JP2572263Y2 - 水流検知スイッチ付き湯沸器 - Google Patents

水流検知スイッチ付き湯沸器

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JP2572263Y2
JP2572263Y2 JP1992086551U JP8655192U JP2572263Y2 JP 2572263 Y2 JP2572263 Y2 JP 2572263Y2 JP 1992086551 U JP1992086551 U JP 1992086551U JP 8655192 U JP8655192 U JP 8655192U JP 2572263 Y2 JP2572263 Y2 JP 2572263Y2
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高明 荒木
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パロマ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、一般家庭の厨房など
で使用される湯沸器に関し、特に熱交換器への水の流れ
を水流検知スイッチにより検知しその検知信号に基づい
てガスバーナを点火する水流検知スイッチ付き湯沸器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の湯沸器には、いわゆる先
止め式湯沸器と元止め式湯沸器とが知られている。ここ
に先止め式湯沸器とは、出湯栓(蛇口)を開くことによ
り器具本体内の熱交換器に通じる給水管に水が流れ、こ
の水の流れをその給水管に設けられる水流スイッチによ
り検知し、この水流スイッチからの検知信号に基づいて
ガス栓が開かれると共にガスバーナが点火され、そのガ
スバーナの熱により熱交換器が加熱されることにより出
湯口より出湯が行なわれるものをいい、一方元止め式湯
沸器とは、操作ボタンを押して元止め水栓が開いたとき
に熱交換器に通じる給水管に水が流れると共にガス栓が
開かれ、ガスバーナが点火されて出湯口より出湯が行な
われるものをいう。
【0003】そしてこの元止め式湯沸器の場合、例え
ば、特開平4−198612号公報に示されるように元
止水栓の開閉とガス止栓の開閉とを連動させたものが知
られている。この公報に示される湯沸器は、元止水栓の
水ガバナに設けられる水流量調節弁とガス止栓の水圧連
動ガス弁とを弁軸を介して連結し、この弁軸の移動を水
流スイッチにより検知すると共に、この水流スイッチの
ON信号によりガスバーナを点火させ、水流スイッチの
OFF信号によりバーナを消火させるようにしたもので
ある。尚、元止水栓の給水流路内の水の流れはその水ガ
バナへ通じる弁口を開閉する水栓ダイヤフラムによって
開始され、あるいは停止されるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の湯沸
器において、前者の先止め式湯沸器の場合には、水流ス
イッチがONされたときにそのON信号に基づいてガス
バーナが点火され、水流スイッチがON状態にある間は
そのガスバーナが点火状態のままとなる。そのために出
湯栓を閉めて出湯を停止したのに水流スイッチが故障等
によってON状態のままとなったときには、ガスバーナ
は点火状態を続けることとなり、その結果いわゆる空焚
き現象が起こって器具自体を損壊させてしまうおそれが
あった。
【0005】一方、後者の元止め式湯沸器によっても、
操作ボタンの操作等により出湯が停止されたときに、元
止水栓の水流量調節弁とガス止栓の水圧連動ガス弁とを
連結するリンクバーがその摺動面のさび等によって、あ
るいは摺動面の摩擦抵抗等によって引っ掛かって戻ら
ず、あるいは水流スイッチ自体が故障してON状態から
OFF状態へ切り替わらず、そのために出湯は停止され
たにも拘らずガスバーナは燃焼し続け、やはり空焚き現
象が起こるおそれがあった。
【0006】この考案は、そのような問題点を解決する
ためになされたものであり、その目的とするところは、
出湯を停止したときに止水検知センサからのOFF信号
が入力されたにも拘らず水流検知センサからの信号がO
N信号からOFF信号へ切換わらないという信号のアン
マッチングを検知することにより空焚き現象を未然に防
止する安全チェック機能を備えた水流検知スイッチ付き
湯沸器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
この考案の湯沸器は、給水管及び給湯管を備える熱交換
器と、この熱交換器を加熱するためのガスバーナと、前
記給水管又は給湯管の水の流れを停止させる止水栓と、
該止水栓の止水状態にあるか否かを判断する止水状態判
