JP2571796B2 - 画像通信装置 - Google Patents

画像通信装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は画像通信装置、特に受信画像情報を解析する
機能を有する画像通信装置に関するものである。
[従来の技術] 従来より、画像情報を電話線などの通信回線を介して
送受信するファクシミリ方式が知られている。従来のフ
ァクシミリ装置では、CCDラインセンサなどにより読み
取られた2値化画情報を送受信し、感熱プリンタ、イン
クジェットプリンタなどにより記録装置によりビットイ
メージで記録する方法が用いられている。
[発明が解決しようとする問題点] 従来のファクシミリ伝送方式では、送受信される画像
を認識して制御を変更する技術は用いられていない。た
とえば、送信原稿に「緊急」などの文字を書き込んでお
いても、ファクシミリ装置はこれを認識せず、したがっ
て受信側操作者がこの「緊急」などの文字を視認しなけ
れば、その緊急原稿は迅速に処理されない。
したがって、従来では緊急な原稿画像を送信する場合
には、迅速な処理を促すためファクシミリ送信とは別に
電話連絡などを行なわなければならなかった。
[問題点を解決するための手段] 以上の問題を解決するために、本発明においては、 複数ページの画像を受信する受信手段と、 前記受信手段で受信した各ページの画像を解析し、特
定の画像パターンを検出する検出手段と、 前記検出手段が前記特定の画像パターンを検出したこ
とに応じて、オペレータへ前記特定の画像パターンを含
む画像の受信を報知する報知手段と、 前記報知手段の報知動作を停止させる停止手段と、 前記停止手段による報知動作の停止後、前記検出手段
で前記特定の画像パターンが再度検出されても、前記報
知手段に前記特定の画像パターンの検出に応じた前記報
知を行なわせないよう制御する制御手段とを有する構成
を採用した。
[作用] 以上の構成によれば、送信側で特定画像パターンを含
ませておくと、この特定画像パターンを含んだ画像を受
信したことがオペレータに報知され、また、この報知の
停止後は、画像パターンを再度検出した場合は、この報
知が行なわれないように制御される。
[実施例] 以下、図面に示す実施例に基づき、本発明を詳細に説
明する。
第1実施例 第1図に本発明の第1の実施例として、ファクシミリ
装置の構成を示す。第1図において符号2は電話網をデ
ータ通信などに使用するため、その回線の端末に接続し
て電話交換用の接続制御を行なったり、データ通信路へ
の切換を行なう、あるいはループの保持を行なうNCUで
ある。信号線2aは電話回線である。
NCU2は、信号線34aの信号を入力し、この信号レベル
が「0」であれば電話回線を電話機側、すなわち信号線
2aを信号線2bに接続する。また、信号線34aの信号を入
力し、この信号レベルが「1」であれば、電話回線をフ
ァクシミリ装置側、すなわち信号線2aを信号線2cに接続
する。通常の状態では、電話回線は電話機側に接続され
ている。信号線2bには回線制御または通話用の電話機4
が接続されている。
信号線2cには、送信系の信号と受信系の信号を分離す
るハイブリッド回路6が接続されている。このハイブリ
ッド回路6により、信号線16aから入力される送信信号
は、信号線2c、NCU2を介して電話回線に送出される。ま
た、相手側から送られてきた信号はNCU2、信号線2cを介
して信号線6aに出力される。
次にハイブリッド回路6に接続される送信系の回路に
つき説明する。まず、符号8で示されるものは読取回路
であり、送信信号より主走査方向1ライン分の画信号を
順次読み取り、白、黒の2値を表す信号列を生成する。
読取回路8はCCD(電荷結合素子)などの撮像素子と光
学系および原稿搬送系などにより構成される。2値化さ
れた信号列は、信号線8aを介して符号化回路10に出力さ
れる。
符号化回路10は信号線8aに出力されるデータを入力
し、MH(モディファイド・ハフマン)符号化あるいはMR
(モディファイド・リード)符号化したデータを信号線
10aを介して変調器12に出力する。
変調器12は公知のCCITT勧告V27ter(差動位相変調)
あるいはV29(直交変調)に基づいた変調を行なう。変
調器12は信号線10aの信号を入力して変調動作を行な
い、変調データを信号線12aを介して加算回路16に出力
する。
加算回路16には手順信号の変調を行なうもう1つの変
調器14が接続されている。変調器14は公知のCCITT勧告V
21に基づいた変調を行なう。変調器14は信号線34bを介
して制御回路34から入力された手順信号を変調し、変調
データを信号線14aを介して加算回路16に出力する。
加算器16は信号線12a、14aの信号を入力し、加算した
