JP3490508B2 - 給湯器 - Google Patents

給湯器

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JP3490508B2
JP3490508B2 JP21615394A JP21615394A JP3490508B2 JP 3490508 B2 JP3490508 B2 JP 3490508B2 JP 21615394 A JP21615394 A JP 21615394A JP 21615394 A JP21615394 A JP 21615394A JP 3490508 B2 JP3490508 B2 JP 3490508B2
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Inventor
昭仁 鬼頭
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パロマ工業株式会社
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、出湯温度を設定する温
度設定手段と、出湯温度を検出する温度検出手段と、前
記温度設定手段で設定された設定温度と温度検出手段で
検出された検出温度とを比較し、出湯温度を設定温度と
一致させるべく供給ガス量又は通水量を制御する制御手
段とが装備された給湯器において、前記検出された出湯
温度から給湯器の異常を判断し、例えば燃焼を停止させ
る給湯器に関する。尚、出湯温度を検出する検出手段の
種類や取り付け位置によっては、実際の出湯温度と検出
温度とが一致しない場合もあるが、本発明では検出温度
を出湯温度とみなす。 【0002】 【従来の技術】給湯器には、コントローラに、出湯温度
を検出する温度検出手段からの信号を受け、例えば、図
7のフローチャートに示す如く、ステップS22で出湯
温度が97℃を超えたか否かを判断し、97℃を超えた
と判断されたら、続くステップS23でその状態が10
秒以上連続するかを判断し、10秒以上続いた場合に異
常と断定してS24で燃焼を中止するプログラムを組み
込んだものが知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】設定温度が高いと、出
湯温度がその高い設定温度を上回った場合、97℃以上
に達する可能性は高く、その97℃以上に達するにもさ
ほどの時間を要しないであろうが、設定温度が低い場合
には、出湯温度がその低い設定温度を上回った状態が長
時間続いたとしても、97℃にまで達する可能性は極め
て低い。従って従来の給湯器では、設定温度が低い場合
に少しくらい設定温度と出湯温度とがずれた異常があっ
てもそれが異常と判断されることはなく、給湯機能の維
持が危ぶまれるようなよほどの異常が起こった場合には
じめて燃焼が停止され、過熱防止機能が発揮されるもの
であった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、異常を逸速く
察知して安全性を高めると共に、給湯器の作動不良を発
見して適切な処置を促す制御機能を備えた給湯器であっ
て、その構成は、検出温度が設定温度より所定の温度以
上高い状態が所定の時間以上続いた場合に作動異常の判
断をする判断手段を設けるとともに、前記所定の温度と
所定の時間の少なくともいずれかに、設定温度の違いに
よって異なる数値を指定するようにしたことにある。 【0005】 【作用】異常の判断が設定温度に基づいて、検出温度が
設定温度より所定の温度以上高い状態が所定の時間以上
続いた場合に実行されるから、設定温度と出湯温度とに
ずれが生じた場合には、設定温度が低くても異常の判断
がされる。そして設定温度の違いによって判断の条件を
変えることで、設定温度に最適な制御が期待される。 【0006】 【実施例】本発明に係る給湯器を、その一実施例につい
て図面に基づき説明する。図1は給湯器の実施一例を示
したもので、ハウジング1内には、バーナ2とブロア3
及び、熱交換器4とから成る加熱機構5と、その加熱機
構制御用のコントローラ6とが装備されている。バーナ
2には図示しない点火装置が具備されていると共に、ガ
ス供給管7が接続され、そのガス供給管7には、上流側
より元弁7a、比例制御弁7b、主弁7cの順に3つの
電磁弁が設けられている。一方加熱機構5には、熱交換
器4内を通過する通水管8の上流に、上水道に連結され
た給水管9が接続されていると共に、通水管8の下流側
に出湯管10が接続され、その出湯管10の最下流には
蛇口11が接続されている。そして前記給水管9には、
水流を検知する水流センサ12が、又出湯管10には出
湯温度を検出する温度検出手段としての温度センサ13
が夫々設けられている。 【0007】前記コントローラ6は、水流センサ12と
温度センサ13と夫々電気的に接続され、通水の有無と
出湯温度の検出値が入力されるようになっていると共
に、リモートコントロール14の操作情報が受信可能に
なっていて、それらの情報に基づいて元弁7aと主弁7
bの開閉操作、及び比例制御弁7cの調整操作指令が出
力されるようになっている。又前記リモートコントロー
ル14には、出湯温度を設定する温度設定手段としての
温度設定つまみが備えられている。このように構成され
た給湯器では、リモートコントロール14のスイッチが
ONされていてば、出湯管10の下流先端に取り付けら
れている蛇口11を開くことによって通水管8内を水が
通過すると、その水の通過を水流センサ12が検知して
コントローラ6に信号が送られる。水の通過信号を受け
たコントーラ6からは燃焼指令信号が発せられ、元弁7
a、主弁7cを開放すると共にバーナ2が点火される。 【0008】前記コントローラ6には、温度センサ13
からの検出信号を受けながら、前記リモートコントロー
ル14の温度設定つまみで設定された出湯温度になるよ
う、比例制御弁7bを調整操作して出湯温度を設定温度
と一致させる温度調整機能が設けられている。この温度
調整機能は周知であるので、ここではその説明を省略す
る。 【0009】又前記コントローラ6には上記の温度調整
機能に加え、その温度調整機能が作動不良、或はその他
の原因によって異常を起こした場合を考慮し、出湯温度
が設定温度を指定値以上オーバーした状態が所定時間以
上続いた場合、燃焼を停止させる判断手段による制御機
能を有している。次にその制御機能について、図2のフ
ローチャートに従って説明する。出湯温度Tと設定温度
0 とにずれが生じた場合、ステップS1(以下単にS
1とのみ表現する)でそのずれが所定の温度である指定
値ΔTをオーバーしているかどうかが判断され、オーバ
ーしている場合はS2に移ってその状態が所定時間t秒
以上継続したか否かが判断される。YESであればS3
で異常と断定され、直ちに元弁7a、主弁7cが閉じら
れて燃焼は停止される。 【0010】前記指定値と所定時間とは、総ての設定温
度に対して一律に決めておけば簡単なプログラムで済む
が、より精度を高めるべく、高温と低温とで指定値や所
定時間を変えたりできる。図3に示すフローチャートで
は、先ず出湯温度が50℃を境にした高温域と低温域と
で指定値ΔTを変えている。即ち、S4で設定温度T0
が50℃より高いか低いかを判断し、高い場合はS5に
て指定値ΔTは20℃に設定されるが、低い場合は火傷
防止を目的とし、S6にて指定値ΔTは10℃に設定さ
れる。そしてS7にて設定された指定値ΔT(10℃又
は20℃)をオーバーしているかどうかが判断され、オ
ーバーしている場合はS8でその状態が所定時間t秒以
上継続したか否かを判断し、S9で異常と断定されれ
ば、直ちに元弁7a、主弁7cが閉じられて燃焼は停止
される。 【0011】又図4のフローチャートでは、設定温度が
高温域の場合の沸騰防止を重視し、S5で設定される指
定値が15℃となっている。尚S6以外は前記図3に示
すフローチャートと同様である。図5に示す如く、設定
温度が低温域の場合は所定時間を長くし、高温域では沸
騰状態が短かくて済むように短くするようにもできる。
即ち、設定温度が高温域の場合は、S5にて指定値ΔT
を20℃とすると共に、S10で所定時間を5秒とし、
S11でそれらの条件に従った判断をする。設定温度が
低温域の場合は、S6にて指定値ΔTを10℃とすると
共に、S12で所定時間を10秒とし、S13でそれら