断手段と、前記ガスバーナへのガスの供給を停止させる
ガス止栓と、前記給水管又は給湯管の水の流れを検知し
てオンされる水流検知スイッチと、この水流検知スイッ
チからのオン信号に基づき前記ガス止栓を開き前記ガス
バーナを点火させるバーナ制御手段と、前記止水栓が止
水状態にあるときに前記水流検知スイッチがオンされて
いるか否かを判断する水流検知スイッチ異常判断手段と
を備えることを要旨としている。
【0008】
【作用】このような構成を有するこの考案の湯沸器によ
れば、止水栓が開いているときに熱交換器の給水管に流
れる水はガス止栓を介してガスバーナへ送られるガスの
燃焼熱によって加熱され、給湯管を介して出湯される
が、止水状態判断手段による検知信号により止水栓が止
水状態となったとき、水流検知スイッチがONされてい
るかどうかがいったん判断される。そして止水栓が止水
状態にあるにも拘らず水流検知スイッチがONされてい
るときには、水流検知スイッチ異常判断手段によりその
水流検知スイッチは何らかの故障トラブルが生じている
ものと判断されるものである。したがってこの考案によ
れば、水流検知スイッチが正常に作動しているかどうか
が常にチェックされており、器具の不慮の誤動作、例え
ば出湯が停止されているにも拘らずガスバーナが燃焼し
続けるという空焚き現象等のトラブルは回避される。
【0009】
【実施例】以下にこの考案を具体化した一実施例を図面
を参照して説明する。図1は、この考案の一実施例とし
ての元止め式湯沸器の概略構成を示したものである。図
示されるように、この元止め式湯沸器10は、器具本体
内に熱交換器12とこの熱交換器12を加熱するための
ガスバーナ14とが配置される。そして熱交換器12に
は給水管16と出湯管18とが連通状に設けられると共
に、給水管16の元には元止め水栓20が接続され、一
方、前記ガスバーナ14へガスを供給するガス管22の
元にはガス止栓24が接続されている。
【0010】前記元止水栓20は、この栓内の給水流路
に水栓ダイヤフラム26がダイヤフラム室28へ通じる
弁口30を開閉可能なるように配設される。そしてこの
水栓ダイヤフラム26にも前記弁口30に対応する中央
部位に弁口32が設けられ、この弁口32には水栓パイ
ロットバルブ34が栓壁に貫設されるバルブ軸36の先
端に取着され、かつスプリング38を介して常時は前記
弁口32を閉じるように押圧付勢された状態で設けられ
ている。また前記水栓ダイヤフラム26にはダイヤフラ
ム室28の弁口30から外れた部位に通水孔40が設け
られ、この通水孔40を介して給水流路内の水が水栓パ
イロットバルブ34の背面側に侵入し、止水状態を保持
し得るようになっている。
【0011】前記ダイヤフラム室28は、水圧ダイヤフ
ラム42により一次圧室44と二次圧室46とに仕切ら
れ、一次圧室44側には前記水圧ダイヤフラム42面に
この栓内の給水流路を流れる水量を調節する水流量調節
弁48が取着されると共に、この水流量調節弁48はス
プリング50によりダイヤフラム室28内の給水流路を
閉じる方向に常時付勢されている。また一次圧室44側
の栓壁に給水管16と出湯管18へ送る水量を調節する
ための水量絞り軸52が回転自在に装着され、この水量
絞り軸52に設けられた連通水路54を介して前記給水
管16及び出湯管18に連絡され、この絞り軸52を回
動させることにより給水管16への水の供給流量の調節
並びに出湯管18を流れる湯への水のミキシング量の調
節が図れるようになっている。そしてこの絞り軸52に
は湯温調節つまみ56が連繋されると共に、この湯温調
節つまみ56の操作により回転される絞り軸52の回転
を検知する出水スイッチ58が近接して設けられる。6
0は絞り軸52の連通水路54を介して給水管16へ送
られる水量を調節する水量調節弁である。
【0012】また、前記ダイヤフラム室28の二次圧室
46側はバイパス管路62を介して前記給水管16の途
中部位に設けられるベンチュリ管部64へ連絡され、給
水管16へ水が流れているときは二次圧室46が一次圧
室44より負圧となり水流量調節弁48が図1中矢印左
方向の移動するようになっている。尚、66は二次圧室
46に設けられた水抜き栓である。また、68はこの元
止水栓20への水の入口に設けられたストレーナを示し
ている。
【0013】一方、前記ガスバーナ14のガス管22に
設けられたガス止栓24は、栓内部の給ガス流路に水圧
連動ガス弁70と、ガスガバナ72と、マグネット安全
弁74と、器具栓76とが設けられている。水圧連動ガ
ス弁70は、給ガス流路に開設された弁口78にスプリ
ング80を介して押圧付勢されており、かつこの水圧連
動ガス弁70と前記ダイヤフラム室28内の水圧ダイヤ
フラム42とは、元止水栓20の栓壁及びガス止栓24
の栓壁を貫挿して設けられる前記水圧連動ガス弁70の
