JP2002003899A - 洗浄剤用咽防止剤及び洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤用咽防止剤及び洗浄剤組成物

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JP2002003899A
JP2002003899A JP2000183055A JP2000183055A JP2002003899A JP 2002003899 A JP2002003899 A JP 2002003899A JP 2000183055 A JP2000183055 A JP 2000183055A JP 2000183055 A JP2000183055 A JP 2000183055A JP 2002003899 A JP2002003899 A JP 2002003899A
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cleaning
acid
throat
detergent
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JP2000183055A
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Tatsushi Kawakita
龍志 河北
Satoru Nagase
悟 長瀬
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Kansai Koso KK
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Kansai Koso KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キレート剤等を洗浄のための主成分として含
み、水等に接触させて使用することにより炭酸ガスが発
生する固形の洗浄剤において、咽が生じることを抑制で
きる洗浄剤用咽防止剤と該咽防止剤を含む洗浄剤組成物
を提供すること。 【解決手段】キレート剤等を洗浄のための主成分として
含み、且つ炭酸塩及び/又は過炭酸塩と、コハク酸、フ
マル酸、クエン酸及びリンゴ酸の少なくとも1種を含む
有機酸とを含み、水等に接触させて使用することにより
炭酸ガスが発生する固形又は粉末状の洗浄剤に含有させ
る咽防止剤であって、使用時に泡が発生する界面活性剤
を有効成分として含む洗浄剤用咽防止剤及び該咽防止剤
を含む洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主な洗浄の有効成
分として、キレート剤、アルカリ剤や還元剤を配合し、
使用時に水又は湯に接触させることにより炭酸ガスを発
生させて洗浄効果を向上させた洗浄剤組成物、該洗浄剤
組成物等に配合する洗浄剤用咽防止剤に関する。
【0002】
【従来の技術】固形状又は粉末状の洗浄剤において、洗
浄有効成分として、例えば、界面活性剤、キレート剤、
アルカリ剤、還元剤等が知られている。特に、キレート
剤、アルカリ剤、還元剤を洗浄有効成分として用いる洗
浄剤としては、例えば、金属小物、食器類、鍋類、布
巾、入歯、メガネ、宝飾品等を洗浄する漬け置き洗浄
剤、手、足、爪等の黄ばみ等をとるための洗浄剤、風呂
釜洗浄剤、洗顔剤、皮膚洗浄料等が知られている。この
ようなキレート剤、アルカリ剤、還元剤を洗浄有効成分
として用いる洗浄剤においては、洗浄助剤として界面活
性剤が配合されることがあるが、界面活性剤を含まない
ものが多い。
【0003】また、固形状又は粉末状の洗浄剤におい
て、洗浄力を向上させるために、有機酸及び炭酸塩等を
配合し、使用時に水又は湯と接触させることにより炭酸
ガスを発生させる洗浄剤が知られている。しかし、炭酸
ガスを発生させる洗浄剤においては、使用時に咽が生じ
るものがあり、このような咽が商品開発において問題と
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、キレ
ート剤、アルカリ剤、還元剤を洗浄のための主成分とし
て含み、水又は湯に接触させて使用することにより炭酸
ガスが発生する固形又は粉末状の洗浄剤において、咽等
が生じることを抑制又は防止することができる洗浄剤用
咽防止剤を提供することにある。本発明の別の目的は、
使用時に炭酸ガスを発生させて洗浄力を向上させること
ができ、炭酸ガス発生による咽等を抑制又は防止するこ