の条件に従った判断をさせる。 【0012】更に、図6に示すフローチャートの如く、
出湯温度と設定温度との差が大きいほど短時間で判断す
るようにもできる。即ち、S15にて出湯温度Tと設定
温度T0 とのずれが5℃をオーバーしているかどうかが
判断され、オーバーしている場合はS16に移ってその
状態が15秒以上継続したか否かが判断される。YES
であれば異常と断定され、S21で直ちに元弁7a、主
弁7cが閉じられて燃焼は停止されるが、NOの場合は
S17で出湯温度Tと設定温度T0 とのずれが10℃を
オーバーしているかどうか判断される。オーバーしてい
る場合はS18に移ってその状態が10秒以上継続した
か否かが判断され、YESであればS21で燃焼は即座
に停止されるが、NOであればS19で出湯温度Tと設
定温度T0 とのずれが15℃をオーバーしているかどう
かが判断され、オーバーしている場合はS20に移って
その状態が5秒以上継続したか否かを判断するようにな
っている。このように構成することにより安全性はより
高められる。尚、判断条件は、設定温度毎に指定値と所
定時間との関係を細かく定め、ファジー的対応が可能な
プログラム制御方式を採用したり、それらの設定条件の
選択や変更を可能にしても差し支えない。 【0013】尚、実施例では、異常と判断された場合に
は主弁を閉めて燃焼を停止させたが、燃焼の停止は、水
の流れを絶つことにより水流センサ12からの水流信号
を停止させて、バーナが自動的に消火されるようにもで
きる。又、燃焼停止に至る前に、異常予告ランプを点灯
させたり、燃焼停止に加えて警告音を発したり、ホーム
セキュリティ装置と連動させて総合管理するなど、異常
の判断がされた場合の対応は、燃焼停止だけに限定され
るものではない。 【0014】本発明において、出湯温度を設定温度と一
致させる温度調整機能は、ガス量を制御するばかりでな
く水量を制御することによっても可能である。 【0015】 【発明の効果】本発明によれば、設定温度に応じて設定
された最適な条件に従って異常の判断が下されるので、
過熱防止効果に留まらず、例えば低温設定では火傷防止
を重視して敏感に作動するようにしたり、高温設定では
高温継続の時間を少なくして過熱を防止するなど、安全
性の高い対応ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明に係る給湯器の説明図である。 【図2】 制御のフローチャート図である。 【図3】 制御の変更例を示すフローチャート図であ
る。 【図4】 制御の変更例を示すフローチャート図であ
る。 【図5】 制御の変更例を示すフローチャート図であ
る。 【図6】 制御の変更例を示すフローチャート図であ
る。 【図7】 従来の制御を示すフローチャート図である。 【符号の説明】 1・・ハウジング、2・・バーナ、3・・ブロア、4・
・熱交換器、5・・加熱機構、6・・コントローラ、7
・・ガス供給管、7a・・元弁、7b・・比例制御弁、
7c・・主弁、8・・通水管、9・・給水管、10・・
出湯管、11・・蛇口、12・・水流センサ、13・・
温度センサ、14・・リモートコントロール、T・・出
湯温度、T0 ・・設定温度、ΔT・・指定値、t・・所
定時間、S・・ステップ。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 出湯温度を設定する温度設定手段と、出
    湯温度を検出する温度検出手段と、前記温度設定手段で
    設定された設定温度と温度検出手段で検出された検出温
    度とを比較し、出湯温度を設定温度と一致させるべく供
    給ガス量又は通水量を制御する制御手段とが装備された
    給湯器において、 前記検出温度が設定温度より所定の温度以上高い状態が
    所定の時間以上続いた場合に作動異常の判断をする判断
    手段を設けるとともに、前記所定の温度と所定の時間の
    少なくともいずれかに、設定温度の違いによって異なる
    数値を指定するようにしたことを特徴とする給湯器。
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