JP5937940B2 - 電動工具 - Google Patents
電動工具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5937940B2 JP5937940B2 JP2012220556A JP2012220556A JP5937940B2 JP 5937940 B2 JP5937940 B2 JP 5937940B2 JP 2012220556 A JP2012220556 A JP 2012220556A JP 2012220556 A JP2012220556 A JP 2012220556A JP 5937940 B2 JP5937940 B2 JP 5937940B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- screw
- screwing
- combined
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 58
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 43
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 32
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 claims 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 17
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 12
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 7
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 7
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 7
- 230000008859 change Effects 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 6
- 230000004044 response Effects 0.000 description 4
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 4
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 3
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 2
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Portable Power Tools In General (AREA)
Description
ところで、上記した電動工具の前側部分には、回転駆動の作動態様を変換する動力伝達機構が設けられることがある。なお、この動力伝達機構としては、打撃力を加えた回転駆動に作動変換するハンマー機構や、トルクを向上させた回転駆動に変換する減速機構等が挙げられる。この動力伝達機構は、モータハウジング前端から前側に延びるように、モータハウジングに取り付けられる。この動力伝達機構をモータハウジングに取り付けるにあたっては、モータハウジングの合体螺子止めとともに動力伝達機構を一緒に締め付けて取り付ける共締め方法と、モータハウジングの合体螺子止めとは異なる螺子止めによって動力伝達機構をモータハウジングに取り付ける方法とがある(例えば、特許文献1参照)。なお、ハイパワーの駆動モータを内装する際には、モータハウジングの剛性を高めておきたい。このため、動力伝達機構をモータハウジングに取り付けるにあたっては、モータハウジングの合体螺子止めとは異なる螺子止めによって動力伝達機構をモータハウジングに取り付けることが好ましい。
しかしながら、このように合体螺子止めの螺子配置箇所を、取付螺子止めの螺子配置箇所よりも外周側にずらすように配置すると、この合体螺子止めのスペースが左右幅方向外側に張り出すこととなって、電動工具として取り扱い難いものになってしまう。
