JP2573106Y2 - コイル支持装置 - Google Patents
コイル支持装置Info
- Publication number
- JP2573106Y2 JP2573106Y2 JP1991083036U JP8303691U JP2573106Y2 JP 2573106 Y2 JP2573106 Y2 JP 2573106Y2 JP 1991083036 U JP1991083036 U JP 1991083036U JP 8303691 U JP8303691 U JP 8303691U JP 2573106 Y2 JP2573106 Y2 JP 2573106Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- insulating plate
- terminal
- shunt
- support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、コイル支持装置に関
し、たとえば、回路遮断器の引きはずし装置の改良に関
するものである。
し、たとえば、回路遮断器の引きはずし装置の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の回路遮断器の引きはずし装
置の側面図、図6は図5から可動鉄片8を除いた平面
図、図7は組立前にコイル部が図6より回転している状
態を示す平面図、図8は絶縁板の斜視図である。図にお
いて、1は磁路を構成するL字形の継鉄、2は励磁機能
を有する可動鉄心制動液および制動ばねが内蔵されてい
る(図示せず)筒体で、この筒体2は、外側に電磁コイ
ル3が巻回されていると共に継鉄1に固定されている。
電磁コイル3はその一方の足を下に曲げシャント端子3
aとし、可動子4に接合されたシャント5を接合してい
る。可動子4には、可動接点4Aを有している。電磁コ
イル3の他端3bは負荷端子6と接合されている。電磁
コイル3と継鉄1の間には絶縁板7が組込まれている。
絶縁板7は、継鉄底面1aと接する絶縁板底面7aに筒
体2を貫通さす穴7bが設けてあり、さらに電磁コイル
3と継鉄1を絶縁するようL字状の立壁7cと、シャン
ト端子3aの接合部と継鉄1、筒体2を絶縁する懸垂壁
7dを有している。8は可動鉄片で、両端部に凹部(図
示せず)を形成し、継鉄1のガイド部1bに嵌挿され引
きばね9により時計方向に常時付勢されている。可動鉄
片8におよぶ電磁力が引きばね9の力より強くなると、
筒体2へ接するように吸引され、継鉄1の受面1cを支
点として回動するため、駆動足8aが、開閉機構(図示
せず)に連動するトリップバー10を押し、開閉機構を
作動さすものである。
置の側面図、図6は図5から可動鉄片8を除いた平面
図、図7は組立前にコイル部が図6より回転している状
態を示す平面図、図8は絶縁板の斜視図である。図にお
いて、1は磁路を構成するL字形の継鉄、2は励磁機能
を有する可動鉄心制動液および制動ばねが内蔵されてい
る(図示せず)筒体で、この筒体2は、外側に電磁コイ
ル3が巻回されていると共に継鉄1に固定されている。
電磁コイル3はその一方の足を下に曲げシャント端子3
aとし、可動子4に接合されたシャント5を接合してい
る。可動子4には、可動接点4Aを有している。電磁コ
イル3の他端3bは負荷端子6と接合されている。電磁
コイル3と継鉄1の間には絶縁板7が組込まれている。
絶縁板7は、継鉄底面1aと接する絶縁板底面7aに筒
体2を貫通さす穴7bが設けてあり、さらに電磁コイル
3と継鉄1を絶縁するようL字状の立壁7cと、シャン
ト端子3aの接合部と継鉄1、筒体2を絶縁する懸垂壁
7dを有している。8は可動鉄片で、両端部に凹部(図
示せず)を形成し、継鉄1のガイド部1bに嵌挿され引
きばね9により時計方向に常時付勢されている。可動鉄
片8におよぶ電磁力が引きばね9の力より強くなると、
筒体2へ接するように吸引され、継鉄1の受面1cを支
点として回動するため、駆動足8aが、開閉機構(図示
せず)に連動するトリップバー10を押し、開閉機構を
作動さすものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の回路遮断器の引
きはずし装置は以上のように構成されているため、ベー
ス(図示せず)に組込む前に図7に示すようにシャント
端子3aとシャント5の接合部が絶縁板7の懸垂壁7d
の角を回転してのりこえ、正規の位置からずれるため、
位置を修正する必要があった。また回転する際、懸垂壁
7dにシャント端子3aとシャント5の接合部がこす
れ、シャント5の素線が切れる問題があった。
きはずし装置は以上のように構成されているため、ベー
ス(図示せず)に組込む前に図7に示すようにシャント
端子3aとシャント5の接合部が絶縁板7の懸垂壁7d
の角を回転してのりこえ、正規の位置からずれるため、
位置を修正する必要があった。また回転する際、懸垂壁
7dにシャント端子3aとシャント5の接合部がこす
れ、シャント5の素線が切れる問題があった。
【0004】この考案は上記のような問題を解消するた
めになされたもので、コイルの回転防止を行い、他装置
への組込前のコイルの位置修正を廃止し、シャントの素
線切れを防止することができるコイル支持装置を得るこ
とを目的とする。
めになされたもので、コイルの回転防止を行い、他装置
への組込前のコイルの位置修正を廃止し、シャントの素
線切れを防止することができるコイル支持装置を得るこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案に係るコイル支
持装置は、たとえば、回路遮断器の絶縁板7の懸垂壁7
dの一部を曲げずに、絶縁板底面7aの延長として残し
たものであり、この考案は以下の要素を有するものであ
る。 (a)所定方向に延在する筒体、 (b)筒体を支持する導電性の支持体、 (c)筒体の外側に回転可能に設けられ、その端子が支
持体側に棒状に突出しているコイル、 (d)コイルと支持体の間にあって、コイルと支持体を
絶縁するとともに、コイルの回転を所定の範囲にするた
め、支持体側に棒状に突出しているコイルの端子を係止
する係止部を有する絶縁体。
持装置は、たとえば、回路遮断器の絶縁板7の懸垂壁7
dの一部を曲げずに、絶縁板底面7aの延長として残し
たものであり、この考案は以下の要素を有するものであ
る。 (a)所定方向に延在する筒体、 (b)筒体を支持する導電性の支持体、 (c)筒体の外側に回転可能に設けられ、その端子が支
持体側に棒状に突出しているコイル、 (d)コイルと支持体の間にあって、コイルと支持体を
絶縁するとともに、コイルの回転を所定の範囲にするた
め、支持体側に棒状に突出しているコイルの端子を係止
する係止部を有する絶縁体。
【0006】
【作用】たとえば、この考案における回路遮断器のコイ
ル支持装置は、絶縁板底面7a(絶縁体の一例)の延長
した凸部(係止部の一例)によりシャント端子3a(コ
イルの端子の一例)の接合部が、前記凸部に当たりコイ
ルが回転する事を防ぎ、したがって組立前の位置の修正
が不要となり、シャントの素線切れもなくなるものであ
る。
ル支持装置は、絶縁板底面7a(絶縁体の一例)の延長
した凸部(係止部の一例)によりシャント端子3a(コ
イルの端子の一例)の接合部が、前記凸部に当たりコイ
ルが回転する事を防ぎ、したがって組立前の位置の修正
が不要となり、シャントの素線切れもなくなるものであ
る。
【0007】
【実施例】実施例1. 以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1
は本考案による絶縁板の斜視図及びコイル部が回転し絶
縁板により回転止めができている状態を示す平面図、図
2は本考案による絶縁板を使用した引きはずし装置の側
面図、図3は図2から可動鉄片8を除いた平面図であ
る。図において7eは懸垂壁7dの一部を絶縁板底面7
aと同一面で残して成るシャント端子3aのストッパー
である。なお、他の構成部品については従来のものと同
一につき説明を省略する。図1(b)のように、ベース
(図示せず)へ組込む前に電磁コイル3が回転しかかっ
てもシャント端子3aがストッパー7eに当たり、従来
のように回りきってしまわないため、組込みが容易とな
る。
は本考案による絶縁板の斜視図及びコイル部が回転し絶
縁板により回転止めができている状態を示す平面図、図
2は本考案による絶縁板を使用した引きはずし装置の側
面図、図3は図2から可動鉄片8を除いた平面図であ
る。図において7eは懸垂壁7dの一部を絶縁板底面7
aと同一面で残して成るシャント端子3aのストッパー
である。なお、他の構成部品については従来のものと同
一につき説明を省略する。図1(b)のように、ベース
(図示せず)へ組込む前に電磁コイル3が回転しかかっ
てもシャント端子3aがストッパー7eに当たり、従来
のように回りきってしまわないため、組込みが容易とな
る。
【0008】以上のように、この実施例では、L字形の
継鉄1(支持体)に固着され、内部に励磁機能を有する
部材を内蔵する筒体2、この筒体の外側に巻回された電
磁コイル3を有し、上記継鉄に回動自在に設けた可動鉄
片、およびこの可動鉄片を付勢する引きばねを設け、前
記電磁コイル3と継鉄1の間に絶縁板7(絶縁体)を設
けた回路遮断器の引きはずし装置において、前記絶縁板
7の継鉄1に接する面の一部を延ばしストッパー7e
(係止部)とした事を特徴とする回路遮断器の引きはず
し装置を説明した。
継鉄1(支持体)に固着され、内部に励磁機能を有する
部材を内蔵する筒体2、この筒体の外側に巻回された電
磁コイル3を有し、上記継鉄に回動自在に設けた可動鉄
片、およびこの可動鉄片を付勢する引きばねを設け、前
記電磁コイル3と継鉄1の間に絶縁板7(絶縁体)を設
けた回路遮断器の引きはずし装置において、前記絶縁板
7の継鉄1に接する面の一部を延ばしストッパー7e
(係止部)とした事を特徴とする回路遮断器の引きはず
し装置を説明した。
【0009】実施例2. ストッパー7eは図4に示すように、シャント端子を固
定するような位置であってもかまわない。この場合は、
コイル3が全く回転しないという利点があるが、この場
合は、シャント5とシャント端子3aの接合部は、スト
ッパー7eの反対側に設けておき、コイル3の筒体2へ
の挿入がストッパー7eでさまたげられないようにする
のが望ましい。
定するような位置であってもかまわない。この場合は、
コイル3が全く回転しないという利点があるが、この場
合は、シャント5とシャント端子3aの接合部は、スト
ッパー7eの反対側に設けておき、コイル3の筒体2へ
の挿入がストッパー7eでさまたげられないようにする
のが望ましい。
【0010】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、絶縁
体の一部にコイル端子を係止する係止部を設けるように
構成したため、別部品を設けることなく、コイル3の回
転止めができ、本考案に係るコイル支持装置を他の装置
へ組み込む際に組立性の改善ができ、またシャント5の
こすれによる素線切れもなくなる効果が得られる。
体の一部にコイル端子を係止する係止部を設けるように
構成したため、別部品を設けることなく、コイル3の回
転止めができ、本考案に係るコイル支持装置を他の装置
へ組み込む際に組立性の改善ができ、またシャント5の
こすれによる素線切れもなくなる効果が得られる。
【図1】この考案の一実施例による絶縁板の斜視図及び
電磁コイルがストッパーに当たり回転できない状態を示
す平面図。
電磁コイルがストッパーに当たり回転できない状態を示
す平面図。
【図2】図1の絶縁板を使用した回路遮断器の引きはず
し装置の側面図。
し装置の側面図。
【図3】図2から可動鉄片を除いた状態の平面図。
【図4】この考案のその他の実施例による絶縁板の斜視
図。
図。
【図5】従来の引きはずし装置を示す側面図。
【図6】図5から可動鉄片を除いた状態を示す平面図。
【図7】図6から電磁コイルが回転した状態を示す平面
図。
図。
【図8】従来の絶縁板の斜視図である。
1 継鉄(支持体の一例) 2 筒体 3 電磁コイル 3a シャント端子 4 可動子 4A 可動接点 5 シャント 6 負荷端子 7 絶縁板(絶縁体の一例) 7a 絶縁板底面 7b 穴 7c 立壁 7d 懸垂壁 7e ストッパー(係止部の一例) 8 可動鉄片 9 引きばね 10 トリップバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 73/20 H01H 73/36
Claims (1)
- 【請求項1】 以下の要素を有するコイル支持装置 (a)所定方向に延在する筒体、 (b)筒体を支持する導電性の支持体、 (c)筒体の外側に回転可能に設けられ、その端子が支
持体側に棒状に突出しているコイル、 (d)コイルと支持体の間にあって、コイルと支持体を
絶縁するとともに、コイルの回転を所定の範囲にするた
め、支持体側に棒状に突出しているコイルの端子を係止
する係止部を有する絶縁体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991083036U JP2573106Y2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | コイル支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991083036U JP2573106Y2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | コイル支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534645U JPH0534645U (ja) | 1993-05-07 |
JP2573106Y2 true JP2573106Y2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=13790994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991083036U Expired - Lifetime JP2573106Y2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | コイル支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2573106Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102013104914B4 (de) | 2012-05-16 | 2023-06-15 | Abb S.P.A. | Leitungsschutzschalter mit gegossenem Gehäuse |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5816735B2 (ja) * | 1978-03-27 | 1983-04-01 | 富士電機株式会社 | 回路しや断器 |
-
1991
- 1991-10-14 JP JP1991083036U patent/JP2573106Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102013104914B4 (de) | 2012-05-16 | 2023-06-15 | Abb S.P.A. | Leitungsschutzschalter mit gegossenem Gehäuse |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0534645U (ja) | 1993-05-07 |
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