JP2572982B2 - アクリル系吸水剤およびその製造方法 - Google Patents

アクリル系吸水剤およびその製造方法

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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、アクリル酸系単量体と親水性不飽和カルボ
ン酸エステル系単量体を成分とする共重合体からなり、
フィルムに成形することができるアクリル系吸水剤及び
その製造方法に関する。
従来の技術及び問題点 ポリマー系吸水剤の用途は紙オムツや女性用生理用品
などで代表されるが、その種々の用途の内にあっては、
フィルムやシート等の形態であることが強く望まれる場
合が多々ある。そのような場合、これまでに種々提案さ
れたポリマー系吸水剤にあってはそれ自体がフィルム形
成能を有しないため、粒状ないし粉状で供給されたもの
を吸水紙でサンドイッチしたり、繊維間に混在させたり
してシート状のものにする方式が一般にとられてきた。
しかしながら、このような方式では透明体が得にくかっ
たり、吸水箇所の偏りが生じたり、厚さなどの点で用途
に適さなかったり、その製造に多労力を要したりする問
題点があった。
そのため、エチレン−酢酸ビニル共重合体などのフィ
ルム形成能を有する樹脂溶液中に吸水剤を分散させてこ
れをフィルムに成形する試みや、ポリマー系吸水剤に可
塑剤を混合してフィルムに成形する試み(特開昭53−14
1357号公報)がなされているが、いずれの場合も吸水量
や吸水速度等の吸水特性の低下がみられ、満足できる吸
水性フィルムを得るまでには至っていない。
問題点を解決するための手段 本発明者らは、それ自体が優れたフィルム形成能を示
すポリマー系吸水剤を開発するために鋭意研究を重ねた
結果、アクリル酸系単量体と親水性不飽和カルボン酸エ
ステル系単量体からなる特殊な共重合体によりその目的
を達成しうることを見出し、本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は、アクリル酸系単量体と、それと
同重量以上の親水性不飽和カルボン酸エステル系単量体
を成分としてフィルム形成能を有するアクリル系共重合
体からなり、その共重合体のカルボキシル基がアルカリ
金属塩、アンモニウム塩又はアミン塩を形成し、かつ架
橋処理されてなることを特徴とするアクリル系吸水剤、
及び アクリル酸系単量体3〜35重量%、親水性不飽和カル
ボン酸エステル系単量体35〜97重量%及びアクリル酸系
アルキルエステル単量体0〜50重量%の配合割合からな
る単量体を重合処理して得た共重合体を、アルカリ金属
系塩基、アンモニア系化合物又はアミンで中和処理する
と共に、架橋剤で架橋処理することを特徴とする前記ア
クリル系吸水剤の製造方法を提供するものである。
作用 アクリル酸系成分のアルカリ金属塩、アンモニウム塩
ないしアミン塩に基づいて優れた吸水能が付与される。
また親水性不飽和カルボン酸エステル系成分に基づい
て、得られる共重合体のガラス転移点が低くなってフィ
ルム形成能が付与されると共に、吸水能も付与される。
さらに、アクリル酸系アルキルエステル単量体を追加し
た場合には、得られる共重合体のフィルム形成能がより
優れたものとなり、得られるフィルムの物性、例えば弾
性などの調節が容易となる。
発明の構成要素の例示 本発明のアクリル系吸水剤は、アクリル酸系単量体
と、親水性不飽和カルボン酸エステル系単量体と、必要
に応じアクリル酸系アルキルエステル単量体を用いて重
合処理した共重合体からなる。
そのアクリル酸系単量体としてはアクリル酸又はメタ
クリル酸が単独で、又は組合せて用いられる。
また、親水性不飽和カルボン酸エステル系単量体とし
ては、分子中にアルコキシ系エーテル結合又は水酸基を
有するものが用いられる。
分子中にアルコキシ系エーテル結合を有する親水性不
