JP2573343B2 - 炭酸ガス発生組成物 - Google Patents
炭酸ガス発生組成物Info
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- JP2573343B2 JP2573343B2 JP63325371A JP32537188A JP2573343B2 JP 2573343 B2 JP2573343 B2 JP 2573343B2 JP 63325371 A JP63325371 A JP 63325371A JP 32537188 A JP32537188 A JP 32537188A JP 2573343 B2 JP2573343 B2 JP 2573343B2
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- dioxide generating
- acid
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B32/00—Carbon; Compounds thereof
- C01B32/50—Carbon dioxide
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- Inorganic Chemistry (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は安定な炭酸ガス発生組成物に関する。
炭酸塩と酸を混合すると炭酸ガスが発生することはよ
く知られている事実である。この現象は粉末清涼飲料
水、義歯洗浄剤、風呂水洗浄剤或いは入浴剤等に利用さ
れている。
く知られている事実である。この現象は粉末清涼飲料
水、義歯洗浄剤、風呂水洗浄剤或いは入浴剤等に利用さ
れている。
これらの商品の多くは固形の炭酸塩と固形の有機酸の
混合物であり、密封包装されている。しかしながら、密
封包装されていても炭酸塩が雰囲気中の水分を吸収して
炭酸ガスを発生し、密封包装にふくれを生じさせたり、
使用時における発泡性が低下したりするという問題が生
じる。
混合物であり、密封包装されている。しかしながら、密
封包装されていても炭酸塩が雰囲気中の水分を吸収して
炭酸ガスを発生し、密封包装にふくれを生じさせたり、
使用時における発泡性が低下したりするという問題が生
じる。
特開昭58−140312号公報では炭酸ガス発生組成物にゼ
オライトを添加することにより、又特開昭55−7246号公
報では炭酸塩として無水炭酸ナトリウムを必須成分とし
て含有させ、有機酸として酒石酸を使用することにより
前記問題を解決している。しかしながら前者には炭酸ガ
ス発生に必要な成分以外の成分を添加しなければならな
い、後者にはクエン酸、コハク酸、フマール酸等の他の
有機酸では充分な効果が得られないという問題がある。
又、密封包装の膨張や発泡性の低下は、炭酸塩と有機酸
の接触性が高まる錠剤の場合特に問題となる。
オライトを添加することにより、又特開昭55−7246号公
報では炭酸塩として無水炭酸ナトリウムを必須成分とし
て含有させ、有機酸として酒石酸を使用することにより
前記問題を解決している。しかしながら前者には炭酸ガ
ス発生に必要な成分以外の成分を添加しなければならな
い、後者にはクエン酸、コハク酸、フマール酸等の他の
有機酸では充分な効果が得られないという問題がある。
又、密封包装の膨張や発泡性の低下は、炭酸塩と有機酸
の接触性が高まる錠剤の場合特に問題となる。
本発明者らは、炭酸ガス発生に不要な成分を含有する
ことなく、しかも各種有機酸を使用できる安定な炭酸ガ
ス発生組成物について鋭意研究した結果、炭酸カリウム
を使用することにより課題を解決しうることを見出し本
発明を完成した。
ことなく、しかも各種有機酸を使用できる安定な炭酸ガ
ス発生組成物について鋭意研究した結果、炭酸カリウム
を使用することにより課題を解決しうることを見出し本
発明を完成した。
即ち本発明は、(a)重炭酸ナトリウム、(b)炭酸
カリウム及び(c)固形又は粉末状の有機酸を含有し、
(a)/(b)が50/1〜2/1重量比、(a)+(b)/
(c)が95〜30/5〜70重量比の範囲にあることを特徴と
する炭酸ガス発生組成物を提供するものである。
カリウム及び(c)固形又は粉末状の有機酸を含有し、
(a)/(b)が50/1〜2/1重量比、(a)+(b)/
(c)が95〜30/5〜70重量比の範囲にあることを特徴と
する炭酸ガス発生組成物を提供するものである。
本発明では発泡性が良いという点から重炭酸ナトリウ
ムを炭酸塩主成分として用いる。
ムを炭酸塩主成分として用いる。
炭酸カリウムの配合量が少ないと充分な安定効果が得
られず、多すぎると発泡量が少なくなったり、溶解性が
悪くなったりする。適当な重炭酸ナトリウム及び炭酸カ
リウムの配合量は、(a)/(b)で50/1〜2/1重量
比、好ましくは25/1〜9/2重量比の範囲である。
られず、多すぎると発泡量が少なくなったり、溶解性が
悪くなったりする。適当な重炭酸ナトリウム及び炭酸カ
リウムの配合量は、(a)/(b)で50/1〜2/1重量
比、好ましくは25/1〜9/2重量比の範囲である。
本発明に用いられる有機酸としては酒石酸、クエン
酸、コハク酸、フマール酸、マレイン酸、リンゴ酸等が
挙げられる。
酸、コハク酸、フマール酸、マレイン酸、リンゴ酸等が
挙げられる。
有機酸の配合量が少ないと浴中での炭酸ガスの発生量
が少なくなり、多すぎると炭酸塩と反応しやすくなって
安定な組成物が得られにくくなる。適当な有機酸の配合
量は(a)+(b)/(c)で95〜30/5〜70重量比、好
ましくは60〜40/10〜60重量比の範囲である。
が少なくなり、多すぎると炭酸塩と反応しやすくなって
安定な組成物が得られにくくなる。適当な有機酸の配合
量は(a)+(b)/(c)で95〜30/5〜70重量比、好
ましくは60〜40/10〜60重量比の範囲である。
本発明の炭酸ガス発生組成物には更に用途、剤型等必
要に応じて硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、トリポリ
