JP2572432Y2 - 自動車の燃料注入部の車体構造 - Google Patents

自動車の燃料注入部の車体構造

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JP2572432Y2
JP2572432Y2 JP1993021323U JP2132393U JP2572432Y2 JP 2572432 Y2 JP2572432 Y2 JP 2572432Y2 JP 1993021323 U JP1993021323 U JP 1993021323U JP 2132393 U JP2132393 U JP 2132393U JP 2572432 Y2 JP2572432 Y2 JP 2572432Y2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車の燃料注入部の
車体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車において、燃料タンクへの燃料注
入部は、リヤクォータパネルアウタに設けた開口部の内
側縁部に固着されるブラケットソーサと、該ブラケット
ソーサに取付けられるフューエルソーサと、該ブラケッ
トソーサに固着されるカバーヒンジブラケットと、該カ
バーヒンジブラケットに回動可能に取付けられ上記リヤ
クォータパネルアウタの開口部を開閉するフューエルフ
ラップとからなり、フューエルフラップを開きフューエ
ルソーサ内に突出しているフィラーパイプ先端のフィラ
ーキャップを開け該フィラーパイプ先端に燃料注入ガン
を挿し込んで燃料の注入を行ない、燃料注入が終了する
とフィラーパイプ先端にフィラーキャップをねじ込みフ
ューエルフラップを閉じる、という操作で燃料タンクへ
の燃料注入を行なうようになっているのが普通である
(例えば実開昭63−2621号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記燃料注入部におい
て、図3に示すように、ブラケットソーサ1は中央部に
フューエルソーサの周縁フランジ部を接合取付けるため
の取付穴11aを設けた底面部11と該底面部11外周
から立ち上がる立上り面12と該立上り面12端縁のフ
ランジ部13とからなるほぼ四角形の浅い皿形状をな
し、リヤクォータパネルアウタ5の開口部周縁内側にフ
ランジ部13をシール剤を介して接合しリヤクォータパ
ネルアウタ5の開口部端縁の内向きフランジにスポット
溶接等にて固着されるものである。13aはシール剤保
持用の凹溝である。
【0004】カバーヒンジブラケット2は底面部21と
該底面部21の一側縁部21aを除く周縁から立ち上が
る立上り面22と該立上り面22端縁のフランジ部23
とをもった形状に構成され、上記底面部21の一側縁部
21aが上記ブラケットソーサ1の底面部11の一方の
側部の下方に所定の間隔をもって対向するよう突き合わ
せ立上り面22に形成した段部22aをブラケットソー
サ1の底面部11に接合しスポット溶接等にて固着する
ことにより、ブラケットソーサ1とサブアッシー結合さ
れるものであり、該カバーヒンジブラケット2にフュー
エルフラップのヒンジアームが回動可能に軸着されるも
のである。該カバーヒンジブラケット2のフランジ部2
3は、上記ブラケットソーサ1をリヤクォータパネルア
ウタ5に固着した状態において、リヤクォータパネルア
ウタ5の内面にシール剤20を介して接合するよう構成
される。23aはシール剤保持用の凹溝である。
【0005】上記図3に示す従来の構造においては、図
3(C)に示すように、カバーヒンジブラケット2とブ
ラケットソーサ1とリヤクォータパネルアウタ5との接
合部付近に水Wがたまり易く、防錆対策上極めて不利で
ある、という課題を有している。
【0006】本考案は、上記課題に対処することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、カバーヒンジ
ブラケットの立上り面に、ブラケットソーサの一方の側
部の立上り面の上下のコーナ部に適合する上下の湾曲部
を形成すると共に、該湾曲部の下端にブラケットソーサ
の上記上下のコーナ部近傍の底面部が接合する段部を形
成し、カバーヒンジブラケットをその湾曲部と段部にブ
ラケットソーサの立上り面の上下のコーナ部とその近傍
の底面部をそれぞれ接合させてブラケットソーサに突き
合わせ該段部と底面部との接合部及びカバーヒンジブラ
ケットのフランジ部とブラケットソーサのフランジ部と
の接合部をスポット溶接にて固着したことを第1の特徴
とするものである。又カバーヒンジブラケットの下側の
フランジ部を、シール剤を介してリヤクォータパネルア
ウタ内面に接合した状態において、該シール剤がフラン
ジ部の内側にはみ出し易い構造とし、フランジ部の内側
