また、荷台をベースにして車体が構成されているが、こ
れによると駆動系が外部に露出したり、車重が重くな
る。後者のものは、3輪駆動車で2輪の転舵による旋回
性が考慮されているが、車輪と一体的な支持体がフレー
ムに回動可能に設置され、ハンドル操作でこれらの車輪
と支持体を一緒に方向変換する構成になっている。この
ため、前者のように荷台を有するものに適応して、多大
な荷重がかかると、回動支持部の強度が不足したり、ハ
ンドル操作が不能になる。いずれの先行技術もハンドル
が前後の一方にしかないので、作業性が悪い等の問題が
ある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、高架式荷台を備えた2輪操舵の3輪
駆動方式において、全体の構成を軽量コンパクトで剛性
の高いものにし、走破性,車体前後の両方による操縦
性,荷台の荷重に対する支持強度,更には圃場での操
作,作業性を向上することが可能な農用作業車を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明の農用作業車は、前
後フレームに荷台フレームを介し側輪フレームを門形に
組合わせ、前後フレームの前後端部の縦フレームに前輪
フレーム,後輪フレームを荷重を受けると共に回転する
ことが可能に結合し、これらのフレームの下部にそれぞ
れ前輪,後輪を取付け、側輪フレームの下部に側輪を取
付けて高架で3輪走行可能に構成される車体フレーム装
置と、荷台フレーム上に設置される荷台と、荷台フレー
ムと側輪フレームとの間に、ハンドル操作で側輪フレー
ムを出入りするように構成される輪距調節装置と、前後
フレーム側に搭載されるエンジン,クラッチ,パワーユ
ニットを含み、前後輪と側輪に伝動構成される3輪駆動
装置と、前後フレームの前後にそれぞれ舵取りハンドル
を有して、前,後輪フレームと共に前後輪を同時に方向
変換するように構成される前後操舵装置と、前後フレー
ムの前後の一方にまとめて配置される操作装置とを備え
るものである。
〔作用〕
上記構成に基づき、荷台を有する高架式の車体フレー
ム装置は、高畝等を跨いで3輪駆動走行し、前後操舵装
置により前後進時にいずれも車両の後ろで操舵すること
ができ、前後輪の方向変換で小さい旋回半径で左右に旋
回し、更に輪距調節装置により畝の幅に適応して輪距が
調節される。このため、畝立栽培の農作物の収穫等の作
業の場合に、作業車は車両と共に進み農作物をコンテナ
等に入れて荷台に積みながら、容易且つ能率的に継続し
て作業することが可能になる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第4図において、本発明の農用作業車の
実施例の全体構成について説明する。農用作業車1は、
大別すると車体フレーム装置2,荷台3,輪距調節装置4,3
輪駆動装置5,前後操舵装置6,操作装置7により構成され
ている。
車体フレーム装置2は、前後フレーム10に荷台フレー
ム11,輪距調節装置4を介し側輪フレーム12が門形に結
合構成される。前後フレーム10はトルクチューブを兼ね
た円筒状の前フレーム13と後フレーム14が、3輪駆動装
置5において剛性の大きいユニットケース50aを介し前
後方向一直線上に結合され、前フレーム13の端部下方に
縦フレーム15が固着され、この縦フレーム15の内側に前
輪フレーム16が取付けられる。前輪フレーム16はアッパ
アーム16aとロアアーム16bを有し、これらのアーム16a,
16bが縦フレーム15の上下両端に荷台荷重を分散して支
持しながら回転することが可能に嵌着される。また、前
輪フレーム16の下部には車軸17が外側に水平に突出して
回転可能に設置され、この車軸17のディスク17aに前輪2
0Fが、縦フレーム15の真下に位置決めして取付けられて
いる。後フレーム14におても同様に縦フレーム18が固着
され、この縦フレーム18に上下2点で支持すると共に回
転することが可能な後輪フレーム19,車軸21を介し後輪2
0Rが取付けられている。こうして、前後フレーム10の前
後端部の直下に前後輪20F,20Rが同軸上に配置される。
前後フレーム10の中間には連結ブラケット22a,22bが
固着され、これらの連結ブラケット22a,22bの間の下方
にマウントフレーム23が略U字形に取付けられ、このマ
ウントフレーム23に支持台24を介しエンジン25が搭載さ
れ、ブラケット26によりバッテリ27等が装着されてい
る。また、前フレーム13の上には燃料タンク28がブラケ
ット29により装着されている。
荷台フレーム11は、前後フレーム10の連結ブラケット
22a,22bに結合する2本の角フレーム30a,30bが左側方へ
水平に延設され、角フレーム30a,30bの間に山形に屈曲