弁軸82を介して連結されている。そしてこの弁軸82
の途中部位にはスイッチ作動片84が設けられると共
に、この弁軸82の傍にはそのスイッチ作動片84によ
ってオンされる水流検知スイッチ86が設けられてい
る。
【0014】また、前記ガスガバナ72は、ガス止栓2
4の給ガス流路の別の弁口88に臨設され、給ガス流路
のガス圧力に応じて伸縮するスプリング90を介してそ
の弁口88の開度が調節されるようになっている。
【0015】さらに前記マグネット安全弁74は、前記
ガス止栓24の給ガス流路のガス入口に近接した部位の
弁口94に臨設され、内蔵される電磁石の作動によりそ
の弁口94を開閉するものであり、栓壁に貫挿配置され
るマグネット安全弁作動杆96の作動により電磁石が着
磁されたときにマグネット安全弁74を押し下げてその
弁口94を開かせるようになっている。
【0016】さらにまた前記器具栓76は、前記ガス止
栓24の給ガス流路の別部位の弁口97にスプリングに
より押圧されるように栓壁に貫挿されたバルブ軸98の
先端に取着されている。
【0017】かくして前記水流検知スイッチ86からの
ON信号に基づいて駆動されるモータ99には、第1な
いし第3カム100、102、104が設けられ、第1
カム100にはレバー106を介して前記水栓パイロッ
トバルブ34を開閉作動させる出水レバー108が連繋
され、この出水レバー108は水栓パイロットバルブ3
4のバルブ軸36の基部に連繋される。
【0018】また第2カム102は前記器具栓76のバ
ルブ軸98に連繋され、さらに第3カム104は前記マ
グネット安全弁74の作動杆96に連繋されている。そ
してモータ99に近接して前記第1カム100及び第2
カム102の回転位置をリミットスイッチ110、11
2が配設されており、これらのリミットスイッチ11
0、112からのON信号により前記水栓パイロットバ
ルブ34が閉じられたことと器具栓76が閉じられたこ
とが検知されるようになっている。そして操作ボタン1
14とこれの押圧によりONされる点火スイッチ116
が設けられ、この点火スイッチ116のON操作により
モータ99が回転駆動されるようになっている。
【0019】尚、118はガスバーナ14に供給される
ガスの点火用電極を示し、また120はガスバーナ14
の近傍の熱温度を検知する一次熱電対を示し、さらに1
22は熱交換器12内の燃焼ガス温度を検知するためケ
ーシング壁ののぞき窓に設けられる二次熱電対を示して
いる。
【0020】図2は、図1に示した元止め式湯沸器10
の制御ブロック図を示している。この図2に示されるよ
うに、この器具本体に装着されるコントローラの中央演
算処理装置CPU124の入力側には、水流検知スイッ
チ86、点火スイッチ116、その他の各種スイッチ5
8、110、112及び一次・二次熱電対120、12
2が夫々接続されており、またCPU124の出力側に
は、モータ99、マグネット安全弁74、点火用電極1
18あるいは水流検知スイッチ86の故障状態を知らせ
る警報器123等が接続されている。
【0021】このように構成された元止め式湯沸器10
によれば、操作ボタン114を押すことにより点火スイ
ッチ116がONされ、それによってモータ99が駆動
される。そしてモータ99の第1カム100によってレ
バー106を押し上げることにより出水レバー108が
作動し、水栓パイロットバルブ34がスプリング38の
押圧力に抗して後退することにより、図3に示すよう
に、給水流路内の水圧で水栓ダイヤフラム26を押し下
げ、ダイヤフラム室28へ通じる弁口30を開くことに
よりダイヤフラム室28へ水が流入し、一部の水は絞り
軸52の連通水路54を介して給水管16へ送られ、ま
た残りの水は出湯管18へ送られる。そして給水管16
へ送られた水がベンチュリー管部64を通ることにより
ダイヤフラム室28のダイヤフラム二次圧室46の圧力
を下げ、ダイヤフラム42が図1中左方向へ移動し、こ
の水圧ダイヤフラム42を介して水流量調節弁48とガ
ス止栓24の水圧連動ガス弁70とを連結する弁軸82
を同じく図1中左方向へ移動させ、それに伴ってガス止
栓24内の水圧連動ガス弁70が開くと同時に水流検知
スイッチ86がONする。
【0022】そしてこの水流検知スイッチ86からのO
N信号によりモータ99が駆動され、モータの第3カム
104によってマグネット安全弁作動杆96を押し下げ
マグネット安全弁74を電気的に導通させて内蔵の電磁
石を着磁させることにより開かせると共に、第2カム1
02によって器具栓76のバルブ98を押し開き器具栓
76も開かせ、これによってガス止栓24内の給ガス流
路が開かれ、ガスバーナ14へガスが供給される状態と
なる。それと共に、図示しないイグナイタの点火により