付け根部をはみ出したシール剤が埋めるよう構成したこ
とを第2の特徴とするものである。
【0008】
【作用】上記により、ブラケットソーサへのカバーヒン
ジブラケットの結合精度及び結合剛性が向上し、カバー
ヒンジブラケット内に水が溜りにくくなり、又下側のフ
ランジ部の付け根部がシール剤にて埋められていること
によって更に水の溜りはなくなり、防錆対策上極めて有
効である。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1,2を参照して
説明する。
【0010】図1,2において、1はブラケットソーサ
であり、該ブラケットソーサ1は中央部にフューエルソ
ーサ3の周縁フランジ部を取付けるための取付穴11a
を設けた底面部11と該底面部11周縁から立ち上がる
立上り面12と該立上り面12端縁のフランジ部13と
からなる従来同様のほぼ四角形の浅い皿形状に構成され
る。フランジ部13にはシール剤保持用の凹溝13aが
形成される。
【0011】カバーヒンジブラケット2は、底面部21
と該底面部21の一側縁部21aを除く周縁から立ち上
がる立上り面22と該立上り面22端縁のフランジ部2
3とをもった形状に構成されることは従来のものと同じ
であるが、立上り面22の上記底面部の一側縁部21a
寄りの部分に上記ブラケットソーサ1の立上り面12の
コーナ部形状に適合する湾曲部22bを形成し、該湾曲
部22bの下端にブラケットソーサ1の底面部11のコ
ーナ部近傍部分が接合する段部22aを形成した点、及
びフランジ部23の下側部分において図2(D)に示す
ようにシール剤保持用の凹溝23aより内側の部分23
bの高さを外側の部分23cの高さより高くし、該フラ
ンジ部23がシール剤20を介してリヤクォータパネル
アウタ5の内面に接合したとき、該リヤクォータパネル
アウタ5の内面とフランジ部23の下側部分との隙間が
内側部分23bの隙間d1 が外側部分23cの隙間d2
より大となるよう構成した点が従来のものと異なる。該
フランジ部23の下側以外の部分とリヤクォータパネル
アウタ5の内面との隙間は、図1(E)に示すように従
来通り内側部分23bの隙間d1 より外側部分23cの
隙間d2 の方を大とする。
【0012】上記のように構成したカバーヒンジブラケ
ット2を、その湾曲部22bをブラケットソーサ1の立
上り面12の一側のコーナ部に接合し該湾曲部22b下
端の段部22aに該コーナ部近傍の底面部11を接合さ
せて突き合わせ、段部22aと底面部11との接合部及
びフランジ部13と23との接合部をスポット溶接にて
固定することにより、ブラケットソーサ1の底面部11
とカバーヒンジブラケット2底面部21の一側縁部21
a近傍部分とがフユーエルフラップ4のヒンジアーム4
1が充分揺動できる程度の間隔をもって対向した状態で
サブアッシー結合される。
【0013】そしてブラケットソーサ1をリヤクォータ
パネルアウタ5の開口部51の周縁内側に当て内向きフ
ランジ51aにスポット溶接にて固着することにより、
ブラケットソーサ1のフランジ部13とカバーヒンジブ
ラケット2のフランジ部23がシール剤10と20を介
してそれぞれリヤクォータパネルアウタ5の内面に接合
した状態にてリヤクォータパネルアウタ5に取付けら
れ、カバーヒンジブラケット2にフユーエルフラップ4
のヒンジアーム41を軸着し、ブラケットソーサ1の取
付穴11aにフューエルソーサ3の周縁フランジ部を接
合取付け、該フューエルソーサ3内にフィラーパイプ7
の先端部を突出させて、その先端部にフィラーキャップ
8をねじ込み、燃料注入部を構成するものである。6は
リヤクォータパネルインナである。
【0014】上記のように、カバーヒンジブラケット2
の立上り面22にブラケットソーサ1の立上り面12の
コーナ部に適合する湾曲部22bを形成し、該湾曲部2
2bと立上り面12のコーナ部とを接合し且つ該湾曲部
22b下端の段部22aにブラケットソーサ1の底面部
11を接合してスポット溶接にて固着した構成を採った
ことにより、ブラケットソーサ1とカバーヒンジブラケ
ット2との結合精度の向上及び結合剛性の向上をはかる
ことができ、この結合部に水が溜りにくくなって錆が生
じにくくなる。又カバーヒンジブラケット2のフランジ
部23の下側部分とリヤクォータパネルアウタ5の内面
との隙間が凹溝23aより内側の部分23bの隙間d1
の方が外側の部分23cの隙間d2 より大となるよう構
成しているので、シール剤20はフランジ部23の外側
にははみ出さないで内側に大きくはみ出してフランジ部
23の内側付け根部付近を埋め、それによって該部位に
水が溜るようなことがなくなり、防錆対策上極めて効果
的である。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、ブラケッ
