JP2573785Y2 - コンデンサ - Google Patents

コンデンサ

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JP2573785Y2
JP2573785Y2 JP1992046728U JP4672892U JP2573785Y2 JP 2573785 Y2 JP2573785 Y2 JP 2573785Y2 JP 1992046728 U JP1992046728 U JP 1992046728U JP 4672892 U JP4672892 U JP 4672892U JP 2573785 Y2 JP2573785 Y2 JP 2573785Y2
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明夫 水谷
是彦 広山
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Nichicon Capacitor Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンデンサの改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】コンデンサ素子が絶縁破壊などで故障し
た時の安全装置として、従来は、この故障電流を遮断す
る保安装置をコンデンサ素子とともに密閉ケ−スに収容
し、外部端子を設けて内部に絶縁油を充填した構造のコ
ンデンサが製造されていた。
【0003】この種のコンデンサは、内部に可燃性の絶
縁油を充填していることから防火対策上好ましくなく、
最近ではSHコンデンサのコンデンサ素子自体にヒュ−
ズ機能を集積した保安機構内蔵形のコンデンサが造られ
るようになった。このコンデンサは、従来のような電気
回路を一括遮断する保安装置が不要で、また可燃性の絶
縁油を省略して内部は合成樹脂を充填、硬化するだけの
オイルレス合成樹脂モ−ルド形として量産化されるよう
になった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような構
造の乾式コンデンサは、コンデンサ素子の絶縁包囲を省
略し、単にコンデンサ素子をケ−スに収容して樹脂を注
型充填するだけであるから、コンデンサ素子をケ−スの
中心部に正確にセットし、ケ−スとの間の空間を均一に
樹脂モ−ルドすることは、例え専用の治具を用いても至
難である。コンデンサ素子がケ−ス内で偏心や浮上、傾
斜などし、正しい位置にセットされないと、コンデンサ
は長時間の使用中に吸湿などで電気特性の低下を招くこ
とがある。
【0005】また、量産工程では、コンデンサ素子が設
計通りの定位置にセットされないと、リ−ド線の混触
や、樹脂充填時にコンデンサ素子が浮上するなどして作
業性が悪く、何れにしてもコンデンサ素子を正しくケ−
スにセットしなければならない。
【0006】また、樹脂モ−ルド形コンデンサでは、端
子装置をケ−スの定位置にセットすることは至難で、治
工具を用いても端子のゆがみや、位置ずれなどを起こす
問題点をもっていた。
【0007】次に、近時コンデンサが技術進歩によって
小形化され、端子配置のスペ−スが不足し、各端子間の
絶縁距離の確保が難しくなっており、端子装置の絶縁構
造の改良を必要としていた。
【0008】以上の課題を解決する方法は、量産工程で
は位置ぎめ治具を用いる方法もあるが、各種寸法、形状
のコンデンサの製造方法としては極めて不合理である。
【課題を解決するための手段】
【0009】本考案は、治具や特殊な工具、機械を使う
ことなく、コンデンサの構成部品であるケ−ス、端子装
置、蓋の形状と構造を改良するだけで上記の課題を解決
しようとするものである。
【0010】すなわち、保安機構を備えたコンデンサ素
子と、コンデンサ素子を収容したケースと、該ケースの
開口部に設けた端子装置と、上記ケース内に充填した合
成樹脂とからなるコンデンサにおいて、上記ケースは内
部がY字状に区切られた3個の空洞と、Y字状区切の中
央に設けた3個の空洞を連結する隙間と、該Y字状区切
の上部に設けた切込みおよび傾斜部とからなり、上記端
子装置は上記ケースのY字状区切の上部に設けた切込み
に嵌合する素子固定用凸起と、コンデンサ素子を固定す
る脚および脚の根元に設けた段差と、端子を固定する
子位置決め用凸起および端子を平衡に保持する溝を具備
した端子台と、該端子台の端子位置決め用凸起に嵌合す
る貫通孔を具備した端子とからなり、上記ケースに嵌合
する蓋は上記端子が貫通する開口部と、該開口部相互間
および開口部の外側に設けた絶縁バリヤとからなること
を特徴とするコンデンサである。
【0011】
【実施例】図1は、本考案のコンデンサの一実施例の正
断面図で、1は端子装置、2はコンデンサ素子、3は充
填合成樹脂、4は合成樹脂製ケ−ス、5は合成樹脂製蓋
である。
【0012】図2は、図1において、蓋5と端子装置1
を除去したコンデンサの平面図である。
【0013】図3は、本考案のコンデンサに係る端子台
の下方斜視図で、11は端子台、12はコンデンサ素子
を固定する脚、13は脚12の根元に設けた段差、14
は素子固定用凸起である。
【0014】図4は、本考案のコンデンサに係るコンデ
ンサ素子の斜視図で、2は円柱状のコンデンサ素子、2
1はコンデンサ素子2の中心に設けた穴である。コンデ
ンサ素子2は、該コンデンサ素子2に設けた穴21と上
記図3に示す端子台11に設けた脚12と嵌合し、また
コンデンサ素子2と端子台11との間にリ−ド線を通過
させる隙間を脚12に設けた段差13によって確保する
構造である。
【0015】図5は、本考案のコンデンサに係る端子の
斜視図で、17は端子、18は端子17に設けた貫通孔
である。
【0016】図6は、上記図3の端子台の上方斜視図
で、15は端子位置決め用凸起、16は端子を平行にセ
ットするための溝である。端子台11と、図5の端子1
7は端子台11に設けた端子位置決め用凸起15と端子
17の貫通孔18が嵌合位置決めし、さらに端子17は
端子台11の溝16によって平行にセットされ、図5の
端子と図6の端子台が一体化して端子装置1が形成され
る。
【0017】図7は、本考案のコンデンサに係るケ−ス
の上方斜視図で、4は合成樹脂製ケ−ス、41はケ−ス
4内に設けたY字状区切り、42はY字状区切り41の
中央に設けた隙間、43はY字状区切り41の上部に設
けた切込み、44はY字状区切り41の上部に設けた傾
斜、45はケ−ス4に設けた3個の空胴である。
【0018】ここで、上記図3、図4、図5、図6に示
す各部品が合体化して、図7に示すケース4に収容され
る。この時端子台11はケース4のY字状区切41に設
けた傾斜44に沿って挿入され、端子台11に設けた
子固定用凸起14がケース4のY字状区切41に設けた
切込み43と嵌合する構造である。
【0019】さらに、図1に示す充填合成樹脂3は図7
に示すケ−ス4の上部から注入され、ケ−ス4のY字状
区切り41の中央部の隙間42を経由して均一に充填さ
れる。
【0020】図8および図9は、本考案のコンデンサに
係る蓋で、図8は正断面図、図9は平面図である。5は
合成樹脂製蓋、51は蓋5に設けた絶縁バリヤ、52は
蓋5の開口部である。そして、図1に示すように蓋5は
ケ−ス4の開口部にセットされ、図5に示す端子17は
蓋5の開口部52にセットされ、その端子17は蓋5に
設けた絶縁バリヤ51で保護される。
【0021】
【考案の効果】以上のように本考案のコンデンサは、コ
ンデンサ素子が端子台の脚で定位置にセットしてケ−ス
の中心部に確実に組込まれ、また、合成樹脂が均等に充
填されるのでコンデンサの品質が一定化し、またケ−ス
と端子台、端子台と端子、蓋の各部の改良により機械化
による量産化が可能となり、高能率生産による低コスト
のコンデンサをユ−ザ−に供給することができるなどの
効果があり、工業的ならびに実用的価値大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のコンデンサの一実施例の正断面図であ
る。
【図2】図1において、蓋5と端子装置1を除去したコ
ンデンサの平面図である。
【図3】本考案のコンデンサに係る端子台の下方斜視図
である。
【図4】本考案のコンデンサに係るコンデンサ素子の斜
視図である。
【図5】本考案のコンデンサに係る端子の斜視図であ
る。
【図6】図3の端子台の上方斜視図である。
【図7】本考案のコンデンサに係るケ−スの上方斜視図
である。
【図8】本考案のコンデンサに係る蓋の正断面図であ
る。
【図9】本考案のコンデンサに係る蓋の平面図である。
【符号の説明】
1 端子装置 2 コンデンサ素子 3 充填合成樹脂 4 合成樹脂製ケース 5 合成樹脂製蓋 11 端子台 12 コンデンサ素子を固定する脚 13 脚の根元に設けた段差 14 素子固定用凸起 15 端子位置決め用凸起 16 溝 17 端子 18 端子に設けた貫通孔 41 ケース内に設けたY字状区切り 42 Y字状区切りの中央に設けた隙間 43 Y字状区切りの上部に設けた切込み 44 Y字状区切りの上部に設けた傾斜 45 ケースに設けた空洞 51 蓋に設けた絶縁バリヤ 52 蓋の開口部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保安機構を備えたコンデンサ素子と、コ
    ンデンサ素子を収容したケースと、該ケースの開口部に
    設けた端子装置と、上記ケース内に充填した合成樹脂と
    からなるコンデンサにおいて、上記ケースは内部がY字
    状に区切られた3個の空洞と、Y字状区切の中央に設け
    た3個の空洞を連結する隙間と、該Y字状区切の上部に
    設けた切込みおよび傾斜部とからなり、上記端子装置は
    上記ケースのY字状区切の上部に設けた切込みに嵌合す
    素子固定用凸起と、コンデンサ素子を固定する脚およ
    び脚の根元に設けた段差と、端子を固定する端子位置決
    め用凸起および端子を平行に保持する溝を具備した端子
    台と、該端子台の端子位置決め用凸起に嵌合する貫通孔
    を具備した端子からなり、上記ケースに嵌合する蓋は上
    記端子が貫通する開口部と、該開口部相互間および開口
    部の外側に設けた絶縁バリヤとからなることを特徴とす
    るコンデンサ。
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