した丸フレーム31a,31bと端部の角フレーム30cが井桁状
に連結される。ここで、荷台フレーム11と前後フレーム
10の高さ中心が一致して設定され、高畝に対して適正な
高さを得ると共に、パワーユニット50からの動力の引回
しを直線化することが可能になっている。
輪距調節装置4は荷台フレーム11の中心部において端
部の角フレーム30cと丸フレーム31bのブラケット32の間
に、2本の太い外筒40が平行に固着され、側輪フレーム
12の上端ブラケット33に一体結合される内筒41が外筒40
に移動可能に挿入される。そして、これらの外筒40と内
筒41は荷台荷重を支えることが可能な強度を有して、伸
縮するように構成される。また、側輪フレーム12にはハ
ンドル42を備えたねじ棒43が左右のストッパ44a,44bを
介して回転可能に設置され、このねじ棒43が角フレーム
30cの雌ねじ45に螺合しており、ハンドル42の回転操作
で側輪フレーム12を出入りして輪距を調節することが可
能になっている。
側輪フレーム12は前後フレーム10の間の中心位置でそ
れと平行な前後方向に固定されており、下部に車軸34が
内外に突出して回転可能に設けられ、この車軸34の内側
または外側に側輪20Sが、ホイール35aと一体の軸管35b
を介して取付けられる。こうして、前後輪20F,20Rの間
の中心に側輪20Sが固定的に配置され、この中心線上に
荷台重心や、前後輪20F,20Rを同時に方向変換した場合
に前後輪20F,20Rを等速走行して旋回中心を設ける。更
に、この側輪20Sの取付け状態によっても輪距を調節す
ることが可能になっている。
荷台3は荷台フレーム11の角フレーム30a,30b上に、
平面視四角辺の台枠46が固着され、この台枠46の上に方
形の底板47が水平に載置される。また、底板47の周囲の
四辺には台枠46からL字形に屈曲して所定の高さに立設
する囲い48が配置され、農作物を入れたコンテナD等を
走行中の荷台3の傾きによる落下を防止して収容設置す
ることが可能になっている。
3輪駆動装置5は変速機51の出力側にデフロック付セ
ンタデフ装置52とトルク配分装置53が直交して設けられ
るパワーユニット50を有し、ユニットケース50aにこれ
らが一体的に収容されている。そして、このユニットケ
ース50aが前後フレーム10と荷台3との間において、前
方出力側を前後フレーム10と同一の高さでその内部に組
み込み、後方入力側をそれよりも低い位置で角フレーム
30bにブラケット54を介し吊下げ固定して斜めに搭載さ
れる。また、マウントフレーム23のエンジン25からの出
力軸25aは左側に取出され、このエンジン出力軸25aとユ
ニットケース50a後部の変速機入力軸51aとの間にテンシ
ョンクラッチ56が設置される。テンションクラッチ56は
2組のベルト,プーリを有し2段変速してエンジン動力
を伝達するものであり、ベルト部にはカバー57が被せて
ある。
変速機51は前進2段,後進1段の変速機構と更に副変
速機を有しており、この変速機51とテンションクラッチ
56により全体として前進8段,後進4段に変速する。こ
こで、前進の1速と後進のギヤ比は同一であり、この変
速段で前進または後進しながら作業する場合の走行条件
が同じになっている。
センタデフ装置52は変速機51からの変速動力を、等速
走行する前後輪20F,20Rと側輪20Sとの回転差を吸収しな
がら両者に配分して伝達し、且つ片輪のスリップを防止
するようにデフロック作用する。このセンタデフ装置52
から前後輪20F,20R側に取出された駆動系はトルク配分
装置53により前後に分岐され、前輪駆動軸58は前フレー
ム13の内部に軸受け支持して挿通される。そして、前輪
駆動軸58はベベルギヤ67を介し縦フレーム15の内部に挿
通された軸59,ベベルギヤ68を介し前輪フレーム16のロ
アアーム16bに挿通された軸60,およびそのフレーム16内
部のチェーン伝達手段61により車軸17に伝動構成され
る。後輪駆動軸62も同様にして後フレーム14,縦フレー
ム18,後輪フレーム19の内部を引回して車輪21に伝動構
成される。
センタデフ装置52から側輪20S側に取出された駆動軸6
5は、輪距調節に対応して荷台フレーム11の内部中心に
取付け金具63で装着されたスライド継手64の筒体64aに
連結し、この継手64からのスライド軸64bが側輪フレー
ム12内部のチェーン伝達手段66を介し車軸34に伝動構成
される。こうして、前輪20F,後輪20Rおよび側輪20Sへの
駆動系の大部分が、前後フレーム10側の荷台下部に配置
されて重心位置を下げるように構成され、且つ車体フレ
ーム装置2の内部を引回して一体構成され、この駆動系
により3輪駆動走行するようになっている。
前後操舵装置6は前後フレーム10の側において、後フ
レーム14の後部にL字形に屈曲したバーハンドル70が水
平に突設され、且つ舵取りハンドル71が支持アーム72で
回転自在に支持して設置される。また、前フレーム13の
前部にも舵取りハンドル73が支持アーム72で支持して、
他の舵取りハンドル71と対称的に設置される。舵取りハ
ンドル71のハンドル軸71aはユニットケース50a上に固定
されるラック,ピニオン式のギヤ装置74のピニオン74a
に連結し、このギヤ装置74のラック74b側にベルクラン
ク75が連結する。ベルクランク75は回転軸75aにアーム7
5b,固定軸75cを介し2つのレバー75d,75eを上下に離間
して一体構成され、回転軸75aをユニットケース50a側の
金具75fで支持して、ギヤ装置74と下部の車輪側の間に
垂直に設置される。
そして、上部レバー75dにギヤ装置74のラック74bが連
結し、下部レバー75eから水平なタイロッド76,77を介し
前輪フレーム16の左側に突設されるナックルアーム78
と、後輪フレーム19の右側に突設されるナックルアーム
79にそれぞれ連結する。こうして、中立位置では前後輪
20F,20Rを前後方向に真直に向けて直進走行し、この状
態から舵取りハンドル71を左に切ると、ギヤ装置74のラ
ック74bが突出してベルクランク75により前タイロッド7
6を引いて前輪20Fを左に方向変換し、後タイロッド77を
押して後輪20Rを等しく右に方向変換する。そして、か
かる前後輪20F,20Rの逆く字形の向きにより、左旋回す
る。一方、ハンドル71を右に切るとラック74bが引っ込
みベルクランク75で前タイロッド76を逆に押し、後タイ
ロッド77を引くようになり、このため前後輪20F,20Rは
く字形の向きになって右旋回するようになっている。
前方の舵取りハンドル73は車両を後進走行し、このと
き前方から作業者が、作業しながらついて行く場合に使
用するものである。従って、この場合は上述の操舵状態
と全く同一になり、このためハンドル軸73aがギヤ装置7
4の上述と同じピニオン74aに連結し、または他のピニオ
ンを用いてラックを同一動作するように連結される。
操作装置7は前後フレーム10の後方にまとめて配置さ
れており、バーハンドル70の右側に固定されるガイド板
80にクラッチレバー81が設けられ、このクラッチレバー
81がケーブル82等を介しテンションクラッチ56に接続し
て、エンジン動力の接断とH,Lの切換を行う。また、変
速機51の後方にメインシフトレバー83とサブシフトレバ
ー84が突出しており、メインシフトレバー83をH型に操
作することで前進2段,後進1段に変速する。サブシフ
トレバー84は左右に操作することで変速動力をH,Lに切
換えるようになっている。
次いで、この実施例の作用について説明する。
先ず、エンジン25を運転し、メインとサブのシフトレ
バー83,84により変速機51を変速操作し、この状態でク
ラッチレバー81によりテンションクラッチ56をHまたは
Lに接続操作する。すると、エンジン動力が3輪駆動装
置5のパワーユニット50における変速機51に入力して変
速され、この変速動力がセンタデフ装置52に入力して左
右に等しく配分される。センタデフ装置52からの一方の
動力は、トルク配分装置53で前後に等しく配分され、こ
うして1/4の動力が前輪駆動軸58以降フレーム15,16内部
の駆動系を介し前輪20Fに伝達し、同様に後輪駆動軸62
以降フレーム18,19内部の駆動系を介し後輪20Rに伝達す
る。また、センタデフ装置52からの他方の1/2の動力
は、駆動軸65,スライド継手64以降側輪フレーム12内部
の駆動系を介し側輪20Sに伝達する。こうして、右側の
前後輪20F,20Rと左側の側輪20Sとに同時に動力伝達する
ことで、農用作業車1は3輪駆動で前進または後進走行
する。
そこで、加工用トマト等の農作物が畝立栽培された圃
場での収穫作業では、側輪20Sをそのフレーム12の内ま
たは外に取付け、更に輪距調節装置4のハンドル42を回
して側輪20Sを出入りする。これにより、第4図のよう
に畝Aの幅に応じて輪距が調節され、畝Aの右側の溝B
に前後輪20F,20Rを、左側の溝Cに側輪20Sをそれぞれ合
致する。そして、この状態で農用作業車1を微速で前進
すると、溝B,Cに沿って走行し、このとき作業者が車両
の直後でコンテナDに農作物を収穫して入れ、且つその
コンテナDが一杯になると荷台3に積むことを繰返しな
がら車両と共に前進するのである。荷台3に農作物がコ
ンテナDにより積載されると、この荷重は車体フレーム
装置1の荷台フレーム11から前後フレーム10の2点支持
される前後輪フレーム16,19を介し前後輪20F,20Rに、更
に輪距調節装置4,側輪フレーム12を介し側輪20Sにかか
り、これらの3輪20F,20R,20Sで支持される。そして、
この荷重や軟弱な不整地の溝B,Cに対し、上述の3輪駆
動でスリップ等を生じることなく確実に走破して車両走
行することになる。一方、作業車は農作物をコンテナD
に入れて荷台3に積込むだけで良くなり、この作業を容
易且つ能率的に継続して行うことができる。
また、この作業中や畝Aの端部で舵取りハンドル71を
左右に切ると、前後操舵装置6により前後輪20F,20Rが
同時に方向変換する。そこで、例えば左に切ると、前後
輪20F,20Rの逆く字形の向きで側輪20S側が路面抵抗を増
大して旋回中心になり、センタデフ装置52により前後輪
20F,20Rが等しく高速で回転し、3輪駆動でありながら
小さい旋回半径で左旋回する。一方、右に切ると、前後
輪20F,20R側が路面抵抗を増大して側輪20Sを高速回転
し、同様に小さい旋回半径で右旋回するのである。
上述の作業において、同じ畝Aを繰返し作業する場合
は、農用作業車1を後進に切換えて同様に変速すると、
微速で後進走行する。そこで、作業者は車両の前に移る
ことで、同様に作業することが可能になる。この作業時
には車両前方の舵取りハンドル73を操作すると、前後操
舵装置6が上述と同様に動作して、この走行条件でも安
全且つ確実に走行または旋回することが可能になる。
以上、本発明の実施例について説明したが、これのみ
に限定されない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、 高架式荷台を備えた2輪操舵で3輪駆動方式の農用作
業車に構成されるので、畝立栽培する圃場に適し、畝を
跨いで走行して農作物の栽培管理,防除,収穫及び収穫
物の搬出作業等の多用途に利用できる。
門形の車体フレーム装置の前後フレームに大部分の駆
動系,前後操舵装置,操作装置がまとめて配置されるの
で、これらの構成がコンパクトになり、安定性,作業性
が良い。
荷台フレーム上に荷台が設置されるので、荷台の形
状,高さを任意に設定でき、支持強度も強化できる。
車両の前後いずれの方向からも操舵できるので、作業
方向の制約がない。
2輪操舵により旋回半径が小さくなり、輪距調節装置
により種々の作物条に適合できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の農用作業車の実施例を示す側面図、第
2図は同平面図、第3図は同断面図、第4図は同後面図
である。 1……農用作業車、2……車体フレーム装置、3……荷
台、4……輪距調節装置、5……3輪駆動装置、6……
前後操舵装置、7……操作装置、10……前後フレーム、
11……荷台フレーム、12……側輪フレーム、15,18……
縦フレーム、16……前輪フレーム、19……後輪フレー
ム、20F……前輪、20R……後輪、20S……側輪、25……
エンジン、50……パワーユニット、56……クラッチ、7
1,73……舵取りハンドル。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−20235(JP,A) 特開 平3−273980(JP,A) 実開 昭59−40127(JP,U) 実開 昭59−56184(JP,U) 実公 昭61−2092(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 51/04 A01D 46/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後フレームに荷台フレームを介し側輪フ
    レームを門形に組合わせ、前後フレームの前後端部の縦
    フレームに前輪フレーム,後輪フレームを荷重を受ける
    と共に回転することが可能に結合し、これらのフレーム
    の下部にそれぞれ前輪,後輪を取付け、側輪フレームの
    下部に側輪を取付けて高架で3輪走行可能に構成される
    車体フレーム装置と、 荷台フレーム上に設置される荷台と、 荷台フレームと側輪フレームとの間に、ハンドル操作で
    側輪フレームを出入りするように構成される輪距調節装
    置と、 前後フレーム側に搭載されるエンジン,クラッチ,パワ
    ーユニットを含み、前後輪と側輪に伝動構成される3輪
    駆動装置と、 前後フレームの前後にそれぞれ舵取りハンドルを有し
    て、前,後輪フレームと共に前後輪を同時に方向変換す
    るように構成される前後操舵装置と、 前後フレームの前後の一方にまとめて配置される操作装
    置と、 を備えることを特徴とする農用作業車。
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