JPH0646165U - 水流検知スイッチ付き湯沸器 - Google Patents

水流検知スイッチ付き湯沸器

Info

Publication number
JPH0646165U
JPH0646165U JP8655192U JP8655192U JPH0646165U JP H0646165 U JPH0646165 U JP H0646165U JP 8655192 U JP8655192 U JP 8655192U JP 8655192 U JP8655192 U JP 8655192U JP H0646165 U JPH0646165 U JP H0646165U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
gas
detection switch
flow detection
water flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8655192U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2572263Y2 (ja
Inventor
高明 荒木
清 川島
Original Assignee
パロマ工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by パロマ工業株式会社 filed Critical パロマ工業株式会社
Priority to JP1992086551U priority Critical patent/JP2572263Y2/ja
Publication of JPH0646165U publication Critical patent/JPH0646165U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2572263Y2 publication Critical patent/JP2572263Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Combustion (AREA)
  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 出湯停止状態のときにガスバーナも確実に消
火されるようにした安全機能付き湯沸器を提供するこ
と。 【構成】 第1カムスイッチ110からの検知信号によ
り元止水栓20が止水状態にあり、熱交換器12へ通じ
る給水管16への水の流れが停止していることが確認さ
れているにも拘らず、水流検知スイッチ86がオン状態
にあるとき、CPU124によりこの水流検知スイッチ
86の異常が検知され、これが警報器123等により使
用者へ知らされ、またマグネット安全弁74が閉じられ
ることによりいわゆる空焚き現象が回避される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、一般家庭の厨房などで使用される湯沸器に関し、特に熱交換器へ の水の流れを水流検知スイッチにより検知しその検知信号に基づいてガスバーナ を点火する水流検知スイッチ付き湯沸器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の湯沸器には、いわゆる先止め式湯沸器と元止め式湯沸器とが知 られている。ここに先止め式湯沸器とは、出湯栓(蛇口)を開くことにより器具 本体内の熱交換器に通じる給水管に水が流れ、この水の流れをその給水管に設け られる水流スイッチにより検知し、この水流スイッチからの検知信号に基づいて ガス栓が開かれると共にガスバーナが点火され、そのガスバーナの熱により熱交 換器が加熱されることにより出湯口より出湯が行なわれるものをいい、一方元止 め式湯沸器とは、操作ボタンを押して元止め水栓が開いたときに熱交換器に通じ る給水管に水が流れると共にガス栓が開かれ、ガスバーナが点火されて出湯口よ り出湯が行なわれるものをいう。