点火用電極118に連続スパークが飛び、ガスバーナ1
4が点火される。そのために熱交換器12に通じる給水
管16を通る水はガスバーナ14によって加熱され出湯
管18を通って出湯されるが、そのとき絞り軸52の連
通水路54を通って出湯管18へ直接送られてきた水が
混合されることによって適度の温度に調節された状態で
出湯が継続することとなる。その間マグネット安全弁7
4は開放状態が保持される。
【0023】一方、出湯を停止させる場合には、やはり
操作ボタン114を押すことによりマグネット安全弁7
4を開放保持している電流がOFFされると同時にモー
タ99が駆動して第1カム102及び第2カム104に
より第1カムスイッチ110、及び第2カムスイッチ1
12がONされた時点で器具栓76及び水栓パイロット
バルブ34が閉じ、給ガス流路が遮断されると共に図4
に示したように給水流路も遮断されて出湯が停止され
る。
【0024】しかしその場合に出湯は停止されているに
も拘らず、ガス止栓24内の水圧連動ガス弁70と元止
水栓20内の水流量調節弁48とを連結する弁軸82が
ガス止栓24や元止水栓20の栓壁との摺動面でさびや
摩擦抵抗等によって動きが鈍く元に戻れない状態が生じ
る。そうすると出湯は停止されているにも拘らず水流検
知スイッチ86はON状態のままとなり、ガスバーナ1
4は点火し続ける。そしてこの場合器具栓76は閉じら
れているのでガス止栓24の給ガス流路にガスが流れ続
けることはなく、そのうち自然にガス切れとなってガス
バーナ14は消火することとなるが、それでもしばらく
の間はガスバーナ14は点火し続け、その間は空焚き現
象が生じる。
【0025】しかしてこの考案では、図5に点火スイッ
チ116がONされたときのフローチャートを示したよ
うに、操作ボタン114を押して点火スイッチ116が
ONされたときに、初めに元止水栓20が止水状態にあ
るか否かが判断される(ステップ1。以下単に「S1」
と表示する。)。これは点火スイッチ116がONされ
たときに第1カムスイッチ110及び第2カムスイッチ
112からの入力信号がなければ出水状態にあるのであ
るから、モータ99が回転して第1カム100及び第2
カム102が第1カムスイッチ110及び第2カムスイ
ッチ112に触れたところで完全な止水状態となる(S
2)。
【0026】そして次にS1で止水状態にあれば、ある
いはS2で止水状態が得られれば、水流検知スイッチ8
6がON状態にあるか否かが判断され(S3)、止水状
態にあるにも拘らず水流検知スイッチ86がON状態に
あれば、水流検知スイッチ86が故障と判断されて(S
4)、その故障信号がCPU124へ送信され、この故
障信号に基づいて警報器123によりそのトラブルが使
用者に知らされると共に、マグネット安全弁74が閉じ
られる。
【0027】一方、S3において水流検知スイッチ86
がON状態にない(OFF状態にある)と判断されれ
ば、水流検知スイッチ86は正常に作動しているもので
あるからモータ99が回転し、第1カム100によって
出水レバー108を作動させることによって水栓パイロ
ットバルブ34を開き出水動作を開始させる(S5)。
【0028】そして次に水流検知スイッチ86がONさ
れているか否かが判断され、(S6)、ONされていれ
ば水圧連動ガス弁70も正常に作動しガス止栓24も開
かれていることを意味するので点火用電極118の火花
によるガスバーナ14の点火動作が行なわれる(S
7)。S6において水流検知スイッチ86がONされて
いなければ、水流検知スイッチ86が故障と判断されて
(S8)、故障信号がCPU124へ送信される。そし
てこの故障信号に基づいて警報器123によによりその
トラブルが使用者に知らされると共に、マグネット安全
弁74が閉じられる。
【0029】上記フローチャートにおいてS4あるいは
S8の“水流検知スイッチ故障”の判断は、水流検知ス
イッチ自体が故障してON/OFFの正常な作動が行わ
れないケースと水流検知スイッチ86は何ら故障してい
ないが元止水栓20の水流量調節弁48とガス止栓24
の水圧連動ガス弁70との弁軸82の動きが鈍くて水流
検知スイッチ86が正常にON/OFF動作されないケ
ースとを含むものである。
【0030】一方、操作ボタン114の操作により点火
スイッチ116がOFFされたときは、図6にそのフロ
ーチャートを示したように、操作ボタン114を押して
点火スイッチ116がOFFされたときにマグネット安
全弁74を開放保持している電流がOFFされると同時
にモータ99が駆動し、器具栓76及び水栓パイロット
バルブ34が閉じ、ガス通路が遮断されて出湯が停止さ
れることにより止水動作と消火とが行なわれる(S1
1)。
【0031】そして次に水流検知スイッチ86がON状
態にあるか否かが判断され(S12)、止水状態にある