すなわち、本発明の第1の発明に係る電動工具は、駆動モータと、2つ割りとされる左ハウジングと右ハウジングとを合体させることにより前記駆動モータを内蔵可能とする合体ハウジングと、前記合体ハウジングに接続されるハンドルと、前記合体ハウジングの前側で該合体ハウジングと一体となるフロントケースと、前記フロントケースの後側部分に配置されるベアリングボックスと、前記駆動モータからの回転駆動を受け且つ前記フロントケースに収容される動力伝達機構と、前記動力伝達機構により動力伝達がされ且つ前記フロントケースの前端から前側に突き出されるアンビルと、を有する電動工具であって、前記左ハウジングと前記右ハウジングとの合体は、これら前記左ハウジングと前記右ハウジングとの合体方向に沿って延びるように配置された第1合体螺子と第2合体螺子とによる螺子止めにてなされており、前記左ハウジングは、前記フロントケースの延在方向に沿って延びるように上下に離れて配置された左上螺子と左下螺子とによる螺子止めにて前記フロントケースに固定されており、前記右ハウジングは、前記フロントケースの延在方向に沿って延びるように上下に離れて配置された右上螺子と右下螺子とによる螺子止めにて前記フロントケースに固定されており、前記第1合体螺子の配置位置は、前記ベアリングボックスの配置位置よりも上側であり、且つ前記左上螺子および前記右上螺子の配置位置よりも下側であるように設定され、前記第2合体螺子の配置位置は、前記ベアリングボックスの配置位置よりも下側であり、且つ前記左下螺子および前記右下螺子の配置位置よりも上側であるように設定されている、ことを特徴とする。
この第1の発明に係る電動工具によれば、第1合体螺子と第2合体螺子との配置位置は、ベアリングボックスに干渉することなく配置される。また、このようにベアリングボックスに近接配置される第1合体螺子と第2合体螺子とは、左上螺子および右上螺子の配置位置よりも下側であり、左下螺子および右下螺子の配置位置よりも上側であるように、配置される。これによって、左上螺子および右上螺子の配置位置にあっては、上側に配置されることとなり、これら左上螺子および右上螺子の左右幅方向の張り出しを小さくすることができる。また、左下螺子および右下螺子の配置位置にあっても、下側に配置されることとなり、これら左下螺子および右下螺子の左右幅方向の張り出しを小さくすることができる。つまり、この第1の発明に係る電動工具によれば、動力伝達機構をモータハウジングの前端側に螺子止めさせることができながら、このように螺子止めされる動力伝達機構を含めた電動工具全体の左右幅方向の張り出しを小さくすることができる。
この第2の発明に係る電動打撃工具によれば、第1合体螺子および第2合体螺子は、左上螺子および右上螺子と左上螺子および右上螺子との間に配置されているので、第1合体螺子および第2合体螺子の左右幅方向の張り出しを小さくすることができる。これによって、この第2の発明に係る電動打撃工具によれば、動力伝達機構をモータハウジングの前端側に螺子止めさせることができながら、このように螺子止めされる動力伝達機構を含めた電動打撃工具全体の左右幅方向の張り出しを小さくすることができる。
この第3の発明に係る電動打撃工具によれば、ハンマケースの外周の一部および露出部を覆うようにカバーが設けられているので、このカバーによってハンマケースの外周の一部および露出部を被覆することができる。これによって、これらハンマケースの外周の一部および露出部が加工材料に当たるような場合でも、この加工材料をカバーによって傷つけなくすることができる。
なお、以下に説明するにあたって、このインパクトドライバ10は、通常の使用態様に鑑みて、インパクトドライバ10に関しての前後上下左右を規定している。すなわち、全図に記載の通りの方向で、このインパクトドライバ10の前後上下左右の向きは規定されている。具体的に言えば、インパクトドライバ10の通常の使用態様に鑑み、被加工材に向けるインパクトドライバ10の向きを前側として規定している。また、この逆側をインパクトドライバ10の後側と規定している。また、使用者がピストルを握るかのように通常握った状態のインパクトドライバ10に関して、上下左右の向きを規定している。
電気モータ21は、電力を回転駆動力に変換して駆動力を生じさせる。なお、駆動力に変換する電力は、電気コード18を介して家庭用電源等のAC電源(交流電源)から供給されている。この電気コード18は、後にも説明するが、グリップエンド部60の下端から外部に延びるように設けられている。このようにインパクトドライバ10は、AC電源から供給された電力を電気モータ21にて回転駆動力に変換することにより、電動工具として機能する。
モータハウジング120は、前後方向に延びる中空の略有底筒状構造にて構成される。図7に示すように、モータハウジング120には、電気モータ21と冷却ファン29とが内装される。なお、このモータハウジング120には、冷却ファン29により、モータハウジング120の内外にモータ冷却風を吸排気する通気口121,122が設けられている。すなわち、吸気側通気口121は、冷却ファン29によりモータハウジング120の内部に外気を吸気する通気口である。排気側通気口122は、冷却ファン29によりモータハウジング120の外部にモータ冷却風を排気する通気口である。
上記した回転子23の周囲には、固定子26が設けられている。この固定子26は、上記したベアリング55,56と同様、モータハウジング120に固定されている。この固定子26は、通常のブラシモータの固定子と同様、回転子23の回転に必要な磁束を生ずる電磁石として機能する。固定子26は、固定子鉄心27と、界磁コイル28とを備える。固定子鉄心27は、本発明に係る鉄心に相当する。固定子鉄心27は、通常の界磁鉄心と同様、次に説明する界磁コイル28に励磁されて磁束を生ずる。この固定子鉄心27は、モータハウジング120に固定される。このように電気モータ21は、固定子鉄心27の内周側に配置される回転子23を、この固定子鉄心27に対して相対的に回転させる。