とができる洗浄剤組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した。まず、キレート剤、ア
ルカリ剤及び還元剤からなる群の1種又は2種以上を洗
浄のための主成分として含む洗浄剤において、炭酸ガス
を発生させることによる洗浄力の向上を期待し、有機酸
及び炭酸塩を含有させた多種の洗浄剤を製造して使用し
た。その結果、使用時の炭酸ガス発生により、咽が生じ
るものと生じないものが存在することを発見した。そこ
で、このような咽の原因を探求した結果、有機酸の種類
がその一要因であることをつきとめた。そして、特定の
界面活性剤を特定割合で配合することにより、このよう
な咽が抑制又は防止され、且つ洗浄剤としての使用感が
損なわれないことを見出し本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明によれば、キレート剤、
アルカリ剤及び還元剤からなる群の1種又は2種以上を
洗浄のための主成分として含み、且つ炭酸塩及び/又は
過炭酸塩と、コハク酸、フマル酸、クエン酸及びリンゴ
酸からなる群より選択される1種又は2種以上を含む有
機酸とを含み、水又は湯に接触させて使用することによ
り炭酸ガスが発生する固形又は粉末状の洗浄剤に含有さ
せる咽防止剤であって、使用時に泡が発生する界面活性
剤を有効成分として含むことを特徴とする洗浄剤用咽防
止剤が提供される。また本発明によれば、水又は湯に接
触させて使用することにより炭酸ガスが発生する固形又
は粉末状の洗浄剤組成物であって、キレート剤、アルカ
リ剤及び還元剤からなる群の1種又は2種以上を洗浄の
ための主成分として含み、且つ炭酸塩及び/又は過炭酸
塩と、コハク酸、フマル酸、クエン酸及びリンゴ酸から
なる群より選択される1種又は2種以上を含む有機酸
と、請求項1又は2に記載の咽防止剤とを含有すること
を特徴とする洗浄剤組成物が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の洗浄剤用咽防止剤は、キ
レート剤、アルカリ剤及び還元剤からなる群の1種又は
2種以上を洗浄のための主成分として含み、且つ炭酸塩
及び/又は過炭酸塩と、コハク酸、フマル酸、クエン酸
及びリンゴ酸からなる群より選択される1種又は2種以
上を含む有機酸とを含み、水又は湯に接触させて使用す
ることにより炭酸ガスが発生する固形又は粉末状の特定
の洗浄剤に配合することによって、使用時に生じる咽を
抑制又は防止するものである。特に、有機酸として、コ
ハク酸を含む洗浄剤に極めて有効である。
【0008】本発明の洗浄用咽防止剤は、使用時、即
ち、水又は湯に接触させて通常の使用法に供することに
より泡が発生する界面活性剤を有効成分として含む。こ
のような界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、
ノニオン性界面活性剤等が挙げられる。好ましくは、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸ナトリ
ウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリ
ウム、スルホコハク酸ラウリル2ナトリウム、ラウロイ
ルサルコシンナトリウム及びN−アシル−L−グルタミ
ン酸ナトリウムからなる群より選択される1種又は2種
以上等が挙げられる。
【0009】本発明の洗浄用咽防止剤は、上記特定の洗
浄剤の製造時に該洗浄剤に配合若しくは含有させること
により使用することができる。
【0010】本発明の洗浄剤組成物は、キレート剤、ア
ルカリ剤及び還元剤からなる群の1種又は2種以上を洗
浄のための主成分として含み、且つ炭酸塩及び/又は過
炭酸塩と、特定の有機酸と、上記咽防止剤とを含有す
る。本発明の洗浄剤組成物は、例えば、金属小物、食器
類、鍋類、布巾、入歯、メガネ、宝飾品等を洗浄する漬
け置き洗浄剤、手、足、爪等の黄ばみ等をとるための漬
け置き洗浄剤、風呂釜洗浄剤、洗顔剤、皮膚洗浄料等と
することができ、これらの目的とする洗浄剤に応じて、
本発明の所望の効果を損なわない範囲、若しくは他の効
果や所望の効果を向上させるために上記必須成分以外の
他の成分を含有させることもできる。
【0011】前記キレート剤としては、例えば、エデト
酸(EDTA)、エデト酸塩、グルコン酸ナトリウム等が
挙げられる。前記アルカリ剤としては、例えば、メタケ
イ酸塩、オルトケイ酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等が挙げられる。前記還元剤としては、例えば、
L−システイン、シュウ酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリ
ウム又はこれらの混合物等が挙げられる。特に、使用時
の匂い等の問題からL−システイン、シュウ酸ナトリウ
ム又はこれらの混合物の使用が好ましい。前記キレート
剤、アルカリ剤、還元剤又はこれらの混合物の配合割合
は、その種類、洗浄剤の種類等に応じて適宜選択するこ
とができるが、溶解させる水又は湯に対して、これらの
濃度が好ましくは0.05〜5g/リットルとなるよう
にその1回の使用量毎に配合することができる。例え
ば、洗浄剤の剤型を錠剤とする場合には、通常、錠剤中
に0.1〜10質量%の割合で配合するのが好ましい。
【0012】前記炭酸塩及び/又は過炭酸塩としては、
例えば、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カ
リウム等が挙げられる。前記有機酸は、コハク酸、フマ
ル酸、クエン酸及びリンゴ酸からなる群より選択される
1種又は2種以上を含む。特に、咽が生じ易いコハク酸
を含ませることにより、本発明の所望の効果を顕著に得
ることができる。有機酸としては、上記4成分の他に、
例えば、アジピン酸、グルタミン酸、酒石酸等の他の有
機酸を含有させてもよいが、上記4成分の割合が有機酸
の50質量%以上となることが好ましい。有機酸と、炭
酸塩及び/又は過炭酸塩との配合割合は、水又は湯に溶
解させた際に炭酸ガスが発生し、洗浄力を向上させる量
であれば特に限定されず、適宜選択することができ、例
えば、使用時に理論的に計算して、通常、炭酸ガスが
0.15ml/cm2・分以上飛散しうるように配合す
ることが好ましい。具体的には、有機酸を洗浄剤中に、
通常10〜70質量%、好ましくは20〜50質量%、
一方、炭酸塩を洗浄剤中に、通常10〜70質量%、好
ましくは15〜50質量%の割合で適宜配合することが
望ましい。有機酸と炭酸塩との割合は、質量比で1:1
が一般的である。
【0013】本発明の咽防止剤の配合割合は、使用時の
咽が防止でき、且つ使用時の泡立ちが多くなり洗浄時の
使用感が損なわれない範囲であれば良いが、通常、咽防
止剤の有効成分、即ち、泡が発生する界面活性剤量で、
洗浄剤全量に対して、通常0.5質量%以上、2.0質
量%未満、好ましくは0.5〜1.0質量%である。
0.5質量%未満では、咽防止作用が極端に低下する恐
れがあり、一方、2.0質量%以上では使用感が極端に
低下する恐れがあるので好ましくない。
【0014】前記その他の成分は、洗浄剤の種類等に応
じて適宜選択できる。例えば、水又は湯に溶解させるこ
とによって、更に洗浄効果等を向上させるために、高圧
力気体を封入した粒状糖類、酵素等を配合することがで
き、使用感を向上させるために保湿剤等を配合すること
ができる。また、安定化剤、色素、香料、紫外線防止
剤、賦形剤、帯電防止剤等を配合することができる。こ
れらの配合割合は、その目的等を勘案して適宜決定する
ことができる。
【0015】前記粒状糖類は、高圧力気体を封入し、水
又は湯に溶解させた際に該封入された気体が発音しなが
ら溶解するものであれば良い。糖類としては、デキスト
リン、マルトース、マルチトース、ブドウ糖、乳糖、白
糖、オリゴ糖又はこれらの混合物等が挙げられるが、好
ましくはデキストリン、白糖及び乳糖の混合物が好まし
い。封入する高圧力気体としては、炭酸ガス、酸素ガ
ス、窒素ガス、空気等が使用できる。粒状糖類の粒径
は、通常0.01〜10mm、好ましくは0.1〜5m
mである。また、粒状糖類の配合量は、特に限定されな
いが、高圧力気体が発音する時間が1〜5分程度となる
ように配合するのが好ましく、また、溶解すべき水又は
湯全体において発音するように、粒状糖類の配合は複数
個が好ましい。粒状糖類を調製するには、例えば、糖類
を加温溶解しながら水分をある程度蒸発させた後冷却固
化し、次いで、破砕して加圧容器に収容し、該加圧容器
内に高圧力気体を導入した状態で、前記糖類の破砕物を
再度溶融させた後に冷却固化して加圧容器から取り出
し、所望粒径に破砕する方法等の公知の方法等により得
ることができる。
【0016】前記保湿剤としては、例えば、グリセリ
ン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル等の多価アルコール類;グルコース、ソルビトール、
デキストリン、乳糖等の糖類;コラーゲン、ケラチン誘
導体、アミノ酸、コンドロイチン硫酸ナトリウム、乳酸
ナトリウム、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ヒアル
ロン酸ナトリウム、α−ヒドロキシ酸;ヒマシ油、オリ
ーブ油、グレープシード油、カカオ脂、椿油、ヤシ油、
木ロウ、ホホバ油、アボガド油等の植物油脂類;ミンク
油、卵黄油等の動物油脂類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリ
ン、カルナウバロウ、キャンデリラロウ等のロウ類;ス
クワラン、流動パラフィン、マイクロクリスタリンワッ
クス、セレシンワックス、パラフィンワックス、ワセリ
ン等の炭化水素類;ラウリン酸、ミリスチン酸、ステア
リン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸等
の天然又は合成脂肪酸類;セタノール、ステアリルアル
コール、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール、
ラウリルアルコール等の天然又は合成高級アルコール;
ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピ
ル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチ
ルドデシル、オレイン酸コレステリル等のエステル類;
ポリアクリル酸ナトリウム、結晶セルロース等が挙げら
れる。これら保湿剤の配合割合は、その目的が達成され
るようにその種類に応じて適宜選択することができる
が、通常、組成物中に1〜20質量%、好ましくは2〜
10質量%が好ましい。
【0017】前記酵素としては、プロテアーゼ、リパー
ゼ等が挙げられる。酵素の配合割合は、その目的に応じ
て適宜選択することができるが、通常、組成物中に0.
01〜5重量%が好ましい。
【0018】本発明の洗浄剤組成物の剤型は、錠剤等の
固形、粉末状又はこれらの混合形態等とすることができ
る。錠剤とする場合には、各種賦形剤、安定化剤、結着
剤、崩壊剤等を所望により配合し、通常の打錠成型方法
等により調製することができる。錠剤の大きさは特に限
定されず、通常0.3〜5cmであり、1回使用量が必
ずしも1個になるように各成分を配合する必要は無く、
1回使用量が複数であっても良い。錠剤と粉末の混合物
とする場合には、錠剤中に有機酸と、炭酸塩及び/又は
過炭酸塩と、本発明の咽防止剤とを配合することが好ま
しく、この際有機酸としてはコハク酸を含ませることに
より本発明の効果が得られ易い。
【0019】本発明の洗浄剤組成物は、水又は湯に接触
させた直後から酸塩基反応により炭酸ガスが発生しなが
ら溶解するが、この際、咽防止剤の適度な泡立ちが、炭
酸ガス発生によって生じる咽要因となる特定な有機酸を
吸収し、有効に咽が抑制又は防止されるものと考えられ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明の洗浄剤用咽防止剤は、有効に炭
酸ガス発生によって生じる咽を抑制又は防止することが
できる。また、本発明の洗浄剤組成物は、特定の有機酸
及び炭酸ガス等を含み、且つ上記咽防止剤を含むので、
洗浄のための有効成分と共に対象物を有効に洗浄するこ
とができると共に、洗浄時の炭酸ガス発生により生じる
咽を有効に抑制又は防止でき、その使用感も良好であ
る。従って、例えば、金属小物、食器類、鍋類、布巾、
入歯、メガネ、宝飾品等を洗浄する漬け置き洗浄剤、
手、足、爪等の黄ばみ等をとるための洗浄剤、風呂釜洗
浄剤、洗顔剤、皮膚洗浄料等に有効である。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により更に
詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。実施例1 還元剤としてのL−システイン0.45質量部及びシュ
ウ酸ナトリウム0.03質量部と、キレート剤としての
エデト酸二ナトリウム0.3質量部と、有機酸としての
コハク酸23.0質量部と、炭酸塩としての炭酸ナトリ
ウム24.0質量部と、咽防止剤としてのラウリル硫酸
ナトリウム0.12質量部及びテトラデセンスルホン酸
ナトリウム0.5質量部と、賦形剤としての乳糖3.5
質量部及びポリエチレングリコール(分子量6000)
6.1質量部とを、常法に従い打錠成型法により直径8
mmの錠剤(1個あたり0.4g)とした。得られた錠