にも拘らず水流検知スイッチ86がON状態にあるなら
ば水流検知スイッチ86が故障と判断されて(S1
3)、その故障信号がCPU124へ送信されることに
より警報器123によりその故障が使用者へ知らされ
る。
【0032】尚、S12において水流検知スイッチ86
がON状態にない(OFF状態にある)と判断されれ
ば、水流検知スイッチ86は正常に作動しているもので
あるから運転は完全に停止される(S14)。
【0033】この考案は、上記実施例に何ら限定される
ものではなく、この考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々
の設計変更又は改変が可能である。例えば、この実施例
は元止め式湯沸器の例で説明したが、従来の先止め式の
ものにも勿論適用できるものであり、要するに止水状態
のときの止水検知スイッチからの信号と水流検知スイッ
チからの信号とのアンマッチングの異常を検知すること
により水流検知スイッチの誤作動の異常を検知するよう
にしたものは、この考案に含まれることは言うまでもな
いことである。
【0034】
【考案の効果】以上説明したことから明かなように、こ
の考案の湯沸器によれば、水栓が止水状態にあるときに
水流検知スイッチが正常に作動しているか否かを検知す
ること、すなわち止水検知信号と水流検知スイッチ信号
とのアンマッチングを検知することにより不慮の空焚き
トラブルを回避するものであるから、湯沸器の作動の安
全性がより確実に担保されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例としての元止め式湯沸器の
概略構成図である。
【図2】図1に示した湯沸器の制御ブロック図である。
【図3】図1に示した湯沸器における止水栓が開かれた
状態の作動説明図である。
【図4】図1に示した湯沸器における止水栓が閉じられ
た状態の作動説明図である。
【図5】点火スイッチがONされたときのこの湯沸器の
作動を説明するフローチャートである。
【図6】点火スイッチがOFFされたときのこの湯沸器
の作動を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10 元止め式湯沸器 12 熱交換器 14 ガスバーナ 16 給水管 18 出湯管 20 元止水栓 24 ガス止栓 48 水流量調節弁 70 水圧連動ガス弁 82 リンクバー 86 水流検知スイッチ 99 モータ 100 第1カム 110 第1カムスイッチ 124 CPU

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水管及び給湯管を備える熱交換器と、
    この熱交換器を加熱するためのガスバーナと、前記給水
    管又は給湯管の水の流れを停止させる止水栓と、該止水
    栓の止水状態にあるか否かを判断する止水状態判断手段
    と、前記ガスバーナへのガスの供給を停止させるガス止
    栓と、前記給水管又は給湯管の水の流れを検知してオン
    される水流検知スイッチと、この水流検知スイッチから
    のオン信号に基づき前記ガス止栓を開き前記ガスバーナ
    を点火させるバーナ制御手段と、前記止水栓が止水状態
    にあるときに前記水流検知スイッチがオンされているか
    否かを判断する水流検知スイッチ異常判断手段とを備え
    ることを特徴とする水流検知スイッチ付き湯沸器。
JP1992086551U 1992-11-24 1992-11-24 水流検知スイッチ付き湯沸器 Expired - Lifetime JP2572263Y2 (ja)

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JPH0646165U JPH0646165U (ja) 1994-06-24
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012057787A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Rinnai Corp 止水装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012057787A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Rinnai Corp 止水装置

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JPH0646165U (ja) 1994-06-24

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