JP2572243Y2 - ロック解除機構 - Google Patents
ロック解除機構Info
- Publication number
- JP2572243Y2 JP2572243Y2 JP1991033757U JP3375791U JP2572243Y2 JP 2572243 Y2 JP2572243 Y2 JP 2572243Y2 JP 1991033757 U JP1991033757 U JP 1991033757U JP 3375791 U JP3375791 U JP 3375791U JP 2572243 Y2 JP2572243 Y2 JP 2572243Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- unlocking
- lock
- loading section
- lock release
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は紙幣或いはこれに類する
紙葉類の自動支払機などに汎用されている紙葉類を収納
した紙葉類繰出装置のユニットを支払機本体から容易に
引き出すためのロック解除機構に関する。
紙葉類の自動支払機などに汎用されている紙葉類を収納
した紙葉類繰出装置のユニットを支払機本体から容易に
引き出すためのロック解除機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、紙幣払出機或いは入金機には種々
の装置が用いられているが、この種の装置においては何
れの場合も常に払出用の紙幣等が不足しないように補充
しておく必要がある。特に、近年においては紙葉類を収
納するバケット部分及びこれに付随する部分が一つのユ
ニットとして、紙幣払出機等に挿脱自在に構成されたコ
ンパクトな装置が汎用されて来ているが、取り替え作業
は簡単な操作でしかも迅速な作業が要求される。しか
し、限られたスペースの中での作業のため、特に払出機
本体からユニットを取り出すのに時間を要している。
の装置が用いられているが、この種の装置においては何
れの場合も常に払出用の紙幣等が不足しないように補充
しておく必要がある。特に、近年においては紙葉類を収
納するバケット部分及びこれに付随する部分が一つのユ
ニットとして、紙幣払出機等に挿脱自在に構成されたコ
ンパクトな装置が汎用されて来ているが、取り替え作業
は簡単な操作でしかも迅速な作業が要求される。しか
し、限られたスペースの中での作業のため、特に払出機
本体からユニットを取り出すのに時間を要している。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ユニット化された紙葉
類繰出装置を紙幣払出機等の限られたスペースの中で容
易な操作でしかも迅速に取り替え作業を行う必要があ
る。本考案の目的は、紙葉類繰出装置ユニットを払出機
本体から迅速かつ容易にロック状態を解除して払出機本
体からの取り出しを可能にするロック解除機構を提供す
ることにある。
類繰出装置を紙幣払出機等の限られたスペースの中で容
易な操作でしかも迅速に取り替え作業を行う必要があ
る。本考案の目的は、紙葉類繰出装置ユニットを払出機
本体から迅速かつ容易にロック状態を解除して払出機本
体からの取り出しを可能にするロック解除機構を提供す
ることにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案に係わる上記目的
は、ユニット装填部にロック状態で装填されているユニ
ットをロック解除して該装填部から引き出すロック解除
機構において、前記ユニットを引き出すための操作レバ
ーと、前記ユニット装填部側のロック部材と係合する一
端にローラを設けたロック解除部材と、該ロック解除部
材と前記操作レバーとを連結したクランク機構とをユニ
ット側に備え、該クランク機構が前記操作レバーの引き
出し方向への移動により前記ロック解除部材をロック解
除の方向へ移動させると共に、前記ローラをユニット装
填部上で転動させてユニットを移動させることを特徴と
するロック解除機構により達成される。
は、ユニット装填部にロック状態で装填されているユニ
ットをロック解除して該装填部から引き出すロック解除
機構において、前記ユニットを引き出すための操作レバ
ーと、前記ユニット装填部側のロック部材と係合する一
端にローラを設けたロック解除部材と、該ロック解除部
材と前記操作レバーとを連結したクランク機構とをユニ
ット側に備え、該クランク機構が前記操作レバーの引き
出し方向への移動により前記ロック解除部材をロック解
除の方向へ移動させると共に、前記ローラをユニット装
填部上で転動させてユニットを移動させることを特徴と
するロック解除機構により達成される。
【０００５】
【作用】本考案によれば、紙葉類繰出装置ユニットに設
けられた操作レバーを引くことによりクランク機構の先
端部に設けられたロック解除部材がロック解除の方向へ
移動することによって、ユニット本体が払出機本体側の
ユニット装填部に設けられたロック部材から外れ、ロッ
クが解除されると共に、ローラをユニット装填部上で転
動させてユニットの引き出しを行うことができる。
けられた操作レバーを引くことによりクランク機構の先
端部に設けられたロック解除部材がロック解除の方向へ
移動することによって、ユニット本体が払出機本体側の
ユニット装填部に設けられたロック部材から外れ、ロッ
クが解除されると共に、ローラをユニット装填部上で転
動させてユニットの引き出しを行うことができる。
【０００６】
【実施態様】以下、添付図面を参照しながら本考案の実
施態様を詳細に説明する。なお、本考案は、本実施態様
に限定されるものではないことは言うまでもない。図１
は本考案のロック解除機構の一実施態様を示す紙幣払出
機等に装填される紙葉類繰出装置ユニットのロック状態
の概略図であり、図２は図１で示したロック解除機構の
ロックの解除を段階的に示した拡大概略図であり、図３
は図１で示したロック解除機構の解除状態を示した概略
図である。
施態様を詳細に説明する。なお、本考案は、本実施態様
に限定されるものではないことは言うまでもない。図１
は本考案のロック解除機構の一実施態様を示す紙幣払出
機等に装填される紙葉類繰出装置ユニットのロック状態
の概略図であり、図２は図１で示したロック解除機構の
ロックの解除を段階的に示した拡大概略図であり、図３
は図１で示したロック解除機構の解除状態を示した概略
図である。
【０００７】図１において、一実施態様であるロック解
除機構は、紙葉類繰出装置ユニット１の引き出し側に設
けられた操作レバー３と、クランク機構によって該操作
レバー３と連結され、作動端部にローラ１１を備えたロ
ック解除部材７と、該ロック解除部材７が張り出すため
のユニット底部に設けられたユニット開口部９と、払出
機本体側のユニット装填部２の底部に設けられ、バネに
より上方に突出するように付勢されている係止用のロッ
ク部材８とから成る。また、前記クランク機構は、前記
操作レバー３に一端がヒンジ結合され、回転支軸１２に
よって回動自在に支持され、バネにより反時計回り方向
に付勢されているバネ付き部材４と、該バネ付き部材４
と連結される側の端部にＬ字状案内溝１０を備えたＬ字
部材５と、該Ｌ字部材５の水平方向の端部に一端が連結
され、他端が前記ロック解除部材７に固設されるバネ付
き部材６とから成る。
除機構は、紙葉類繰出装置ユニット１の引き出し側に設
けられた操作レバー３と、クランク機構によって該操作
レバー３と連結され、作動端部にローラ１１を備えたロ
ック解除部材７と、該ロック解除部材７が張り出すため
のユニット底部に設けられたユニット開口部９と、払出
機本体側のユニット装填部２の底部に設けられ、バネに
より上方に突出するように付勢されている係止用のロッ
ク部材８とから成る。また、前記クランク機構は、前記
操作レバー３に一端がヒンジ結合され、回転支軸１２に
よって回動自在に支持され、バネにより反時計回り方向
に付勢されているバネ付き部材４と、該バネ付き部材４
と連結される側の端部にＬ字状案内溝１０を備えたＬ字
部材５と、該Ｌ字部材５の水平方向の端部に一端が連結
され、他端が前記ロック解除部材７に固設されるバネ付
き部材６とから成る。
【０００８】ユニット１がユニット装填部２にロックさ
れている状態では、バネ付き部材４は略垂直状態にあ
り、Ｌ字部材側の端部はＬ字状案内溝１０の下端部１０
ａの位置にある。よって、左右方向に水平移動可能なＬ
字部材５は右方の移動端部に位置している。ロック解除
部材７の作動端部にあるローラ１１は係止用のロック部
材８には接していないか又は接していてもロック部材８
に対する押圧力は殆どない。よって、ロック部材８はユ
ニット開口部９からユニット内部に突出している。
れている状態では、バネ付き部材４は略垂直状態にあ
り、Ｌ字部材側の端部はＬ字状案内溝１０の下端部１０
ａの位置にある。よって、左右方向に水平移動可能なＬ
字部材５は右方の移動端部に位置している。ロック解除
部材７の作動端部にあるローラ１１は係止用のロック部
材８には接していないか又は接していてもロック部材８
に対する押圧力は殆どない。よって、ロック部材８はユ
ニット開口部９からユニット内部に突出している。
【０００９】次にロック解除操作時の動作を説明する。
まず引出しレバー３をユニット引出し方向に引くことに
よりバネ付き部材４が回転支軸１２を中心に時計回りに
回動し、該バネ付き部材４の端部の摺動子がＬ字部材５
の上部に設けたＬ字状案内溝１０内を摺動して上端部１
０ｂに移動する過程で摺動子がＬ字部材５を左方へ押す
ことにより長穴１３部分で摺動可能に支持されているＬ
字部材５が左方向に移動する。
まず引出しレバー３をユニット引出し方向に引くことに
よりバネ付き部材４が回転支軸１２を中心に時計回りに
回動し、該バネ付き部材４の端部の摺動子がＬ字部材５
の上部に設けたＬ字状案内溝１０内を摺動して上端部１
０ｂに移動する過程で摺動子がＬ字部材５を左方へ押す
ことにより長穴１３部分で摺動可能に支持されているＬ
字部材５が左方向に移動する。
【００１０】次に図２（ａ）において、該Ｌ字部材５の
移動によりバネ付き部材６が固定支軸１４を中心に反時
計回りに回動し、該バネ付き部材６の端部に固定連結さ
れたロック解除部材７の自由端部が下方に移動する。そ
れによって、図２（ｂ）に示すように、下方に移動した
該ロック解除部材７の作動端部にあるローラ１１がユニ
ット底部に設けられたユニット開口部９から張り出して
係止用のロック部材８を押圧する。この押圧作用によ
り、上方に付勢されているロック部材が回転支軸１５を
中心に回動して下方に押し下げられ、ユニット底部から
外れることによってロックが解除される。
移動によりバネ付き部材６が固定支軸１４を中心に反時
計回りに回動し、該バネ付き部材６の端部に固定連結さ
れたロック解除部材７の自由端部が下方に移動する。そ
れによって、図２（ｂ）に示すように、下方に移動した
該ロック解除部材７の作動端部にあるローラ１１がユニ
ット底部に設けられたユニット開口部９から張り出して
係止用のロック部材８を押圧する。この押圧作用によ
り、上方に付勢されているロック部材が回転支軸１５を
中心に回動して下方に押し下げられ、ユニット底部から
外れることによってロックが解除される。
【００１１】図３において、引き出し方向に更にレバー
３を引くことでローラ１１がユニット装填部上を転動し
てユニット１を払出機の外に引き出すことができる。よ
って、作業者は操作レバーを引くことによりロックが解
除されるため、ロック解除とユニット引き出しを同じ操
作で行えるので、ユニットの取り替え作業を迅速かつ容
易に行うことができる。尚、前記実施態様の変形例とし
て、操作レバーと前記実施態様とは異なるロック解除部
材を直接連結するような構造も可能であり、またロック
部材はユニット装填部の側面に設けることも可能であ
り、ユニット装填部側に凹部を設けてユニット側にロッ
ク部材を設けることも可能である。
３を引くことでローラ１１がユニット装填部上を転動し
てユニット１を払出機の外に引き出すことができる。よ
って、作業者は操作レバーを引くことによりロックが解
除されるため、ロック解除とユニット引き出しを同じ操
作で行えるので、ユニットの取り替え作業を迅速かつ容
易に行うことができる。尚、前記実施態様の変形例とし
て、操作レバーと前記実施態様とは異なるロック解除部
材を直接連結するような構造も可能であり、またロック
部材はユニット装填部の側面に設けることも可能であ
り、ユニット装填部側に凹部を設けてユニット側にロッ
ク部材を設けることも可能である。
【００１２】
【考案の効果】本考案のロック解除機構によりロック解
除とユニット引き出しを同じ操作で行えるのでユニット
を払出機本体から迅速かつ容易に引き出すことができる
繰出装置ユニットを実現した。
除とユニット引き出しを同じ操作で行えるのでユニット
を払出機本体から迅速かつ容易に引き出すことができる
繰出装置ユニットを実現した。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案のロック解除機構の一実施態様を示すロ
ック状態の概略図である。
ック状態の概略図である。
【図２】図１で示したロック解除機構のロックの解除を
段階的に示した拡大概略図である。
段階的に示した拡大概略図である。
【図３】図１で示したロック解除機構の解除状態を示し
た概略図である。
た概略図である。
１ 紙葉類繰出装置ユニット ２ ユニット装填部 ３ 操作レバー ４ バネ付き部材 ５ Ｌ字部材 ６ バネ付き部材 ７ ロック解除部材 ８ ロック部材 ９ ユニット開口部 10 Ｌ字状案内溝 10a 案内溝下端部 10b 案内溝上端部 11 ローラ 12,15 回転支軸 13 長穴 14 固定支軸
Claims (1)
- 【請求項１】 ユニット装填部にロック状態で装填され
ているユニットをロック解除して該装填部から引き出す
ロック解除機構において、前記ユニットを引き出すため
の操作レバーと、前記ユニット装填部側のロック部材と
係合する一端にローラを設けたロック解除部材と、該ロ
ック解除部材と前記操作レバーとを連結したクランク機
構とをユニット側に備え、該クランク機構が前記操作レ
バーの引き出し方向への移動により前記ロック解除部材
をロック解除の方向へ移動させると共に、前記ローラを
ユニット装填部上で転動させてユニットを移動させるこ
とを特徴とするロック解除機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991033757U JP2572243Y2 (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | ロック解除機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991033757U JP2572243Y2 (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | ロック解除機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04128369U JPH04128369U (ja) | 1992-11-24 |
| JP2572243Y2 true JP2572243Y2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=31916330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991033757U Expired - Fee Related JP2572243Y2 (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | ロック解除機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2572243Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3082460U (ja) * | 2001-06-06 | 2001-12-14 | 聰霖 張 | 靴 底 |
-
1991
- 1991-05-14 JP JP1991033757U patent/JP2572243Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04128369U (ja) | 1992-11-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |