JP2000071116A - 電動衝撃工具 - Google Patents

電動衝撃工具

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JP2000071116A
JP2000071116A JP10242621A JP24262198A JP2000071116A JP 2000071116 A JP2000071116 A JP 2000071116A JP 10242621 A JP10242621 A JP 10242621A JP 24262198 A JP24262198 A JP 24262198A JP 2000071116 A JP2000071116 A JP 2000071116A
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JP
Japan
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body housing
main body
grip
housing portion
motor
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JP10242621A
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English (en)
Inventor
Naotake Tanaka
尚武 田中
Masao Yamamoto
真佐雄 山本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適度な押し付け力で容易に作業を行うことが
でき、作業効率が向上する電動衝撃工具を提供する。 【解決手段】 出力軸1に軸方向の振動を付与する衝撃
発生手段2を内蔵した本体ハウジング部3と、この本体
ハウジング部3から軸方向と交差する方向に突設された
グリップ部4と、を備えた電動衝撃工具であって、本体
ハジング部3とグリップ部4とを別体に形成し、両者を
相互に軸方向でスライド自在とする係合手段5を介して
結合すると共に両者の間に本体ハウジング部3を作業対
象物6へ向かって軸方向に付勢する弾発手段7を介設し
てなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出力軸に軸方向の
振動を付与する振動ドリル等の電動衝撃工具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図9、10に示す如く、出力
軸1に軸方向の振動を付与する衝撃発生手段2を内蔵し
た本体ハウジング部3と、該本体ハウジング部3から軸
方向と交差する方向に突設されたグリップ部4と、を備
えた電動衝撃工具は知られている。この場合、本体ハウ
ジング部3とグリップ部4とは一体に形成され、本体ハ
ジング部3には、出力軸1及び衝撃発生手段2の他、モ
ータ8、歯車機構15が内蔵されており、グリップ部4に
は、スイッチ9、電源部10が備えられている。歯車機構
15は遊星歯車構造でなり、電源部10は着脱自在な電池パ
ックで形成されている。
【0003】したがって、該電動衝撃工具においては、
スイッチ9をONすると、電源部10から電源供給されて
モータ8が回転する。該モータ8の回転は歯車機構15で
増幅され、衝撃発生手段2を介して出力軸1へと伝達さ
れる。この場合、出力軸1の先端にネジ固定されたチャ
ック16にドリルビット17を取り付け、該ドリルビット17
を作業対象物6に対して押し付けると、衝撃発生手段2
において、バネ22aにより解離されていたカム23aとカ
ム23bとが係合する。その際、カム23aとカム23bとは
バネ22bの弾発押圧力によって係合しているが、出力軸
1に負荷が加わると、同カム23aとカム23bとは係合・
離脱を繰り返して、同出力軸1に軸方向の振動が付与さ
れる。該振動により出力軸1には軸方向の衝撃力が発生
し、該衝撃力を伴い回転することになるドリルビット17
によって、作業対象物6に孔開け加工を効果的に施すこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、出力軸1を作業対象物6へ向かっ
て軸方向に押し付ける力が弱いと、カム23aとカム23b
との係合力が低下し、よって、衝撃力も低下し、孔開け
スピードが低下する。又、逆に、同押し付ける力が強過
ぎると、回転方向の負荷が増大し、モータ8の負荷電流
