JP2573232Y2 - 編み物 - Google Patents

編み物

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JP2573232Y2
JP2573232Y2 JP1992088006U JP8800692U JP2573232Y2 JP 2573232 Y2 JP2573232 Y2 JP 2573232Y2 JP 1992088006 U JP1992088006 U JP 1992088006U JP 8800692 U JP8800692 U JP 8800692U JP 2573232 Y2 JP2573232 Y2 JP 2573232Y2
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貴洋 平野
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平野繊維株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、靴下や手袋等の編み
物に関し、特に、幼児などの興味を引きつけるように動
物等の顔を模すのに好適な編み物に係る。
【0002】
【従来の技術】従来から、靴下や手袋等の編み物に、動
物の顔を模様として描いたり、或いは布等を縫い付けた
りすることは行われていた。このような編み物は、靴下
や手袋等の本来の機能を果たすとともに、子供の興味を
引きつけるという機能をも兼ね備えており、また、幼児
の知育玩具としても好適である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の編み物は、単に動物の顔を模様として描い
たり、顔の形態を形作る布切れを縫い付ける程度であっ
たため、立体感に乏しく、子供が示す興味がそれほど強
くなかった。なお、このような課題を解決するために、
本出願人は、より立体的な動物等の耳を形作る技術を提
案している(実願平3−089883号明細書)が、か
かる技術であっても、特に円形の耳のように、付け根部
分よりも先の部分の方が幅広の耳を形作るのは困難であ
った。
【0004】本考案は、このような従来の技術が有する
未解決の課題に着目してなされたものであって、特に円
形の耳のように付け根部分よりも先の方が幅広の耳を形
作るのに好適な技術を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の考案は、編み物本体と一体に当該編
み物本体の内側に通じる一対の袋を編むとともに、それ
ら一対の袋の開口部分が縮径するようにゴムを内在さ
せ、さらに、それら一対の袋の内側に詰め物をした。
【0006】なお、請求項1記載の考案における編み物
の種類は特に限定されるものではなく、例えば請求項2
記載の考案のように靴下であってもよいし、請求項3記
載の考案のように手袋であってもよいし、或いは請求項
4記載の考案のようにリストバンドであってもよい。ま
た、その他の編み物であってもよい。そして、請求項5
記載の考案は、上記請求項1乃至請求項4記載の考案に
おいて、詰め物を袋と同色とした。
【0007】
【作用】請求項1記載の考案にあっては、一対の袋は、
編み物本体と同様に編み物であるため、比較的自由に延
びることができるから、その内側に所定形状の詰め物を
することにより、袋は詰め物の形に応じた形状となる。
従って、その詰め物が円形であれば、円形をした動物の
耳(例えば、象の耳や鼠の耳)等が形作られ、詰め物が
楕円形であれば、楕円形をした動物の耳(例えば、兎の
耳やロバの耳)等が形作られる。
【0008】そして、内在させたゴムが袋の開口部分を
縮径させるため、円形のように付け根部分よりも先の方
が幅広の形状であっても綺麗に形作られる。また、一対
の袋は、これと一体である編み物本体の内側に通じてい
るから、その編み物を着用すれば詰め物が落ちてしまう
ようなこともない。請求項2乃至請求項4記載の考案に
あっては、編み物を靴下,手袋又はリストバンドとした
ものであって、その基本的な作用は上記請求項1記載の
考案と実質的に同じである。
【0009】さらに、請求項5記載の考案にあっては、
詰め物をすることによって編み物である袋が延びてその
詰め物が外側から透けて見えてしまっても、詰め物が袋
と同色であるため目立たないから、編み物の外観を損ね
ない。
【0010】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本考案の第1実施例における編み物とし
