JP2572180Y2 - 炭酸水製造装置 - Google Patents
炭酸水製造装置Info
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- JP2572180Y2 JP2572180Y2 JP1993004152U JP415293U JP2572180Y2 JP 2572180 Y2 JP2572180 Y2 JP 2572180Y2 JP 1993004152 U JP1993004152 U JP 1993004152U JP 415293 U JP415293 U JP 415293U JP 2572180 Y2 JP2572180 Y2 JP 2572180Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はカーボネイタ内に炭酸ガ
スと加圧した水を供給して炭酸水を製造し、併せて水も
注出できるようにした炭酸水製造装置に関する。
スと加圧した水を供給して炭酸水を製造し、併せて水も
注出できるようにした炭酸水製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置として、図4に示した構成
が公知である。これは、冷水を貯留した冷水槽1内に耐
圧容器製のカーボネイタ2を配置し、このカーボネイタ
2に炭酸ガスボンベ3から炭酸ガスを供給すると共に、
貯水タンク4からの水を加圧ポンプ5にて加圧して給水
弁6を介して供給するようになっている。カーボネイタ
2にて製造された炭酸水は炭酸水注出弁7aを有する注
出パイプ7を介して注出ノズル8から注出される。ま
た、注出ノズル8から冷水も供給できるようにするた
め、加圧ポンプ5の吐出側と給水弁6との間から冷水注
出弁9を備えた分岐路を延出し、これを注出ノズル8に
連結するようにしている。
が公知である。これは、冷水を貯留した冷水槽1内に耐
圧容器製のカーボネイタ2を配置し、このカーボネイタ
2に炭酸ガスボンベ3から炭酸ガスを供給すると共に、
貯水タンク4からの水を加圧ポンプ5にて加圧して給水
弁6を介して供給するようになっている。カーボネイタ
2にて製造された炭酸水は炭酸水注出弁7aを有する注
出パイプ7を介して注出ノズル8から注出される。ま
た、注出ノズル8から冷水も供給できるようにするた
め、加圧ポンプ5の吐出側と給水弁6との間から冷水注
出弁9を備えた分岐路を延出し、これを注出ノズル8に
連結するようにしている。
【0003】また、図示はしないがカーボネイタ2に内
部の水位を検出する水位スイッチが設けられ、炭酸水が
注出されることによりカーボネイタ2内の水位が低下す
ると、これが水位スイッチにて検出されるようになって
いる。カーボネイタ2内の水位低下が検出されると、加
圧ポンプ5が駆動されると共に給水弁6が開放され、カ
ーボネイタ2内に所定水位まで水を補給して給水弁6を
閉じるという給水動作が行われる。一方、冷水を注出す
る際には、図示しない冷水注出スイッチをオン操作して
冷水注出動作を実行させる。これは、冷水注出スイッチ
がオン操作されると、所定時間だけ加圧ポンプ5を駆動
すると共に冷水注出弁9を開放するようになっており、
これにて貯水タンク4内の水が冷水注出弁9を通って注
出ノズル8から注出されることになる。なお、前記給水
動作が実行されている場合に冷水注出スイッチがオン操
作されたときには、給水弁6を閉じてから冷水注出弁9
を開放するようにしていた。
部の水位を検出する水位スイッチが設けられ、炭酸水が
注出されることによりカーボネイタ2内の水位が低下す
ると、これが水位スイッチにて検出されるようになって
いる。カーボネイタ2内の水位低下が検出されると、加
圧ポンプ5が駆動されると共に給水弁6が開放され、カ
ーボネイタ2内に所定水位まで水を補給して給水弁6を
閉じるという給水動作が行われる。一方、冷水を注出す
る際には、図示しない冷水注出スイッチをオン操作して
冷水注出動作を実行させる。これは、冷水注出スイッチ
がオン操作されると、所定時間だけ加圧ポンプ5を駆動
すると共に冷水注出弁9を開放するようになっており、
これにて貯水タンク4内の水が冷水注出弁9を通って注
出ノズル8から注出されることになる。なお、前記給水
動作が実行されている場合に冷水注出スイッチがオン操
作されたときには、給水弁6を閉じてから冷水注出弁9
を開放するようにしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来構成では、冷水注出スイッチをオン操作しても冷水
がしばらく注出されないことがあったり、そのオン操作
をきっかけにして給水管路を構成する耐圧ホースの破損
や水漏れが発生したりすることがあり、その解決が要望
されていた。その原因は次のようである。冷水注出スイ
ッチがオン操作されるとき、通常の場合には加圧ポンプ
5は停止しているから、冷水注出動作の実行になんら異
常は生じない。ところが、加圧ポンプ5が運転されてい
る給水動作の実行中に冷水注出スイッチがオン操作され
ると、図5に示すように冷水注出弁9の開放信号を出力
して給水弁6を閉じるようにしているため、給水弁6を
閉じた瞬間に給水管路の内圧が約13Kg/cm2 以上まで
急上昇して耐圧ホースの破損や漏水等を招いてしまうの
である。しかも、仮に耐圧ホースの破損が生じないとし
ても、給水管路の内圧は冷水注出弁9の開放可能圧力を
越えてしまうため、冷水注出信号が出力されても冷水注
出弁9は直ちに開放されず、カーボネイタ側への冷水の
流入によって管路内圧が約10Kg/cm2 まで低下して初
めて開放することになり、このために冷水注出が遅れて
しまうのである。
従来構成では、冷水注出スイッチをオン操作しても冷水
がしばらく注出されないことがあったり、そのオン操作
をきっかけにして給水管路を構成する耐圧ホースの破損
や水漏れが発生したりすることがあり、その解決が要望
されていた。その原因は次のようである。冷水注出スイ
ッチがオン操作されるとき、通常の場合には加圧ポンプ
5は停止しているから、冷水注出動作の実行になんら異
常は生じない。ところが、加圧ポンプ5が運転されてい
る給水動作の実行中に冷水注出スイッチがオン操作され
ると、図5に示すように冷水注出弁9の開放信号を出力
して給水弁6を閉じるようにしているため、給水弁6を
閉じた瞬間に給水管路の内圧が約13Kg/cm2 以上まで
急上昇して耐圧ホースの破損や漏水等を招いてしまうの
である。しかも、仮に耐圧ホースの破損が生じないとし
ても、給水管路の内圧は冷水注出弁9の開放可能圧力を
越えてしまうため、冷水注出信号が出力されても冷水注
出弁9は直ちに開放されず、カーボネイタ側への冷水の
流入によって管路内圧が約10Kg/cm2 まで低下して初
めて開放することになり、このために冷水注出が遅れて
しまうのである。
【0005】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、従って、その目的は、カーボネイタへの給水動作の
実行中に冷水注出動作が行われても、冷水注出弁の開放
異常や給水管路の破損等の事故が発生することを防止で
きる炭酸水製造装置を提供するところにある。
で、従って、その目的は、カーボネイタへの給水動作の
実行中に冷水注出動作が行われても、冷水注出弁の開放
異常や給水管路の破損等の事故が発生することを防止で
きる炭酸水製造装置を提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の炭酸水製造装置
は、炭酸ガス供給源からの炭酸ガスが供給されるカーボ
ネイタと、貯水タンクからの水を加圧して吐出する加圧
ポンプと、この加圧ポンプから吐出される水を給水弁を
介してカーボネイタ内に給水する給水管路と、カーボネ
イタ内で生成された炭酸水を注出部に導く炭酸水注出管
路と、前記給水管路のうち給水弁よりも加圧ポンプ側か
ら分岐して設けられ加圧ポンプにて加圧された水を水注
出弁を介して注出部に供給する水注出管路と、注出部か
ら水を注出させるために操作される水注出スイッチと、
カーボネイタ内に所要の水量が貯留されるように加圧ポ
ンプを運転すると共に加圧ポンプを運転しているときに
水注出スイッチが操作されたときには給水弁を閉じるこ
となく水注出弁を開放する給水制御回路とを備えて構成
されているところに特徴を有する。
は、炭酸ガス供給源からの炭酸ガスが供給されるカーボ
ネイタと、貯水タンクからの水を加圧して吐出する加圧
ポンプと、この加圧ポンプから吐出される水を給水弁を
介してカーボネイタ内に給水する給水管路と、カーボネ
イタ内で生成された炭酸水を注出部に導く炭酸水注出管
路と、前記給水管路のうち給水弁よりも加圧ポンプ側か
ら分岐して設けられ加圧ポンプにて加圧された水を水注
出弁を介して注出部に供給する水注出管路と、注出部か
ら水を注出させるために操作される水注出スイッチと、
カーボネイタ内に所要の水量が貯留されるように加圧ポ
ンプを運転すると共に加圧ポンプを運転しているときに
水注出スイッチが操作されたときには給水弁を閉じるこ
となく水注出弁を開放する給水制御回路とを備えて構成
されているところに特徴を有する。
【0007】
【作用】給水制御回路は、加圧ポンプを運転していると
きに水注出スイッチが操作されたときには給水弁を閉じ
ることなく水注出弁を開放するように構成されているか
ら、加圧ポンプを運転し且つ給水弁を開放する給水動作
が行われている場合に水注出スイッチが操作されても、
給水弁は閉じられない。このため、加圧ポンプの運転中
に給水弁が閉じて給水管路の内圧が急上昇してしまうこ
とがなく、冷水注出弁の開放不良や給水管路の破損を防
止できる。
きに水注出スイッチが操作されたときには給水弁を閉じ
ることなく水注出弁を開放するように構成されているか
ら、加圧ポンプを運転し且つ給水弁を開放する給水動作
が行われている場合に水注出スイッチが操作されても、
給水弁は閉じられない。このため、加圧ポンプの運転中
に給水弁が閉じて給水管路の内圧が急上昇してしまうこ
とがなく、冷水注出弁の開放不良や給水管路の破損を防
止できる。
【0008】
【考案の効果】以上述べたように、本考案の炭酸水製造
装置によれば、給水管路の内圧が急上昇することがない
ため、冷水注出弁の開放不良や給水管路の破損を防止で
きるという効果を奏する。
装置によれば、給水管路の内圧が急上昇することがない
ため、冷水注出弁の開放不良や給水管路の破損を防止で
きるという効果を奏する。
【0009】
【実施例】以下本考案の一実施例について図1ないし図
3を参照して説明する。冷水槽11は断熱されており、
内部に冷水が貯えられている。冷水槽11の内部には耐
圧容器製のカーボネイタ12が配置され、冷水槽11内
の冷水にて冷却されるようになっている。このカーボネ
イタ12には、炭酸ガス供給源である炭酸ガスボンベ1
3からガス供給パイプ13aを通して常に例えば5Kg/
cm2 程度の圧力で炭酸ガスが供給されている。一方、飲
料用水を貯留した貯水タンク14には逆止弁15を介し
て加圧ポンプ16の吸入側が接続されると共に、この加
圧ポンプ16の吐出側が給水弁17及び逆止弁18を順
に有する給水管路19を介してカーボネイタ12に連結
されている。そして、後の作用説明においても述べる
が、カーボネイタ12に設けたフロートスイッチFS
(図2にのみ図示)によって内部の水位が所定値以下に
低下したことが検出されると、加圧ポンプ16を運転す
ると共に給水弁17を開放することにより、貯水タンク
14内の水をカーボネイタ12内に例えば8Kg/cm2〜
10Kg/cm2 の圧力で供給することができるようになっ
ている。これにより、カーボネイタ12内で炭酸水が製
造される。そして、カーボネイタ12には炭酸水注出管
20が内部の炭酸水中に没するようにして連結され、そ
の途中部に設けた冷却コイル21と炭酸水注出弁22と
を順に介して注出部たる注出ノズル23に連なる炭酸水
注出管路24が構成されている。炭酸水注出弁22は注
出ノズル23の上方に設けた図示しない炭酸水注出スイ
ッチをオン操作すると開放されるようになっており、そ
の開放によりカーボネイタ12内の炭酸水が冷却コイル
21にて冷却されながら注出ノズル23から注出され
る。
3を参照して説明する。冷水槽11は断熱されており、
内部に冷水が貯えられている。冷水槽11の内部には耐
圧容器製のカーボネイタ12が配置され、冷水槽11内
の冷水にて冷却されるようになっている。このカーボネ
イタ12には、炭酸ガス供給源である炭酸ガスボンベ1
3からガス供給パイプ13aを通して常に例えば5Kg/
cm2 程度の圧力で炭酸ガスが供給されている。一方、飲
料用水を貯留した貯水タンク14には逆止弁15を介し
て加圧ポンプ16の吸入側が接続されると共に、この加
圧ポンプ16の吐出側が給水弁17及び逆止弁18を順
に有する給水管路19を介してカーボネイタ12に連結
されている。そして、後の作用説明においても述べる
が、カーボネイタ12に設けたフロートスイッチFS
(図2にのみ図示)によって内部の水位が所定値以下に
低下したことが検出されると、加圧ポンプ16を運転す
ると共に給水弁17を開放することにより、貯水タンク
14内の水をカーボネイタ12内に例えば8Kg/cm2〜
10Kg/cm2 の圧力で供給することができるようになっ
ている。これにより、カーボネイタ12内で炭酸水が製
造される。そして、カーボネイタ12には炭酸水注出管
20が内部の炭酸水中に没するようにして連結され、そ
の途中部に設けた冷却コイル21と炭酸水注出弁22と
を順に介して注出部たる注出ノズル23に連なる炭酸水
注出管路24が構成されている。炭酸水注出弁22は注
出ノズル23の上方に設けた図示しない炭酸水注出スイ
ッチをオン操作すると開放されるようになっており、そ
の開放によりカーボネイタ12内の炭酸水が冷却コイル
21にて冷却されながら注出ノズル23から注出され
る。
【0010】一方、前記給水管路19のうち給水弁17
よりも加圧ポンプ16側の位置から水注出管路25が分
岐して設けられ、その先端が前記注出ノズル23に連な
る。この水注出管路25は、絞り装置26、冷水槽11
内の冷水によって冷却される冷却コイル27及び冷水注
出弁28を順に備え、注出ノズル23の上方に設けた冷
水注出スイッチS(図2にのみ示す)がオン操作される
と、加圧ポンプ16からの冷水を絞り装置26にて減圧
すると共に冷却コイル27を通すことで冷却して注出ノ
ズル23に供給するようになっている。なお、図1にお
いては図面の明瞭化のために給水管路19から離して絞
り装置26を描いているが、実際には、給水管路19を
構成するパイプに絞り装置26を直に取り付けて分岐さ
せている。
よりも加圧ポンプ16側の位置から水注出管路25が分
岐して設けられ、その先端が前記注出ノズル23に連な
る。この水注出管路25は、絞り装置26、冷水槽11
内の冷水によって冷却される冷却コイル27及び冷水注
出弁28を順に備え、注出ノズル23の上方に設けた冷
水注出スイッチS(図2にのみ示す)がオン操作される
と、加圧ポンプ16からの冷水を絞り装置26にて減圧
すると共に冷却コイル27を通すことで冷却して注出ノ
ズル23に供給するようになっている。なお、図1にお
いては図面の明瞭化のために給水管路19から離して絞
り装置26を描いているが、実際には、給水管路19を
構成するパイプに絞り装置26を直に取り付けて分岐さ
せている。
【0011】さて、本実施例における電気的構成のうち
本考案に関連する構成は図2に示すようであり、これら
が給水制御回路を構成する。そこで、これに基づき特に
本考案に直接関連する給水動作及び冷水注出動作につい
て説明する。 (1)給水動作 カーボネイタ12内の水位が所定の下限水位を下回り、
フロートスイッチFSが開放すると、リレーX2 の自己
保持状態が解消されてこれが消磁されるため、常閉型の
リレー接点X22が閉じてリレーX1 が励磁される。この
結果、リレー接点X11が閉成され、加圧ポンプ16のポ
ンプモータPMが運転される。また、このときリレーX
3 は消磁されているため、給水弁SV1 (17)は開放
している。従って、貯水タンク14内の水が加圧ポンプ
16にて加圧されてカーボネイタ12内に供給されると
いう給水動作が開始されて内部の水位が上昇する。そし
て、その水位が所定の上限水位に達すると、フロートス
イッチFSが閉じてリレーX2 が励磁されてリレー接点
X22が開放するため、リレーX1 が消磁されてポンプモ
ータPMが断電され、もって給水動作が終了する。な
お、この状態から水位が低下してフロートスイッチFS
の上側の接点が開いても、その水位が下限水位を上回っ
ていれば下側の接点が閉じているから、リレーX2 は自
己保持状態にある。このためリレー接点X22は開放して
いるから、水位が下限水位を下回るまでリレーX1 が励
磁されてポンプモータPMが運転されることはない。
本考案に関連する構成は図2に示すようであり、これら
が給水制御回路を構成する。そこで、これに基づき特に
本考案に直接関連する給水動作及び冷水注出動作につい
て説明する。 (1)給水動作 カーボネイタ12内の水位が所定の下限水位を下回り、
フロートスイッチFSが開放すると、リレーX2 の自己
保持状態が解消されてこれが消磁されるため、常閉型の
リレー接点X22が閉じてリレーX1 が励磁される。この
結果、リレー接点X11が閉成され、加圧ポンプ16のポ
ンプモータPMが運転される。また、このときリレーX
3 は消磁されているため、給水弁SV1 (17)は開放
している。従って、貯水タンク14内の水が加圧ポンプ
16にて加圧されてカーボネイタ12内に供給されると
いう給水動作が開始されて内部の水位が上昇する。そし
て、その水位が所定の上限水位に達すると、フロートス
イッチFSが閉じてリレーX2 が励磁されてリレー接点
X22が開放するため、リレーX1 が消磁されてポンプモ
ータPMが断電され、もって給水動作が終了する。な
お、この状態から水位が低下してフロートスイッチFS
の上側の接点が開いても、その水位が下限水位を上回っ
ていれば下側の接点が閉じているから、リレーX2 は自
己保持状態にある。このためリレー接点X22は開放して
いるから、水位が下限水位を下回るまでリレーX1 が励
磁されてポンプモータPMが運転されることはない。
【0012】(2)給水動作の終了後における冷水注出
動作 給水動作が終了した後に、冷水注出スイッチSがオン操
作されたときには、次のようにして冷水注出動作が実行
される。冷水注出スイッチSの閉成により、リレーX
7,X8,X9 が励磁され、リレーX9 はリレー接点X95
の閉成により自己保持状態になる。また、リレー接点X
71が閉成するためリレーX6 が励磁され、リレー接点X
61が閉成して冷水注出弁SV2 (28)が開く。また、
これと同時にリレー接点X81の閉成に基づきリレーX3
が励磁されるから、常閉型のリレー接点X32が開放して
給水弁SV1 が閉じると共に、常開型のリレー接点X31
の閉成によりリレーX1 が励磁されてリレー接点X11が
閉成し、ポンプモータPMが運転される。これにて貯水
タンク14内の水が加圧ポンプ16にて加圧されながら
冷水注出管路25を通って注出ノズル23から注出され
るという冷水注出動作が開始される。
動作 給水動作が終了した後に、冷水注出スイッチSがオン操
作されたときには、次のようにして冷水注出動作が実行
される。冷水注出スイッチSの閉成により、リレーX
7,X8,X9 が励磁され、リレーX9 はリレー接点X95
の閉成により自己保持状態になる。また、リレー接点X
71が閉成するためリレーX6 が励磁され、リレー接点X
61が閉成して冷水注出弁SV2 (28)が開く。また、
これと同時にリレー接点X81の閉成に基づきリレーX3
が励磁されるから、常閉型のリレー接点X32が開放して
給水弁SV1 が閉じると共に、常開型のリレー接点X31
の閉成によりリレーX1 が励磁されてリレー接点X11が
閉成し、ポンプモータPMが運転される。これにて貯水
タンク14内の水が加圧ポンプ16にて加圧されながら
冷水注出管路25を通って注出ノズル23から注出され
るという冷水注出動作が開始される。
【0013】この冷水注出動作は次のようにして所定時
間後に終了する。すなわち、冷水注出スイッチSのオン
操作に伴うリレーX9 の励磁によりリレー接点X91が閉
成し、リレーX5 が励磁され、リレー接点X51が閉成し
てタイマTM1 が起動される。タイマTM1 がタイムア
ップすると、タイマ接点TM1aが閉成するため、リレー
X4 が励磁されてリレー接点X42が開放し、リレーX7
,X8 が消磁される。この結果、リレーX6 も消磁さ
れてリレー接点X61が開放されるから冷水注出弁SV2
(28)が閉じると共に、リレー接点X81の開放により
リレーX3 ,X1が消磁されてポンプモータPMが停止
され、もって冷水注出動作が終了する。以上述べた冷水
注出動作を示すタイミングチャートは図3(B)に示す
ようになる。
間後に終了する。すなわち、冷水注出スイッチSのオン
操作に伴うリレーX9 の励磁によりリレー接点X91が閉
成し、リレーX5 が励磁され、リレー接点X51が閉成し
てタイマTM1 が起動される。タイマTM1 がタイムア
ップすると、タイマ接点TM1aが閉成するため、リレー
X4 が励磁されてリレー接点X42が開放し、リレーX7
,X8 が消磁される。この結果、リレーX6 も消磁さ
れてリレー接点X61が開放されるから冷水注出弁SV2
(28)が閉じると共に、リレー接点X81の開放により
リレーX3 ,X1が消磁されてポンプモータPMが停止
され、もって冷水注出動作が終了する。以上述べた冷水
注出動作を示すタイミングチャートは図3(B)に示す
ようになる。
【0014】(3)給水動作の実行中における冷水注出
動作 給水動作が実行されている場合に、冷水注出スイッチS
がオン操作されると、次のようにして冷水注出動作が行
われる。なお、この給水動作が実行されているときに
は、前述したようにフロートスイッチFSの開放により
リレーX2 の自己保持状態が破れており、リレーX3 は
消磁状態にあって給水弁SV1 (17)が開放されてい
ると共に、リレーX1 の励磁によって加圧ポンプ16の
ポンプモータPMが運転されている。ここで冷水注出ス
イッチSが閉成されると、上述したところと同様にし
て、リレーX7,X8,X9 が励磁され、リレーX9 はリ
レー接点X95の閉成により自己保持状態になる。また、
リレー接点X71が閉成するためリレーX6 が励磁され、
リレー接点X61が閉成して冷水注出弁SV2 (28)が
開く。このとき、給水動作中は、前述したようにフロー
トスイッチFSが開いているから、リレーX8 の励磁に
よってリレー接点X81が閉成されても、リレーX3 は励
磁されない。従って、リレー接点X32,X11の状態に変
化はないから、給水弁SV1 (17)は開放状態を維持
すると共に、ポンプモータPMは運転を継続する。この
ため、加圧ポンプ16からの水は、給水管路19を通っ
てカーボネイタ12内に供給され続けながら、一部が冷
水注出管路25へと分岐して注出ノズル23から注出さ
れることになる。この冷水注出動作は、前述したと同様
にタイマTM1 のタイムアップに伴い終了する。なお、
以上述べた給水動作実行中における冷水注出動作を示す
タイミングチャートは図3(A)に示すようになる。
動作 給水動作が実行されている場合に、冷水注出スイッチS
がオン操作されると、次のようにして冷水注出動作が行
われる。なお、この給水動作が実行されているときに
は、前述したようにフロートスイッチFSの開放により
リレーX2 の自己保持状態が破れており、リレーX3 は
消磁状態にあって給水弁SV1 (17)が開放されてい
ると共に、リレーX1 の励磁によって加圧ポンプ16の
ポンプモータPMが運転されている。ここで冷水注出ス
イッチSが閉成されると、上述したところと同様にし
て、リレーX7,X8,X9 が励磁され、リレーX9 はリ
レー接点X95の閉成により自己保持状態になる。また、
リレー接点X71が閉成するためリレーX6 が励磁され、
リレー接点X61が閉成して冷水注出弁SV2 (28)が
開く。このとき、給水動作中は、前述したようにフロー
トスイッチFSが開いているから、リレーX8 の励磁に
よってリレー接点X81が閉成されても、リレーX3 は励
磁されない。従って、リレー接点X32,X11の状態に変
化はないから、給水弁SV1 (17)は開放状態を維持
すると共に、ポンプモータPMは運転を継続する。この
ため、加圧ポンプ16からの水は、給水管路19を通っ
てカーボネイタ12内に供給され続けながら、一部が冷
水注出管路25へと分岐して注出ノズル23から注出さ
れることになる。この冷水注出動作は、前述したと同様
にタイマTM1 のタイムアップに伴い終了する。なお、
以上述べた給水動作実行中における冷水注出動作を示す
タイミングチャートは図3(A)に示すようになる。
【0015】このように本実施例では、給水動作の実行
中に冷水注出スイッチSがオン操作された場合には、給
水弁17を閉じることなく冷水注出弁28を開放するよ
うにしている。このため、給水動作中に冷水注出スイッ
チSがオン操作されたても、給水管路19の内圧が急上
昇することを抑えることができ、冷水注出弁28の開放
不良や給水管路19の破損・漏水を確実に防止すること
ができるようになる。また、冷水注出管路25には絞り
装置26を設けてその管路抵抗を大きく設定しているか
ら、カーボネイタ12への給水動作の実行中であるか停
止中であるかに係わらず、注出ノズル23からの冷水注
出量を一定にすることができる。更に特に本実施例で
は、絞り装置26を給水管路19の分岐部に直に取り付
けるようにしたから、冷水注出動作を終了させるべく冷
水注出弁28を閉鎖したときにおける冷水注出管路25
の圧力上昇を抑えることができ、その破損や漏水も防止
できるようになる。
中に冷水注出スイッチSがオン操作された場合には、給
水弁17を閉じることなく冷水注出弁28を開放するよ
うにしている。このため、給水動作中に冷水注出スイッ
チSがオン操作されたても、給水管路19の内圧が急上
昇することを抑えることができ、冷水注出弁28の開放
不良や給水管路19の破損・漏水を確実に防止すること
ができるようになる。また、冷水注出管路25には絞り
装置26を設けてその管路抵抗を大きく設定しているか
ら、カーボネイタ12への給水動作の実行中であるか停
止中であるかに係わらず、注出ノズル23からの冷水注
出量を一定にすることができる。更に特に本実施例で
は、絞り装置26を給水管路19の分岐部に直に取り付
けるようにしたから、冷水注出動作を終了させるべく冷
水注出弁28を閉鎖したときにおける冷水注出管路25
の圧力上昇を抑えることができ、その破損や漏水も防止
できるようになる。
【0016】また、給水動作の終了後に冷水注出動作が
行われる場合には、給水弁17を閉じ、その上で加圧ポ
ンプ16を運転すると共に冷水注出弁28を開放するよ
うにしたから、過剰な水がカーボネイタ12に供給され
ることもない。なお、本考案は上記し且つ図面に示す実
施例に限定されるものではなく、例えばカーボネイタへ
の給水動作はフロートスイッチの動作に基づくのではな
く、炭酸水の注出流量を測定してこれに基づき給水動作
を行ってもよい等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更
して実施することができる。
行われる場合には、給水弁17を閉じ、その上で加圧ポ
ンプ16を運転すると共に冷水注出弁28を開放するよ
うにしたから、過剰な水がカーボネイタ12に供給され
ることもない。なお、本考案は上記し且つ図面に示す実
施例に限定されるものではなく、例えばカーボネイタへ
の給水動作はフロートスイッチの動作に基づくのではな
く、炭酸水の注出流量を測定してこれに基づき給水動作
を行ってもよい等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更
して実施することができる。
【図1】 本考案の一実施例を示す配管図
【図2】 同じく給水制御回路の構成を示す回路図
【図3】 各部の動作タイミング及び圧力変動を示すタ
イミングチャート
イミングチャート
【図4】 従来の炭酸水製造装置の一例を示す配管図
【図5】 従来例における動作タイミング及び圧力変動
を示すタイミングチャート
を示すタイミングチャート
12…カーボネイタ 13…炭酸ガスボンベ(炭酸ガス
供給源) 14…貯水タンク 16…加圧ポンプ 17
…給水弁 19…給水管路 22…炭酸水注出弁 23…注出ノズル 25…冷水注
出管路 26…絞り装置 28…冷水注出弁
供給源) 14…貯水タンク 16…加圧ポンプ 17
…給水弁 19…給水管路 22…炭酸水注出弁 23…注出ノズル 25…冷水注
出管路 26…絞り装置 28…冷水注出弁
Claims (1)
- 【請求項1】 炭酸ガス供給源からの炭酸ガスが供給さ
れるカーボネイタと、 貯水タンクからの水を加圧して吐出する加圧ポンプと、 この加圧ポンプから吐出される水を給水弁を介して前記
カーボネイタ内に給水する給水管路と、 前記カーボネイタ内で生成された炭酸水を注出部に導く
炭酸水注出管路と、 前記給水管路のうち前記給水弁よりも前記加圧ポンプ側
から分岐して設けられ加圧ポンプにて加圧された水を水
注出弁を介して注出部に供給する水注出管路と、 前記注出部から水を注出させるために操作される水注出
スイッチとを備え、 前記カーボネイタ内に所要の水量が貯留されるように前
記加圧ポンプを運転すると共に、加圧ポンプを運転して
いるときに前記水注出スイッチが操作されたときには前
記給水弁を閉じることなく前記水注出弁を開放する給水
制御回路とを具備してなる炭酸水製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993004152U JP2572180Y2 (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 炭酸水製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993004152U JP2572180Y2 (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 炭酸水製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0659979U JPH0659979U (ja) | 1994-08-19 |
JP2572180Y2 true JP2572180Y2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=11576792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993004152U Expired - Fee Related JP2572180Y2 (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 炭酸水製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2572180Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57211691A (en) * | 1981-06-22 | 1982-12-25 | Fuji Electric Co Ltd | Feed water control circuit for cup type drink vending machine |
JPS61149230A (ja) * | 1984-12-21 | 1986-07-07 | Kubota Ltd | 自動販売機におけるカ−ボネ−タタンク給水制御装置 |
-
1993
- 1993-01-18 JP JP1993004152U patent/JP2572180Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0659979U (ja) | 1994-08-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |