JP2571786Y2 - アイロン装置 - Google Patents

アイロン装置

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JP2571786Y2
JP2571786Y2 JP1993060607U JP6060793U JP2571786Y2 JP 2571786 Y2 JP2571786 Y2 JP 2571786Y2 JP 1993060607 U JP1993060607 U JP 1993060607U JP 6060793 U JP6060793 U JP 6060793U JP 2571786 Y2 JP2571786 Y2 JP 2571786Y2
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boiler
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heat
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滋 金澤
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Naomoto Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は業務用のアイロン装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ドレン排水式アイロンを有す
るこの種のアイロン装置に於て、排水方法は、アイロン
側の排水バルブを絞って、蒸気と共にアイロン内部のド
レンを排水する方法があった。また、他の排水方法は、
スチームトラップを排水ラインに設ける方法である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のいずれの方法で
も、熱エネルギロスが大きいという欠点があった。ま
た、縫製メーカーやクリーニング店等に於て、蒸気発生
及びその時の騒音発生の問題もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、そこで、ド
ン排水式アイロンと、該アイロンへ蒸気を供給するボイ
ラー缶体とを、備え、該アイロンの排水路に密封状に放
熱タンク又は放熱パイプから成る放熱部を設け、さら
に、該放熱部と上記ボイラー缶体とを還水路及び逆止弁
にて連通連結した。
【0005】また、放熱部の液面位置をボイラー缶体の
液面位置よりも、所定量だけ高位置に設定した。また、
エアー抜き弁を還水路に付設した。
【0006】
【作用】アイロンから出るドレン排水は、密封状態で回
収されて再加熱されるため、ドレン排水の有する熱エネ
ルギのロスが生じなくなる。かつ、外部へ蒸気が放出さ
れないので、業務用設置場所の作業環境が悪化しない。
【0007】また、放熱部に於て、アイロンからのドレ
ン排水が貯蔵され、さらに、ボイラー缶体内の液面が所
定位置よりも下がると、還水路及び逆止弁を介して、放
熱部からボイラー缶体へ還流する。
【0008】そして、放熱部の液面位置がボイラー缶体
の液面位置よりも、所定量だけ高位置であれば、(ボイ
ラー缶体の液面が低下すると)その水頭差によって、逆
止弁が開いて、ボイラー缶体へ放熱部から、水が送られ
る。
【0009】また、エアー抜き弁によって、排水路、放
熱部、還水路内のエアーを抜いて、エアーロックを防止
する。即ち、還水路と、ボイラー缶体との間に圧力差を
生じさせることができる。
【0010】
【実施例】以下、図示の実施例に基づき本考案を説明す
る。
【0011】図1は本考案に係るアイロン装置の全体の
概略構成回路図であって、Aは、スチームのみ又は電気
併用式のドレン排水式アイロンを示し、1はこのアイロ
ンAへ給蒸用ホース等の給蒸路2にて蒸気を供給するボ
イラー缶体である。
【0012】このボイラー缶体1には、安全弁3、圧力
計4、圧力スイッチ5、及びエアー抜き弁6が付設され
る。上記給蒸路2には給蒸弁7が介装されて、蒸気の供
給・停止の開閉を行う。
【0013】そして、アイロンAにはドレン排水ホース
等の排水路8に、密封状に放熱タンク又は放熱パイプか
ら成る放熱部9図1では放熱タンクの場合を例示して
いるを設ける。
【0014】この放熱部9とボイラー缶体1とを、還水
路10及び逆止弁11にて連通連結する。なお、ボイラ
ー缶体1と逆止弁11との間の低位置に缶体排水弁12
を付設する。
【0015】ところで、放熱部9の液面位置Lを、ボ
イラー缶体1の液面位置Lよりも、所定量(所定水頭
差)Hだけ高位置に設定する。かつ、還水路10に、エ
アー抜き弁13を付設して、排水路8、放熱部9、還水
路10内のエアーを抜くことができるように構成する。
【0016】図1及び上述の記述から明らかなように、
密封式ドレン排水回収再加熱回路Bを、本考案のアイロ
ン装置は備えている。
【0017】なお、14は水タンク、15は給水ポンプ
であって、給水配管16にてボイラー缶体1へ給水(補
給)する。
【0018】そして、上記ボイラー缶体1には、例えば
119.6℃(ゲージ圧で1気圧の場合)乃至142.