剤10個及び高圧力気体を封入した糖類(商品名「スパ
ークラーK」明治製菓(株)製、直径1〜2mm程度の
粉体多数)2gを分包し、皮膚及び爪の洗浄剤を調製し
た。得られた洗浄剤を、200mlのぬるま湯に投入し
た直後に、爪及び指を入れ2分間その状態で保持し洗浄
を行なった。この洗浄を20人のパネルにより行ない、
使用感、洗浄力及び咽評価を以下の基準に基づいて行な
った。結果をパネル全員の平均点として表1に示す。 使用感評価:非常に悪いを0点、悪いを1点、やや劣る
を2点、普通を3点、良いを4点、非常に良いを5点と
した。 洗浄力評価:非常に悪いを0点、悪いを1点、やや劣る
を2点、普通を3点、良いを4点、非常に良いを5点と
した。 咽評価:ひどく咽るを0点、咽るを1点、やや咽るを2
点、さほど咽ないを3点、ほとんど咽ないを4点、全く
咽ないを5点とした。
【0022】実施例2、3及び比較例1 表1に示す組成の材料を用いて、実施例1と同様に錠剤
を調製した。得られた錠剤10個を用いて実施例1と同
様に皮膚及び爪の洗浄剤を調製した。但し、実施例2及
び3では高圧力気体を封入した粒状糖類を用いず洗浄剤
とした。得られた各洗浄剤について実施例1と同様な評
価を行なった。結果を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】実施例4 アルカリ剤としてのメタケイ酸ナトリウム10.0質量
部と、キレート剤としてのエデト酸ナトリウム5.0質
量部と、有機酸としてのコハク酸39.0質量部と、炭
酸塩としての炭酸ナトリウム43.0質量部と、咽防止
剤としてのラウリル硫酸ナトリウム0.3質量部、テト
ラデセンスルホン酸ナトリウム0.5質量部及びポリオ
キシエチレン(POE)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム
0.2質量部と、リパーゼ0.1質量部と、ポリエチレ
ングリコール(分子量6000)とを用いて常法に従い粉
末状の食器用の漬け置き洗浄剤を調製した。得られた洗
浄剤25gを、2リットルのぬるま湯に投入した直後
に、汚れた食器を入れ20分間その状態で保持し洗浄を
行なった。洗浄後、20人のパネルにより洗浄力及び咽
評価を実施例1と同様の基準に基づいて評価した。結果
をパネル全員の平均点として表2に示す。
【0025】実施例5及び比較例2 表2に示す組成の材料を用いて、実施例4と同様に食器
用の粉末漬け置き洗浄剤を調製した。洗浄剤を用いて実
施例4と同様に洗浄を行ない評価を行なった。結果を表
2に示す。
【0026】
【表2】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月22日(2000.6.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により更に
詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。実施例1 還元剤としてのL−システイン0.45質量部及びシュ
ウ酸ナトリウム0.03質量部と、キレート剤としての
エデト酸二ナトリウム0.3質量部と、有機酸としての
コハク酸23.0質量部と、炭酸塩としての炭酸ナトリ
ウム24.0質量部と、咽防止剤としてのラウリル硫酸
ナトリウム0.12質量部及びテトラデセンスルホン酸
ナトリウム0.5質量部と、賦形剤としての乳糖3.5
質量部及びポリエチレングリコール(分子量6000)
6.1質量部とを、常法に従い打錠成型法により直径8
mmの錠剤(1個あたり0.4g)とした。得られた錠
剤10個及び高圧力気体を封入した糖類(明治製菓
(株)製、直径1〜2mm程度の粉体多数)2gを分包
し、皮膚及び爪の洗浄剤を調製した。得られた洗浄剤
を、200mlのぬるま湯に投入した直後に、爪及び指
を入れ2分間その状態で保持し洗浄を行なった。この洗
浄を20人のパネルにより行ない、使用感、洗浄力及び
咽評価を以下の基準に基づいて行なった。結果をパネル
全員の平均点として表1に示す。 使用感評価:非常に悪いを0点、悪いを1点、やや劣る
を2点、普通を3点、良いを4点、非常に良いを5点と
した。 洗浄力評価:非常に悪いを0点、悪いを1点、やや劣る
を2点、普通を3点、良いを4点、非常に良いを5点と
した。 咽評価:ひどく咽るを0点、咽るを1点、やや咽るを2
点、さほど咽ないを3点、ほとんど咽ないを4点、全く