リン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、リン酸ナト
リウムの如き無機塩、ポリエチレングリコール(分子量
2000〜20000)、カルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロースの如き高分子化合物、過炭酸塩、
過硼酸塩、モノ過硫酸カリウム複塩等の酸素系漂白剤、
ジクロルイソシアヌル酸塩等の塩素系漂白剤、入浴剤薬
効成分、陰イオン性活性剤、非イオン性活性剤、両性活
性剤、陽イオン性活性剤の如き界面活性剤、更には少量
の香料、顔料、染料等を任意成分として配合することが
できる。
要に応じて硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、トリポリ
リン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、リン酸ナト
リウムの如き無機塩、ポリエチレングリコール(分子量
2000〜20000)、カルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロースの如き高分子化合物、過炭酸塩、
過硼酸塩、モノ過硫酸カリウム複塩等の酸素系漂白剤、
ジクロルイソシアヌル酸塩等の塩素系漂白剤、入浴剤薬
効成分、陰イオン性活性剤、非イオン性活性剤、両性活
性剤、陽イオン性活性剤の如き界面活性剤、更には少量
の香料、顔料、染料等を任意成分として配合することが
できる。
以下実施例によって本発明を説明するが、本発明はこ
れらの実施例に限定されるものではない。
れらの実施例に限定されるものではない。
実施例1〜5及び比較例1〜3 表−1に示す組成の各種炭酸ガス発生組成物を調製
し、それぞれ3gずつ錠剤に打錠し、アルミピロ包装に密
封した後、40℃、80%RHの恒温、恒湿の室に20日間保存
した時の包装品のふくれを観察した。
し、それぞれ3gずつ錠剤に打錠し、アルミピロ包装に密
封した後、40℃、80%RHの恒温、恒湿の室に20日間保存
した時の包装品のふくれを観察した。
その結果を表−1に示す。
△:ややふくれている ×:ふくれている (以下の実施例及び比較例においても同様) 実施例6〜10及び比較例4〜5 表−2に示す組成の各種風呂水洗浄剤用炭酸ガス発生
組生物を調製し、それぞれ3gずつ錠剤に打錠し、アルミ
ピロ包装に密封した後、40℃、80%RHの恒温、恒湿の室
に20日間保存した時の包装品のふくれを観察した。
組生物を調製し、それぞれ3gずつ錠剤に打錠し、アルミ
ピロ包装に密封した後、40℃、80%RHの恒温、恒湿の室
に20日間保存した時の包装品のふくれを観察した。
その結果を表−2に示す。
実施例11〜12及び比較例6 表−3に示す組成の各種入浴剤用炭酸ガス発生組成物
を調製し、それぞれを50gずつ錠剤に打錠し、アルミピ
ロ包装に密封した後、40℃、80%RHの恒温、恒湿の室に
20日間保存した時の包装品のふくれを観察した。
を調製し、それぞれを50gずつ錠剤に打錠し、アルミピ
ロ包装に密封した後、40℃、80%RHの恒温、恒湿の室に
20日間保存した時の包装品のふくれを観察した。
その結果を表−3に示す。
〔発明の効果〕 本発明によれば、炭酸ガス発生に不要な成分を配合す
ることなく、しかも各種有機酸を使用できる炭酸ガス発
生組成物が得られる。
ることなく、しかも各種有機酸を使用できる炭酸ガス発
生組成物が得られる。
又、本発明の炭酸ガス発生組成物は保存安定性にも優
れている。
れている。
Claims (1)
- 【請求項1】(a)重炭酸ナトリウム、(b)炭酸カリ
ウム及び(c)固形又は粉末状の有機酸を含有し、
(a)/(b)が50/1〜2/1重量比、(a)+(b)/
(c)が95〜30/5〜70重量比の範囲にあることを特徴と
する炭酸ガス発生組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63325371A JP2573343B2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 炭酸ガス発生組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63325371A JP2573343B2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 炭酸ガス発生組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02172810A JPH02172810A (ja) | 1990-07-04 |
JP2573343B2 true JP2573343B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=18176088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63325371A Expired - Fee Related JP2573343B2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 炭酸ガス発生組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2573343B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW492946B (en) * | 1994-11-02 | 2002-07-01 | Rengo Co Ltd | Carbon dioxide gas generating compositions |
-
1988
- 1988-12-23 JP JP63325371A patent/JP2573343B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02172810A (ja) | 1990-07-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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