界磁コイル28は、本発明に係るコイルに相当する。この界磁コイル28は、通常の界磁コイルと同様、固定子鉄心27を励磁する。界磁コイル28は、固定子鉄心27の内周側に配置され、モータハウジング120に対して固定されている。この界磁コイル28は、導線が巻かれて形成され、固定子鉄心27と一体となるように固定されている。このように配設される界磁コイル28は、通常の界磁コイルと同様、AC電源から供給される電力により磁界を発生させて固定子鉄心27を励磁する。
ここで、この界磁コイル28の巻線範囲は、固定子鉄心27の前後両側から外側に突き出された範囲に及ぶように設定されている。図8に示すように、固定子鉄心27の前側に配置される界磁コイル28の前端部分は、前側突出コイル部281として、固定子鉄心27の前側から外側に突き出された範囲に及ぶように設定されている。この前側突出コイル部281は、固定子鉄心27よりも前側に突き出されているとともに、さらに固定子鉄心27よりも回転径方向外側にも突き出されている。また、固定子鉄心27の後側に配置される界磁コイル28の後端部分も、後側突出コイル部282として、固定子鉄心27の後側から外側に突き出された範囲に及ぶように設定されている。この後側突出コイル部282は、固定子鉄心27よりも後側に突き出されているとともに、さらに固定子鉄心27よりも回転径方向外側にも突き出されている。ここで、後側突出コイル部282は、前側突出コイル部281よりも大きく形成されている。つまり、後側突出コイル部282の固定子鉄心27から外側への突出量は、前側突出コイル部281の固定子鉄心27から外側への突出量よりも、大きくなるように設定されている。
ここで、この電気モータ21のモータ軸22の前端には、冷却ファン29が取付けられている。この冷却ファン29は、シロッコファン(遠心ファン)にて構成される。この冷却ファン29は、モータ軸22の軸方向から吸気して、モータ軸22の遠心方向に排気する。これにより、冷却ファン29は、吸気側通気口121からハウジング20の内部に冷却風として外気を吸気し、排気側通気口122から熱交換した冷却風を排気する。この際、冷却風は、ハウジング20の後部から前部に向けて流れ、この際に電気モータ21を熱交換する。なお、排気側通気口122は、ハウジング20に対して冷却ファン29の排気に沿った位置で設けられている。
モータハウジング120において螺子止めされている6点の配置設定は次のようになっている。すなわち、モータハウジング120の後部は、後部螺子止め部41,42の2点で雄螺子410,420を用いて螺子止めされている。この後部螺子止め部41,42は、後側ベアリング56を支持する近傍のモータハウジング120に対して設けられている。この後部螺子止め部41,42は、モータ軸22の回転軸線を中心軸線にして互いに対称となる位置に配置されている。また、モータハウジング120の前部は、前部螺子止め部43,44の2点で雄螺子430,440を用いて螺子止めされている。この前部螺子止め部41,42は、前側ベアリング55を支持する近傍のモータハウジング120に対して設けられている。この前部螺子止め部43,44も、モータ軸22の回転軸線を中心軸線にして互いに対称となる位置に配置されている。
また、このモータハウジング120の中間部は、中間部螺子止め部45,46の2点で雄螺子450,460を用いて螺子止めされている。2つの中間部螺子止め部45,46は、上記した前側突出コイル部281と後側突出コイル部282との間に配置されている。すなわち、2つの中間部螺子止め部45,46は、上記した固定子鉄心27の外周側に配置されている。
また、固定子鉄心27の下側には、第2中間部螺子止め部46が配置されている。この第2中間部螺子止め部46は、面取りされた固定子鉄心27の下側外周平面272に対面配置されている。より詳しく言えば、第2中間部螺子止め部46は、上記した第2突出当接部124の下側に配置されている。この第2中間部螺子止め部46の固定子鉄心27に対しての前後方向の位置としては、この固定子鉄心27の後端側に偏って配置される。なお、グリップエンド部60の後端の前後方向の位置と略同一の位置に配置される。つまり、これら2つの中間部螺子止め部45,46は、前側突出コイル部281よりも後側に配置される。また同時に、2つの中間部螺子止め部45,46は、後側突出コイル部282よりも前側に配置される。この第2中間部螺子止め部46は、第2突出当接部124から適宜に離間した下側に配置されている。このため、この第2突出当接部124と第2中間部螺子止め部46との間には、適宜の空間部分が介在されることとなっている。
