JP2573155Y2 - チェーンバイス装置 - Google Patents

チェーンバイス装置

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Publication number
JP2573155Y2
JP2573155Y2 JP1992071518U JP7151892U JP2573155Y2 JP 2573155 Y2 JP2573155 Y2 JP 2573155Y2 JP 1992071518 U JP1992071518 U JP 1992071518U JP 7151892 U JP7151892 U JP 7151892U JP 2573155 Y2 JP2573155 Y2 JP 2573155Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
chain
vice
vise
cutting material
Prior art date
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Application number
JP1992071518U
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English (en)
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JPH0627013U (ja
Inventor
信成 石川
Original Assignee
株式会社日立工機原町
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば切断機、横形帯
のこ盤等に使用し、切断材料をチェーンでクランプする
チェーンバイス装置に関するもので、特に、バイススク
リュの早送り機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術を図5を用いて説明する。従
来、切断材料11をチェーン7でクランプするチェーン
バイス機構は、ベース2に配設されたチェーン7を切断
材料11に巻き、チェーン7をフックブロック9に掛
け、フックブロック9をベース2とねじ嵌合しているバ
イススクリュ8で回動させることにより、チェーン7を
張り切断材料11をクランプしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のチェーンバイス
機構はバイススクリュ8がベース2にねじでのみ嵌合し
ているため、チェーン7を張り切断材料11を完全にク
ランプするまで、又は解除するまでに数回バイススクリ
ュ8を回転させる必要があり、切断材料11のクランプ
又は解除操作に時間がかかるという欠点があった。本考
案の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、切断材
料の固定、解除を素早くすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、バイススク
リュとねじ嵌合するナット内のめねじ部の中心軸に対
し、任意の角度で中心軸が交差するバイススクリュ早送
り用穴を設けたことにより達成される。
【0005】
【作用】上記のように構成されたチェーンバイス機構は
バイススクリュを早送りさせるため、めねじ中心軸から
θ度バイススクリュを上下方向に揺動させ、ねじ嵌合を
解除することによりバイススクリュの早送りが可能とな
る。
【0006】
【実施例】本考案の実施例を図1〜図4を用いて説明す
る。図1は横形帯のこ盤を示す正面図、図2は早送り時
のめねじ部詳細図、図3は材料クランプ時のめねじ部詳
細図、図4はチェーンバイス部の斜視図である。図にお
いて、1はフレームで、フレーム1はベース2の一端に
シャフト6を支点に上下方向に回動自在に軸支してい
る。フレーム1内には図示しないモートルにより回転駆
動する駆動のこ車3と従動のこ車4が回転自在に配設さ
れ、のこ車3,4間に帯のこ5が張り渡されている。ベ
ース2の材料支持面2aの後方にチェーン7の一端が固
定されている。8はチェーン締め付け用バイススクリュ
で、バイススクリュ8はベース2に設けたチェーンバイ
スの早送り機構となる特殊ナット10内のめねじ部10
aにねじ嵌合している。さらに、特殊ナット10内には
バイススクリュ8とねじ嵌合する部分のめねじ部10a
の中心軸に対し、任意の角度で中心軸が交差するバイス
スクリュ早送り用穴10bを形成している。バイススク
リュ8の先端部8aはベース2内に回動自在に軸支され
たフックブロック9に接触している。切断材料11を切
断する際、帯のこ5を回転させフレーム1を下降させ切
断作業を行う。この時、切断材料11の固定は切断材料
11をベース2の材料支持面2a上に置き、次に切断材
料11上にチェーン7を掛け、チェーン7の一端をフッ
クブロック9の爪部9aへ掛けた後、バイススクリュ8
を回転させてフックブロック9側に移動させることによ
り、フックブロック9が回動し、爪部9aがチェーン7
を引っ張り切断材料11の固定が行われる。上記した切
断作業において、切断材料11を固定する際は、チェー
ン7をフックブロック9の爪部9aに掛けた後、バイス
スクリュ8を特殊ナット10のめねじ中心軸に対し、図
3に示すようにθ度(本実施例は9度)上方向に揺動さ
せ、早送り用穴10bと一致させることによりめねじ部
10aとのねじ嵌合が解除され、バイススクリュ8が図
2のように矢印A方向に移動可能となるため、そのまま
の状態でバイススクリュ8を押し込みフックブロック9
を回動させてチェーン7を張る。次に、再度バイススク
リュ8をθ度下方向に揺動させ、めねじ部10aとねじ
嵌合させて追い締めを行うことで、素早く切断材料11
をバイスにセットすることができる。切断材料11のバ
イス固定を解除する場合は、上記の逆の手順、すなわち
バイススクリュ8を緩めた後、バイススクリュ8をθ度
上方向に揺動させ、めねじ部10aとの嵌合を解除し、
バイススクリュ8を手前に引くことによりフックブロッ
ク9が時計回りに回動するためチェーン7の張りが緩め
られ、以上の操作が片手で可能となる。
【0007】
【考案の効果】本考案によれば、切断材料をクランプす
るためのバイススクリュとねじ嵌合するナットののめね
じ部に、該めねじ部の中心軸と任意の角度で中心軸が交
差する前記バイススクリュ早送り用穴を設けたので、切
断材料をクランプする際は、前記バイススクリュをθ度
上方向に揺動させめねじとの嵌合を解除し、前記バイス
スクリュを押し込んだ状態でチェーンを張りめねじ部と
嵌合させ追い締めし、また切断材料を移動させる場合
は、前記バイススクリュを緩めめねじ部との嵌合を解除
し、バイススクリュを手前に引きチェーンの張りを緩め
ることが可能であり、以上の操作を片手で簡単に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す正面図である。
【図2】バイススクリュの早送り状態図である。
【図3】バイススクリュと特殊ナット嵌合状態図であ
る。
【図4】チェーンバイス部の斜視図である。
【図5】従来技術を示す正面図である。
【符号の説明】
2はベース、7はチェーン、8はバイススクリュ、9は
フックブロック、10は特殊ナット、10aはめねじ
部、10bはバイススクリュ早送り用穴、11は切断材
料である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断材料をチェーンでクランプするバイ
    ス機構を設けたベース内に前記チェーンを掛けるフック
    ブロックを回動自在に設け、先端が該フックブロックに
    接触し、フックブロックを回動させるバイススクリュを
    ベースに設けたナットにねじ嵌合させ、該ナットにナッ
    ト内のめねじ部の中心軸に対し、任意の角度で中心軸が
    交差するバイススクリュ早送り用穴を設けたことを特徴
    とするチェーンバイス装置。
JP1992071518U 1992-09-18 1992-09-18 チェーンバイス装置 Expired - Lifetime JP2573155Y2 (ja)

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JP1992071518U JP2573155Y2 (ja) 1992-09-18 1992-09-18 チェーンバイス装置

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JPH0627013U JPH0627013U (ja) 1994-04-12
JP2573155Y2 true JP2573155Y2 (ja) 1998-05-28

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ID=13463022

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