JP2573136Y2 - 電動工具の外枠固定構造 - Google Patents

電動工具の外枠固定構造

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JP2573136Y2
JP2573136Y2 JP1992027440U JP2744092U JP2573136Y2 JP 2573136 Y2 JP2573136 Y2 JP 2573136Y2 JP 1992027440 U JP1992027440 U JP 1992027440U JP 2744092 U JP2744092 U JP 2744092U JP 2573136 Y2 JP2573136 Y2 JP 2573136Y2
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JP
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housing
switch
outer frame
groove
fixing structure
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俊明 内田
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、二つ割のハウジング
有する電動工具の外枠固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来における電動工具の外枠固定構造を
図6を用いて説明する。図6はコードレス電動工具の外
枠固定構造を示す側面図である。外枠である二つ割のハ
ウジング(1,2)は、駆動源である駆動軸を有するモ
ータ(図示しない)に電力を供給する蓄電池10やモー
タに供給される電力を制御するスイッチ4、並びにモー
タの回転方向を切替る正逆転切換ボタン5等を収容して
いる。また、ハウジング(1,2)に配設したモータの
駆動力は、動力伝達機構部(図示しない)を介してドラ
イバビット又はドリル等の先端工具(図示しない)に伝
達されている。なお、上記モータ等を収容した状態で各
ハウジング(1,2)は、複数本のネジ7により固定さ
れている。上記先端工具と上記ハウジング(1,2)の
間に設けた筒型のケース3は、上記動力伝達機構部の一
部を収容しており且つハウジング(1,2)に対して複
数本のネジ6で固定されている。更に、上記スイッチ4
の近 傍に正逆転切換ボタン5等が設けられていると上記
近傍にハウジング固定用のネジ7を配すことができない
ことから、ハウジング(1,2)とケース3の当接面近
傍に位置し且つケース3とスイッチ4の間に各ハウジン
グ(1,2)から先端工具の軸方向に延びる突出部9’
を設け、この突出部9’にネジボス及びネジ座グリを形
成することで、ハウジング固定用のネジ7を配してい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図6に示すように電動
工具の駆動軸線(X−X)からスイッチの操作点までの
間に上記突出部を設けているため、駆動軸線からスイッ
チまでの距離(A 2 )が大きくなってしまい、この結
果、ネジ締め又は孔あけ作業を行うため電動工具の駆動
軸線上に推力を与えると、上記距離により電動工具本体
は被加工物に対して傾き易くなるため、被加工物にネジ
を正確に締付けられなかったり又は被加工物に所望の孔
を穿孔できない場合があった。また、上記突出部を設け
た分、電動工具の全高(B 2 )が高くなってしまうた
め、電動工具の小型化を図ることができず、狭い箇所の
ネジ締め又は孔あけ作業に手間を有していた。よって、
従来の電動工具は、操作性が悪いため作業効率の向上を
図ることができないという問題を有していた。
【0004】本考案の目的は、上記問題を解消し、操作
性及び作業性に優れた電動工具の外枠固定構造を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、駆動軸を有
するモータと、モータに供給される電力を制御するスイ
ッチと、スイッチを収容する二つ割のハウジングと、ハ
ウジング内に配設したモータの駆動力により駆動される
先端工具と、先端工具とハウジングの間に配したケース
とを備えた電動工具において、スイッチに沿って延びる
突出部を二つ割のハウジングのそれぞれに設け、それぞ
れの突出部内に駆動軸に対して平行な溝をそれぞれ設
け、それぞれの溝の両内側面を挟持する弾性部材を配設
し、更に溝を閉塞するよう突出部の反スイッチ側にケー
スを配することにより達成される。
【0006】
【作用】上記弾性部材の最小内径(La)を上記凸部の
両側面までの径(Lb)よりも小さくすることで、上記
ハウジングを弾性部材により挟持する。これにより、弾
性部材の線径及びハウジングの肉厚から成る突出部の厚
みを小さくしている。
【0007】
【実施例】本考案になる電動工具の外枠固定構造を図1
乃至図5を用いて説明する。図1はコードレス電動工具
の外枠固定構造を示す一部縦断側面図、図2は図1の平
面図、図3は本考案になる弾性部材11によりハウジン
グ(1,2)を挟持した状態を示す平面図、図4は図1
に示すA部拡大断面図、図5は本考案になる弾性部材1
1を示す外観図である。
【0008】図1及び図2において、外枠である二つ割
のハウジング(1,2)は、駆動源である駆動軸を有す
るモータ(図示しない)に電力を供給する蓄電池10や
モータに供給される電力を制御するスイッチ4、並びに
モータの回転方向を切替る正逆転切換ボタン5等を収容
している。また、ハウジング(1,2)に配設したモー
タの駆動力は、動力伝達機構部(図示しない)を介して
ドライバビット又はドリル等の先端工具(図示しない)
に伝達されている。なお、上記モータ等を収容した状態
で各ハウジング(1,2)は、複数本のハウジング固定
用ネジ7により固定されている。上記先端工具と上記ハ
ウジング(1,2)の間に設けた筒型のケース3は、上
記動力伝達機構部の一部を収容しており且つハウジング
(1,2)に対して複数本のケース固定用ネジ6で固定
されている。
【0009】更に、図3乃至図5に示すように本実施例
では、スイッチ4の外周或いはケース3の外周に沿って
延びる突出部9をハウジング(1,2)にそれぞれ設
け、この突出部9内に各突出部9或いは各ハウジング
(1,2)の当接面12に対して平行な溝、即ち前記モ
ータの駆動軸に対して平行な第1の溝9a及びハウジン
グ(1,2)とケース3の当接面8に対して平行な第2
の溝9bから成るL字型の 溝9cを設けている。各ハウ
ジング(1,2)が複数本のネジ7により固定されると
ハウジング(1,2)の当接面12に対して対称となる
位置にL字型の溝9cを設けているため、図3に示すよ
うに突出部9内には、コ字型の溝9dが形成されると共
にこのコ字型の溝9dにより突出部9内には凸部9eが
形成される。上記コ字型の溝9dには、両内側面に相当
する凸部9eのそれぞれの側面を挟持する図5に示す弾
性部材11が配設されており、この弾性部材11の最小
内径(La)は上記凸部9eの両側面までの径(Lb)
よりも小さく形成されているため、凸部9eの側面を弾
性変形させた弾性部材11により確実に挟持している。
更に、上記コ字型の溝9dの上部を閉塞するよう上記突
出部9の反スイッチ4側にケース3を配しており、この
ケース3の下面3aにより溝9dを閉塞しているため、
電動工具の振動等により上記凸部9eから弾性部材11
が外れてしまうことはなく、確実にハウジング(1,
2)を挟持することができる。なお、ケース3の下面に
より溝9d全体を閉塞しなくても、第1の溝9aや第2
の溝9bの上部を部分的にケース3の下面により閉塞さ
せても良い。
【0010】このような構成にすることで、図4に示す
ように弾性部材11の線径及びハウジング2の肉厚から
成る突出部9の厚みを小さくすることができる。つま
り、本実施例は、電動工具の駆動軸線(X−X)からス
イッチ4の操作点までの距離(A 1 )を小さくできるの
で、ネジ締め又は孔あけ作業を行うため電動工具の駆動
軸線上に推力を与えても電動工具本体は被加工物に対し
て傾きにくく、被加工物にネジを正確に締付けたり又は
被加工物に所望の孔を穿孔することができるという効果
を奏するものである。また、突出部9の厚みを小さくす
ることで、電動工具の全高(B 1 )を低くすることがで
きるため、結果的に電動工具の小型化を図ることで、狭
い箇所のネジ締め又は孔あけ作業を容易に行うことがで
きるという効果を奏するものである。
【0011】
【発明の効果】本考案によれば、スイッチに沿って延び
る突出部を二つ割のハウジングのそれぞれに設け、それ
ぞれの突出部内に駆動軸に対して平行な溝をそれぞれ設
け、そ れぞれの溝の両内側面を挟持する弾性部材を配設
し、更に溝を閉塞するよう突出部の反スイッチ側にケー
スを配することで、電動工具の駆動軸線からスイッチの
操作点までの距離を短くすることができるため、操作性
及び作業性に優れた電動工具の外枠固定構造を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にるコードレス電動工具の外枠固定
構造を示す一部縦断側面図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 本考案に弾性部材によりハウジングを挟
持した状態を示す平面図である。
【図4】 図1のA部拡大断面図である。
【図5】 本考案に弾性部材を示す外観図である。
【図6】 従来技術におけるコードレス電動工具の外枠
固定構造を示す側面図である。
【符号の説明】
1はハウジング、2はハウジング、3はケース、3aは
ケースの下面、4はスイッチ、5は正逆転切換ボタン、
6はケース固定用ネジ、7はハウジング固定用ネジ
はハウジングとケースの当接面、9は突出部、9aは第
1の溝、9bは第2の溝、9cはL字型の溝、9dはコ
字型の溝、9eは凸部、10は蓄電池、11は弾性部
材、12はハウジングの当接面である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸を有するモータと、該モータに供
    給される電力を制御するスイッチと、該スイッチを収容
    する二つ割のハウジングと、該ハウジング内に配設した
    前記モータの駆動力により駆動される先端工具と、該先
    端工具と前記ハウジングとの間に配したケースとを備え
    た電動工具において、前記スイッチに沿って延びる突出
    部を前記二つ割のハウジングのそれぞれに設け、それぞ
    れの該突出部内に前記駆動軸に対して平行な溝をそれぞ
    れ設け、それぞれの該溝の両内側面を挟持する弾性部材
    を配設し、更に前記溝を閉塞するよう前記突出部の反ス
    イッチ側に前記ケースを配することを特徴とした電動工
    具の外枠固定構造。
JP1992027440U 1992-04-24 1992-04-24 電動工具の外枠固定構造 Expired - Lifetime JP2573136Y2 (ja)

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JP1992027440U JP2573136Y2 (ja) 1992-04-24 1992-04-24 電動工具の外枠固定構造

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JPH0585579U JPH0585579U (ja) 1993-11-19
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3740694B2 (ja) * 2002-02-22 2006-02-01 日立工機株式会社 電動工具
JP5937940B2 (ja) * 2012-10-02 2016-06-22 株式会社マキタ 電動工具
JP6013929B2 (ja) * 2013-01-22 2016-10-25 株式会社マキタ 電動工具
US9878435B2 (en) 2013-06-12 2018-01-30 Makita Corporation Power rotary tool and impact power tool

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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