なお、上記した各螺子止め部41〜49における、雄螺子410〜490の配置は、左ハウジング201と右ハウジング202とを合体させる方向に沿って配置される。このようにして、モータハウジング120は、後部螺子止め部41,42、前部螺子止め部43,44、中間部螺子止め部45,46の6点によって螺子固定される。また、グリップハウジング160は、上部螺子止め部47、上部螺子止め部48、上部螺子止め部49の3点により螺子固定される。もって、左ハウジング201と右ハウジング202とは合体してハウジング20をなす。
図9に示すように、駆動変換機構部14は、電気モータ21のモータ軸22の回転駆動力を変換する機構を備える。具体的には、駆動変換機構部14は、概略、ギヤケース140と、動力伝達機構部31とを備える。ギヤケース140は、駆動変換機構部14の外装をなし、モータハウジング120の前側に配置される。このギヤケース140の内部に、動力伝達機構部31が内装される。なお、このギヤケース140は、モータハウジング120の前側でハウジング20と一体となる。また、ギヤケース140の前端からは、動力伝達機構部31からの出力軸となるアンビル37が前側に向けて突出されている。このギヤケース140は、本発明に係るフロントケースに相当するとともに、本発明に係るハンマーケースにも相当する。アンビル37は、本発明に係る出力軸に相当する。
この樹脂製のカバー15は、ギヤケース140の螺子止め部71,72,73,74の突き出し形状に合わせられた形状が設けられている。具体的には、図5に示すように、螺子止め部71,72,73,74は、アンビル37の回転径方向に突き出されるようにして設けられている。このため、図1に示すように、この樹脂製のカバー15は、このように突き出されるようにされる螺子止め部71,72,73,74を被覆する膨らみ形状151を有する。ここで、この樹脂製のカバー15の膨らみ形状151の前面152は、加工材料に対して対面可能な、上下左右方向に延びる平面にて形成される。これによって、このような膨らみ形状151を例えば加工材料に当ててしまった場合でも、この前面152にて衝撃を効率良く吸収することができて、螺子止め部71,72,73,74の保護に有利となる。
ベアリング保持部54は、上記した支持受張出部53から後側に突き出されるように、この支持受張出部53と一体で設けられている。このため、ベアリング保持部54は、支持受張出部53がギヤケース140に支持された状態で、ギヤケース140の後側部分から後側に突き出されている。このベアリング保持部54は、上記した前側ベアリング55と中間軸ベアリング57を保持する。具体的には、ベアリング保持部54の後部側には、前側ベアリング55を支持できるように、この前側ベアリング55を嵌め込み可能な第1支持凹部531が設けられている。前側ベアリング55は、この第1支持凹部531に支持されて上記したモータ軸22を支持する。なお、この第1支持凹部531と前側ベアリング55との間には、Oリング542が噛ませてある。また、ベアリング保持部54の前部側には、中間軸ベアリング57を支持できるように、この中間軸ベアリング57を嵌め込み可能な第2支持凹部532が設けられている。なお、この第2支持凹部532は、上記した第1支持凹部531の前側に隣接配置されている。中間軸ベアリング57は、この第2支持凹部532に支持されて上記した中間軸34を支持する。なお、このベアリングボックス51の外周面には、ギヤケース140の外周面とともにギヤケース140の後側で外部に露出される外部露出部511が設けられている。
また、右ハウジング202も、これと同様に、上下に離れて配置される右上螺子止め部73と右下螺子止め部74とによりギヤケース140に螺子止めされている。これら右上螺子止め部73と右下螺子止め部74とは、ギヤケース140の延在方向に沿って雄螺子730,740を配置し、右ハウジング202とギヤケース140とを螺子止めすることによる。すなわち、右上螺子止め部73と右下螺子止め部74とは、雄螺子730,740により、ギヤケース140とモータハウジング120とを連結させる。このため、モータハウジング120には、図10に示すように、雄螺子730,740を螺子止めさせるための雌螺子部731,741が設けられている。
これに対して、第2合体螺子に相当する第2前部螺子止め部44は、ベアリングボックス51の配置位置よりも下側に配置されるように設定されている。この第2前部螺子止め部44は、左下螺子止め部72(雄螺子720)および右下螺子止め部74(雄螺子740)の配置位置よりも上側に配置されるように設定されている。なお、第2前部螺子止め部44の雄螺子440は、右ハウジング202の雌螺子441と右ハウジング202の雌螺子442とを螺子締結させている。
このようにして、図8および図9に示すように、ベアリングボックス51の後側であり、2箇所の前部螺子止め部43,44の外周側には、緩衝スペース50が設けられるようになっている。この緩衝スペース50は、上記した動力伝達機構部31にて生ずる振動がグリップ16に伝わるにあたって、この空間により伝わる振動を緩衝させる効果を図っている。つまり、使用者がインパクトドライバ10をグリップ16を手握りした場合でも、このグリップ16に伝わる振動を緩衝させることができて、インパクトドライバ10としての取り扱い易さを向上させている。