9℃(ゲージ圧で3気圧の場合)等の湯が貯蔵されると
共に、アイロンAに於て、一般に1気圧〜3気圧(ゲー
ジ圧)の蒸気が用いられる。
【0019】ボイラー点火して、ボイラー缶体1内の圧
力が設定圧力に到達後、エアー抜き弁6及びエアー抜き
弁13を開いて、密閉ラインを形成するところの前記回
路Bのエアーを除去する。なお、このエアー抜きを十分
に行わない場合には、還水路10とボイラー缶体1の圧
力が相等しくなって、エアーロックによりアイロンAの
ドレン排水ができなくなる。かつ、上記エアー抜きが不
十分だと、放熱部9に於て、アイロンAからのドレン
(蒸気)の体積が減少しない。
【0020】上記エアーを除去(エアー抜き)すると、
先ずボイラー缶体1内の蒸気が給蒸路2を通ってアイロ
ンAへ入り、次に、排水路8から放熱タンク等の放熱部
9に入ってくる。ここで、蒸気の一部は熱を奪われ、凝
縮するため、放熱部9内の圧力とするが、ボイ
ラー缶体1内の圧力とするよりも、僅かに低く
なる。つまり、各々の圧力P,P及び液面差の量H
を水頭で示したとすれば、次式が成立する。
【0021】 P=P+H
【0022】そのため、蒸気はボイラー缶体1からアイ
ロンA及び排水路8を通って、放熱部9へ流れる。この
ようにして放熱部9内の液面位置Lが上昇して、水頭
差Hが増加してゆく。
【0023】しかし、しだいに増加した水頭差Hが、あ
るレベルまで達すると、その圧力差によって逆止弁11
が開となって、ドレン水は(還水路10を通って)ボイ
ラー缶体1へ還流する。
【0024】このように、ボイラー缶体1,給蒸路2、
アイロンA、排水路8、放熱部9、還水路10等から成
る密封式ドレン排水回収再加熱回路Bによって、ドレン
を100%回収するので、省エネに大きく貢献できるこ
ととなる。また、蒸気を外部へ放出することに伴う騒音
と蒸気による作業環境悪化を防止できる。
【0025】
【考案の効果】本考案は上述のように構成され次のよう
な著大な効果を奏する。
【0026】(請求項1によれば、)アイロンAから
のドレンは100%回収してくり返し使用され、省エネ
に貢献できるのみならず、縫製工場やクリーニング店等
の作業環境の改善(蒸気を出さずかつ騒音も出ない)に
も貢献できる。
【0027】(請求項1によれば、)回路としては、
放熱部9、逆止弁11等を付加すれば良く、比較的簡素
な構造で済む。
【0028】(請求項2によれば、)所定量Hの水頭
差により、自動的に、放熱部9からのドレン水は逆止弁
11を開いてボイラー缶体1へ還流すると共に、ボイラ
ー缶体1からの蒸気は、アイロンAを通って排水路8か
ら放熱部9へと流れる。
【0029】(請求項3によれば、)エアー抜き弁1
3を設けることにより、エアーロックを防止でき、前項
の蒸気と水の流れが確実に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 ボイラー缶体 8 排水路 9 放熱部 10 還水路 11 逆止弁 13 エアー抜き弁 A アイロン B 密封式ドレン排水回収再加熱回路 L1 液面位置 L9 液面位置

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドレン排水式アイロンAと、該アイロン
    Aへ蒸気を供給するボイラー缶体1とを、備え、該アイ
    ロンAの排水路8に密封状に放熱タンク又は放熱パイプ
    から成る放熱部9を設け、さらに、該放熱部9と上記ボ
    イラー缶体1とを還水路10及び逆止弁11にて連通連
    結したアイロン装置。
  2. 【請求項2】 放熱部9の液面位置L をボイラー缶体
    1の液面位置L よりも、所定量Hだけ高位置に設定し
    た請求項1記載のアイロン装置。
  3. 【請求項3】 エアー抜き弁13を上記還水路10に付
    した請求項1又は2記載のアイロン装置。
JP1993060607U 1993-10-15 1993-10-15 アイロン装置 Expired - Lifetime JP2571786Y2 (ja)

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JP1993060607U JP2571786Y2 (ja) 1993-10-15 1993-10-15 アイロン装置

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JPH0724299U JPH0724299U (ja) 1995-05-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6015784Y2 (ja) * 1978-08-26 1985-05-17 株式会社クボタ 振動式心土破砕機
JPS6031798A (ja) * 1983-08-03 1985-02-18 田村 清志 蒸気温水還元方法

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JPH0724299U (ja) 1995-05-09

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