トソーサとそれに結合固着されたカバーヒンジブラケッ
トをリヤクォータパネルアウタの開口部周縁内側に固着
してなる燃料注入部の車体構造において、カバーヒンジ
ブラケットの形状を変えるだけの極めて簡単な構成によ
って、該カバーヒンジブラケットとブラケットソーサと
の結合精度,結合剛性の向上をはかることができると共
に、カバーヒンジブラケットとブラケットソーサとリヤ
クォータパネルアウタとの接合部位に水が溜りにくく
し、該部位の錆発生を防止することができるもので、実
用上多大の効果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案を適用した自動車の側面図、
(B)は(A)のX−X断面図である。
【図2】図1に示すブラケットソーサとカバーヒンジブ
ラケットの詳細図で本考案の実施例を示すものであり、
(A)はブラケットソーサとカバーヒンジブラケットの
分解斜視図、(B)はブラケットソーサとカバーヒンジ
ブラケットとをサブアッシー結合したものの斜視図、
(C)は(B)のC−C断面図、(D)は(B)のD−
D断面図、(E)は(B)のE−E断面図である。
【図3】従来のブラケットソーサとカバーヒンジブラケ
ットの詳細図で、(A)はブラケットソーサとカバーヒ
ンジブラケットの分解斜視図、(B)はブラケットソー
サとカバーヒンジブラケットとをサブアッシー結合した
ものの斜視図、(C)は(B)のY−Y断面図である。
【符号の説明】
1 ブラケットソーサ 2 カバーヒンジブラケット 3 フューエルソーサ 4 フユーエルフラップ 5 リヤクォータパネルアウタ 7 フィラーパイプ 8 フィラーキャップ 10 シール剤 11 底面部 11a 取付穴 12 立上り面 13 フランジ部 20 シール剤 21 底面部 22 立上り面 22a 段部 22b 湾曲部 23 フランジ部 23a シール剤保持用の凹溝 23b 凹溝より内側の部分 23c 凹溝より外側の部分 41 フユーエルフラップのヒンジアーム 51 開口部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フューエルソーサを取付けるための取付
    穴を設けた底面部と該底面部の周縁から立ち上がる立上
    り面と該立上り面端縁のフランジ部とをもった浅い皿形
    状をなすブラケットソーサの一方の側部に、底面部と該
    底面部の一側縁部を除く周縁から立ち上がる立上り面と
    該立上り面端縁のフランジ部とをもった形状のカバーヒ
    ンジブラケットを突き合わせ結合し、上記ブラケットソ
    ーサをリヤクォータパネルアウタの開口部周縁内側に固
    着して構成した自動車の燃料注入部の車体構造におい
    て、上記カバーヒンジブラケットの立上り面に上記ブラ
    ケットソーサの一方の側部の立上り面の上下のコーナ部
    に適合する上下の湾曲部を形成すると共に、該湾曲部の
    下端にブラケットソーサの上記上下のコーナ部近傍の底
    面部が接合する段部を形成し、該カバーヒンジブラケッ
    トをその上下の湾曲部と段部にブラケットソーサの一方
    の側部の立上り面の上下のコーナ部とその近傍の底面部
    を接合させてブラケットソーサに突き合わせ、上記段部
    とブラケットソーサの底面部との接合部及びカバーヒン
    ジブラケットのフランジ部とブラケットソーサのフラン
    ジ部との接合部をスポット溶接にて固着したことを特徴
    とする自動車の燃料注入部の車体構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車の燃料注入部の
    車体構造において、カバーヒンジブラケットのフランジ
    部にシール剤保持用の凹溝を形成し、ブラケットソーサ
    をリヤクォータパネルアウタの開口部周縁内側に固着し
    た状態にてカバーヒンジブラケットのフランジ部がシー
    ル剤を介してリヤクォータパネルアウタ内面に接合する
    よう構成すると共に、該カバーヒンジブラケットの下側
    のフランジ部とリヤクォータパネルアウタ内面との隙間
    が、凹溝より内側の部分の隙間が凹溝より外側の隙間よ
    り大きくなるよう構成したことを特徴とする自動車の燃
    料注入部の車体構造。
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KR100836103B1 (ko) * 2006-12-06 2008-06-09 현대자동차주식회사 차량용 연료도어하우징의 장착 어셈블리

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