が増加して、該モータ8の回転数が低下し、孔開けスピ
ードと作業量が低下する。
【0005】つまり、孔開けスピードや作業量が最高に
なる押し付け力が存在するのであるが、従来の技術にお
いては、グリップ部4を手で持ってどの程度押し付けて
良いのかがわかり難く、したがって、作業効率が悪かっ
たり、押し付け過ぎによりモータ8が発熱したり損傷し
たりする等の問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の技術における問題を
悉く解決するために発明されたもので、すなわち、その
課題は、グリップ部を持って作業している際に、本体ハ
ウジング部が作業対象物へ向かって軸方向に適切な力で
押し付けられていることがわかり易く、よって、適度な
押し付け力で容易に作業を行うことができ、作業効率が
向上する電動衝撃工具を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
電動衝撃工具は、出力軸に軸方向の振動を付与する衝撃
発生手段を内蔵した本体ハウジング部と、該本体ハウジ
ング部から軸方向と交差する方向に突設されたグリップ
部と、を備えた電動衝撃工具であって、本体ハジング部
とグリップ部とを別体に形成し、両者を相互に軸方向で
スライド自在とする係合手段を介して結合すると共に、
両者の間に本体ハウジング部を作業対象物へ向かって軸
方向に付勢する弾発手段を介設してなる。
【0008】したがって、この場合、本体ハジング部と
グリップ部とが別体に形成され、両者は相互に軸方向で
スライド自在な係合手段を介して結合されると共に、両
者の間に本体ハウジング部を作業対象物へ向かって軸方
向に付勢する弾発手段が介設されているため、弾発手段
の弾性力を伴って調整される適切な力によって本体ハウ
ジング部が作業対象物へ向かって軸方向に押し付けられ
ることになる。
【0009】その際、本体ハウジング部とグリップ部と
の相互スライド位置関係を外部から見ることによって、
押し付け力の度合いを容易に確認することができ、適切
な押し付け力を安定して保持し易くて作業効率が向上す
る。又、本体ハウジング部の衝撃力が弾発手段によって
吸収されグリップ部には伝わり難く、該グリップ部を手
で持つ作業者にとっても作業し易いものとなる。
【0010】本発明の請求項2記載の電動衝撃工具は、
上記請求項1記載の電動衝撃工具において、出力軸を回
転させるモータを本体ハウジング部に内蔵し、該モータ
を操作するスイッチと同モータへ電源を供給する電源部
とをグリップ部に備えたことを特徴とする。
【0011】したがって、この場合は特に、回転軸が適
切な押し付け力を伴って回転されることになるので、該
回転軸を回転させるモータへの負荷が低減され、該モー
タの発熱や損傷を防止することができる。又、モータを
操作するスイッチが衝撃力の伝わり難いグリップ部に備
えられていることでその操作性は良好で、同グリップ部
に比較的重くなる電源部が備えられていることで、該グ
リップ部はより振動し難くなって作業者が持ち易いもの
となる。
【0012】本発明の請求項3記載の電動衝撃工具は、
上記請求項1又は2記載の電動衝撃工具において、本体
ハジング部とグリップ部の両者に、弾発手段の付勢力の
程度を係合手段における両者の相互スライド位置関係と
して表示するマークを付与したことを特徴とする。
【0013】したがって、この場合は特に、本体ハウジ
ング部とグリップ部との相互スライド位置関係を外部か
ら見ている際、両者に付与されたマークを位置合わせす
ることによって、所定の適切な押し付け力を容易に且つ
確実に安定保持することができ、作業効率はより向上す
る。
【0014】本発明の請求項4記載の電動衝撃工具は、
上記請求項1〜3のいずれか一つに記載の電動衝撃工具
において、本体ハウジング部の作業対象物とは反対側と
なる後端部分を覆うカバー片をグリップ部から一体的に
延設し、該カバー片と同本体ハウジング部の後端部分と
の間には衝撃振動範囲よりも大きな間隙を設けたことを
特徴とする。
【0015】したがって、この場合は特に、グリップ部
を手で持つだけでなく本体ハウジング部の後方から支え
て作業を行うことができ、該本体ハウジング部の作業姿
勢を良好に保つことができて作業性が向上する。その
際、本体ハウジング部の後端部分を覆うカバー片を押さ
えることになり、該カバー片がグリップ部から一体的に
延設されて同本体ハウジング部の後端部分との間には衝
撃振動範囲よりも大きな間隙が設けられていることで、
適切な押し付け力には影響が及ばない。
【0016】本発明の請求項5記載の電動衝撃工具は、
上記請求項1〜3のいずれか一つに記載の電動衝撃工具
において、本体ハジング部とグリップ部の両者間に、係
合手段におけるスライドを停止させるストッパー手段を
設けたことを特徴とする。
【0017】したがって、この場合は特に、本体ハジン
グ部とグリップ部の両者間に設けられたストッパー手段
によって、係合手段におけるスライドを停止させること
ができるので、本体ハウジング部がスライドして動くと
都合が悪い場合、例えば、運搬時、梱包時、或いは、衝
撃発生手段を作動させないでドライバー等として使用す
る場合に、同ストッパー手段で本体ハジング部の動きを
停止させることができて便利である。
【0018】
【発明の実施の形態】図1、2は、本発明の請求項1、
2に対応する一実施形態を示し、該実施形態の電動衝撃
工具は、出力軸1に軸方向の振動を付与する衝撃発生手
段2を内蔵した本体ハウジング部3と、該本体ハウジン
グ部3から軸方向と交差する方向に突設されたグリップ
部4とを備えてなる。
【0019】この場合に、本体ハジング部3とグリップ
部4とを別体に形成し、両者を相互に軸方向でスライド
自在とする係合手段5を介して結合すると共に、両者の
間に本体ハウジング部3を作業対象物6へ向かって軸方
向に付勢する弾発手段7を介設している。しかも、出力
軸1を回転させるモータ8を本体ハウジング部3に内蔵
し、該モータ8を操作するスイッチ9と同モータ8へ電
源を供給する電源部10とをグリップ部4に備えている。
【0020】本体ハウジング部3の内部構造は、従来の
技術と同様なので、図10、11によって説明する。本
体ハジング部3には、出力軸1、衝撃発生手段2、モー
タ8の他、歯車機構15が内蔵されている。歯車機構15は
遊星歯車構造でなり、電源部10は着脱自在な電池パック
で形成されている。
【0021】したがって、スイッチ9をONすると、電
源部10から電源供給されてモータ8が回転する。該モー
タ8の回転は歯車機構15で増幅され、衝撃発生手段2を
介して出力軸1へと伝達される。この場合、出力軸1の
先端にネジ固定されたチャック16にドリルビット17を取
り付け、該ドリルビット17を作業対象物6に対して押し
付けると、衝撃発生手段2において、バネ22aにより解
離されていたカム23aとカム23bとが係合する。その
際、カム23aとカム23bとはバネ22bの弾発押圧力によ
って係合しているが、出力軸1に負荷が加わると、同カ
ム23aとカム23bとは係合・離脱を繰り返して、同出力
軸1に軸方向の振動が付与される。該振動により出力軸
1には軸方向の衝撃力が発生し、該衝撃力を伴い回転す
ることになるドリルビット17によって、作業対象物6に
孔開け加工を効果的に施すことができる。
【0022】図1、2に示す如く、本体ハウジング部3
とグリップ部4とは、係合手段5を介して係合される。
係合手段5は、本体ハウジング部3の底部に形成された
後方へ開口した前後方向の溝部51と、グリップ部4の上
端部に形成された前後方向の凸段部53とでなり、溝部51
の両側には凹溝52が各々形成され、凸段部53の両側には
凸条54が各々形成されている。この場合、凸段部53を溝
部51に後方から差し込むと、両凸条54が両凹溝52に各々
スライド自在に係合される。その際、溝部51の前端内面
に突設された一対の凸起71にスプリング71が各々装着さ
れ、両スプリング71の後端に凸段部53の前端面が当接さ
れ、該両スプリング71が弾発手段7として介設される。
【0023】又、本体ハウジング部3の後端部分には、
キャップ18がビス19によって取着固定され、該キャップ
18によって、前記溝部51に差し込まれた凸段部53の後方
への抜け外れが阻止される。この場合、凸段部53は溝部
51内で両スプリング71の弾性に抗して前後方向にスライ
ドできる程度に余裕を残して嵌合されており、すなわ
ち、凸段部53の前方へのスライドは前記両凸起71の先端
に当止することで、同後方へのスライドはキャップ18に
当止することで、各々そのスライド範囲が規制される。
なお、グリップ部4のスイッチ9付近の側面には、該ス
イッチ9が不用意に作動しないようにするロックボタン
20が付設されている。
【0024】したがって、該実施形態の電動衝撃工具に
おいては、本体ハジング部3とグリップ部4とが別体に
形成され、両者は相互に軸方向でスライド自在な係合手
段5を介して結合されると共に、両者の間に本体ハウジ
ング部3を作業対象物6へ向かって軸方向に付勢する弾