ての靴下1の正面図、図2は図1のA−A線断面図、図
3は図1のB−B線断面図である。即ち、この靴下1
は、編み物本体としての靴下本体2と、靴下本体2の前
側上部に左右に並んで設けられた一対の袋3,4とから
構成されている。
【0011】靴下本体2は、従来の一般的な靴下と同等
の形態を有し、従って、足に着用した際には、この靴下
本体2が、足を覆うという靴下本来の機能を果たすこと
になる。靴下本体2と、袋3,4とは、何れも編み物で
あって、靴下本体2を編む際に袋3,4を連続して編む
ことにより、或いは、別個に編まれた袋3,4を靴下本
体2に後で付けることにより、編み物として一体になっ
ている。
【0012】ここで、袋3及び4は、本実施例では、靴
下本体2に結合される根元の部分から全長の半分を過ぎ
た当たりまでは同じ幅に編み上げられ、そこから先端ま
での間は徐々に幅が狭くなるように編み上げられた平ら
な袋状をなすとともに、その内側は、靴下本体2の内側
にのみ通じている。そして、袋3,4の靴下本体の内側
に通じる開口部分8には、その開口部分8が縮径するよ
うにゴム糸9が内在している。ゴム糸9は、開口部分8
を縮径させるように内在させればよく、例えば、袋3,
4を形成する縦糸に数本置きにゴム糸9を結び付けつ
つ、ゴム糸9を開口部分8の周方向全域に巡らせればよ
い。
【0013】袋3,4は、編み物であるので、比較的自
由に延びてその形状を変えることができるから、例え
ば、図4に示すように、その内側に円形の詰め物5を詰
めれば、袋3,4は、実線で示すように、詰め物5の形
状に整合して円形になる。しかも、袋3,4の内側に円
形の詰め物5を詰めても、袋3,4は円形状に拡がる
が、その袋3,4の開口部分8はゴム糸9の力によって
拡がることが阻止されるから、円形の耳が綺麗に形作ら
れる。
【0014】また、ゴム糸9が開口部分8の拡がりを阻
止するから、靴下を着用していない状態であっても、詰
め物5が落下するようなことが防止される。この結果、
靴下1の上部前側に、円形の袋3,4が左右に並ぶこと
になるから、円形をした動物の耳、例えば、袋3,4を
下側に向ければ象の耳を形作り、袋3,4を上側に向け
れば鼠の耳を形作るようになる。
【0015】なお、円形の耳をより綺麗に形作るには、
袋3,4の形状は、本実施例よりもさらに先端近傍まで
同じ幅が連続する形状にした方が好適である。さらに、
図5に示すように、袋3,4の内側に略楕円形の細長い
詰め物6を詰めれば、袋3,4は、細長い形状をした動
物の耳、例えば、兎の耳やロバの耳を形作るようにな
る。この場合でも、ゴム糸9が開口部分8の広がりを阻
止するから、根元部分よりも先の方が幅広の楕円形が綺
麗に形作られる。
【0016】つまり、本実施例の靴下1であれば、袋
3,4を、編み物として靴下本体2と一体にしているた
め、それら袋3,4の内側に詰める詰め物の形状を変え
るだけで、色々な形状の耳を形作ることができる。な
お、詰め物5,6は、袋3,4を編んでいる糸と同じ色
の物にすれば、袋3,4の外側から詰め物5が透けて見
えても目立たないから、靴下1の外観を損ねることがな
い。また、詰め物5,6の材質は、特に限定されるもの
ではないが、例えばスポンジゴムやウレタンゴム等を利
用することができる。
【0017】そして、それら袋3,4で形作られた耳
は、アップリケ等で形作った厚みがほとんどない耳とは
異なり、立体的であるし、歩行に伴って耳が揺れるよう
な動きをするから、興味が増すという効果がある。ま
た、袋3,4は、靴下本体2の内側に通じているから、
靴下1を着用すれば、それら袋3,4内の詰め物5,6
が落ちてしまうようなことはない。
【0018】さらに、袋3,4には、詰め物5,6以外
の物を詰めることができるから、例えば、円形の耳を形
作るのにコインを詰めれば、物入れとしても利用するこ
とができる。なお、靴下本体2に、形作られる耳に併せ
て、例えば、糸の色を適宜変えて模様として描くことに
より、或いは布切れやボタン等を縫い付けることによ
り、また或いは靴下本体2を編む際に凹凸を形成するこ
とにより、動物の顔を形作れば、さらに興味が増すし、
袋3,4の表面に、耳の穴を表すような模様を描いてお
けば、より耳らしくなる。
【0019】図6は本考案の第2実施例における靴下1
の正面図、図7は図6のC−C線断面図である。即ち、
本実施例では、靴下本体2の上部2aを、その内側に折
り込むことにより、袋3,4が、靴下本体2の上端から
連続して上方に延びるように形成したものである。
【0020】このような構成であると、足10に靴下1
を着用した状態の斜視図である図8に示すように、袋
3,4によって形作られた耳は、靴下1の前面ではな
く、靴下1の上端に並ぶようになるから、より立体感が
増し、さらに興味が増すという効果がある。また、靴下
本体2の内側に折り込まれた上部2aを、袋3,4内に
詰め物5を詰めた後で、その靴下本体2に縫い付けれ
ば、詰め物5の落下が防止されるという効果もある。た
だし、上部2aの靴下本体2への縫い付けは、靴下本体
2の開口部の拡がりを損なわないようにする必要があ
る。
【0021】その他の作用効果は、上記第1実施例と同
様である。なお、上記各実施例では、靴下本体2の前側
上部に左右に並ぶように一対の袋3,4を設けた場合に
ついて説明しているが、これら一対の袋3,4は、靴下
本体2の上部に左右に並んでいれば耳のようになるか
ら、例えば、靴下本体の左右の横側に設けてもよい。
【0022】また、上記各実施例では、袋3,4を靴下
本体2に平行に設けた場合を図示しているが、これらは
平行でなくてもよく、例えば、先端側が外側に開くよう
に斜めにしてもよい。さらに、上記各実施例では、本考
案を編み物としての靴下に適用した場合について説明し
たが、本考案の適用対象はこれに限定されるものではな
く、例えば、図9に示すように手袋11であってもよい
し、或いは、図10に示すようにリストバンド12であ
ってもよいし、特に図示はしないが、マフラー、子供用
セーター、ヘアバンド、カバン、帽子等であっても構わ
ない。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
編み物本体と一体にその内側に通じるように一対の袋を
編み、それら一対の袋の開口部分を縮径させるゴムを内
在させ、そして、それら一対の袋の内側に詰め物をした
ため、種々の形状を形作ることができ、特に、円形のよ
うに付け根の部分よりも先の部分が幅広の形状であって
も綺麗に形作ることができるという効果がある。
【0024】特に、請求項5記載の考案であれば、詰め
物が透けて見えても目立たないから、編み物の外観を損
なうことがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例における靴下の正面図であ
る。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】袋に円形の詰め物をした状態の説明図である。
【図5】袋に楕円形の詰め物をした状態の説明図であ
る。
【図6】本考案の第2実施例における靴下の正面図であ
る。
【図7】図6のC−C線断面図である。
【図8】靴下を着用した状態の斜視図である。
【図9】本考案を手袋に適用した例を示す正面図であ
る。
【図10】本考案をリストバンドに適用した例を示す正
面図である。
【符号の説明】
1 靴下(編み物) 2 靴下本体(編み物本体) 3,4 袋 5,6 詰め物 8 開口部分 9 ゴム糸 11 手袋(編み物) 12 リストバンド(編み物)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D04B 1/28 D04B 1/28 7/30 7/30 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A41B 11/00 A41D 19/00 A41D 20/00 D04B 11/26 - 11/36 D04B 7/30

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 編み物本体と一体に当該編み物本体の内
    側に通じる一対の袋を編むとともに、それら一対の袋の
    開口部分が縮径するようにゴムを内在させ、さらに、そ
    れら一対の袋の内側に詰め物をしたことを特徴とする編
    み物。
  2. 【請求項2】 編み物は靴下である請求項1記載の編み
    物。
  3. 【請求項3】 編み物は手袋である請求項1記載の編み
    物。
  4. 【請求項4】 編み物はリストバンドである請求項1記
    載の編み物。
  5. 【請求項5】 詰め物を袋と同色とした請求項1乃至請
    求項4のいずれかに記載の編み物。
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