JP2762620B2 - 自動スポイラー装置 - Google Patents

自動スポイラー装置

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JP2762620B2
JP2762620B2 JP27649689A JP27649689A JP2762620B2 JP 2762620 B2 JP2762620 B2 JP 2762620B2 JP 27649689 A JP27649689 A JP 27649689A JP 27649689 A JP27649689 A JP 27649689A JP 2762620 B2 JP2762620 B2 JP 2762620B2
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栄 中澤
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、自動スポイラー装置に関するものである。
(ロ)従来の技術 自動スポイラー装置は、走行中に車体に作用する揚力
を減少させるための装置である。ただし、常にスポイラ
ーを車体から突出させておくと空気抵抗が増大するた
め、スポイラーの機能を必要としない低車速領域ではス
ポイラーを格納しておき、所定車速以上となった場合に
自動的にスポイラーを突出させるように構成されている
(特開昭62−173380号公報参照)。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来の自動スポイラー装置には、車両
の積載荷重にかかわらずスポイラーを突出した状態とす
る車速が一定とされていたため、スポイラーの効果が有
効に発揮されない場合があるという問題点がある。すな
わち、スポイラーを必要とする車速領域は積載荷重が大
きいほど低車速側となる。しかし、最大積載荷重におい
てもスポイラーの効果が得られるように低車速からスポ
イラーを突出させると、積載荷重が小さい場合には不必
要に空気抵抗を増大させる結果となる。逆にスポイラー
を突出させる車速を積載荷重小側に設定すると、積載荷
重大側ではスポイラーが必要であるにもかかわらずこれ
が突出していない運転条件が発生する。本発明はこのよ
うな課題を解決することを目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、積載荷重に応じてスポイラーを突出させる
車速を変えることにより、上記課題を解決する。すなわ
ち、本発明による自動スポイラー装置は、スポイラー
(20)を突出した状態と収納した状態とに車速(12)に
より切り換えるアクチュエータ(18)を備えた自動スポ
イラー装置(14)において、車両の積載荷重を検出する
積載荷重検出装置(10)と、検出した積載荷重が大きい
ほどスポイラーを突出した状態にする車速を低車速側へ
変える制御装置(16)とを備えた。なお、かっこ内の符
号は後述の実施例に対応する部材を示す。
(ホ)作用 車輌の積載荷重が大きいほどスポイラーを作動状態と
させる車速を低車速側へ変える。従って、積載荷重が小
さい場合も大きい場合もスポイラーが必要な車速となっ
た場合にスポイラーが作動状態とされ、スポイラーの効
果を有効に発揮させることができ、また不必要に空気抵
抗を増大させることを防止することができる。
(ヘ)実施例 第1図に本発明の実施例をブロック図として示す。積
載荷重検出装置10及び車速検出装置12からの信号が自動
スポイラー装置14の制御装置16に入力されている。積載
荷重検出装置10は車両の積載荷重を検出する装置であ
り、スタビライザ(図示せず)の回転によって車高を検
出する車高センサー及びこれからの信号を積載荷重に変
換する変換器から構成されている。車速検出装置12は車
両の走行速度を検出する装置である。制御装置16は積載
荷重検出装置10及び車速検出装置12からの信号に基づい
て、後述のような動作によりアクチュエータ18の作動を
制御する信号を出力する。第4図にアクチュエータ18及
びスポイラー20を示す。アクチュエータ18はモータ22を
備えており、これによりフロントバンパー24の下部に配
置されたスポイラー20を駆動する。アクチュエータ18の
作動に応じてスポイラー20が格納位置と突出位置との間
を移動する。スポイラー20は、格納位置ではフロントバ
ンパー24内に格納された状態となり、揚力低減機能を発
生しない状態となり、一方、突出位置では揚力低減機能
を発揮する状態となる。
CPUなどから成る公知のマイクロコンピュータによっ
て構成される制御装置16は第2図に示すような制御フロ
ーに従ってアクチュエータ18を作動させる信号を出力す
る。すなわち、実際の車両の積載荷重Wが所定値W1(こ
のW1の値は最大積載荷重の半分の値が設定されている)
よりも大きいかどうかを判断し(ステップ102)、WがW
1よりも大きい場合には現在の実際の車速Vが所定値V1
よりも大きいかどうかを判断する(同104)。VがV1
下の場合にはスポイラー20を格納位置とする(同11
0)。一方、VがV1よりも大きい場合にはスポイラー20
を突出位置とする(同108)。一方、ステップ102でWが
W1以下の場合には、現在の実際の車速Vが所定値V2より
も大きいかどうかを判断する(同106)。なお、V2はV1
よりも大きい値である。VがV2以下の場合にはスポイラ
ー20を格納位置とし(同110)、VがV2より大きい場合
にはスポイラー20を突出位置とする(同112)。
結局、上記制御により、第3図に示すように積載荷重
がW1よりも小さい領域では車速V2以上でスポイラー20が
突出位置となり、一方積載荷重がW1より大きい領域では
車速V1以上の領域でスポイラー20が突出位置となる(な
お、厳密には車速V1及びV2にはハンチング防止のために
小さいヒステリシスが与えてあり、スポイラー20を突出
させる場合の車速がスポイラー20を格納する場合の車速
よりもわずかに高くなっている)。この第3図に示す特
性により、積載荷重が小さい場合には車速V2までスポイ
ラー20を突出させず、空気抵抗が増大することを防止し
ている。一方、積載荷重が大きい領域では車速V1からス
ポイラー20を突出させ、これによる揚力減少機能を発揮
させる。これにより、積載荷重に応じて適切な車速でス
ポイラー20を作用させることができ、不必要に空気抵抗
を増大させることなくスポイラー20の揚力低減機能を有
効に発揮させることができる。
なお、この実施例では積載荷重がW1よりも大きいかど
うかにより2段階に車速を区分したが、これは3段階以
上とすることもでき、また荷重の増大に応じてスポイラ
ーを作用させる車速を連続的に低減させていくこともで
きる。
(ト)発明の効果 以上説明してきたように、本発明によると、スポイラ
ーを突出した状態と収納した状態とに車速により切り換
えるアクチュエータを備えた自動スポイラー装置におい
て、車両の積載荷重を検出する積載荷重検出装置と、検
出した積載荷重が大きいほどスポイラーを突出した状態
にする車速を低車速側へ変える制御装置とを備えたの
で、積載荷重に応じて適切な車速でスポイラーを作動さ
せることができ、不必要に空気抵抗を増大させることな
くスポイラーの揚力低減機能を有効に発揮させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すブロック図、第2図は制
御フローを示す図、第3図はスポイラーの作動領域を示
す図、第4図はスポイラーの配置を示す斜視図である。 10……積載荷重検出装置、12……車速検出装置、16……
制御装置、18……アクチュエータ、20……スポイラー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スポイラーを突出した状態と収納した状態
    とに車速により切り換えるアクチュエータを備えた自動
    スポイラー装置において、車両の積載荷重を検出する積
    載荷重検出装置と、検出した積載荷重が大きいほどスポ
    イラーを突出した状態にする車速を低車速側へ変える制
    御装置とを備えたことを特徴とする自動スポイラー装
    置。
JP27649689A 1989-10-24 1989-10-24 自動スポイラー装置 Expired - Lifetime JP2762620B2 (ja)

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JPH03136980A JPH03136980A (ja) 1991-06-11
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DE10308758A1 (de) * 2003-02-28 2004-09-16 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag Verfahren zur Steuerung von Front- und/oder Heckspoilern

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JPH03136980A (ja) 1991-06-11

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