【0003】 そしてこの元止め式湯沸器の場合、例えば、特開平4−198612号公報に 示されるように元止水栓の開閉とガス止栓の開閉とを連動させたものが知られて いる。この公報に示される湯沸器は、元止水栓の水ガバナに設けられる水流量調 節弁とガス止栓の水圧連動ガス弁とを弁軸を介して連結し、この弁軸の移動を水 流スイッチにより検知すると共に、この水流スイッチのON信号によりガスバー ナを点火させ、水流スイッチのOFF信号によりバーナを消火させるようにした ものである。尚、元止水栓の給水流路内の水の流れはその水ガバナへ通じる弁口 を開閉する水栓ダイヤフラムによって開始され、あるいは停止されるものである 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 このような従来の湯沸器において、前者の先止め式湯沸器の場合には、水流ス イッチがONされたときにそのON信号に基づいてガスバーナが点火され、水流 スイッチがON状態にある間はそのガスバーナが点火状態のままとなる。そのた めに出湯栓を閉めて出湯を停止したのに水流スイッチが故障等によってON状態 のままとなったときには、ガスバーナは点火状態を続けることとなり、その結果 いわゆる空焚き現象が起こって器具自体を損壊させてしまうおそれがあった。
【0005】 一方、後者の元止め式湯沸器によっても、操作ボタンの操作等により出湯が停 止されたときに、元止水栓の水流量調節弁とガス止栓の水圧連動ガス弁とを連結 するリンクバーがその摺動面のさび等によって、あるいは摺動面の摩擦抵抗等に よって引っ掛かって戻らず、あるいは水流スイッチ自体が故障してON状態から OFF状態へ切り替わらず、そのために出湯は停止されたにも拘らずガスバーナ は燃焼し続け、やはり空焚き現象が起こるおそれがあった。
【0006】 この考案は、そのような問題点を解決するためになされたものであり、その目 的とするところは、出湯を停止したときに止水検知センサからのOFF信号が入 力されたにも拘らず水流検知センサからの信号がON信号からOFF信号へ切換 わらないという信号のアンマッチングを検知することにより空焚き現象を未然に 防止する安全チェック機能を備えた水流検知スイッチ付き湯沸器を提供すること にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するためこの考案の湯沸器は、給水管及び給湯管を備える熱交 換器と、この熱交換器を加熱するためのガスバーナと、前記給水管又は給湯管の 水の流れを停止させる止水栓と、該止水栓の止水状態にあるか否かを判断する止 水状態判断手段と、前記ガスバーナへのガスの供給を停止させるガス止栓と、前 記給水管又は給湯管の水の流れを検知してオンされる水流検知スイッチと、この 水流検知スイッチからのオン信号に基づき前記ガス止栓を開き前記ガスバーナを 点火させるバーナ制御手段と、前記止水栓が止水状態にあるときに前記水流検知 スイッチがオンされているか否かを判断する水流検知スイッチ異常判断手段とを 備えることを要旨としている。
【0008】
【作用】
このような構成を有するこの考案の湯沸器によれば、止水栓が開いているとき に熱交換器の給水管に流れる水はガス止栓を介してガスバーナへ送られるガスの 燃焼熱によって加熱され、給湯管を介して出湯されるが、止水状態判断手段によ る検知信号により止水栓が止水状態となったとき、水流検知スイッチがONされ ているかどうかがいったん判断される。そして止水栓が止水状態にあるにも拘ら ず水流検知スイッチがONされているときには、水流検知スイッチ異常判断手段 によりその水流検知スイッチは何らかの故障トラブルが生じているものと判断さ れるものである。したがってこの考案によれば、水流検知スイッチが正常に作動 しているかどうかが常にチェックされており、器具の不慮の誤動作、例えば出湯 が停止されているにも拘らずガスバーナが燃焼し続けるという空焚き現象等のト ラブルは回避される。
【0009】
【実施例】
以下にこの考案を具体化した一実施例を図面を参照して説明する。 図1は、この考案の一実施例としての元止め式湯沸器の概略構成を示したもの である。図示されるように、この元止め式湯沸器10は、器具本体内に熱交換器 12とこの熱交換器12を加熱するためのガスバーナ14とが配置される。そし て熱交換器12には給水管16と出湯管18とが連通状に設けられると共に、給 水管16の元には元止め水栓20が接続され、一方、前記ガスバーナ14へガス を供給するガス管22の元にはガス止栓24が接続されている。
【0010】 前記元止水栓20は、この栓内の給水流路に水栓ダイヤフラム26がダイヤフ ラム室28へ通じる弁口30を開閉可能なるように配設される。そしてこの水栓 ダイヤフラム26にも前記弁口30に対応する中央部位に弁口32が設けられ、 この弁口32には水栓パイロットバルブ34が栓壁に貫設されるバルブ軸36の 先端に取着され、かつスプリング38を介して常時は前記弁口32を閉じるよう に押圧付勢された状態で設けられている。また前記水栓ダイヤフラム26にはダ イヤフラム室28の弁口30から外れた部位に通水孔40が設けられ、この通水 孔40を介して給水流路内の水が水栓パイロットバルブ34の背面側に侵入し、 止水状態を保持し得るようになっている。