結果を信号線16aを介してハイブリッド回路6に出力す
る。
次に受信系につき説明する。
ハイブリッド回路6が出力する受信信号は信号線6aを
介して復調器18および20に入力される。
復調器18は公知のCCITT勧告V21に基づいた復調を行な
う。復調器18は信号線6aの信号を入力してV21復調を行
ない、復調データを信号線18aを介して制御回路34に出
力する。
復調器20は公知のCCITT勧告V27ter(差分位相変調)
あるいはV29(直交変調)に基づいた復調を行なう。復
調器20は信号線6aの信号を入力して復調を行ない、復調
データを信号線20aを介して復合化回路22に出力する。
復号化回路22は信号線20aに出力されている復調デー
タを入力してMH(モディファイド・ハフマン)復号化あ
るいはMR(モディファイド・リード)復号化する復号さ
れたデータは信号線22aを介して記録回路24に出力され
る。また、復号化回路22は1ラインのデコードが終了す
るごとに信号線22bにパルスを発生する。このパルスは
ラインバッファ28および制御回路34に入力される。
記録回路24は信号線22aに出力されている復号されビ
ットイメージ化された画像信号を入力し、順次1ライン
ごとに記録を行なう記録回路である。記録回路24は感熱
プリンタなどの記録機構により構成される。
本実施例では、送信された画情報から特定の文字パタ
ーンを検出し、検出結果に基づき所定の動作を行なう。
ここでは画情報中から検出される文字パターンの例とし
て画像情報の迅速な処理を必要とすることを示す「緊
急」なる文字パターンを考える。
この文字パターンは原稿中に手書きなどにより書き込
まれた文字であってもよいが、文字認識を容易にするた
め、本実施例では文字パターンは送信側でCGROM(キャ
ラクタジェネレータROM)などを用いて原稿画像中に挿
入されるものとする。
送信画情報に上記文字パターンを挿入する場合には、
所定のスイッチ操作などに基づき文字パターン発生回路
26の出力を送信画情報中に挿入することも考えられる。
符号26は上記の検出すべき「緊急」という文字のドッ
トパターンを発生するCGROMなどからなる文字パターン
発生回路である。この文字パターン発生回路26が発生す
る「緊急」の2文字の文字パターンはファインモードで
は、縦方向(すなわち副走査方向)24ビット、横方向
(すなわち主走査方向)48ビットのドットパターンであ
る。
また、文字パターン発生回路26は、標準モードでは、
縦方向(副走査方向)12ビット、横方向(主走査方向)
48ビットのドットパターンを発生する。
上記の画質モードに応じたドットパターンの切換は信
号線34cに介して制御回路34により制御される。すなわ
ち、文字パターン発生回路26は、信号線34cに信号レベ
ル「0」の信号が出力されている、すなわち標準モード
の時には信号線26aには48ビット×12ビットのドットパ
ターンを発生する。また、信号線34cに信号レベル
「1」の信号が出力されている、すなわちファインモー
ドの時には信号線26aには48ビット×24ビットのドット
パターンを出力する。
文字パターン発生回路26により発生された基準の文字
パターンは、比較回路29により1ライン分づつ受信画像
と比較され、これにより受信画情報中から所定の文字パ
ターンが検出される。
受信画像は前記記録回路に入力されるほかラインバッ
ファ28にも入力される。ラインバッファ28は最新の24ラ
イン(ファイモードの時)あるいは最新の12ライン(標
準モードの時)を生データで格納する。ラインバッファ
28は、画像モードを指定する信号線34cに信号レベル
「0」の信号が出力される標準モード時には12ライン、
信号線34cに信号レベル「1」の信号が出力されるファ
インモード時には24ラインを生データで格納する。
また、ラインバッファ28は、信号線34fにパルスが発
生するとメモリバッファをクリアする。ラインバッファ
28は信号線22bにパルスが発生する、すなわち1ライン
のデコードが終了するごとに信号線22aを入力し、1ラ
イン分の新しいデータを格納し、最も古い格納ラインデ
ータを捨てていく。
そして、最新の24ラインあるいは最新の12ラインのデ
ータを格納しておく。また、信号線34dに出力されてい
るビット数から主走査方向に48ビット、そして副走査方
向は現在格納しているライン数分の情報を信号線28aに
出力する。例えば、ファインモードの場合で信号線34d
に「11」が出力されている時には、信号線28aには現在
格納されている24ライン分のデータの主走査方向の11ビ
ット目から58ビット目のデータが出力される。
比較回路29は標準モードの時48ビット×12ビット、フ
ァインモードの時48ビット×24ビットのデータをそれぞ
れ信号線26a、28aから入力し、同一のビットパターンの
場合に信号線29aにパルスを発生する。
本実施例では、比較回路29が「緊急」の文字パターン
を検出した場合、制御回路34は疑似ベル音発生回路30に
より緊急情報の受信を知らせる疑似ベル音を発生する。
このベル音は、確実に操作者に受信画像を処理させるた
め、ストップボタン32を操作者が押下するか、所定時間
が経過するまで連続して鳴動させる。
疑似ベル音発生回路30は信号線34eにパルスが発生し
た時に緊急情報である疑似音を発生させる。疑似ベル音
発生回路30は、疑似音を発生開始してから2分経過後、
あるいは信号線32aにパルスが発生した時に疑似音の発
生を止める。
ストップボタン32は押下されると信号線32aにパルス
を発生する。
制御回路34はマイクロプロセッサなどから構成され、
ROM34rに格納されて後述のプログラムに従って装置全体
を制御する。
次に本実施例における文字パターン検出処理の概要に
つき説明する。
前記のように、本実施例においては、送信機側から送
られてくる「緊急」という文字の大きさ、すなわちドッ
トパターンは同じであると仮定する。ここで、例えば
「緊急」という文字はそれぞれ24×24のドットパターン
で構成され、主走査方向に48ビット、副走査方向に24ビ
ット(ファインモードの場合;標準モードの場合は副走
査方向に12ビット)のドットパターンで構成される。
「緊急」ドットパターン発生回路26からは、標準モード
では48ビット×12ビット、ファインモードでは48ビット
×24ビットの情報が出力される。そして、受信情報は24
ライン格納可能なラインバッファ28に復号された生デー
タで格納し、順次最新の24ライン(標準モードでは12ラ
イン)のデータが格納される構成とする。
ファインモードでは、最新の24ラインのデータがライ
ンバッファ28に格納されると、「緊急」ドットパターン
発生回路26の48ビット×24ビットのデータと同じパター
ンが受信情報にあるかどうかをチェックしていき、同じ
パターンがあった場合に「緊急」という文字を検出した
と判断する。同じパターンがない場合には、次の1ライ
ンのデータのデコード終了後24ライン分のラインバッフ
ァを順次繰り上げ、最新の24ラインの情報をラインバッ
ファに格納する。そして再び「緊急」ドットパターン発
生回路の48ビット×24ビットのデータと同じパターンが
受信情報にあるかどうかをチェックしていき、これを最
後のラインまで繰り返す。
また、標準モードの時は12ライン分を格納する。この
場合、「緊急」ドットパターン発生回路からは偶数のラ
インの情報のみが出力されて、48ビット×12ビットとな
る。
「緊急」という文字を検出すると、それ以降、例えば
2分間、緊急情報を受信したという疑似音を疑似ベル音
発生回路30により発生する。この疑似音は、ストップボ
タン32を押下することによって停止できる。
次に、以上の全体構成における動作を第2図を参照し
て説明する。なお第2図は第1図の制御回路34の制御手
順を示している。
装置の電源が投入されると、制御回路34はまず第2図
のステップS42において、信号線34aに信号レベル「0」
の信号を出力してNCU2のCMLリレーをオフとし、電話回
線2aを電話機2bに接続する。
次にステップS44において、1通信においては緊急情
報受信疑似音を1回しか発生しないように制御するため
のエマージェンスフラグに「0」をセットする。このフ
ラグは制御回路34に接続されたRAMなどの領域を用いて
構成される。
ステップS46においては、信号線34fにパルスを発生
し、ラインバッファ28をクリアする。
ステップS48においては、現在ラインバッファに格納
されているラインデータの主走査方向の何ビット目から
48ビット分、「緊急」というドットパターンがないかを
チェックする時に使用するカウンタに1をセットする。
カウンタは不図示のハードウエア素子、あるいはRAMの
一部などを用いて構成される。
ステップS50においては、ファクシミリ受信が行なわ
れたどうかが判断される。ファクシミリ受信が選択され
るとステップS54に進み、ファクシミリ受信が選択され
ていない場合はステップS52に進む。この処理は手動受
信処理が操作パネルの所定スイッチなどにより指定され
たか、または自動受信処理が設定されている場合には回
線から呼出があったかどうかなどを判定することにより
行なう。
ステップS52ではその他の処理、たとえば、送信動
作、読取回路8で読み取った原稿画像を記録回路24で記
録するコピー動作、あるいは通信レポート出力処理など
を行なう。
ステップS54においては、受信処理を行なうため信号
線34aに信号レベル「1」の信号を出力し、NCU2のCMLリ
レーをオンとして電話回線2aをハイブリッド回路6、す
なわちファクシミリ装置側に接続する。
ステップS56では公知のファクシミリ通信前手順を行
なう。通信前手順ではその後に行なわれる画像通信の画
質モードが決定される。通信前手順において標準モード
での通信が選択された時には信号線34cに信号レベル
「0」の信号を出力し、ファインモードでの通信が選択
された時には信号線34cに信号レベル「1」の信号を出
力する。
ステップS58は公知の手順により相手局から原稿画像
を受信する。
ステップS60においては、制御回路34は復号化回路22
による1ラインの復号化が終了したかどうかを判定す
る。すなわち信号線22bにパルスが発生したかどうかを
判断する。1ラインのデコードが終了、すなわち信号線
22bにパルスが発生した場合はステップS62に進み、1ラ
インのデコードが終了していない、すなわち信号線22b
にパルスが発生していない時にはステップS58に進む。
ステップS62においては、制御回路34は信号線34dにス
テップS48で初期化された文字パターン検出用のカウン
タの値を出力させ、内部のレジスタなどに取り込む。
ステップS64においては、カウンタの値に47を加えた
値が1ラインのビット数以上になったか、すなわち1ラ
インのチェックが終了したかどうかが判定される。ステ
ップS64が肯定された場合には、ステップS76に進み、否
定された場合にはステップS66に進む。
ステップS66においては、カウンタの値を1つインク
リメント(増加)させる。
一方、ステップS68においては「緊急」という文字の
ドットパターンを検出したか、すなわち信号線29aにパ
ルスが発生したかどうかを判定する。文字パターンの検
出処理は前述のように文字パターン発生回路26、ライン
バッファ28および比較回路29により行なわれる。
「緊急」という文字のドットパターンを検出した、す
なわち信号線29aにパルスが発生すると、ステップS70に
進む。「緊急」という文字のドットパターンを検出して
いない、すなわち信号線29aにパルスが発生していない
とステップS62に戻る。
ステップS70においては、エマージェンスフラグが
「0」であるか、すなわち緊急情報受信疑似音を今回の
通信でまだ発生していないかどうかが判断される。エマ
ージェンスフラグが「0」、すなわち緊急情報受信疑似
音を今回の通信でまだ発生していない時にはステップS7
2に進む。また、エマージェンスフラグが「0」でな
い、すなわち緊急情報疑似音を今回の通信ですでに発生
している時にはステップS62に戻る。
ステップS72においては、信号線34eにパルスを発生
し、疑似ベル音発生回路30に緊急情報疑似音の発生を指
示する。このベル音はストップボタン32により、あるい
は2分のタイマーの計時により停止される。
ステップS74においては、緊急情報疑似音を今回の通
信ですでに発生したので、エマージェンスフラグに
「1」をセットし、ステップS62に戻る。
ステップS76においては、カウンタに「1」をセット
する。
ステップS78においては、1ページの画信号の受信が
終了したかどうかを判定する。1ページの画信号の受信
が終了するとステップS80に進み、1ページの画信号の
受信が終了していないとステップS58に進む。
ステップS80においては最終ページであるか否かが判
断される。最終ページである場合にはステップS82に進
み、最終ページでない場合にはステップS84に進む。
ステップS82では後手順を行ない、受信処理を全て終
了してステップS42に戻る。
一方、続くページを受信する場合にはステップS84に
おいて中間手順を行なう。ここでは、通信モードの設定
が再度行なわれる。すなわち、通信中のスイッチ操作な
どにより標準モードでの通信が選択された時には信号線
34cに信号レベル「0」の信号を出力し、ファインモー
ドでの通信が選択された時には信号線34cに信号レベル
「1」の信号を出力する。続いて、ステップS86で信号
線34fにパルスを発生し、ラインバッファ28をクリア
し、ステップS58に戻る。
以上のような構成によれば、「緊急」なる文字を送信
側で送信画像に含ませておくことにより、受信側でこの
文字パターンを検出し、疑似ベル音により操作者の迅速
な処理を促すことができる。
受信側装置に疑似ベル音を発生させる情報は「緊急」
なる文字であり、これはファクシミリ装置のみが認識し
得る情報ではなく、受信後も操作者あるいは受取人がこ
れを視認して適切な処理を行なうことができる。この点
で、本実施例はファクシミリ装置のみが認識し得る情報
を送受信して緊急を知らせるベルを鳴らすような方式に
比べ優れている。
また、本実施例では、上記の文字パターン検出時に鳴
らす疑似ベル音を操作者がストップボタンを操作するま
で鳴らし続けるため、操作者に確実に緊急情報の受信を
知らせることができる。従って従来のように緊急情報の
伝達を知らせるため電話連絡を行なうなどの必要がな
い。また、ストップボタンの操作がなくても疑似ベル音
は所定時間以上鳴らすことがないので、夜間などの運用
でも無意味な騒音の発生の問題はほとんど生じない。こ
の夜間の騒音の問題を完全に回避するには、内蔵のタイ
マなどを利用し、文字パターン検出による疑似ベル音発
生を禁止することが考えられる。
以上では、「緊急」なる文字パターンを検出し、疑似
ベル音を鳴動させる例を示したが、検出されるパターン
は「緊急」以外の文字、あるいは記号、その他の画像パ
ターンでもよく、また検出時に行なう動作は疑似ベル音
鳴動に限定されず、種々の所定処理であってよい。
たとえば、従来より、ファクシミリ通信では、メモリ
受信などにより所定の受け取り人のみが記録出力を見る
ことができるようにしたいわゆる親展通信方式が知られ
ている。この方式では上記のような文字パターン検出に
基づく処理を行なえる。
親展方式では、親展受信が行なわれると「親展受信が
ありました。何月何日何時何分までお預かりします」の
どの所定文字列から構成される画像メッセージがファク
シミリ通信網から送られてくる。従来では、オペレータ
はこの受信画像を見て親展受信した情報があることを認
識し、親展受信した情報の出力を行なう。
しかし、ここで上記の文字列によるメッセージを受信
した場合、この文字列の一部ないし全部を検出するよう
にし、文字列を検出した場合にはファクシミリ装置の表
示部にファクシミリ通信網を利用した親展受信が行なわ
れた旨の表示を行ない、画像記録を省略するようにして
もよい。
これにより、記録紙を有効利用できる。また、オペレ
ータはファクシミリ装置の表示部を見るだけで、親展通
信などが行なわれたことを認識できる。
特定の文字パターンは、検出処理を容易にするため、
特定のドットパターンを有する数文字程度の例を示した
が、充分高速かつ安価な文字認識ないし文章認識が行な
える場合には、手書きの文字を検出する、あるいは所定
の意味をもつ文章の画像パターンを検出した場合に所定
処理を行なうことも考えられる。
[発明の効果] 本発明によれば、複数のページの受信画像の各ページ
の画像を解析して、特定の画像パターンを検出したこと
に応じて、特定の画像パターンを含む画像の受信を報知
し、報知の停止後は、特定の画像パターンを再度検出し
ても、特定の画像パターンの検出に応じた報知を行なわ
ない構成を採用しており、特定画像パターンを含む画像
を受信したことを報知できるとともに、例えば、報知に
気づいたオペレータが報知動作を停止させた後、再度特
定パターンが検出されたときに、報知内容を既に認識し
ているオペレータに再度同じ報知が行なわれしまう無駄
を防止できる、という優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を採用したファクシリミ装置のブロック
図、第2図は第1図の制御回路の制御手順のフローチャ
ート図である。 2……NCU、6……ハイブリッド回路 8……読取回路、10……符号化回路 12、14……変調器 18、20……変調器、16……加算回路 22……復号化回路、24……記録回路 26……文字パターン発生回路 28……ラインバッファ、29……比較回路 30……疑似ベル音発生回路 32……ストップボタン 34……制御回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数ページの画像を受信する受信手段と、 前記受信手段で受信した各ページの画像を解析し、特定
    の画像パターンを検出する検出手段と、 前記検出手段が前記特定の画像パターンを検出したこと
    に応じて、オペレータへ前記特定の画像パターンを含む
    画像の受信を報知する報知手段と、 前記報知手段の報知動作を停止させる停止手段と、 前記停止手段による報知動作の停止後、前記検出手段で
    前記特定の画像パターンが再度検出されても、前記報知
    手段に前記特定の画像パターンの検出に応じた前記報知
    を行なわせないよう制御する制御手段とを有することを
    特徴とする画像通信装置。
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JP2008271243A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Murata Mach Ltd インターネットファクシミリ装置

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