JPH056523B2 - - Google Patents

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JPH056523B2
JPH056523B2 JP22719583A JP22719583A JPH056523B2 JP H056523 B2 JPH056523 B2 JP H056523B2 JP 22719583 A JP22719583 A JP 22719583A JP 22719583 A JP22719583 A JP 22719583A JP H056523 B2 JPH056523 B2 JP H056523B2
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JP
Japan
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lactose
peroxide
denture
denture cleaning
water
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP22719583A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60116625A (ja
Inventor
Kosei Makishima
Teruhiro Sudo
Kyoshi Maekawa
Fumio Egashira
Masataka Matsumura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MATSUMURA KAGAKU KOGYO KK
SANSUTAA KK
Original Assignee
MATSUMURA KAGAKU KOGYO KK
SANSUTAA KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は義歯洗浄剤に関する。 従来から、義歯を水に浸漬し、これに添加して
義歯の洗浄を行なう錠剤や顆粒ないし粉末状の義
歯洗浄剤が知られている。これらの義歯洗浄剤
は、一般に、水に添加した際に発泡し、活性酸素
を生じ、発泡による物理的な汚れ除去と共に、活
性酸素の漂白作用、殺菌作用により義歯の洗浄を
行なうもので、かかる発泡および活性酸素の発生
には、義歯洗浄剤に配合した酸性過酸化物の塩基
性物質との反応または塩基性過酸化物の酸性物質
との反応が利用されている。 かくして、義歯洗浄剤は水に添加した際に、こ
の反応が効果的に進行するように、良好な崩壊性
もしくは溶解性を有することが必要であるが、一
方、明らかなごとく、この反応は使用前の義歯洗
浄剤中で起きてはならない。また、過酸化物自体
不安定で、特に、義歯洗浄剤のごとく発泡させる
処方においては、非常に不安定になりやすい。そ
こで、従来、義歯洗浄剤中での前記反応の抑制お
よび過酸化物の安定化のため、芒硝、炭酸カルシ
ウム、ケイ酸塩などの無機物質と、ポリビニルピ
ロリドン、ポリ酢酸ビニル、カルボキシメチルセ
ルロースもしくはそのナトリウム塩などの水溶性
高分子物質のような被覆剤で過酸化物を被覆して
義歯洗浄剤に配合することが行なわれている。 しかしながら、この被覆剤では製造上の制約が
多く、また、使用に際しての崩壊性もしくは溶解
性を良くするために、被覆を薄くすると、義歯洗
浄剤の安定性が悪くなり、逆に、被覆を厚くする
と、安定性は良くなるが、崩壊性もしくは溶解性
が悪くなるという問題がある。 かかる問題を解消するために本発明者らは種々
検討を重ねた。その結果、従来、糖類は、過酸化
物と反応しやすいため、過酸化物の被覆には使用
できないとされていたが、意外にも、乳糖が過酸
化物の被覆に好適に使用でき、これにより、安定
な、かつ、良好な崩壊性もしくは溶解性を示す義
歯洗浄剤が得られることが判明した。 すなわち、本発明は乳糖被覆を施した過酸化物
を配合してなる義歯洗浄剤を提供するものであ
る。本発明の義歯洗浄剤は過酸化物が非常に安定
に配合されており、かつ、使用時には良好な崩壊
性もしくは溶解性を示し、すぐれた義歯洗浄作用
を発揮する。 用いる過酸化物は、通常義歯洗浄剤に用いられ
るものいずれでもよく、例えば、過硫酸カリウム
のような酸性過酸化物、過ホウ酸ナトリウム、過
炭酸ナトリウムのような塩基性過酸化物が挙げら
れ、これらは単独でも、2種以上併用してもよ
く、一般に、義歯洗浄剤全量に対して20〜40%
(重量%、以下同じ)程度の割合で配合される。 また、過酸化物の被覆に用いる乳糖は、用いる
過酸化物の粒子より粒径が小さいことが必要で、
通常、常法に従つて粉砕して被覆に供され、被覆
の程度は適宜選択できるが、義歯洗浄剤中の乳糖
含量が10〜30%、好ましくは、15〜25%程度とな
るような割合で用いる。 本発明における過酸化物の乳糖被覆は、乳糖
と、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、カ
ルボキシメチルセルロースもしくはそのナトリウ
ム塩などの水溶性高分子物質、好ましくは、ポリ
ビニルピロリドンを被覆剤として用いれ行なう。
すなわち、過酸化物と乳糖を混合し、この混合物
を該水溶性高分子物質の無水アルコール溶液で湿
潤させ、混合し、ついで、アルコールを揮発させ
る。該水溶性高分子物質は、通常、1.5〜2%程
度の濃度の無水アルコール溶液、例えば、無水エ
タノール溶液として用い、該水溶性高分子物質の
義歯洗浄剤中の含量が2〜20%程度となる割合で
湿潤させる。かかる湿潤、混合操作は通常の被覆
技術に従つて行なうことができ、例えば、過酸化
物および乳糖の混合物を撹拌しながら、該水溶性
高分子物質を噴霧する。ついで、例えば、真空
下、40℃以下の温度で乾燥すると、アルコールが
揮発し、乳糖被覆を施した過酸化物が得られる。
なお、乳糖量の多い場合は該水溶性高分子物質の
使用は必ずしも必要なく、単に乳糖と過酸化物を
混合するのみでもよい。 本発明の義歯洗浄剤は、かくして得られた乳糖
被覆を施した過酸化物を、通常義歯洗浄剤に配合
される所望の他の成分と混合し、常法に従つて製
造される。例えば、該乳糖被覆過酸化物を他の成
分とドライブレンドして顆粒ないし粉末状の義歯
洗浄剤が得られ、また、これをさらに打錠すると
錠剤の義歯洗浄剤が得られる。他の成分として
は、酸性下酸化物を用いた場合は、炭酸水素ナト
リウムのような塩基性物質、塩基性過酸化物を用
いた場合は酒石酸、コハク酸、クエン酸などの有
機酸のごとき酸性物質が挙げられ、これらは前記
の活性酸素の発生反応に必要な量、例えば、過酸
化物量の1/6〜5倍量程度配合される。また、
炭酸水素ナトリウムは義歯洗浄剤の発泡剤として
用いることもでき、さらに、各種の界面活性剤、
金属封鎖剤、着色料、香料、蛋白分解酸素剤、錠
剤の場合には滑剤、賦形剤などが適宜配合され
る。 つぎに実施例、比較例および試験例を挙げて本
発明をさらに詳しく説明する。 実施例1〜5および比較例1〜5 つぎの処方に従い、各種の錠剤形の義歯洗浄剤
を製造した。 成 分 % 酒石酸 20.0 過硫酸カリウム 5.0 過炭酸ナトリウム 26.0 炭酸水素ナトリウム 4.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 香 料 3.0 着色料 0.02 ポリビニルピロリドン 第1表に表示 乳 糖 第1表に表示 タルク 1.0 トリポリリン酸ナトリウム 第1表に表示 過硫酸カリウム、過炭酸ナトリウムおよび乳糖
を混合し、ポリビニルピロリドンを配合する場合
は、これに、ポリビニルピロリドンの2%無水エ
タノール溶液を噴霧しながら撹拌し、ついで、40
℃以下で真空乾燥して乳糖被覆を施した過酸化物
を得た。これを他の成分とドライブレンドし、常
法に従つて20〜25mm径に打錠し、錠剤形の義歯洗
浄剤を得た。 得られた義歯洗浄剤の安定性および溶解性をつ
ぎのとおり試験した。 安定性試験 得られた錠剤をメタルパツク包装し、50℃、相
対湿度50〜60%の雰囲気下、1週間放置し、包装
の「フタレ」の有無を肉眼で、つぎの基準により
判定した。 ○:包装の「フタレ」なし。 Δ:包装の「フタレ」の微候わずかにあり。 ×:包装の「フタレ」あり。 溶解性試験 15〜20℃の水300ml中に錠剤を入れ、その溶解
性を肉眼で、つぎの基準により判定した。 ○:5分以内に溶解。 ×:溶解に5分以上を要する。 結果を第1表に示す。
【表】 試験例 1 実施例3およびその乳糖を他の糖に代えた処方
に従い、前記と同様に錠剤形の義歯洗浄剤を製造
し、前記と同様に安定性および溶解性を試験し
た。結果を第2表に示す。
【表】 第2表に示すごとく、乳糖のみが、特異的に過
酸化物を安定化し、かつ、良好な溶解性を与え
る。 試験例 2 前記実施例1〜5の義歯洗浄剤の安定性をつぎ
の方法により、定量的に試験した。 スターラーを付した600mlビーカーに蒸留水200
ml、20%硫酸5mlおよび結晶ヨウ化カリウム15〜
20gを入れ、撹拌し、ヨウ化カリウムを溶解させ
た。これに、撹拌しながら、各義歯洗浄剤の試料
5gを精秤して、ゆつくりと加えた。ついで、
1Nチオ硫酸ナトリウムを用い、30秒間無色が持
続する点を終点として滴定し、活性酸素量を測定
した。同様に、50℃で7日間放置した各試料の活
性酸素量を測定し、放置前の測定値を100%とし、
放置後の残存率を算出した。 結果を第3表に示す。
【表】 第3表に示すごとく、本発明の義歯洗浄剤はき
わめてすぐれた安定性を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 乳糖被覆を施した過酸化物を配合してなる義
    歯洗浄剤であつて、乳糖含量が10〜30重量%であ
    ることを特徴とする義歯洗浄剤。
JP22719583A 1983-11-30 1983-11-30 義歯洗浄剤 Granted JPS60116625A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22719583A JPS60116625A (ja) 1983-11-30 1983-11-30 義歯洗浄剤

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JP22719583A JPS60116625A (ja) 1983-11-30 1983-11-30 義歯洗浄剤

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Publication Number Publication Date
JPS60116625A JPS60116625A (ja) 1985-06-24
JPH056523B2 true JPH056523B2 (ja) 1993-01-26

Family

ID=16856980

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JP22719583A Granted JPS60116625A (ja) 1983-11-30 1983-11-30 義歯洗浄剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4925655A (en) * 1988-03-04 1990-05-15 Robell Research Powder composition for forming a mouthwash
GB9716139D0 (en) 1997-08-01 1997-10-08 Solvay Interox Ltd Process for stabilishing particulate alkali metal percarbonate
KR100613543B1 (ko) * 1998-04-30 2006-08-16 가부시키가이샤 교와 세정제용 살균제

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JPS60116625A (ja) 1985-06-24

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