速度モードスイッチ61は、使用者の任意に応じて操作入力をするように構成される。この操作入力は、電気モータ21の回転速度のモードを切り替える入力となっている。すなわち、速度モードスイッチ61は、低速モードと高速モードとの2段階のモードに切替可能に構成される。なお、低速モードは回転速度が低速に設定されるモードであり、高速モードは回転速度が高速に設定されるモードである。この速度モードスイッチ61は、図7に示すように、モードスイッチ本体62と、操作部63とを備える。モードスイッチ本体62は、グリップエンド部60の内部に配設されて、操作部63の入力に応じた入力に関する情報をコントローラ79に送信する。操作部63は、グリップエンド部60の後面に面して設けられている。この操作部63は、左右方向にスライドさせることにより低速あるいは高速のいずれかのモードに切替選択することができる。
ここで、この2つLEDランプ66,67は、インパクトドライバ10が給電状態にあるか否かも判別可能に点灯するように構成される。すなわち、上記した操作トリガ77が引き操作されているか否かにかかわらず、上記した電気コード18がAC電源に接続されている場合には、上記した2つのLEDランプ66,67のいずれかは常時点灯されるようになっている。なお、この電気コード18がAC電源に接続されていない場合には、このLEDランプ66,67のいずれもは、全く点灯されていない消灯状態となる。
また、このような場合に、LEDランプ66,67の発光する際の明るさ(輝度)について、変化させるものであってもよい。つまり、この速度モードスイッチ61からの操作入力に応じて、電気モータ21の回転速度が段階的に変化する場合には、この段階的な変化に応じて、LEDランプ66,67の一方あるいは両方の発光する明るさ(輝度)を段階的に変化させたりするものであってよい。加えて、このような電気モータ21の回転速度が段階的に変化に応じて、LEDランプ66,67の発光する数を変化させたりするものであってよい。また加えて、このような電気モータ21の回転速度が段階的に変化に応じて、LEDランプ66,67の発光する色を段階的に変化させたりするものであってよい。また加えて、このような電気モータ21の回転速度が段階的に変化に応じて、各LEDランプ66,67の発光する色を互いに相違する色に設定させたり組み合わせ変化させたりするものであってよい。つまり、LED表示装置65の点灯の制御については、視覚にて認識できる適宜の表示態様を選択することができ、このような表示態様については従前利用される各種の表示態様の案を利用するものであってよい。
ところで、上記した速度モードスイッチ61とLED表示装置65とについては、別個に分割された構成部品となっていたが、これらの速度モードスイッチ61とLED表示装置65とについては、同一に回路基板にて構成されるものであってもよい。また、LED表示装置65の制御については、このLED表示装置65とは別個の構成部品となるコントローラ79によりなされるものであったが、この速度モードスイッチ61から直接制御されるように構成されるものであってもよい。また、このような回路基板には、コンデンサまたはダイオードブリッジが搭載されるものであってよく、さらにコントローラ79にコンデンサまたはダイオードブリッジが搭載されるものであってもよい。さらに言えば、この速度モードスイッチ61とLED表示装置65とを接続する回路基板に、上記したコントローラ79として機能する回路が搭載されるようにしてもよい。
また、このベアリングボックス51の前側部分は、モータハウジング120の前端から突き出されてギヤケース140に内装されている。これによって、ベアリングボックス51に溜まった熱は、ギヤケース140に伝達されて放熱させ易くなっている。ここで、ベアリングボックス51の前側部分の外周露出部511は、モータハウジング120の前端から突き出されるが、この外周露出部511は上記した樹脂製のカバー15により被覆されたものとなっている。これによって、ベアリングボックス51に溜まった熱を、駆動構造体12の露出周面に伝達させずに、ギヤケース140の前側に逃がすことができる。
また、上記した実施の形態にあっては、速度モードスイッチ61(速度切替スイッチ)にて切り替えられるモードとしては、低速モードと高速モードとの2段階のモードとなっていた。しかしながら、本発明に係る速度切替スイッチによる切替としては、3段階や4段階であってもよい。さらに言えば、この速度切替スイッチによる切替としては、段階的な切替に限定されることなく、断続的な滑らかな切替も含まれるものである。
また、上記した実施の形態にあっては、回転速度を表示する表示部がLED表示装置65により構成されるものとなっていた。しかしながら、本発明に係る表示部は、このような例に限定されることなく、例えば液晶表示を利用する表示装置により構成されるものであってもよい。また、速度モードスイッチ61とLED表示装置65とが設けられてい部位としては、上記したグリップエンド部60の後面に限定されることなく、ハウジング20のいずれの部分に設けられるものであってもよい。
また、上記した実施の形態のグリップエンド部60にあっては、このグリップエンド部60の前後左右断面の面積がグリップ16部分の前後左右断面の面積に比して拡大される面積を有するように略箱形をなして形成されていた。しかしながら、本発明に係るグリップエンド部としては、このような例に限定されることなく、グリップ16部分と変わりない断面積を有するように形成されるものであってもよい。ただ、上記した実施の形態のようにグリップエンド部60を形成した場合には、手握りのしやすさを向上させることができ、取り扱いやすい電動工具とすることができる。
また、上記した実施の形態の固定子鉄心27にあっては、上部には平面状に面取りされた上側外周平面271が設けられ、下部にも平面状に面取りされた下側外周平面272が設けられるものとなっていた。しかしながら、本発明に係る固定子鉄心にあっては、このような例に限定されることなく、平面状に面取りされる形状に代えて適宜の形状が選択されるものであってもよい。なお、上記した実施の形態のように上側外周平面271および下側外周平面272を設けた場合には、この固定子鉄心27の上下方向の嵩張りが抑えることができる。これによって、電動工具としてのコンパクト化を図ることができることとなる。
また、上記した実施の形態における電気モータ21は、電力を動力源として構成されるものである。つまり、上記した電気モータ21は、回転駆動力に変換して駆動力を生じさせる動力源として、家庭用電源等のAC電源(交流電源)から供給される電力を利用するものとなっている。しかしながら、本発明に係る駆動モータとしては、このような例に限定されることなく、適宜に装着される充電式バッテリから供給される電力を動力源として利用するものであってもよく、さらに適宜に供給される圧縮空気を動力源として利用するものであってもよい。
11 工具本体
12 駆動構造体
120 モータハウジング
121 吸気側通気口
122 排気側通気口
123 第1突出当接部
124 第2突出当接部
13 モータ駆動部
14 駆動変換機構部
140 ギヤケース
141 ギヤケースの外周面
142 螺子止め用切欠き溝
15 カバー
151 膨らみ形状
152 膨らみ形状の前面
16 グリップ
160 グリップハウジング
18 電気コード
181 ガイド部材
19 フック
20 ハウジング
201 左ハウジング
202 右ハウジング
21 電気モータ(駆動モータ)
22 モータ軸
23 回転子
231 ティース
24 コンミテータ
25 ブラシ
26 固定子
27 固定子鉄心
271 上側外周平面
272 下側外周平面
28 界磁コイル
281 前側突出コイル部
282 後側突出コイル部
29 冷却ファン
31 動力伝達機構部
32 遊星歯車機構
320 インターナルギヤ
321 遊星歯車列
33 打撃機構
34 中間軸
35 付勢スプリング
36 ハンマ
37 アンビル
38 打撃片
41,42 後部螺子止め部
43 第1前部螺子止め部(第1合体螺子)
44 第2前部螺子止め部(第2合体螺子)
45 第1中間部螺子止め部(螺子固定箇所)
46 第2中間部螺子止め部(螺子固定箇所)
47 上部螺子止め部
48 中間螺子止め部
49 下部螺子止め部
410,420,430,440,450,460 雄螺子
50 緩衝スペース
51 ベアリングボックス
511 外部露出部
52 支持ケース
53 支持受張出部
54 ベアリング保持部
55 前側ベアリング
56 後側ベアリング
57 中間軸ベアリング
60 グリップエンド部
61 速度モードスイッチ(速度切替スイッチ)
62 モードスイッチ本体
63 操作部
64 開口部
65 LED表示装置(表示部)
66 左側LEDランプ(発光体)
67 右側LEDランプ(発光体)
71 左上螺子止め部(左上螺子)
72 左下螺子止め部(左下螺子)
73 右上螺子止め部(右上螺子)
74 右下螺子止め部(右下螺子)
710,720,730,740 雄螺子
75 駆動スイッチ
76 スイッチ本体
77 操作トリガ
78 回転方向切替ボタン
79 コントローラ
B ビット
Claims (5)
- 駆動モータと、
2つ割りとされる左ハウジングと右ハウジングとを合体させることにより前記駆動モータを内蔵可能とする合体ハウジングと、
前記合体ハウジングに接続されるハンドルと、
前記合体ハウジングの前側で該合体ハウジングと一体となるフロントケースと、
前記フロントケースの後側部分に配置されるベアリングボックスと、
前記駆動モータからの回転駆動を受け且つ前記フロントケースに収容される動力伝達機構と、
前記動力伝達機構により動力伝達がされ且つ前記フロントケースの前端から前側に突き出されるアンビルと、を有する電動工具であって、
前記左ハウジングと前記右ハウジングとの合体は、これら前記左ハウジングと前記右ハウジングとの合体方向に沿って延びるように配置された第1合体螺子と第2合体螺子とによる螺子止めにてなされており、
前記左ハウジングは、前記フロントケースの延在方向に沿って延びるように上下に離れて配置された左上螺子と左下螺子とによる螺子止めにて前記フロントケースに固定されており、
前記右ハウジングは、前記フロントケースの延在方向に沿って延びるように上下に離れて配置された右上螺子と右下螺子とによる螺子止めにて前記フロントケースに固定されており、
前記第1合体螺子の配置位置は、前記ベアリングボックスの配置位置よりも上側であり、且つ前記左上螺子および前記右上螺子の配置位置よりも下側であるように設定され、
前記第2合体螺子の配置位置は、前記ベアリングボックスの配置位置よりも下側であり、且つ前記左下螺子および前記右下螺子の配置位置よりも上側であるように設定されている、ことを特徴とする電動工具。 - 駆動モータと、
2つ割りとされる左ハウジングと右ハウジングとを合体させることにより前記駆動モータを内蔵可能とする合体ハウジングと、
前記合体ハウジングに接続されるハンドルと、
前記合体ハウジングの前側で該合体ハウジングと一体となるハンマーケースと、
前記ハンマーケースの後側部分に配置されるベアリングボックスと、
前記駆動モータからの回転駆動を受け且つ前記ハンマーケースに収容されるハンマと、
前記ハンマにより回転方向に打撃され且つ前記ハンマケースの前端より前側に突出するアンビルと、を有する電動打撃工具であって、
前記左ハウジングと右ハウジングとを合体させて固定する第1合体螺子を前記ベアリングボックスの上側に配置し、
前記左ハウジングと右ハウジングとを合体させて固定する第2合体螺子を前記ベアリングボックスの下側に配置し、
前記左ハウジングは、左上螺子と左下螺子とにより前記ハンマケースに螺子固定され、
前記右ハウジングは、右上螺子と右下螺子とにより前記ハンマケースに螺子固定され、
前記第1合体螺子および前記第2合体螺子は、前記左上螺子および前記右上螺子と、前記左下螺子および前記右下螺子との間に、配置されている、ことを特徴とする電動打撃工具。 - 前記左ハウジングにおける、前記左上螺子と前記左下螺子との間には、排気側通気口が設けられる、ことを特徴とする請求項2記載の電動打撃工具。
- 前記ハンマケースの外周側には、カバーが配置されており、
前記カバーは、前記左上螺子及び前記左下螺子を被覆することを特徴とする請求項2記載の電動打撃工具。 - 駆動モータと、
2つ割りとされる左ハウジングと右ハウジングとを合体させることにより前記駆動モータを内蔵可能とする合体ハウジングと、
前記合体ハウジングに接続されるハンドルと、
前記合体ハウジングの前側で該合体ハウジングと一体となるフロントケースと、
前記駆動モータからの動力伝達がされるチャックと、を有する電動工具であって、
前記左ハウジングと前記右ハウジングとの合体は、これら前記左ハウジングと前記右ハウジングとの合体方向に沿って延びるように配置された合体螺子による螺子止めにてなされており、
前記左ハウジングは、前記フロントケースの延在方向に沿って延びるように上下に離れて配置された左上螺子と左下螺子とによる螺子止めにて前記フロントケースに固定されており、
前記右ハウジングは、前記フロントケースの延在方向に沿って延びるように上下に離れて配置された右上螺子と右下螺子とによる螺子止めにて前記フロントケースに固定されており、
前記合体螺子の配置位置は、前記左上螺子および前記右上螺子の配置位置よりも下側であり、前記左下螺子および前記右下螺子の配置位置よりも上側であるように設定される、ことを特徴とする電動工具。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012220556A JP5937940B2 (ja) | 2012-10-02 | 2012-10-02 | 電動工具 |
US14/027,782 US20140091648A1 (en) | 2012-10-02 | 2013-09-16 | Electric power tool |
EP13186727.7A EP2716412B1 (en) | 2012-10-02 | 2013-09-30 | Electric power tool |
CN201310461824.4A CN103707272B (zh) | 2012-10-02 | 2013-09-30 | 电力工具 |
RU2013143929/02A RU2013143929A (ru) | 2012-10-02 | 2013-09-30 | Электрический приводной инструмент |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012220556A JP5937940B2 (ja) | 2012-10-02 | 2012-10-02 | 電動工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014073537A JP2014073537A (ja) | 2014-04-24 |