発手段7が介設されているため、弾発手段7の弾性力を
伴って調整される適切な力によって本体ハウジング部3
が作業対象物6へ向かって軸方向に押し付けられること
になる。
【0025】その際、本体ハウジング部3とグリップ部
4との相互スライド位置関係を外部から見ることによっ
て、押し付け力の度合いを容易に確認することができ、
適切な押し付け力を安定して保持し易くて作業効率が向
上する。すなわち、十分な衝撃力が得られてドリルビッ
ト17による孔開けスピードが高まり、その作業量も増大
する。
【0026】特に、この場合、グリップ部4を前方を押
して、上記凸段部53の前端面が両凸起71の先端に当止し
た時点で、最適な押し付け力が得られるように設定して
あるので、同当止した位置を目安に適切な押し付け力と
なるよう簡単に調整することができる。又、本体ハウジ
ング部3の衝撃力が弾発手段7によって吸収されグリッ
プ部4には伝わり難く、該グリップ部4を手で持つ作業
者にとっても作業し易いものとなる。
【0027】又、該実施形態の電動衝撃工具において
は、回転軸1が適切な押し付け力を伴って回転されるこ
とになるので、該回転軸1を回転させるモータ8への負
荷が低減され、該モータ8の発熱や損傷を防止すること
ができる。又、モータ8を操作するスイッチ9が衝撃力
の伝わり難いグリップ部4に備えられていることでその
操作性は良好で、同グリップ部4に比較的重くなる電源
部10が備えられていることで、該グリップ部4はより振
動し難くなって作業者が持ち易いものとなる。
【0028】図3は、本発明の請求項1〜3に対応する
別の実施形態を示し、該実施形態の電動衝撃工具は、上
記図1、2に示した実施形態の電動衝撃工具と同様の構
造のものにおいて、本体ハジング部3とグリップ部4の
両者に、弾発手段7の付勢力の程度を係合手段5におけ
る両者の相互スライド位置関係として表示するマーク11
を付与したものである。
【0029】したがって、この場合は特に、本体ハウジ
ング部3とグリップ部4との相互スライド位置関係を外
部から見ている際、両者に付与されたマーク11を位置合
わせすることによって、所定の適切な押し付け力を容易
に且つ確実に安定保持することができ、作業効率はより
向上する。すなわち、この場合は、両マーク11の位置が
合致した状態で、最適な押し付け力が得られるように設
定してある。なお、それ以外は、上記図1、2に示した
実施形態と同様に構成されて、上記図1、2に示した実
施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0030】又、該実施形態の電動衝撃工具において、
マーク11の表示形態に工夫を加えることで、最適な押し
付け力を選択変更できるようにすることも有効である。
例えば、図4(a)に示す如く、一方のマーク11aを複
数種のドリルビット17の径を表示する印とし、該マーク
11aのいずれか一つの印に他方のマーク11bを合致させ
ることによって、各ドリルビット17の径に応じた最適な
押し付け力が得られるようにしたり、図4(b)に示す
如く、一方のマーク11aを複数種の作業対象物6の材質
を表示する印とし、該マーク11aのいずれか一つの印に
他方のマーク11bを合致させることによって、各材質に
応じた最適な押し付け力が得られるようにしたりするこ
とができる。
【0031】図5は、本発明の請求項1〜4に対応する
更に別の実施形態を示し、該実施形態の電動衝撃工具
は、上記図3に示した実施形態の電動衝撃工具と同様の
構造のものにおいて、本体ハウジング部3の作業対象物
6とは反対側となる後端部分を覆うカバー片12をグリッ
プ部4から一体的に延設し、該カバー片12と同本体ハウ
ジング部3の後端部分との間には衝撃振動範囲よりも大
きな間隙13を設けたものである。この場合、カバー片12
はグリップ部4の後端から上方へ突出延設されており、
本体ハウジング部3の後端部分のキャップ18よりも若干
大きい略器形状に形成されていて、該カバー片12とキャ
ップ18との間の間隙13には指先が入り込まないようにな
っている。
【0032】したがって、この場合は特に、グリップ部
4を手で持つだけでなく本体ハウジング部3の後方から
支えて作業を行うことができ、該本体ハウジング部3の
作業姿勢を作業対象物6に対して垂直な方向となるよう
良好に保つことができて作業性が向上する。その際、本
体ハウジング部3の後端部分を覆うカバー片12を押さえ
ることになるが、該カバー片12がグリップ部4から一体
的に延設されて同本体ハウジング部3の後端部分との間
には衝撃振動範囲よりも大きな間隙13が設けられている
ことで、適切な押し付け力には影響が及ばない。なお、
それ以外は、上記図3に示した実施形態と同様に構成さ
れて、上記図3に示した実施形態におけると同様の作用
効果が奏される。
【0033】図6、7は、本発明の請求項1〜3、5に
対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態の電動衝
撃工具は、上記図3に示した実施形態の電動衝撃工具と
同様の構造のものにおいて、本体ハジング部3とグリッ
プ部4の両者間に、係合手段5におけるスライドを停止
させるストッパー手段14を設けたものである。該ストッ
パー手段14は、本体ハウジング部3の側壁にネジ部14a
を設け、該ネジ部14aにネジ14bを挿通し、該ネジ14b
を締め付けてグリップ部4に形成されたネジ溝14cに係
止固定するものである。この場合、係合手段5となるグ
リップ部4の凸段部53の片側の凸条54の側面にネジ溝14
cが形成されており、該係合手段5そのものにストッパ
ー手段14が設けられることになる。
【0034】したがって、この場合は特に、本体ハジン
グ部3とグリップ部4の両者間の係合手段5に設けられ
たストッパー手段14によって、該係合手段5におけるス
ライドを停止させることができるので、本体ハウジング
部3がスライドして動くと都合が悪い場合、例えば、運
搬時、梱包時等に便利である。又、実施形態の電動衝撃
工具には、振動ドリル作業とドライバー作業とを切り換
える機能が備わっており、ドライバー作業を行う場合に
も、ストッパー手段14で本体ハジング部3の動きを確実
に停止させることによって簡単に対応することができ
る。なお、それ以外は、上記図3に示した実施形態と同
様に構成されて、上記図3に示した実施形態におけると
同様の作用効果が奏される。
【0035】図8は、本発明の請求項1〜3、5に対応
する更に別の実施形態を示し、該実施形態の電動衝撃工
具も、上記図3に示した実施形態の電動衝撃工具と同様
の構造のものにおいて、本体ハジング部3とグリップ部
4の両者間に、係合手段5におけるスライドを停止させ
るストッパー手段14を設けたものであるが、この場合
は、本体ハウジング部3の前端に回動自在に付設された
クラッチハンドル21の外面に後方へ突出した凸片状のス
トッパー手段14が突設されており、該ストッパー手段14
の後端がグリップ部4の前端に当止することによって、
本体ハジング部3とグリップ部4相互のスライドが停止
される。
【0036】したがって、この場合も、本体ハジング部
3とグリップ部4の両者間に設けられたストッパー手段
14によって、係合手段5におけるスライドを停止させる
ことができるので、本体ハウジング部3がスライドして
動くと都合が悪い場合、例えば、運搬時、梱包時、或い
は、衝撃発生手段2を作動させないでドライバー等とし
て使用する場合に、同ストッパー手段14で本体ハジング
部3の動きを停止させることができて便利である。
【0037】又、この場合、ストッパー手段14がグリッ
プ部4と対応する位置となるようにクラッチハンドル21
を回動させるだけで、該ストッパー手段14を機能させる
ことができてその操作性は良好である。又、衝撃発生手
段2を作動させる作業と作動させない作業との切り換え
が、同クラッチハンドル21の回動操作によって行われる
ものである場合には、ストッパー手段14がグリップ部4
と対応する位置となった状態で、衝撃発生手段2を作動
させない作業に切り換え設定されるようになすと良い。
なお、それ以外は、上記図3に示した実施形態と同様に
構成されて、上記図3に示した実施形態におけると同様
の作用効果が奏される。
【0038】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の電
動衝撃工具においては、弾性力を伴って調整される適切
な力によって本体ハウジング部が作業対象物へ向かって
押し付けられることになり、その際、同本体ハウジング
部とグリップ部との相互スライド位置関係によって押し
付け力の度合いを容易に確認することができ、適切な押
し付け力を安定して保持し易くて作業効率が向上し、し
かも、衝撃力がグリップ部には伝わり難くて作業し易い
ものとなる。
【0039】又、本発明の請求項2記載の電動衝撃工具
においては、特に、出力軸を回転させるモータへの負荷
が低減されて該モータの発熱や損傷は防止され、スイッ
チが衝撃力の伝わり難いグリップ部に備えられているこ
とでその操作性は良好で、同グリップ部に電源部が備え
られていることで、該グリップ部はより振動し難くなっ
て作業者が持ち易いものとなる。
【0040】又、本発明の請求項3記載の電動衝撃工具
においては、特に、本体ハウジング部とグリップ部との
相互スライド位置関係を外部から見ている際、マークを
位置合わせすることによって、所定の適切な押し付け力
を容易に且つ確実に安定保持することができ、作業効率
はより向上する。
【0041】又、本発明の請求項4記載の電動衝撃工具
においては、特に、本体ハウジング部の後方から支えて
作業を行うことができ、該本体ハウジング部の作業姿勢
を良好に保つことができて作業性が向上し、その際、カ
バー片を押さえることになって適切な押し付け力にも影
響が及ばない。
【0042】又、本発明の請求項5記載の電動衝撃工具
においては、特に、本体ハウジング部がスライドして動
くと都合が悪い場合、例えば、運搬時、梱包時、或い
は、衝撃発生手段を作動させないでドライバー等として
使用する場合に、ストッパー手段で同本体ハジング部の
動きを停止させることができて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である電動衝撃工具の使用
状態を示す一部切欠側面図。
【図2】同電動衝撃工具の分解斜視図。
【図3】別の実施形態である電動衝撃工具を示す側面
図。
【図4】同電動衝撃工具における異なるマークを例示す
る(a)(b)各々その要部側面図。
【図5】更に別の実施形態である電動衝撃工具を示す一
部切欠側面図。
【図6】更に別の実施形態である電動衝撃工具を示す側
面図。
【図7】図6におけるX−X断面図。
【図8】更に別の実施形態である電動衝撃工具を示す側
面図。
【図9】従来例である電動衝撃工具の使用状態を示す側
面図。
【図10】同電動衝撃工具の内部構造を示す要部断面
図。
【符号の説明】
1 出力軸 2 衝撃発生手段 3 本体ハウジング部 4 グリップ部 5 係合手段 6 作業対象物 7 弾発手段 8 モータ 9 スイッチ 10 電源部 11 マーク 12 カバー片 13 間隙 14 ストッパー手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力軸に軸方向の振動を付与する衝撃発
    生手段を内蔵した本体ハウジング部と、該本体ハウジン
    グ部から軸方向と交差する方向に突設されたグリップ部
    と、を備えた電動衝撃工具であって、本体ハジング部と
    グリップ部とを別体に形成し、両者を相互に軸方向でス
    ライド自在とする係合手段を介して結合すると共に、両
    者の間に本体ハウジング部を作業対象物へ向かって軸方
    向に付勢する弾発手段を介設してなる電動衝撃工具。
  2. 【請求項2】 出力軸を回転させるモータを本体ハウジ
    ング部に内蔵し、該モータを操作するスイッチと同モー
    タへ電源を供給する電源部とをグリップ部に備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の電動衝撃工具。
  3. 【請求項3】 本体ハジング部とグリップ部の両者に、
    弾発手段の付勢力の程度を係合手段における両者の相互
    スライド位置関係として表示するマークを付与したこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の電動衝撃工具。
  4. 【請求項4】 本体ハウジング部の作業対象物とは反対
    側となる後端部分を覆うカバー片をグリップ部から一体
    的に延設し、該カバー片と同本体ハウジング部の後端部
    分との間には衝撃振動範囲よりも大きな間隙を設けたこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の電
    動衝撃工具。
  5. 【請求項5】 本体ハジング部とグリップ部の両者間
    に、係合手段におけるスライドを停止させるストッパー
    手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    一つに記載の電動衝撃工具。
JP10242621A 1998-08-28 1998-08-28 電動衝撃工具 Pending JP2000071116A (ja)

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