飽和カルボン酸エステル系単量体としては、 式I:HOCH2 mOCH2 nH (式I中、mは1〜4、nは1〜3の整数である。) 式II:HOCH2CH2OCH2 nH (式II中、pは2〜6、nは1〜3の整数である。) (式III中、Yは1〜6、nは1〜3の整数である。) で表される、炭素数が3以下のアルコキシ基からなるエ
ーテル結合を分子中に1個又は2個以上有する1価アル
コールと、不飽和カルボン酸とのエステルがあげられ
る。
前記した1価アルコールの具体例としては、 式I;2−メトキシエチルアルコール、2−メトキシプロ
ピルアルコール、3−メトキシプロピルアルコール、4
−メトキシブチルアルコール、2−エトキシエチルアル
コール、3−エトキシプロピルアルコール、2−プロポ
キシエチルアルコール、 式II;ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノプロピルエーテル、トリエチレングリコール
モノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチ
ルエーテル、トリエチレングリコールモノプロピルエー
テル、 式III;プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロ
ピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリ
コールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコール
モノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチ
ルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエー
テル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、
トリプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリプ
ロピレングリコールモノプロピルエーテルなどがあげら
れる。
また、不飽和カルボン酸としてはアクリル酸、メタク
リル酸等の不飽和モノカルボン酸や、マレイン酸、イタ
コン酸等の不飽和ジカルボン酸などがあげられる。就
中、不飽和モノカルボン酸が好ましく用いられ、また不
飽和ジカルボン酸は併用系とすることが好ましい。
一方、分子中に水酸基を有する親水性不飽和カルボン
酸エステル系単量体としては、2−ヒドロキシメチル
基、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル
基などの水酸基含有基を有するアクリル酸ないしメタク
リル酸等の不飽和カルボン酸からなるエステルがあげら
れる。
他方、必要に応じ用いられるアクリル酸系アルキルエ
ステル単量体としては、プロピル基やブチル基、あるい
は2−エチルヘキシル基などで代表される炭素数が3〜
14、好ましくは4〜9のアルキル基を有するアクリル酸
又はメタクリル酸のエステルがあげられる。
共重合処理に際して用いる単量体の割合は、アクリル
酸系単量体3〜35重量%、好ましくは5〜33重量%、親
水性不飽和カルボン酸エステル系単量体35〜97重量%、
好ましくは40〜85重量%、アクリル酸系アルキルエステ
ル単量体0〜50重量%、好ましくは40重量%以下が適当
である。そのアクリル酸系単量体の配合割合が3重量%
未満では得られる吸水剤がその吸水能に乏しくなるし、
35重量%を超えると弾性のあるフィルムを形成しうる共
重合体が得にくくなる。また、親水性不飽和カルボン酸
エステル系単量体の配合割合が35重量%未満では得られ
る吸水剤のフィルム形成能と吸水能のバランスをとりに
くく、97重量%を超えると得られる吸水剤がその吸水能
に乏しくなる。他方、必要に応じ用いるアクリル酸系ア
ルキルエステル単量体の配合割合が50重量%を超えると
得られる吸水剤がその吸水能に乏しくなる。
なお、前記した単量体はそれぞれ1種のみを用いても
よいし、2種以上を併用してもよい。また、重合処理は
アクリル酸系単量体を得る場合の通例の方式で行うこと
ができる。従って、重合開始剤としては過硫酸塩や有機
過酸化物、あるいはレドックス系開始剤など公知のもの
を用いうる。
本発明のアクリル系吸水剤は、上記した単量体からな
る共重合体をアルカリ金属系塩素、アンモニア系化合物
又はアミンで中和処理したものである。すなわち、共重
合体のカルボキシル基をアルカリ金属塩、アンモニウム
塩又はアミン塩に中和したものである。これにより、吸
水能に優れるものとすることができる。カルボキシル基
の中和度としては20モル%以上、好ましくは40モル%以
上、就中40〜95モル%が適当である。その中和度が20モ
ル%未満では得られるアクリル系吸水剤が吸水能に乏し
い場合がある。なお、中和度を95モル%以上としてもそ
の吸水能に実質的な差が認められなくなる。
前記中和処理に用いるアルカリ金属系塩基としては水
酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどで代表されるナト
リウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩形成物質があ
げられ、アンモニア系化合物としてはアンモニアやアン
モニア水などのアンモニウム塩形成物質があげられ、ア
ミンとしてはモノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、ヘキサメチレンジアミン、
テトラメチレンヘキサミンなどで代表されるモノアミン
ないし多価アミンがあげられる。
本発明のアクリル系吸水剤は、上記した共重合体を架
橋処理して、水に完全に溶解することなく吸水状態を持
続しうるようにしたものである。架橋処理は一般に架橋
剤を用いて行う。架橋剤の配合量は、共重合体100重量
部あたり0.01〜1重量部が適当であり、好ましくは0.03
〜0.7重量部である。その配合量が0.01重量部未満では
架橋密度が小さく、水への溶解成分が多くて吸水能に乏
しくなる。一方、1重量部を超えると架橋密度が高くな
り過ぎて膨潤しにくくなり、ひいては吸水能に乏しくな
る。
架橋剤としては公知のものが用いられ、その例として
はトリグリシジルイソシアヌレート、末端1,2−エポキ
シ基を有する脂環族グリシジルエステル系、脂環族グリ
シジルエーテル系、ビスフェノール系、脂肪族系等の低
分子量エポキシ化合物などで代表されるエポキシ化合物
類、メラミン、メチロールメラミン、ジ(トリ、テト
ラ、ペンタ、ヘキサ)メチロールメラミンのようなポリ
メチロールメラミン、メチル化メチロールメラミンのよ
うなアルキル化メチロールメラミン等のメラミン誘導体
などで代表されるメラミン化合物などの多官能性化合物
があげられる。就中、分子中にグリシジル基を2個以上
有するエポキシ化合物、又はポリメチロールメラミン若
しくはアルキル化メチロールメラミンなどが好ましく用
いられる。
なお、架橋処理は共重合体の溶液を乾燥させる際の加
熱で充分に行いうる。
本発明のアクリル系吸水剤は、それ自体がフィルム形
成能を有するので、例えば共重合体を得た反応液に中和
剤と架橋剤を加えて、これをライナーやコンベアなどの
上に塗工してその溶媒を揮散させるなどの通常の方式で
均一厚のフィルムを得ることができる。得られたフィル
ムは一般に透明性に優れており、またアクリル酸系アル
キルエステル成分を含有する場合には弾性に特に優れて
いる。
本発明のアクリル系吸水剤は、紙、不織布、合成樹
脂、金属、木材などの支持基材に塗工してラミネートシ
ートなどをすることができる。また、不織布や樹脂発泡
体のような多孔質素材の組織に含浸付着させて含浸シー
トとすることもできる。この場合には、表面積の大きい
吸水性シートとすることができて、吸水速度の速いもの
とすることができる。
発明の効果 本発明のアクリル系吸水剤は、優れたフィルム形成能
を有しており、溶液塗工方式によっても良好なフィルム
とすることができる。
その結果、吸水剤そのものからなる吸水性フィルムを
得ることもできるし、ラミネート剤ないしコーティング
剤、含浸剤あるいは吹付け剤などとして使用することも
でき、吸水性処理剤として種々の用途に適用することが
できる。従って、フィルムやラミネートシートや含浸シ
ート等のシート形態からなる適宜な厚さの吸水剤を容易
に形成できて薄膜化も容易であると共に、透明シートと
することも可能でありシート形態の吸水剤は、シート全
面が均等性に優れる吸水性を示して吸水箇所が偏りにく
い利点などを有している。
実施例 実施例1 アクリル酸20部(重量部、以下同様)と、アクリル酸
2−メトキシエチル140部と、アクリル酸2−エチルヘ
キシル40部と、過酸化ベンゾイル0.6部と、トルエン444
部とを、撹拌機、温度計、還流冷却器及び窒素ガス吹込
みノズルを備えた1容量のフラスコ中で窒素気流下、
59〜62℃で12時間重合処理した。得られた反応液の粘度
は1120ポイズ(B型回転粘度計、ローターNo.6、4rpm、
30℃)であった。
次に、反応液にイソプロピルアルコール114.5部を加
えたのち、水30部に水酸化カリウム14部(0.9当量対カ
ルボキシル基)を溶解させた水溶液を徐々に滴下し、つ
いでその反応液100部にトリグリシジルイソシアヌレー
ト0.03部を含む1重量%水溶液を加え、得られた溶液を
剥離紙上に塗工し、これを乾燥させる方式で厚さ約50μ
mの吸水性フィルムを得た。
実施例2 アクリル酸60部と、アクリル酸2−エトキシエチル10
0部と、アクリル酸ブチル40部と、過酸化ベンゾイル0.6
部と、トルエン240部と、イソプロピルアルコール60部
とを用いて前記に準じ重合処理し、粘度が365ポイズ
(B型回転粘度計、ローターNo.5、4rpm、30℃)の反応
液を得た。
次に、反応液100部にイソプロピルアルコール37.5部
及び水25部を加えたのち、水20部に水酸化ナトリウム5.
33部(0.8当量対カルボキシル基)を溶解させた水溶液
を徐々に滴下し、その後トリグリシジルイソシアヌレー
ト0.024部を含む1重量%水溶液を加え、得られた溶液
を剥離紙上に塗工し、これを乾燥させる方式で厚さ約50
μmの吸水性フィルムを得た。
実施例3 メタクリル酸30部と、アクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル140部と、アクリル酸イソブチル30部と、過酸化ベン
ゾイル1部と、トルエン210部と、メチルアルコール90
部とを用いて前記に準じ重合処理し、粘度が650ポイズ
(B型回転粘度計、ローターNo.6、4rpm、30℃)の反応
液を得た。
次に、反応液100部にメチルアルコール37.5部及び水2
5部を加えたのち、水5部に水酸化ナトリウム2.23部
(0.8当量対カルボキシル基)を溶解させた水溶液を徐
々に滴下し、その後エチレングリコールジグリシジルエ
ーテル0.04部を加え、得られた溶液を剥離紙上に塗工
し、これを乾燥させる方式で厚さ約50μmの吸水性フィ
ルムを得た。
実施例4 水酸化カリウム9.33部(0.6当量対カルボキシル基)
を水20部に溶かした液を用いたほかは実施例1に準じて
吸水性フィルムを得た。
実施例5 水酸化カリウム6.22部(0.4当量対カルボキシル基)
を水13.3部に溶かした液を用いたほかは実施例1に準じ
て吸水性フィルムを得た。
実施例6 水酸化カリウム3.11部(0.2当量対カルボキシル基)
を水6.66部に溶かした液を用いたほかは実施例1に準じ
て吸水性フィルムを得た。
実施例7 水酸化カリウム12.44部(0.8当量対カルボキシル基)
を水26.7部に溶かした液を用い、またトリグリシジルイ
ソシアヌレートに代えてグリセリンポリグリシジルエー
テル0.155部を用いたほかは実施例1に準じて吸水性フ
ィルムを得た。
実施例8 グリセリンポリグリシジルエーテルの使用量を0.031
部としたほかは実施例7に準じて吸水性フィルムを得
た。
実施例9 グリセリンポリグリシジルエーテルの使用量を0.0155
部としたほかは実施例7に準じて吸水性フィルムを得
た。
実施例10 実施例2で得た反応液100部にイソプロピルアルコー
ル37.5部及び水25部を加えたのち、トリエタノールアミ
ン13.5部(0.8当量対カルボキシル基)と、メチルエー
テル化メチロールメラミン0.024部を加え、得られた溶
液を剥離紙上に塗工し、これを乾燥させる方式で厚さ約
50μmの吸水性フィルムを得た。
実施例11 アクリル酸の使用量を25部とし、アクリル酸2−メト
キシエチルの使用量を175部とし、トルエンに代えてメ
タノールを用いると共に、アクリル酸2−エチルヘキシ
ルを用いないほかは実施例1に準じて厚さ約50μmの吸
水性フィルムを得た。
上記の実施例で得られた吸水性フィルムは、いずれも
孔等の欠損部分のない透明なものであり、波状の凹凸な
どもなく平坦性に優れるものであった。また厚さもほぼ
均一のものであった。さらに、折り曲げても割れること
がなく、特に実施例1〜10で得たものは弾性に優れるも
のであった。
評価試験 実施例1〜11で得た吸水性フィルム約1g(乾燥物)を
蒸留水3000g中に浸漬し、室温で約12時間放置したのち2
00メッシュのろ過布でろ過し、ろ過されずに残ったゲル
分の重量を測定し、その重量を吸水性フィルム1gあたり
に換算してその値を吸水能とした。
結果を下記する。
実施例 吸水能 1 170 2 830 3 821 4 99 5 53 6 14 7 37 8 443 9 743 10 730 11 220

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクリル酸系単量体と、それと同重量以上
    の親水性不飽和カルボン酸エステル系単量体を成分とし
    てフィルム形成能を有するアクリル系共重合体からな
    り、その共重合体のカルボキシル基がアルカリ金属塩、
    アンモニウム塩又はアミン塩を形成し、かつ架橋処理さ
    れてなることを特徴とするアクリル系吸水剤。
  2. 【請求項2】アクリル酸系単量体がアクリル酸又はメタ
    クリル酸である特許請求の範囲第1項記載の吸水剤。
  3. 【請求項3】親水性不飽和カルボン酸エステル系単量体
    がアルコキシ系エーテル結合又は水酸基を有するもので
    ある特許請求の範囲第1項記載の吸水剤。
  4. 【請求項4】アクリル系共重合体がアクリル酸系アルキ
    ルエステル単量体も共重合成分として含有するものであ
    る特許請求の範囲第1項記載の吸水剤。
  5. 【請求項5】カルボキシル基の20モル%以上が塩の形態
    にある特許請求の範囲第1項記載の吸水剤。
  6. 【請求項6】フィルム、ラミネートシート又は含浸シー
    トに成形されてなる特許請求の範囲第1項記載の吸水
    剤。
  7. 【請求項7】アクリル酸系単量体3〜35重量%及び親水
    性不飽和カルボン酸エステル系単量体35〜97重量%の配
    合割合からなる単量体を重合処理して得た共重合体を、
    アルカリ金属系塩基、アンモニア系化合物又はアミンで
    中和処理すると共に、架橋剤で架橋処理することを特徴
    とする、アクリル酸系単量体とそれと同重量以上の親水
    性不飽和カルボン酸エステル系単量体を成分としてフィ
    ルム形成能を有するアクリル系共重合体からなり、その
    共重合体のカルボキシル基がアルカリ金属塩、アンモニ
    ウム塩又はアミン塩を形成し、かつ架橋処理されたアク
    リル系吸水剤の製造方法。
  8. 【請求項8】アクリル酸系アルキルエステル単量体を50
    重量%以下の範囲で追加配合した配合割合からなる単量
    体を重合処理する特許請求の範囲第7項記載の方法。
  9. 【請求項9】共重合体100重量部あたり、架橋剤0.01〜
    1重量部を用いる特許請求の範囲第7項記載の方法。
  10. 【請求項10】架橋剤が分子中にグリシジル基を2個以
    上有するエポキシ化合物、又はポリメチロールメラミン
    若しくはアルキル化メチロールメラミンである特許請求
    の範囲第7項記載の方法。
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