【0011】 前記ダイヤフラム室28は、水圧ダイヤフラム42により一次圧室44と二次 圧室46とに仕切られ、一次圧室44側には前記水圧ダイヤフラム42面にこの 栓内の給水流路を流れる水量を調節する水流量調節弁48が取着されると共に、 この水流量調節弁48はスプリング50によりダイヤフラム室28内の給水流路 を閉じる方向に常時付勢されている。また一次圧室44側の栓壁に給水管16と 出湯管18へ送る水量を調節するための水量絞り軸52が回転自在に装着され、 この水量絞り軸52に設けられた連通水路54を介して前記給水管16及び出湯 管18に連絡され、この絞り軸52を回動させることにより給水管16への水の 供給流量の調節並びに出湯管18を流れる湯への水のミキシング量の調節が図れ るようになっている。そしてこの絞り軸52には湯温調節つまみ56が連繋され ると共に、この湯温調節つまみ56の操作により回転される絞り軸52の回転を 検知する出水スイッチ58が近接して設けられる。60は絞り軸52の連通水路 54を介して給水管16へ送られる水量を調節する水量調節弁である。
【0012】 また、前記ダイヤフラム室28の二次圧室46側はバイパス管路62を介して 前記給水管16の途中部位に設けられるベンチュリ管部64へ連絡され、給水管 16へ水が流れているときは二次圧室46が一次圧室44より負圧となり水流量 調節弁48が図1中矢印左方向の移動するようになっている。尚、66は二次圧 室46に設けられた水抜き栓である。また、68はこの元止水栓20への水の入 口に設けられたストレーナを示している。
【0013】 一方、前記ガスバーナ14のガス管22に設けられたガス止栓24は、栓内部 の給ガス流路に水圧連動ガス弁70と、ガスガバナ72と、マグネット安全弁7 4と、器具栓76とが設けられている。水圧連動ガス弁70は、給ガス流路に開 設された弁口78にスプリング80を介して押圧付勢されており、かつこの水圧 連動ガス弁70と前記ダイヤフラム室28内の水圧ダイヤフラム42とは、元止 水栓20の栓壁及びガス止栓24の栓壁を貫挿して設けられる前記水圧連動ガス 弁70の弁軸82を介して連結されている。そしてこの弁軸82の途中部位には スイッチ作動片84が設けられると共に、この弁軸82の傍にはそのスイッチ作 動片84によってオンされる水流検知スイッチ86が設けられている。
【0014】 また、前記ガスガバナ72は、ガス止栓24の給ガス流路の別の弁口88に臨 設され、給ガス流路のガス圧力に応じて伸縮するスプリング90を介してその弁 口88の開度が調節されるようになっている。
【0015】 さらに前記マグネット安全弁74は、前記ガス止栓24の給ガス流路のガス入 口に近接した部位の弁口94に臨設され、内蔵される電磁石の作動によりその弁 口94を開閉するものであり、栓壁に貫挿配置されるマグネット安全弁作動杆9 6の作動により電磁石が着磁されたときにマグネット安全弁74を押し下げてそ の弁口94を開かせるようになっている。
【0016】 さらにまた前記器具栓76は、前記ガス止栓24の給ガス流路の別部位の弁口 97にスプリングにより押圧されるように栓壁に貫挿されたバルブ軸98の先端 に取着されている。
【0017】 かくして前記水流検知スイッチ86からのON信号に基づいて駆動されるモー タ99には、第1ないし第3カム100、102、104が設けられ、第1カム 100にはレバー106を介して前記水栓パイロットバルブ34を開閉作動させ る出水レバー108が連繋され、この出水レバー108は水栓パイロットバルブ 34のバルブ軸36の基部に連繋される。
【0018】 また第2カム102は前記器具栓76のバルブ軸98に連繋され、さらに第3 カム104は前記マグネット安全弁74の作動杆96に連繋されている。そして モータ99に近接して前記第1カム100及び第2カム102の回転位置をリミ ットスイッチ110、112が配設されており、これらのリミットスイッチ11 0、112からのON信号により前記水栓パイロットバルブ34が閉じられたこ とと器具栓76が閉じられたことが検知されるようになっている。そして操作ボ タン114とこれの押圧によりONされる点火スイッチ116が設けられ、この 点火スイッチ116のON操作によりモータ99が回転駆動されるようになって いる。
【0019】 尚、118はガスバーナ14に供給されるガスの点火用電極を示し、また12 0はガスバーナ14の近傍の熱温度を検知する一次熱電対を示し、さらに122 は熱交換器12内の燃焼ガス温度を検知するためケーシング壁ののぞき窓に設け られる二次熱電対を示している。
【0020】 図2は、図1に示した元止め式湯沸器10の制御ブロック図を示している。こ の図2に示されるように、この器具本体に装着されるコントローラの中央演算処 理装置CPU124の入力側には、水流検知スイッチ86、点火スイッチ116 、その他の各種スイッチ58、110、112及び一次・二次熱電対120、1 22が夫々接続されており、またCPU124の出力側には、モータ99、マグ ネット安全弁74、点火用電極118あるいは水流検知スイッチ86の故障状態 を知らせる警報器123等が接続されている。
【0021】 このように構成された元止め式湯沸器10によれば、操作ボタン114を押す ことにより点火スイッチ116がONされ、それによってモータ99が駆動され る。そしてモータ99の第1カム100によってレバー106を押し上げること により出水レバー108が作動し、水栓パイロットバルブ34がスプリング38 の押圧力に抗して後退することにより、図3に示すように、給水流路内の水圧で 水栓ダイヤフラム26を押し下げ、ダイヤフラム室28へ通じる弁口30を開く ことによりダイヤフラム室28へ水が流入し、一部の水は絞り軸52の連通水路 54を介して給水管16へ送られ、また残りの水は出湯管18へ送られる。そし て給水管16へ送られた水がベンチュリー管部64を通ることによりダイヤフラ ム室28のダイヤフラム二次圧室46の圧力を下げ、ダイヤフラム42が図1中 左方向へ移動し、この水圧ダイヤフラム42を介して水流量調節弁48とガス止 栓24の水圧連動ガス弁70とを連結する弁軸82を同じく図1中左方向へ移動 させ、それに伴ってガス止栓24内の水圧連動ガス弁70が開くと同時に水流検 知スイッチ86がONする。
【0022】 そしてこの水流検知スイッチ86からのON信号によりモータ99が駆動され 、モータの第3カム104によってマグネット安全弁作動杆96を押し下げマグ ネット安全弁74を電気的に導通させて内蔵の電磁石を着磁させることにより開 かせると共に、第2カム102によって器具栓76のバルブ98を押し開き器具 栓76も開かせ、これによってガス止栓24内の給ガス流路が開かれ、ガスバー ナ14へガスが供給される状態となる。それと共に、図示しないイグナイタの点 火により点火用電極118に連続スパークが飛び、ガスバーナ14が点火される 。そのために熱交換器12に通じる給水管16を通る水はガスバーナ14によっ て加熱され出湯管18を通って出湯されるが、そのとき絞り軸52の連通水路5 4を通って出湯管18へ直接送られてきた水が混合されることによって適度の温 度に調節された状態で出湯が継続することとなる。その間マグネット安全弁74 は開放状態が保持される。
【0023】 一方、出湯を停止させる場合には、やはり操作ボタン114を押すことにより マグネット安全弁74を開放保持している電流がOFFされると同時にモータ9 9が駆動して第1カム102及び第2カム104により第1カムスイッチ110 、及び第2カムスイッチ112がONされた時点で器具栓76及び水栓パイロッ トバルブ34が閉じ、給ガス流路が遮断されると共に図4に示したように給水流 路も遮断されて出湯が停止される。
【0024】 しかしその場合に出湯は停止されているにも拘らず、ガス止栓24内の水圧連 動ガス弁70と元止水栓20内の水流量調節弁48とを連結する弁軸82がガス 止栓24や元止水栓20の栓壁との摺動面でさびや摩擦抵抗等によって動きが鈍 く元に戻れない状態が生じる。そうすると出湯は停止されているにも拘らず水流 検知スイッチ86はON状態のままとなり、ガスバーナ14は点火し続ける。そ してこの場合器具栓76は閉じられているのでガス止栓24の給ガス流路にガス が流れ続けることはなく、そのうち自然にガス切れとなってガスバーナ14は消 火することとなるが、それでもしばらくの間はガスバーナ14は点火し続け、そ の間は空焚き現象が生じる。
【0025】 しかしてこの考案では、図5に点火スイッチ116がONされたときのフロー チャートを示したように、操作ボタン114を押して点火スイッチ116がON されたときに、初めに元止水栓20が止水状態にあるか否かが判断される(ステ ップ1。以下単に「S1」と表示する。)。これは点火スイッチ116がONさ れたときに第1カムスイッチ110及び第2カムスイッチ112からの入力信号 がなければ出水状態にあるのであるから、モータ99が回転して第1カム100 及び第2カム102が第1カムスイッチ110及び第2カムスイッチ112に触 れたところで完全な止水状態となる(S2)。
【0026】 そして次にS1で止水状態にあれば、あるいはS2で止水状態が得られれば、 水流検知スイッチ86がON状態にあるか否かが判断され(S3)、止水状態に あるにも拘らず水流検知スイッチ86がON状態にあれば、水流検知スイッチ8 6が故障と判断されて(S4)、その故障信号がCPU124へ送信され、この 故障信号に基づいて警報器123によりそのトラブルが使用者に知らされると共 に、マグネット安全弁74が閉じられる。
【0027】 一方、S3において水流検知スイッチ86がON状態にない(OFF状態にあ る)と判断されれば、水流検知スイッチ86は正常に作動しているものであるか らモータ99が回転し、第1カム100によって出水レバー108を作動させる ことによって水栓パイロットバルブ34を開き出水動作を開始させる(S5)。
【0028】 そして次に水流検知スイッチ86がONされているか否かが判断され、(S6 )、ONされていれば水圧連動ガス弁70も正常に作動しガス止栓24も開かれ ていることを意味するので点火用電極118の火花によるガスバーナ14の点火 動作が行なわれる(S7)。S6において水流検知スイッチ86がONされてい なければ、水流検知スイッチ86が故障と判断されて(S8)、故障信号がCP U124へ送信される。そしてこの故障信号に基づいて警報器123によにより そのトラブルが使用者に知らされると共に、マグネット安全弁74が閉じられる 。
【0029】 上記フローチャートにおいてS4あるいはS8の“水流検知スイッチ故障”の 判断は、水流検知スイッチ自体が故障してON/OFFの正常な作動が行われな いケースと水流検知スイッチ86は何ら故障していないが元止水栓20の水流量 調節弁48とガス止栓24の水圧連動ガス弁70との弁軸82の動きが鈍くて水 流検知スイッチ86が正常にON/OFF動作されないケースとを含むものであ る。
【0030】 一方、操作ボタン114の操作により点火スイッチ116がOFFされたとき は、図6にそのフローチャートを示したように、操作ボタン114を押して点火 スイッチ116がOFFされたときにマグネット安全弁74を開放保持している 電流がOFFされると同時にモータ99が駆動し、器具栓76及び水栓パイロッ トバルブ34が閉じ、ガス通路が遮断されて出湯が停止されることにより止水動 作と消火とが行なわれる(S11)。
【0031】 そして次に水流検知スイッチ86がON状態にあるか否かが判断され(S12 )、止水状態にあるにも拘らず水流検知スイッチ86がON状態にあるならば水 流検知スイッチ86が故障と判断されて(S13)、その故障信号がCPU12 4へ送信されることにより警報器123によりその故障が使用者へ知らされる。
【0032】 尚、S12において水流検知スイッチ86がON状態にない(OFF状態にあ る)と判断されれば、水流検知スイッチ86は正常に作動しているものであるか ら運転は完全に停止される(S14)。
【0033】 この考案は、上記実施例に何ら限定されるものではなく、この考案の趣旨を逸 脱しない範囲で種々の設計変更又は改変が可能である。例えば、この実施例は元 止め式湯沸器の例で説明したが、従来の先止め式のものにも勿論適用できるもの であり、要するに止水状態のときの止水検知スイッチからの信号と水流検知スイ ッチからの信号とのアンマッチングの異常を検知することにより水流検知スイッ チの誤作動の異常を検知するようにしたものは、この考案に含まれることは言う までもないことである。
【0034】
【考案の効果】
以上説明したことから明かなように、この考案の湯沸器によれば、水栓が止水 状態にあるときに水流検知スイッチが正常に作動しているか否かを検知すること 、すなわち止水検知信号と水流検知スイッチ信号とのアンマッチングを検知する ことにより不慮の空焚きトラブルを回避するものであるから、湯沸器の作動の安 全性がより確実に担保されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例としての元止め式湯沸器の
概略構成図である。
【図2】図1に示した湯沸器の制御ブロック図である。
【図3】図1に示した湯沸器における止水栓が開かれた
状態の作動説明図である。
【図4】図1に示した湯沸器における止水栓が閉じられ
た状態の作動説明図である。
【図5】点火スイッチがONされたときのこの湯沸器の
作動を説明するフローチャートである。
【図6】点火スイッチがOFFされたときのこの湯沸器
の作動を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10 元止め式湯沸器 12 熱交換器 14 ガスバーナ 16 給水管 18 出湯管 20 元止水栓 24 ガス止栓 48 水流量調節弁 70 水圧連動ガス弁 82 リンクバー 86 水流検知スイッチ 99 モータ 100 第1カム 110 第1カムスイッチ 124 CPU

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水管及び給湯管を備える熱交換器と、
    この熱交換器を加熱するためのガスバーナと、前記給水
    管又は給湯管の水の流れを停止させる止水栓と、該止水
    栓の止水状態にあるか否かを判断する止水状態判断手段
    と、前記ガスバーナへのガスの供給を停止させるガス止
    栓と、前記給水管又は給湯管の水の流れを検知してオン
    される水流検知スイッチと、この水流検知スイッチから
    のオン信号に基づき前記ガス止栓を開き前記ガスバーナ
    を点火させるバーナ制御手段と、前記止水栓が止水状態
    にあるときに前記水流検知スイッチがオンされているか
    否かを判断する水流検知スイッチ異常判断手段とを備え
    ることを特徴とする水流検知スイッチ付き湯沸器。
JP1992086551U 1992-11-24 1992-11-24 水流検知スイッチ付き湯沸器 Expired - Lifetime JP2572263Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992086551U JP2572263Y2 (ja) 1992-11-24 1992-11-24 水流検知スイッチ付き湯沸器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992086551U JP2572263Y2 (ja) 1992-11-24 1992-11-24 水流検知スイッチ付き湯沸器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0646165U true JPH0646165U (ja) 1994-06-24
JP2572263Y2 JP2572263Y2 (ja) 1998-05-20

Family

ID=13890145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992086551U Expired - Lifetime JP2572263Y2 (ja) 1992-11-24 1992-11-24 水流検知スイッチ付き湯沸器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2572263Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5501172B2 (ja) * 2010-09-13 2014-05-21 リンナイ株式会社 止水装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2572263Y2 (ja) 1998-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0646165U (ja) 水流検知スイッチ付き湯沸器
JP3187798B2 (ja) ガス燃焼装置
JPH11304144A (ja) 開放型ガス燃焼器具
JP2714899B2 (ja) 給湯装置
KR950005887B1 (ko) 가스기구의 안전장치
JPH07332763A (ja) 湯水切替え式ガス湯沸器
JP3165542B2 (ja) 湯沸器のバルブ制御装置
JP2664411B2 (ja) 給湯機の燃焼制御装置
JP3320902B2 (ja) ガス湯沸器
KR960005777B1 (ko) 가스탕비기
KR950012160B1 (ko) 가스탕비기
JP3989164B2 (ja) 給湯器
JP3869547B2 (ja) ガス給湯器
JPH10267410A (ja) 給湯器
JP2918490B2 (ja) 給湯装置
JPH08312941A (ja) ガス湯沸器
JP3490508B2 (ja) 給湯器
JPH08210700A (ja) 給湯器
JPH0456209B2 (ja)
JPH0330704Y2 (ja)
JP3305894B2 (ja) 給湯器の燃焼制御装置
JPH068698B2 (ja) 給湯器
JPS63302251A (ja) 給湯装置
JPH0652127B2 (ja) 給湯装置
JPH1054479A (ja) ガス湯沸器

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080306

Year of fee payment: 10