咽ないを5点とした。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 7/06 C11D 7/06 7/10 7/10 7/12 7/12 7/26 7/26 7/32 7/32 7/34 7/34 7/38 7/38 7/42 7/42 7/44 7/44 Fターム(参考) 4C083 AB032 AB172 AB311 AB312 AC291 AC292 AC301 AC302 AC522 AC582 AC661 AC791 AC792 AD041 AD042 AD191 AD471 AD472 BB43 BB45 BB60 CC23 CC28 DD15 EE05 EE50 4H003 AB09 AB10 AB14 AB22 AB27 AB31 BA01 BA09 DA02 DA09 DA13 DA16 DA17 DA20 EA16 EA20 EA31 EB07 EB08 EB16 EB21 EB36 EB41 EC02 FA02 FA20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キレート剤、アルカリ剤及び還元剤から
    なる群の1種又は2種以上を洗浄のための主成分として
    含み、且つ炭酸塩及び/又は過炭酸塩と、コハク酸、フ
    マル酸、クエン酸及びリンゴ酸からなる群より選択され
    る1種又は2種以上を含む有機酸とを含み、水又は湯に
    接触させて使用することにより炭酸ガスが発生する固形
    又は粉末状の洗浄剤に含有させる咽防止剤であって、使
    用時に泡が発生する界面活性剤を有効成分として含むこ
    とを特徴とする洗浄剤用咽防止剤。
  2. 【請求項2】 使用時に泡が発生する界面活性剤が、ラ
    ウリル硫酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸ナトリ
    ウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリ
    ウム、スルホコハク酸ラウリル2ナトリウム、ラウロイ
    ルサルコシンナトリウム及びN−アシル−L−グルタミ
    ン酸ナトリウムからなる群より選択される1種又は2種
    以上を含むことを特徴とする請求項1に記載の洗浄剤用
    咽防止剤。
  3. 【請求項3】 水又は湯に接触させて使用することによ
    り炭酸ガスが発生する固形又は粉末状の洗浄剤組成物で
    あって、キレート剤、アルカリ剤及び還元剤からなる群
    の1種又は2種以上を洗浄のための主成分として含み、
    且つ炭酸塩及び/又は過炭酸塩と、コハク酸、フマル
    酸、クエン酸及びリンゴ酸からなる群より選択される1
    種又は2種以上を含む有機酸と、請求項1又は2に記載
    の咽防止剤とを含有することを特徴とする洗浄剤組成
    物。
  4. 【請求項4】 咽防止剤の配合割合が、洗浄剤組成物全
    量に対して、0.5質量%以上、2.0質量%未満であ
    ることを特徴とする請求項3に記載の洗浄剤組成物。
  5. 【請求項5】 高圧力気体を封入した粒状糖類、保湿剤
    及び酵素からなる群より選択される1種又は2種以上を
    更に含むことを特徴とする請求項3又は4に記載の洗浄
    剤組成物。
  6. 【請求項6】 剤型が錠剤を含み、該錠剤が、コハク酸
    を含む有機酸と、咽防止剤とを含むことを特徴とする請
    求項3〜5のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
JP2000183055A 2000-06-19 2000-06-19 洗浄剤用咽防止剤及び洗浄剤組成物 Pending JP2002003899A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015067589A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 小林製薬株式会社 義歯洗浄用発泡組成物
JP2022543254A (ja) * 2019-08-02 2022-10-11 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 安定した泡を生成するための発泡性組成物及びその製造方法
JP7453065B2 (ja) 2020-06-04 2024-03-19 花王株式会社 配管の洗浄方法

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