JP5937940B2 true JP5937940B2 (ja) | 2016-06-22 |
Family
ID=50748123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012220556A Active JP5937940B2 (ja) | 2012-10-02 | 2012-10-02 | 電動工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5937940B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6705632B2 (ja) * | 2014-10-20 | 2020-06-03 | 株式会社マキタ | 回転打撃工具 |
JP7240099B2 (ja) | 2018-02-02 | 2023-03-15 | 株式会社マキタ | 電動工具 |
JP7426831B2 (ja) * | 2020-01-09 | 2024-02-02 | 株式会社マキタ | インパクト工具 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2573136Y2 (ja) * | 1992-04-24 | 1998-05-28 | 日立工機株式会社 | 電動工具の外枠固定構造 |
JP3716751B2 (ja) * | 2001-03-02 | 2005-11-16 | 日立工機株式会社 | 電動工具 |
JP4201487B2 (ja) * | 2001-03-02 | 2008-12-24 | 日立工機株式会社 | 電動工具 |
-
2012
- 2012-10-02 JP JP2012220556A patent/JP5937940B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014073537A (ja) | 2014-04-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2716412B1 (en) | Electric power tool | |
JP5936302B2 (ja) | 電動工具 | |
US9590475B2 (en) | Electric power tool | |
JP5354363B2 (ja) | 電動工具 | |
JP6050110B2 (ja) | インパクト工具 | |
JP7416251B2 (ja) | 作業機 | |
WO2016067997A1 (ja) | 動力作業機 | |
JP5190774B2 (ja) | 電動工具 | |
JP6768751B2 (ja) | 電動工具 | |
JP5679512B2 (ja) | 電動工具 | |
JP5937940B2 (ja) | 電動工具 | |
JP2017127916A (ja) | 電動工具 | |
JP6138997B2 (ja) | 電動工具 | |
JP5937479B2 (ja) | 電動工具 | |
JP2010207992A (ja) | 電動工具 | |
JP6013929B2 (ja) | 電動工具 | |
JP2017209760A (ja) | 電動工具 | |
JP2014073535A (ja) | 電動工具 | |
JP2022187761A (ja) | 電動工具 | |
JP2015009316A (ja) | 電動工具 | |
JP5844970B2 (ja) | 電動工具 | |
JP2015107554A (ja) | 電動工具 | |
JP6417250B2 (ja) | 電動工具 | |
JP2018008356A (ja) | 動力工具 | |
JP6724563B2 (ja) | 工具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150424 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160223 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160301 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160404 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160506 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160513 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5937940 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |