JP2571968Y2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP2571968Y2
JP2571968Y2 JP1992035826U JP3582692U JP2571968Y2 JP 2571968 Y2 JP2571968 Y2 JP 2571968Y2 JP 1992035826 U JP1992035826 U JP 1992035826U JP 3582692 U JP3582692 U JP 3582692U JP 2571968 Y2 JP2571968 Y2 JP 2571968Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、脱穀装置から供給され
る穀粒を収納するタンクと、そのタンクに付設されて、
外方側に張り出す張出姿勢とタンク内に退入する退入姿
勢とにわたって下端側の揺動支点周りで揺動操作自在な
張出部と、その張出部を前記張出姿勢と前記退入姿勢と
に切換駆動する出退駆動手段と、手動操作手段からの退
入指令に伴って前記出退駆動手段を作動させる制御手段
と、前記タンク内の穀粒量を検出する穀粒量検出手段と
が設けられ、前記制御手段が、前記穀粒量検出手段の情
報に基づいて穀粒量が設定量以上の場合には、前記退入
指令が与えられても前記出退駆動手段の作動を禁止する
ように構成されているコンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなコンバインでは、タンクの
容量の増加が必要なときに張出部を外方側に張り出し、
不要なときにタンク内に退入する。ここで、タンク内に
収納された穀粒量が大なるときに張出姿勢から退入姿勢
に切り換えると、穀粒を無理に押し込む状態になり、出
退駆動手段などに過大な負荷がかかって損傷を与える虞
がある。そこで、従来では、例えば特開平3‐2928
13号公報に示されるように、タンク内の穀粒量が、満
杯レベルに近いレベルに設定された上限設定量を越えて
いるか否かを検出する上限検出手段(リミットスイッ
チ)が設けられ、手動操作手段からの退入指令が与えら
れると、上限検出手段にて穀粒量が上限設定量を越えて
いないことを検出していれば張出部の退入作動を実行す
るようになっており、退入作動中に上限検出手段にて穀
粒量が上限設定量を越えたことを検出すると、警報を発
生するとともに、退入作動を停止させるように構成した
ものがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来構成は、タン
ク内に前記上限設定量を越えるような多量の穀粒が存在
している状態で張出部の退入作動を継続すると、出退駆
動手段に過大が負荷がかかることから、そのような状態
を回避させるようにしたものである。しかし、上記従来
構成においても下記のような不利な点があり、改善の余
地があった。つまり、前記張出部は、出退駆動手段によ
り下端側の揺動支点周りで揺動操作されることにより、
張出姿勢と退入姿勢とに切り換えられる構成であること
から、上記したように多量の穀粒が存在していなくて
も、張出部の揺動作動範囲内に穀粒が存在していれば、
例えば、張出部の横側壁とタンクの横側壁との間に穀粒
が噛み込まれて出退操作が阻害されてしまうことがあ
り、その結果、張出部の姿勢切り換え構成の耐久性が低
下したり、穀粒を損傷したりする等のおそれがある。そ
こで、このような不利を回避するために、退入指令が与
えられても前記出退駆動手段の作動を禁止する条件とし
ての前記設定量を、穀粒量が上記したような不利を招く
ことのないような低いレベルに設定することが考えられ
るが、このようにすると、タンク内の穀粒量が少ないに
もかかわらず、退入指令が与えられても張出部が退入作
動しないことから、張出部が張出姿勢から退入姿勢に切
り換わっていないことを作業者が知らずに作業を継続し
て、張出部に障害物が接触するような事態を招くおそれ
がある。本考案の目的は、張出部の切り換え構成の耐久
性を向上させるとともに、穀粒が損傷する等のおそれを
回避できるものでありながら、退入指令にもかかわらず
退入作動が行われずに、作業者が誤って張出姿勢のまま
で作業を継続する等の不都合を回避させることができる
ようにする点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本考案によるコンバインの特徴構成は、前記設定量
が、前記張出部における揺動支点位置付近のレベルに対
応する穀粒量になるように設定され、且つ、前記穀粒量
検出手段にて穀粒量が前記設定量以上であると検出され
ているときに、前記退入指令が与えられるに伴って警報
を発生する警報手段が設けられている点にある。
【0005】
【作用】作業者が、張出部を張出姿勢から退入姿勢に切
り換えるべく手動操作手段を操作すると、穀粒量が設定
量未満の場合には、出退駆動手段が作動して退入姿勢に
切り換えられる。そして、前記設定量が、前記張出部に
おける揺動支点位置付近のレベルに対応する穀粒量にな
るように設定されていることから、穀粒量が設定量未満
の場合には、タンク内における張出部の揺動作動範囲内
に穀粒が存在していないことになり、退入作動が実行さ
れるときには、穀粒量が少ないので出退駆動手段に対し
て過大な負荷がかかることはなく、しかも、退入作動に
伴って張出部とタンクとの間に穀粒が噛み込まれる等の
不都合がない。一方、張出部を張出姿勢から退入姿勢に
切り換えるべく手動操作手段を操作したときに、穀粒量
が設定量以上の場合には、出退駆動手段の作動が禁止さ
れ、警報手段が警報を発生するので、作業者は退入指令
にかかわらず退入作動が実行されないことを認識するこ
とができる。
【0006】
【考案の効果】従って、出退駆動手段に過大な負荷がか
かることだけでなく、退入作動に伴って張出部とタンク
との間に穀粒が噛み込まれる等によって、張出部の姿勢
切り換え構成の耐久性が低下したり、穀粒を損傷したり
する等の不利を回避できるとともに、張出部が張出姿勢
から退入姿勢に切り換わっていないことを作業者が知ら
ずに作業を継続して、張出部に障害物が接触するような
事態を招くおそれを回避できるものとなった。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図5に示すように、コンバインは、左右一対のク
ローラ走行装置1を備えた機体Vの前部に刈取部2が設
けられ、その刈取部2の後方側に、操縦部3、刈取部2
にて刈り取られた穀稈を脱穀して穀粒を選別回収する脱
穀装置4、及び、その脱穀装置4から供給される穀粒を
収納するタンク5が搭載されている。そして、タンク5
に貯溜された穀粒を機外に排出するためのオーガ6が、
タンク5の後部側において旋回自在で且つ昇降自在に設
けられている。
【0008】図3及び図4に示すように、タンク5の横
側部に張出部10が付設されている。張出部10の下端
は、車体前後方向の軸芯周りに揺動自在に枢支され、張
出部10を外方側に張り出す張出姿勢とタンク内に退入
する退入姿勢とに切り換えられるべく、下端側の揺動支
点周りで揺動操作自在に構成されている。張出部10に
備えられたラック11と螺合するピニオン12が、ギア
機構13を介して電動モータ14に連動連結されてい
る。つまり、電動モータ14が張出部10を張出姿勢と
退入姿勢とに切換駆動する出退駆動手段に対応する。タ
ンク5の内壁には、2個の圧力センサS1,S2が取り
付けられている。各圧力センサS1,S2はその設置位
置に穀粒が存在していればONして、穀粒がなければO
FFする構成となっている。これらの圧力センサS1,
S2が、タンク内の穀粒量を検出する穀粒量検出手段に
対応する。尚、図3に示すように、下側に位置する圧力
センサS2は、前記張出部10における揺動支点位置付
近のレベルに対応する位置になるように設置されてい
る。図中LS1,LS2は、夫々張出部10の張出限
界、退入限界を検出するリミットスイッチである。
【0009】操縦部3には、張出部10の張出姿勢と退
入姿勢とを切り換えるための手動操作手段としての切換
スイッチSW1と、上記切換動作を非常停止させるため
の停止スイッチSW2と、ランプ21と、ブザー22と
が設けられている。
【0010】次に、張出部10を張出姿勢と退入姿勢と
に切り換える制御構成について説明する。図1に示すよ
うに、マイクロコンピュータ利用の制御装置Hが設けら
れ、その制御装置Hに圧力センサS1,S2、リミット
スイッチLS1,LS2、切換スイッチSW1、停止ス
イッチSW2の夫々が接続されている。そして、制御装
置Hは、予め設定記憶された情報及び各種の入力情報に
基づいて、電動モータ14を作動させて、張出部10の
出退制御を行うように構成されている。つまり、制御装
置Hを利用して制御手段100が構成されているのであ
る。
【0011】張出部10の出退制御について説明を加え
ると、基本的には、切換スイッチSW1からの退入指令
に伴って退入姿勢に、張出指令に伴って張出姿勢に夫々
切換駆動される。但し、圧力センサS1,S2のいずれ
かがOFFでないとき、言い換えると、タンク5内の穀
粒量が、下側の圧力センサS2が設置される位置、つま
り、張出部10における揺動支点位置付近のレベルに対
応する穀粒量以上であるときに、退入姿勢が与えられる
と、電動モータ14の作動を禁止すると共に、ランプ2
1と、ブザー22を作動させて警報を発生する。即ち、
ランプ21と、ブザー22が警報手段に対応する。
【0012】次に図2に示すフローチャートに基づい
て、制御装置Hの動作について説明する。フラグについ
て説明すると、穀粒フラグF1は、圧力センサS1、S
2がいずれもOFFのときにセットされ、監視タイマー
が終了するとリセットされる。一方、停止フラグF2
は、停止スイッチSW2がON操作されたときにセット
され、切換スイッチSW1が操作されたときにリセット
される。先ず、停止フラグF2をチェックして、0であ
れば切換スイッチSW1の状態が退入側か張出側かチェ
ックする。切換スイッチSW1が張出側であれば、リミ
ットスイッチLS1がONするか監視タイマーが終了す
るまで張出作動を行う。一方、切換スイッチSW1が退
入側であれば、同様にリミットスイッチLS2がONす
るか監視タイマーが終了するまで退入作動を行うことに
なるが、この作動は、穀粒フラグF1が1のときだけ行
う。穀粒フラグF1が0のときは、圧力センサS1,S
2をチェックする。そして、圧力センサS1,S2のい
ずれかがONのときは、警報を出力する。尚、張出作動
または退入作動中において、停止スイッチSW2がON
すれば、張出作動または退入作動を停止する。上記の停
止フラグF2をチェックしたときに、1であれば電動モ
ータ14の作動を禁止する。上記の動作を所定時間毎に
繰り返す。
【0013】〔別実施例〕 上記実施例では、穀粒量検出手段を2個の圧力センサS
1、S2で構成していたが、圧力センサの数は、1個で
ももっと多数でもよい。又、圧力センサの代わりに光電
センサを用いてもよい。
【0014】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にする為に符号を記すが、該記入により本
考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御構成のブロック図
【図2】制御作動のフローチャート
【図3】タンクの要部正面図
【図4】タンクの要部平面図
【図5】コンバインの概略側面図
【符号の説明】
4 脱穀装置 5 タンク 10 張出部 14 出退駆動手段 21,22 警報手段 100 制御手段 S1,S2 穀粒量検出手段 SW1 手動操作手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01F 12/46 A01F 12/60

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀装置(4)から供給される穀粒を収
    納するタンク(5)と、そのタンク(5)に付設され
    て、外方側に張り出す張出姿勢とタンク内に退入する退
    入姿勢とにわたって下端側の揺動支点周りで揺動操作自
    在な張出部(10)と、その張出部(10)を前記張出
    姿勢と前記退入姿勢とに切換駆動する出退駆動手段(1
    4)と、手動操作手段(SW1)からの退入指令に伴っ
    て前記出退駆動手段(14)を作動させる制御手段(1
    00)と、前記タンク内の穀粒量を検出する穀粒量検出
    手段(S1),(S2)とが設けられ、 前記制御手段(100)が、前記穀粒量検出手段(S
    1),(S2)の情報に基づいて穀粒量が設定量以上の
    場合には、前記退入指令が与えられても前記出退駆動手
    段(14)の作動を禁止するように構成されているコン
    バインであって、前記設定量が、前記張出部(10)における揺動支点位
    置付近のレベルに対応する穀粒量になるように設定さ
    れ、 且つ、 前記穀粒量検出手段(S1),(S2)にて穀粒
    量が前記設定量以上であると検出されているときに、前
    記退入指令が与えられるに伴って警報を発生する警報手
    段(21),(22)が設けられているコンバイン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03292813A (ja) * 1990-04-12 1991-12-24 Kubota Corp コンバイン

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